雑色駅
雑色駅 | |
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ぞうしき Zōshiki | |
◄KK11 京急蒲田 (1.4 km) (1.2 km) 六郷土手 KK19► | |
所在地 | 東京都大田区仲六郷二丁目42-1 |
駅番号 | KK18 |
所属事業者 | 京浜急行電鉄(京急) |
所属路線 | ■本線 |
キロ程 | 9.4 km(品川起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[京急 1]27,889人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1901年(明治34年)2月1日 |
雑色駅(ぞうしきえき)は、東京都大田区仲六郷二丁目にある、京浜急行電鉄(京急)本線の駅である。駅番号はKK18。
歴史
[編集]駅名は、開業当時の地名である雑色村に依る。「雑色」は鎌倉時代に宮中の雑役を務めた地名だが、明治末期に六郷村に編入され、地名は駅名のみに残る[1][2]。
- 1901年(明治34年)2月1日 - 京浜電気鉄道の駅として六郷橋駅 - 大森駅開通と同時に開業する。
- 1923年(大正12年)4月1日 - 駅を道路上の停留所から新設軌道上へ移転する。
- 1979年(昭和54年)7月 - ホーム有効長を4両編成対応から6両編成対応に延長するとともに、構内踏切を廃止して地下道とする。
- 2000年(平成12年)12月 - 東京都の事業による京急蒲田駅付近連続立体交差事業に着手する[3]。
- 2010年(平成22年)5月16日 - 上りホームを高架線へ切り替える[4][5]。
- 2012年(平成24年)10月21日 - 下りホームを高架線へ切り替える[3]。
- 2017年(平成29年)3月 - 京急蒲田駅付近連続立体交差事業が完了する[6]。
-
地上時代の駅舎(2006年5月)
-
地上時代のホーム(2007年10月)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。駅舎は下り線側にあり方面ごとに改札が分かれていたが、2015年6月27日に駅舎を若干横浜寄りに移設して改札が集約された。
連続立体交差工事前は上下線とも地上駅で、駅舎から上り線ホームへ構内踏切で、のちに地下道で連絡していた。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 本線 | 下り | 横浜・三浦海岸方面 |
2 | 上り | 羽田空港方面 / 品川方面 |
利用状況
[編集]2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は27,889人[京急 1]で、京急線全72駅中17位。普通のみが停車する京急線の駅で最も乗降人員が多い。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[8] |
1日平均 乗車人員[9] |
出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)15,030 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)15,131 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)15,321 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)15,471 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)15,414 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)15,342 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)14,808 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)14,627 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 14,786 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 14,678 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 14,526 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 14,592 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | 14,685 | [* 13] | |
2003年(平成15年) | 30,232 | 14,806 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 30,550 | 15,000 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 30,786 | 15,140 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 31,536 | 15,523 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 31,586 | 15,615 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 31,376 | 15,647 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 30,389 | 15,142 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 29,473 | 14,663 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 28,997 | 14,410 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 29,329 | 14,595 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 29,781 | 14,841 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 29,557 | 14,723 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 30,311 | 15,071 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 30,678 | 15,277 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 31,106 | 15,482 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 31,941 | 15,899 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 32,138 | 15,956 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[京急 2]24,401 | ||
2021年(令和 | 3年)[京急 3]25,458 | ||
2022年(令和 | 4年)[京急 1]27,889 |
駅周辺
[編集]この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
大田区六郷地域の拠点として、駅の東西両側に長く伸びた比較的大きな商店街を形成し、駅の東側にオーケーの大型店(サガン店[10])が在る。また、3大ハンバーガーショップであるマクドナルド・ロッテリア・モスバーガーが全て駅前に存在する珍しい地域である[11]。駅前は車通りは少なく、主に歩行者や自転車が通る道路となっており、バスやタクシー乗り場は駅前には存在しない。当駅周辺は低層の建物が多いが、少し離れた国道沿いやバス通り沿いに中・高層のマンションが並ぶ。大田区の都市計画事業で付属道路や駅前広場の整備が計画されているが[12]進行していない。
駅付近は連続立体交差事業と並行して行われる第一京浜の拡幅工事とそれに伴う用地買収の進展の影響で、第一京浜の西側と京急線の間で、用地買収された空き店舗が増加しているが営業する店舗も多く、事業認可がなされていないことから一部に暫定的に将来の道路予定地として仮設駐車場・駐輪場が設置されている。
東口
[編集]- 商店街
- 雑色商店街
- 水門通り商店街
- 公共・厚生施設
- 文教施設
- 東京都立六郷工科高等学校 - 第一屋製パン工場跡地に建設された。工場の前身は宮田工業だった。
- 東京都立城南特別支援学校
- 大田区立東六郷小学校
- 大田区立南六郷小学校 - 1985年に大田区立六郷小学校より分離・独立した。
- 大田区立南六郷中学校
- 大田区立六郷中学校
- 主な商業施設・企業
- 金融機関など
- 交通
西口
[編集]文教施設
- 大田区立六郷中学校
- 大田区立仲六郷小学校
金融機関
- 大田仲六郷郵便局
商業施設
- 雑色商店街
バス路線
[編集]最寄りのバス停は徒歩3分の雑色駅通りで、京浜急行バスの下記路線バスが乗り入れている。
- 路線の詳細は羽田営業所を参照
雑色商店街の3月最終日曜のさくらまつり、8月の最終土曜・日曜のサマーフェスティバル、6月の六郷神社例大祭、それぞれに際し、バス通りは規制されて国道15号(第一京浜)へ迂回となりバス停も移設される。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 西潟正人 著『京急電鉄-街と駅の1世紀』彩流社、2013年(平成25年)1月24日初版 ISBN 4779117186
- ^ 京急電鉄-街と駅の1世紀 西潟正人
- ^ a b 『10月21日(日)始発から京急蒲田駅など5駅の下り高架ホームを使用開始 京急蒲田駅付近の上下線が全線高架化します!』(PDF)(プレスリリース)京浜急行電鉄、2012年7月17日。オリジナルの2013年4月6日時点におけるアーカイブ 。2020年5月11日閲覧。
- ^ 『京急蒲田駅付近連続立体交差事業の進捗に伴い、上り線を高架化します 京急蒲田駅・大森町駅・梅屋敷駅・雑色駅・糀谷駅の上り高架ホームを使用開始』(プレスリリース)京浜急行電鉄、2010年3月23日。オリジナルの2011年7月4日時点におけるアーカイブ 。2022年4月3日閲覧。
- ^ 『5月16日(日)ダイヤ改正を実施します 都心への混雑緩和を目指します! 羽田空港国際化に向け、都心・横浜方面へのアクセスがますます便利に!』(プレスリリース)京浜急行電鉄、2010年5月7日。オリジナルの2013年5月18日時点におけるアーカイブ 。2020年5月11日閲覧。
- ^ 京急同趣会「京急蒲田立体今昔」『鉄道ピクトリアル』第67巻第8号(通巻935号)、電気車研究会、2017年8月10日、192 - 197頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 大田区政ファイル - 大田区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ サガン店は嘗て本社所在地だった店舗である。
- ^ 特にロッテリアとモスバーガーは隣同士で隣接しており、ロッテリアはオーケー サガン店とも隣接している。
- ^ “雑色駅周辺地区”. 大田区 (2017年4月10日). 2017年10月9日閲覧。
- 京浜急行電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “駅別1日平均乗降人員” (PDF). 京浜急行電鉄. p. 1. 2024年2月4日閲覧。
- ^ “京急グループ会社要覧 2021 - 2022” (PDF). 京浜急行電鉄. p. 31. 2021年9月25日閲覧。
- ^ “京急グループ会社要覧 2022 - 2023”. 京急電鉄. 2024年9月1日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 雑色駅(各駅情報) - 京浜急行電鉄