養老川
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養老川 | |
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養老川上流にある粟又の滝 | |
水系 | 二級水系 養老川 |
種別 | 二級河川 |
延長 | 73.4 km |
平均流量 |
5.58 m3/s (養老大橋 〔下流〕) |
流域面積 | 245.9 km2 |
水源 | 麻綿原高原(大多喜町) |
水源の標高 | 260 m |
河口・合流先 | 東京湾(市原市) |
流域 | 日本・千葉県 |
養老川(ようろうがわ)は、千葉県南部を流れる二級河川。養老川水系の本流である。
地理
[編集]千葉県夷隅郡大多喜町大田代の清澄山北東部に位置する麻綿原高原に源を発し、蛇行しながら北上する。途中で養老渓谷を形成し、粟又の滝(高滝)、弘文洞跡を過ぎ市原市に入り、高滝湖に注ぐ。さらに北に流れ、市原市五井南海岸と市原市五井海岸の境界から東京湾に注ぐ。
名称の由来
[編集]川の名前の「養老」の由来は、一説にひざの裏を表す古語の「膕(よほろ)」という言葉が、屈曲の多い川の様子を表したと言われている。現在の「養老」という字が当てられたのは江戸時代以降で、それ以前は「用路川」や「勇露川」という字が、さらに以前には「与保呂」が当てられていた。
歴史
[編集]- 1960年(昭和35年)8月20日 - 台風第14号による集中豪雨で堤防が決壊[1]。
- 1970年(昭和45年)11月20日 - 集中豪雨により市原市二十五里地区の二十五里橋が流失[2]。
- 2018年(平成30年) - 「養老桜とアートの小径プロジェクト(文化と芸術の里づくり)」で平成30年度手づくり郷土賞受賞。
流域の自治体
[編集]支流
[編集]- 夕木川(別名「蕪来川」。養老川との合流地点には弘文洞跡と呼ばれる川廻し隧道の崩落跡があり、養老渓谷の観光名所となっている。)
- 梅ヶ瀬川(上流付近は梅ヶ瀬渓谷と呼ばれる紅葉の名所である。)
- 古敷谷川(高滝湖に流入)
- 内田川
- 平蔵川
並行する交通
[編集]鉄道
[編集]脚注
[編集]- ^ 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、143頁。ISBN 9784816922749。
- ^ 「浸水や橋流失」『朝日新聞』1970年(昭和45年)11月20日夕刊 3面 11面