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鈴木宏昭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鈴木 宏昭(すずき ひろあき[1]1958年 - 2023年3月8日[2])は、日本の認知科学者。特に、思考・学習における創発過程の研究[3]。日本の認知科学研究の第一世代を牽引した[2]青山学院大学教育人間科学部教育学科教授博士(教育学)東京大学)。

鈴木 宏昭
(すずき ひろあき)
人物情報
生誕 1958年(65 - 66歳)
日本の旗 日本宮城県仙台市
国籍 日本の旗 日本
出身校 中央大学文学部
学問
研究分野 認知科学
実験心理学
教育工学
教育心理学
知能情報学
研究機関 青山学院大学
学位 博士(教育学) (東京大学)
学会 日本教育心理学会
日本認知科学会
人工知能学会
日本心理学会
日本教育工学会
主な受賞歴 日本認知科学会分科会賞
人工知能学会全国大会ベストプレゼンテーション賞
全国IT活用教育方法研究発表会最優秀賞
科学研究費審査員表彰
日本認知科学会フェロー
公式サイト
本人によるサイト
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経歴

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1958年、宮城県仙台市生まれ[4]1974年4月、静岡県立静岡高等学校入学[4][注釈 1]1977年3月、富山県立富山中部高等学校卒業[4]1981年中央大学文学部[4]哲学科教育学専攻心理学専修卒業。東京大学大学院教育学研究科へ進学[2]佐伯胖の指導を受ける[2]1988年3月、東京大学大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員を経て、1989年東京工業大学大学院総合理工学研究科助手[2]1993年、青山学院大学文学部専任講師[2]1996年、同助教授、2002年、同教授[2]2009年、同大学教育人間学部教授[2]日本認知科学会人工知能学会日本心理学会Cognitive Science Society各会員。日本認知科学会では2013年から2年間、会長を務めた[2]

2023年3月8日逝去[2]。2023年6月24日、東京大学大学院情報学環・福武ホールの福武ラーニングシアターで追悼シンポジウム「認知科学のこれまでとこれから」が開催された[5][6]

主な著書

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単著

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  • 『私たちはどう学んでいるのか: 創発から見る認知の変化』 筑摩書房 2022.6
  • 『認知バイアス 心に潜むふしぎな働き』 講談社 2020.10
  • 『類似と思考 改訂版』 筑摩書房 2020.3
  • 『教養としての認知科学』 東京大学出版会 2016.1
  • 『学びあいが生みだす書く力―大学におけるレポートライティング教育の試み』 丸善プラネット 2009

編著

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  • 『心と社会』 鈴木宏昭 編 東京大学出版会 2022.9
  • 『プロジェクション・サイエンス : 心と身体を世界につなぐ第三世代の認知科学』 鈴木宏昭 編著 ; 田中彰吾 [ほか] 著 近代科学社 2020.9
  • 『五感を探るオノマトペ : 「ふわふわ」と「もふもふ」の違いは数値化できる』 坂本真樹 著 ; 鈴木宏昭 コーディネーター 共立出版 2019.6
  • 『ベクションとは何だ!?』 妹尾武治, 鈴木宏昭 著 共立出版 2017.5

脚注

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  1. ^ 鈴木 宏昭 - Webcat Plus”. webcatplus.nii.ac.jp. 2024年3月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j 川合伸幸、嶋田 総太郎、宮崎美智子「追悼 鈴木 宏昭 氏 (1958–2023)」『認知科学』第30巻第2号、日本認知科学会、2023年、123頁、doi:10.11225/cs.2023.013 
  3. ^ 鈴木宏昭”. 日本認知科学会. 2024年1月13日閲覧。
  4. ^ a b c d facebook 鈴木宏昭 自己紹介
  5. ^ suzukilab_staff (2023年5月24日). “【お知らせ】追悼シンポジウム開催(2023/6/24)”. 鈴木 宏昭. 2023年8月21日閲覧。
  6. ^ suzukilab_staff (2023年6月30日). “追悼シンポジウム「認知科学のこれまでとこれから」開催”. 鈴木 宏昭. 2023年8月21日閲覧。

注釈

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  1. ^ 創発と相互作用のために 鈴木宏昭 教育心理学会2009に参加に「昨日から教育心理学会で静岡に来ている.この町は小学校6年生から高校1年生まで暮らした」との記述が見られる

外部リンク

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