須賀晃一
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須賀 晃一(すが こういち、1954年6月 - )は、日本の経済学者。早稲田大学政治経済学術院教授。早稲田大学政治経済学部長を経て、学校法人早稲田大学副総長。
人物
[編集]大分県中津市出身。実家は洋服屋[1][2]。1977年一橋大学経済学部卒業[3]、1982年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学[3]。指導教官は時子山和彦教授(時子山常三郎第9代早稲田大学総長の長男)[4]。その後、鈴村興太郎による助手試験に落ちたが、鈴村ゼミナールに参加し師事した[2]。
1984年亜細亜大学経済学部専任講師[5]。同助教授[3]、福岡大学経済学部助教授、同教授を経て[5]、2000年から早稲田大学政治経済学部教授[3]。
2014年早稲田大学政治経済学術院長・政治経済学部長[6]。2018年学校法人早稲田大学副総長[7]、学校法人早稲田大阪学園理事長[8]、早稲田大学出版部代表取締役社長。2019年早稲田大学大学総合研究センター所長[9]。2020年早稲田摂陵中学校・高等学校校長、大阪私立学校保健会会長[10]。
専門は厚生経済学で、社会選択理論における権利の研究、所有権制度の経済分析等の研究を行う。1998年には論文"Economic Analysis of Justice"により、一橋大学から博士(経済学)の学位を取得[3][11]。審査員は鈴村興太郎、武隈慎一、蓼沼宏一[12]。
著書
[編集]- 『経済分析入門』、1-2巻、東洋経済新報社, 1991
編著
[編集]- (鈴村興太郎・河野勝・金慧)『復興政策をめぐる《正》と《善》――震災復興の政治経済学を求めて1』(早稲田大学ブックレット<「震災後」に考える>)、早稲田大学出版部、2012
- (若田部昌澄)『再分配とデモクラシーの政治経済学』、東洋経済新報社, 2006
- (緒方隆・三浦功)『公共経済学』、勁草書房, 2006
- 『社会的選択と厚生経済学ハンドブック』、丸善, 2006
- (齋藤純一)『政治経済学の規範理論』、勁草書房, 2011
訳書
[編集]- アマルティア・セン『不平等の経済学』、東洋経済新報社, 2000
- ハル・R・ヴァリアン『入門ミクロ経済学』、勁草書房, 2007
脚注
[編集]- ^ 「著者略歴」『ミクロ経済学基礎と演習』
- ^ a b 須賀晃一先生わせいろ2020年10月17日
- ^ a b c d e 「教授 須賀晃一」早稲田大学
- ^ 「昭和57年度 学位授与・単位修得論文一覧」一橋大学
- ^ a b 須賀 晃一 すが こういち 早稲田大学・副総長 プログラム責任者早稲田大学
- ^ 学術院長、素顔のメッセージ (新学術院体制発足) 早稲田ウィークリー 2014年10月27日
- ^ 副総長、常任理事、理事および監事 学校法人早稲田大学 2018年11月9日
- ^ 平成 30年度 学園事業報告 ( 第 58 期 ) 学校法人早稲田大阪学園
- ^ ひと須賀晃一さん=「早稲田新書」を創刊した早大出版部社長毎日新聞 2021/2/9
- ^ 「大阪私立学校保健会の歩み」大阪私立学校保健会
- ^ 一橋大学 , 博士 (経済学) , 乙第190号 , 1998-01-21
- ^ 「学位授与者(須賀晃一・近見正彦・清水啓典)」一橋論叢
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