阿部秀司 (映画プロデューサー)
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阿部 秀司(あべ しゅうじ、1949年8月7日[1] - 2023年12月11日)は、日本の映画プロデューサー。阿部秀司事務所代表。東京都出身。
元CMディレクター、クリエイティブディレクター、コピーライター。
経歴
[編集]広告代理店・第一企画(現:ADKホールディングス)から独立後、企画制作プロダクションROBOTを設立。
岩井俊二の映画デビュー作品『Love Letter』『Undo』『PiCNiC』の制作をきっかけに映画プロデュースを開始。他にも、本広克行、森淳一、羽住英一郎、小泉徳宏、山崎貴らの映画デビュー作を世に送り出している。
フジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日など民放キー局との連携を武器に圧倒的なプロモーション活動を展開、『ALWAYS 三丁目の夕日』三部作などの大ヒット作を送り出している。
2005年、日本映画テレビプロデューサー協会選出のエランドール賞を受賞。
2010年3月、ROBOTを退職、創業者・顧問に就任。
2010年7月、株式会社阿部秀司事務所を設立。
2015年、『STAND BY ME ドラえもん』の製作において伊藤善章・梅澤道彦とともに、第34回藤本賞を受賞[2]。
2023年12月11日に死去した。74歳没。訃報は、同月21日に東宝により発表された[3]。
2024年、第47回日本アカデミー賞会長特別賞を贈賞された[4]。
映画
[編集]- FLOWERS -フラワーズ-
- BALLAD 名もなき恋のうた
- 重力ピエロ
- おっぱいバレー
- ホノカアボーイ
- K-20 怪人二十面相・伝 - エグゼクティブ・プロデューサー
- 少林少女
- Sweet Rain 死神の精度
- ガチ☆ボーイ
- ALWAYS 続・三丁目の夕日 - エグゼクティブ・プロデューサー
- UDON
- ALWAYS 三丁目の夕日 - エグゼクティブ・プロデューサー
- LIMIT OF LOVE 海猿
- 銀色のシーズン
- タイヨウのうた
- 交渉人 真下正義
- 容疑者 室井慎次
- 海猿
- ジュブナイル
- リターナー
- サトラレ
- スペーストラベラーズ
- パラサイト・イヴ
- PiCNiC
- undo
- RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語(2010年)
- RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(2011年)
- ワイルド7(2011年)
- ALWAYS 三丁目の夕日'64(2012年) - エグゼクティブ・プロデューサー
- 永遠の0(2013年)
- 海賊とよばれた男(2016年)
- DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年)
- 嘘を愛する女(2018年)
- かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発(2018年) - エグゼクティブ・プロデューサー
- アルキメデスの大戦(2019年)
- ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年)
- ルパン三世 THE FIRST(2019年) - エグゼクティブ・プロデューサー
- ゴジラ-1.0(2023年)- 製作総指揮
関連項目
[編集]- 亀山千広(フジテレビ)
- 奥田誠治(日本テレビ)
- 本広克行(元ROBOT所属の映画監督・現Production I.G所属)
- 羽住英一郎(ROBOT所属の映画監督)
- 小泉徳宏(ROBOT所属の映画監督)
- 山崎貴(白組所属の映画監督)
注釈
[編集]- ^ 阿部秀司事務所・プロフィールより
- ^ “第34回藤本賞に「STAND BY ME ドラえもん」製作陣、続編製作に意欲”. 映画.com (2015年6月4日). 2015年6月5日閲覧。
- ^ “映画プロデューサーの阿部秀司さんが死去 74歳 ROBOT創業者で多くの作品の製作に携わる”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年12月21日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “「第47回日本アカデミー賞」坂本龍一さん、阿部秀司さんに会長特別賞を贈賞”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年1月16日). 2024年1月16日閲覧。
参考文献
[編集]- 阿部秀司『じゃ、やってみれば: “感動という商品”を創り続ける男の言葉36』日本実業出版社、2012年1月。ISBN 978-4-534-04910-0。