食漫
食漫 | |
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ジャンル | 料理・グルメ漫画 |
刊行頻度 | 月刊(毎月10日) |
発売国 | 日本 |
定価 | 380円(税込) |
出版社 | 日本文芸社 |
編集部名 | 漫画ゴラク「食漫」編集部 |
発行人 | 友田満 |
編集長 |
川口圭司(初代) 西島和彦(二代目) |
刊行期間 | 2009年5月11日 - 2010年12月10日 |
『食漫』(しょくまん)は、かつて日本文芸社が発行していた日本の月刊漫画雑誌。毎月10日頃に発売され、通巻20号が発行された。単行本レーベルはニチブンコミックス。
本項では、大阪書籍より発行された同名の漫画本についても記す(#食漫(大阪書籍))。
概要
[編集]2009年5月11日に『別冊漫画ゴラク』6月号増刊として創刊。
“B級グルメ”をテーマにした漫画誌[1]。オール新作書き下ろしで、連載作家にはビッグ錠、加藤唯史、土山しげる、ラズウェル細木らグルメ漫画の名手が名を連ねた。特集記事ではB級グルメやB-1グランプリを取り上げ、グラビアページで紹介。読み物企画では、なぎら健壱や久住昌之、ジャイアント白田、小久保領子らのエッセイが連載された。キャッチフレーズは「B級グルメ探求漫画誌」(1〜5号)、「激ウマ満腹グルメ漫画誌」(6〜20号)。
看板作品は『週刊漫画ゴラク』に連載されていた「食キング」の続編「極食キング」(土山しげる)。表紙絵のメインを最も多く飾った。
最終号(2011年1月号)で、連載作品のほとんどが完結することになったが、「極食キング」と「食の軍師」(泉昌之)の2作はそれぞれ『別冊漫画ゴラク』『週刊漫画ゴラク』に移籍する形で連載継続された。
掲載作品
[編集]五十音順。数字は発行月(発売月の翌月)。
- 連載作品
- 味師銀平 妖刀伝(作画:橋本孤蔵 / 原作:ビッグ錠):2010年5月 - 2011年1月
- 駅弁特急(井上いちろう):2009年6月 - 2011年1月
- 輝けシャイン食堂(いがらし惠):2010年8月 -
- かすみの一杯(ラズウェル細木):2010年7月 - 2010年10月
- 簡単!電子レンジ料理(仲居ゆかり):2009年6月 -
- 北の寿司姫 『江戸前の旬』特別編(漫画:さとう輝 / 原作:九十九森):2009年6月 - 2011年1月 ※「札幌『鮨 結城 すすきの分店』奮闘記」
- 喰道楽(ラズウェル細木):2009年6月 -
- グルメ探偵りょうじ(加藤唯史):2009年6月 - 2010年11月
- 激辛クッキング(渡瀬のぞみ):2009年11月 - 2010年7月
- 極食キング(土山しげる):2009年6月 - 2011年1月→『別冊漫画ゴラク』に移籍(2011年3月号)
- 食の軍師(泉昌之):読切(2010.01)→隔月(2010.02)→毎月(2010.08)連載→『週刊漫画ゴラク』に移籍(2011.4/22号)
- 絶品!名古屋メシ(榊こつぶ):2009年6月 - 2011年1月 ※単行本タイトル「美味しい名古屋を食べにこまい」
- 作食ってみました 〜目指せ!激ウマ男料理!!〜(江口賢一):2009年6月・7月
- つまみの酒肴(漫画:矢也晶久 / 原作:青木健生 / 料理監修:田上有香):2009年6月
- 突撃取材!グルメ食べっぱなし(むかいてっぺい): 2010年4月 - 2011年1月
- 丼なモンダイ!(吉開寛二 / 原作:花形怜):2009年7月 - 2011年1月
- 野良麺(富沢順):2009年6月 - 2011年1月 / 読切(『別冊漫画ゴラク』No.606)→連載化
- パスタの王国(中祥人):2009年6月 - 2010年3月
- ビッグ錠のうろうろグルメン(ビッグ錠):2009年6月 - 2011年1月
- ふるさとグルメ日本征腹!!(後藤ユタカ): - 2011年1月
- 文士のお取り寄せ(作画:本庄敬 / 原作:五十子肇→壬生篤):2009年12月 - 2011年1月 ※単行本タイトル「文豪の食彩」
- 「本当にあった○○の店」シリーズ(細井ちえ): - 2011年1月
- レシピエンジェル(細井ちえ):2009年6月 - 2010年10月
- レトルト革命(ブロン園田):2009年6月 -
- 読切
- 完璧!キッチリーマン(東里桐子。):2010年8月
コミックとり漫
[編集]『食漫』の関連書籍として、日本国鳥取県の食や思い出などをテーマとした『コミックとり漫』を2011年(平成23年)12月12日に発行し、同国内の書店及びコンビニエンスストアで販売された[2][3]。発行部数は1万部としている[2]。2012年(平成24年)に開催される「国際マンガサミット鳥取大会」並びに同県の地域活性化や観光振興に結びつける取り組み「まんが王国とっとり」の広報も兼ねる[2]。同県出身の漫画家等と『食漫』の執筆陣による読み切り漫画に加え、同県出身の谷口ジローの随筆も収録した[4]。
- 『コミックとり漫:まんが王国とっとり』漫画ゴラク「食漫」編集部 編、日本文芸社、東京、2011年12月。ISBN 978-4-537-12827-7。 NCID BB07756516。OCLC 813493364。全国書誌番号:22021118。
- 収録漫画作品
- 鳥取県出身漫画家等
- 「食漫」執筆漫画家
食漫(大阪書籍)
[編集]- 『食漫 vol.00 -1冊すべて食べられる!?オール読みきり漫画本-』
- 食をテーマにしたアンソロジーコミック。大阪書籍より2007年10月15日に発売。定価609円(税込)。表紙はタレントの彦摩呂の顔面アップ写真。ナンバリングされているが続刊は無い。
- 発行人:大西一義 / プロデューサー:まつだけんじ / ISBN 4754850211
掲載作品
[編集]- カレー日和(画:フカキショウコ / 話:白川晶)
- キネマ厨房(画:きりがみやび / 話:青地紀一郎)
- 土産犬(ひよこマイク)
- la vie en ROSE(画:中村翔 / 原案:原田和子)
- ミジガーキ(渇き)(画:秋月めぐる / 話:田中誠一)
- 柏屋コッコの酔いどれ人生
万漫才!!(柏屋コッコ) - ぷち・ぷらいす(画:渡瀬のぞみ / 話:北浜かぶと)
- 河童の食卓(阿部洋一)
- 少年とりとりよせよせ団(久遠真人)
- 何でも食べまっせぇ〜! 彦摩呂突撃インタビュー(前編/後編) - 非マンガ
関連項目
[編集]いずれも「食」をテーマとする料理・グルメ漫画の掲載に特化した漫画雑誌およびアンソロジーコミック。
脚注
[編集]- ^ どこを開いてもB級グルメ!別ゴ増刊「食漫」創刊 コミックナタリー 2009年5月12日
- ^ a b c 『マンガ雑誌「とり漫」を発刊!』(プレスリリース)鳥取県文化観光局観光政策課、2011年12月9日。オリジナルの2013年7月31日時点におけるアーカイブ 。2023年11月10日閲覧。
- ^ “1冊丸ごと鳥取県!コミック「とり漫」発刊”. 県政の動き. 鳥取県 (2011年12月12日). 2023年11月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “コミックとり漫”. 資料詳細. 鳥取県立図書館. 2023年11月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g sinnutarou2 (2015年12月24日). “V,A/コミックとり漫”. Sinn本館. サイバーエージェント. 2023年11月10日閲覧。