鈴木俊哉
鈴木 俊哉 | |
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生誕 | 1961年??月??日 |
出身地 | 日本 愛知県西尾市 |
学歴 | スヴェーリンク音楽院 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | リコーダー奏者 |
担当楽器 | リコーダー |
公式サイト | 公式HP |
鈴木 俊哉(すずき としや、1961年 - )は、日本のリコーダー奏者。愛知県西尾市出身[1]。
経歴
[編集]少年期に叔父からリコーダーの手ほどきを受け、1977年に全日本リコーダーコンクールの高校の部で優秀賞[2]。花岡和生に師事した後、1982年にアムステルダムのスヴェーリンク音楽院 (Sweelinck Conservatorium)(現在のアムステルダム音楽院)に留学し、ワルター・ファン・ハウヴェ (Walter van Hauwe) に師事[2][3]。1991年にソリストディプロマを得て音楽院を修了[2]。
その後もアムステルダムに拠点を置きながら、ダルムシュタット夏季現代音楽講習会、国際現代音楽協会「世界音楽の日々」など欧米で各地のコンクールや音楽祭に参加するなど演奏活動を続け、日本でも1992年にリサイタル・デビューを果たし、秋吉台国際20世紀音楽セミナー&フェスティバル、武生国際音楽祭などに参加した[2][3]。また、委嘱作品など、中村斉[4]、野村誠[5][6]、伊藤弘之[7]、徳永崇[8][9]、大村久美子[10]といった作曲家たちの作品を初演する活動に継続して取り組んでいる。2001年からは笙奏者の宮田まゆみとの共演を軸に、他の楽器も交えた演奏にも取り組んでいる[3][11][12]。
1998年に秩父ミューズパーク音楽堂で行なったリサイタルの演奏を収めたCD『鈴木俊哉リコーダーリサイタル』(2001年、MusicScape)は、『レコード芸術』、『stereo』、『朝日新聞』で高く評価された[13][14][15]。
2002年にはダルムシュタット夏季現代音楽講習会で講師を務めた[3]。2003年からは、拠点を日本に移している[2]。
音楽学者の伊東信宏は、鈴木について「リコーダー音楽において、他の誰もとって代わることのできない境位にあることは確かだ」と評している[11]。
鈴木は、2006年に、松平頼暁、野坂惠子とともに、第24回中島健蔵音楽賞を受賞した[2]。
出典・脚注
[編集]- ^ “プロと一緒にリコーダーを 受講者を募集”. 朝日新聞(名古屋・夕刊): p. 7. (2003年8月22日) - 聞蔵IIビジュアルで閲覧
- ^ a b c d e f “子どもたちと鈴木俊哉がつくるリコーダーの未来「風と遊ぶ」”. アサヒ・アート・フェスティバル. 2012年6月17日閲覧。
- ^ a b c d “鈴木俊哉 現代リコーダーで世界屈指の超絶技巧奏者”. プロ アルテ ムジケ. 2012年6月17日閲覧。
- ^ “現代芸術の夕べ「13日の金曜夜のコンサート」プログラム”. 日本財団図書館. 2012年6月17日閲覧。
- ^ “野村誠年表”. 野村誠. 2012年6月17日閲覧。
- ^ “意欲作で新領域開拓 04年回顧、東海の舞台”. 朝日新聞(名古屋・夕刊): p. 5. (2004年12月22日) - 聞蔵IIビジュアルで閲覧
- ^ “現代芸術の夕べ「13日の金曜夜のコンサート」プログラム 曲目解説”. 日本財団図書館. 2012年6月17日閲覧。
- ^ “作曲家・徳永崇のオフィシャルページにようこそ”. 徳永崇 (2012年1月11日). 2012年6月17日閲覧。
- ^ “鈴木俊哉リコーダーリサイタル「新しい古楽器」”. プロ アルテ ムジケ. 2012年6月17日閲覧。
- ^ “古楽器使った演奏会を企画 21日、名古屋”. 朝日新聞(名古屋・夕刊): p. 4. (2005年5月13日) - 聞蔵IIビジュアルで閲覧
- ^ a b 伊東信宏 (2001年12月14日). “鈴木俊哉リコーダーリサイタル 技巧申し分ないが難しい相性”. 朝日新聞(夕刊): p. 15 - 聞蔵IIビジュアルで閲覧
- ^ “宮田まゆみ&鈴木俊哉/笙&リコーダー デュオ”. 津田ホール. 2012年6月17日閲覧。
- ^ “鈴木俊哉リコーダーリサイタル”. MusicScape. 2012年6月17日閲覧。
- ^ “Toshiya Suzuki - review”. 鈴木俊哉. 2012年6月17日閲覧。
- ^ 白石美雪 (2001年12月14日). “クラシック試聴室”. 朝日新聞(夕刊): p. 15 - 聞蔵IIビジュアルで閲覧
外部リンク
[編集]- Toshiya Suzuki - ウェイバックマシン(2006年5月12日アーカイブ分) - 公式サイト