陳豫鐘
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陳 豫鍾(ちん よしょう、1762年 - 1806年)は、中国清朝中期の篆刻家・書家・画家である。西泠後四家に加えられる。
略伝
[編集]詩・書・画・篆刻に巧みであった。金石文字に精通していたので大篆・小篆ともに古来の書法に則っている。篆刻は丁敬を宗とし、その師法を忠実に守った。印款は緻密な細字を用いて秀でた。当時、陳鴻寿と「二陳」と称揚された。
著書
[編集]- 『明画姓氏韻編』
- 『求是斎集』
- 『求是斎印譜』
出典
[編集]- 沙孟海 『篆刻の歴史と発展』中野遵・北川博邦共訳 東京堂出版、昭和63年、ISBN 4490201443。
- 銭君匋・葉潞淵『篆刻の歴史と鑑賞』高畑常信訳 秋山書店<秋山叢書>、昭和57年。