関根光才
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関根 光才(せきね こうさい、1976年 - )は、日本の映像ディレクター。
人物
[編集]文化横断的なストーリーテリングや実験的な映像表現などを中心とした演出をしており、広告映像・ミュージックビデオ・映画・インスタレーションアートなどの作品を制作。
広告映像制作会社勤務時代に、初監督作品である短編映画「RIGHT PLACE」を発表。同作品が海外の映画賞を多数受賞したことでデビューを果たす。その後、Young Directors Award グランプリを受賞したことで日本人の広告映像ディレクターとして国際的に認知され、活動の幅を海外に拡げる。Cannes Lions(カンヌ国際広告祭) でのグランプリやD&AD でのブラックペンシル 、ONE SHOW やNew York Festival での金賞受賞など、特に国際的なクリエイティブアワードで多数の受賞を果たし、審査員も務める。
2018年には長編映画初監督作品「生きてるだけで、愛。」(原作:本谷有希子)が公開され、新藤兼人賞 銀賞を受賞。また同年、ドキュメンタリー長編映画初監督作品「太陽の塔」も公開され、映画監督としても活動している。
広告映像、商業映画の他にも、インディペンデントに短編映画やアートフィルム、ドキュメンタリー作品などを発表しており、社会的アート制作集団 NOddIN(ノディン)にも所属している。
主な作品
[編集]コマーシャル
[編集]- SONY global CM
- SUNTORY Maker's Mark
- Apple Music
- ハーゲンダッツ
- TOYOTA Hybrid Harrier「Message from H.H.」シリーズ
- HONDA Sound of Honda - Internavi「Ayrton Senna 1989」
- Nike Japan FREE RUN +「Nike Music Shoe」
- LifeCard ショートフィルム「Here, my Life」
- Adidas Originals UK「Split Up Service」
- 資生堂 HAKUシリーズ
- FUJI XEROX 企業広告シリーズ
ミュージックビデオ
[編集]- Young Juvenile Youth「Animation」
- The fin.「NIGHT TIME」
- Mr.Children「足音〜Be Strong」
- 奥田民生「風は西から」
- AKB48「恋するフォーチュンクッキー」
- 安室奈美恵「NAKED」
- Jemapur「Maledict Car」
長編映画
[編集]- 太陽の塔(2018年)
- 生きてるだけで、愛。(2018年)
- かくしごと(2024年6月7日)[1]
- フロントライン (2025年6月公開予定)
短編映画
[編集]- BUNGO〜ささやかな欲望〜 「鮨」(岡本かの子原作 出演:橋本愛、リリー・フランキー、市川実日子)KADOKAWA
- ドキュメンタリー短編映画「IVAN IVAN」(NOddIN)
- ドキュメンタリー短編映画「8.14,2330 ー最後の空襲、熊谷ー」(NOddIN)
- ドキュメンタリー短編映画「INVISIBLE」(NOddIN)
- 短編映画「TOWER OF ANGER」(NOddIN)
- 短編映画「Nighthawks in Bangkok」
- 短編映画「RIGHT PLACE」
- グランドシネマサンシャイン開業記念IMAXショートフィルム「TRANSPHERE」[2]
- 仕立て屋のサーカス「Cut The Fish」
- Amazon Music - Music 4 Cinema「彼女が夢から覚めるまで」(出演:菅原小春、森山未來)
- 国連UNHCR協会 詩の朗読フィルム「リスト:彼らが手にしていたもの」[3]
インスタレーションアート
[編集]- 「Synchronized Drops」(Space Shower TV)
- 「怒りに対する考察」(NOddIN)
- 「Panta Rhei」(Glassloft 10)
- 「Sea, See, She - まだ見ぬ君へ」(evala / See by Your Ears)
主な受賞
[編集]- カンヌ国際広告祭 ヤングディレクターズアワード・グランプリ
- カンヌ国際広告祭 Cannes Lions Titanium・グランプリ
- D&AD Awards ブラックペンシル
- ニューヨークフェスティバル 金賞
- ニューヨーク国際短編映画祭 最優秀外国語映画賞(RIGHT PLACE)
- ONE SHOW 金賞
- 第23回新藤兼人賞 銀賞
- 第13回KINOTAYO現代日本映画祭審査委員賞『生きてるだけで、愛。』[4]
- 文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門大賞(Ayrton Senna 1989)
- 文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞(Sea, See, She - まだ見ぬ君へ)
- CICLOPE Asia グランプリ(TRANSPHERE)
脚注
[編集]- ^ "杏主演×関根光才監督『かくしごと』6月7日公開へ 羊文学による主題歌入り予告編も". Real Sound映画部. blueprint. 7 February 2024. 2024年2月7日閲覧。
- ^ “浅野忠信、Charaの長男・佐藤緋美映像作品初主演、グランドシネマサンシャインで開業記念上映”. スポーツ報知. (2019年7月17日) 2019年7月31日閲覧。
- ^ “2022世界難民の日PROJECT”. 2022 世界難民の日パートナーズ. 2024年6月15日閲覧。
- ^ KINOTAYO現代日本映画祭. “受賞者・作品アーカイブ”. 2024年10月2日閲覧。