雷桜
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『雷桜』(らいおう)は、宇江佐真理による日本の時代小説、またそれを原作とした漫画および映画作品。
概要
[編集]2000年に角川書店より発売された、遊という女性の半生を描いた時代劇小説。2010年10月時点で40万部を突破している[1]。また月刊Asuka2010年8月号から11月号まで、八咫緑作画による漫画版が連載された。
- 2000年5月発売 ISBN 978-4048732215
- 文庫版 2004年2月発売 ISBN 978-4043739011
- あすかコミックDX版 2010年10月4日発売 ISBN 978-4048545372
映画
[編集]雷桜 | |
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監督 | 廣木隆一 |
脚本 |
田中幸子 加藤正人 |
原作 | 宇江佐真理 |
出演者 |
岡田将生 蒼井優 小出恵介 柄本明 時任三郎 |
音楽 | 大橋好規 |
主題歌 | 舞花「心」 |
撮影 | 鍋島淳裕 |
編集 | 菊池純一 |
製作会社 | 「雷桜」製作委員会 |
配給 | 東宝 |
公開 | 2010年10月22日 |
上映時間 | 133分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『雷桜』(Raiou)は、日本版『ロミオとジュリエット』と題した身分違いの恋愛をテーマにした時代劇[2]。シネマコンプレックスが普及したことなどから、邦画としては異例の金曜日の2010年10月22日公開[3]。監督は『余命1ヶ月の花嫁』の廣木隆一。主演は岡田将生と蒼井優。
キャッチコピーは「女は、恋さえ知らなかった。男は、愛など信じなかった。美しくも奇妙なその桜が、二人の運命を変えた。」。
テレビ特番としてTBSなどで『映画「雷桜」から学ぶ恋愛心理学SP』(60分枠)または『映画「雷桜」特番〜究極の恋物語と言われる4つの理由〜』(30分枠)が放送された。また『サムライ・シネマキャンペーン』と題し、『十三人の刺客』『桜田門外ノ変』『武士の家計簿』『最後の忠臣蔵』と併せて、2010年公開の時代劇映画5作共同のキャンペーンも行われた[4]。
2010年10月22日から24日の初日3日間で興収8614万8460円、動員は6万8922人になり(土日2日間では興収6430万6060円、動員は5万0492人)、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第8位となった[5]。また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第5位となった。
キャスト
[編集]- 清水斉道(徳川家斉の十七男) - 岡田将生
- 雷/遊[6](瀬田村庄屋の娘) - 蒼井優
- 瀬田助次郎(遊の兄) - 小出恵介
- 榎戸角之進(清水家御用人) - 柄本明
- 田中理右衛門(遊の育ての親) - 時任三郎
- たえ(遊の母) - 宮崎美子
- 瀬田助太郎(瀬田村の庄屋、遊の兄) - 和田聰宏
- お初(助太郎の妻) - 須藤理彩
- 榊原秀之助(清水家家臣) - 若葉竜也
- 今泉鉄之助(清水家家臣) - 忍成修吾
- 鹿内六郎太(島中藩見回り役) - 村上淳
- 友蔵(瀬田村の百姓) - 高良健吾
- 茂次(瀬田村の百姓) - 柄本佑
- 高山仙之介(幕府大老) - 大杉漣
- 早坂門之助(幕府老中) - ベンガル
- 田所文之進(岩本藩間者) - 池畑慎之介
- 徳川家斉(徳川十一代将軍) - 坂東三津五郎(特別出演)
スタッフ
[編集]- 監督 - 廣木隆一
- プロデューサー - 平野隆
- アソシエイトプロデューサー - 幾野明子、石黒研三、八尾香澄
- 共同プロデューサー - 岡田有正、福島聡司
- 原作 - 宇江佐真理『雷桜』(角川書店刊)
- 脚本 - 田中幸子、加藤正人
- 撮影 - 鍋島淳裕
- 視覚効果 - 橋本満明
- 美術 - 部谷京子
- 編集 - 菊池純一
- 音楽 - 大橋好規
- 音楽プロデューサー - 桑波田景信
- 衣裳デザイン - 黒澤和子
- 照明 - 豊見山明長
- 録音 - 深田晃
- 助監督 - 宮城仙雅
- スーパーバイジングプロデューサー - 久保田修
- 沖縄県今帰仁村コーディネーター 上間宏明
- 製作委員会メンバー - TBSテレビ、電通、毎日放送、東宝、中部日本放送、IMJエンタテインメント、TCエンタテインメント、RKB毎日放送、WOWOW、TBSラジオ&コミュニケーションズ、朝日新聞社、日本出版販売、角川書店、Yahoo! JAPAN、北海道放送、東北放送、新潟放送、静岡放送、山陽放送、中国放送、エフエム東京
- 制作プロダクション - IMJエンタテインメント
- 配給 - 東宝
主題歌
[編集]- 舞花「心」(ユニバーサルミュージック)
脚注
[編集]- ^ 蒼井優、『雷桜』の巣立ちに涙ぐみ…「本当に心苦しかった…たらい回しにされているようで」 - シネマトゥデイ(ウェブ魚拓)
- ^ 蒼井優、『雷桜』の巣立ちに涙ぐみ…「本当に心苦しかった…たらい回しにされているようで」シネマトゥデイ 2010年10月22日
- ^ “岡田将生&蒼井優「雷桜」、異例の金曜日公開に”. 産経新聞. (2010年5月12日) 2010年10月7日閲覧。
- ^ 日本映画界は今、サムライブーム 配給5社が共同でキャンペーン産経新聞 2010年10月22日
- ^ 映画興行成績ランキング績goo映画 2010年10月26日
- ^ 理右衛門に誘拐され雷と名付けられた