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青山敏彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あおやま としひこ

青山 敏彦
生誕 (1936-08-05) 1936年8月5日(88歳)
日本の旗 日本三重県四日市市
出身校 日本体育大学体育学部
職業 ラジオ体操指導者
活動期間 1971年 -
団体 全国ラジオ体操連盟
著名な実績 NHK『みんなの体操』考案
肩書き 全国ラジオ体操連盟名誉会長
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青山 敏彦(あおやま としひこ、1936年8月5日[1] - )は、三重県出身のラジオ体操指導者[2]、元日本体育大学教授NHKテレビ・ラジオ体操指導者を28年間務め、全国ラジオ体操連盟理事長を経て、現在は同連盟の名誉会長を務める[3]

経歴

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三重県四日市市生まれ[4][5]

1959年日本体育大学体育学部を卒業し[6]、同大学の助手に就任[7]1960年から2年間、デンマークオレロップ国民高等体操学校デンマーク語版(現:オレロップ体育アカデミー)へ留学[3][5]1981年より日本体育大学の教授職となり[7]1991年に退職するまで32年間教職を務めた[3][5]

1971年NHKテレビ・ラジオ体操指導者に就任。1999年まで28年間務め[3][5]、同年開始のNHK『みんなの体操』検討委員会の一員として考案、発表に携わる[5]。また、日本体育大学退職後の1991年から2006年までの15年間は、国際協力機構青年海外協力隊体育・スポーツ技術顧問を務め[3][5]中南米を中心にラジオ体操普及活動に尽力した[8]

NPO法人全国ラジオ体操連盟の副理事長を務めていた2004年には、タニタが表彰を始めた第1回タニタ健康大賞を、ラジオ体操の代表者として贈呈を受けた[9]。2013年に同連盟の指導委員に、2015年に同連盟の理事長に就任[3]

齢80を超えても、全国ラジオ体操連盟の理事長として早朝から各地でラジオ体操普及の先頭に立った[10]。青山はラジオ体操について、ダイエット目的などの即効性はないものの、全身の筋肉をくまなく使うことが習慣化され[11]、準備運動として優れていると語る[12]。更に身体的な効果とは別に、地域コミュニティの再構築にも役立つ点に注目している[11]

2020年からは全国ラジオ体操連盟の名誉会長[3]。また、NHKラジオ・テレビ体操アドバイザーも務める[3]

著書

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脚注

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出典

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  1. ^ 体操再発見 / 青山 敏彦【著】」『紀伊國屋書店ウェブストア』。2024年4月24日閲覧
  2. ^ 児童らが健康づくり 千葉市若松台小でラジオ体操教室 若葉保健福祉センター」『千葉日報オンライン』2014年7月18日。2023年12月31日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 指導委員の紹介”. NPO法人全国ラジオ体操連盟. 2023年12月31日閲覧。
  4. ^ <波の詩> ラジオ体操の朝」『中日新聞Web』2022年2月20日。2023年12月31日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 「これまでの体操人生を振り返る」 〜体操の価値の変化〜 NPO 法人全国ラジオ体操連盟名誉会長 青山 敏彦 氏” (PDF). 日本体操学会. 2023年12月31日閲覧。
  6. ^ 今のラジオ体操は3代目!?意外と知らないラジオ体操/全国ラジオ体操連盟”. ガクセイ基地 (2020年8月21日). 2023年12月31日閲覧。
  7. ^ a b 大久保徹 (2021年10月29日). “みんな知ってる「ラジオ体操」の効果とは。全国ラジオ体操連盟に聞いてみた”. 健康 ×スポーツ『MELOS』. p. 2. 2023年12月31日閲覧。
  8. ^ 青山敏彦|著者”. 婦人公論.jp. 2023年12月31日閲覧。
  9. ^ 第2回タニタ健康大賞”. 糖尿病ネットワーク (2005年11月9日). 2023年12月31日閲覧。
  10. ^ 青山敏彦さん 災害時にも地域の絆守る - 日本経済新聞」『日本経済新聞』2018年8月30日。2023年12月31日閲覧。
  11. ^ a b 「第1」制定から65年 ラジオ体操 魅力再発見”. 公明党 (2016年8月15日). 2023年12月31日閲覧。
  12. ^ 中高年、運動前はストレッチ ラジオ体操も効果的”. 日経Gooday. トピックス from 日経電子版. p. 2 (2016年8月15日). 2023年12月31日閲覧。

外部リンク

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