香川県広域水道企業団
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香川県広域水道企業団(かがわけんこういきすいどうきぎょうだん)は、香川県の、直島町を除く8市8町と県で構成する、水道事業及び工業用水道事業を行う一部事務組合。地方公営企業法の適用団体である。全国初の県内一水道で運営されている。
概要・沿革
[編集]同県内の水道事業は、人口減少に伴う給水収益の減少、水道施設の老朽化、近い将来に発生が予想されている巨大地震への対応、水道事業従事者の技術継承などの課題が山積している。これらの解決を図るため水道事業を統合することにより、施設の統廃合や業務の効率化、経費の削減などにより経営基盤の強化を企図された[1]。2015年5月、設立準備協議会の初会合を開催し、設立は協議会設置後3年をめどとされた[2]。2017年11月に総務大臣の設置許可を受けて発足し、翌年4月に事業開始[3]。
対象区域
[編集]- 高松市、丸亀市、坂出市、善通寺市、観音寺市、さぬき市、東かがわ市、三豊市、土庄町、小豆島町、三木町、宇多津町、綾川町、琴平町、多度津町、まんのう町を対象とする給水事業[4]
- 丸亀市、坂出市及び宇多津町の区域内を対象とする工業用水道事業[4]
事業所・施設
[編集]- 本部:高松市番町一丁目8番15号
- 高松ブロック統括センター:高松市番町一丁目8番15号
- 旧御殿水源地(高松市水道資料館)
- 浅野浄水場
- 御殿浄水場
- 川添浄水場
- 中讃ブロック統括センター:丸亀市飯山町川原1114番地1
- 西讃ブロック統括センター:観音寺市坂本町七丁目3番18号
- 東讃ブロック統括センター:さぬき市津田町津田1467-5
- 小豆ブロック統括センター:小豆郡小豆島町池田2071番地2
- 広域送水管理センター:坂出市府中町1265番地1
組織
[編集]- 企業長 - 浜田恵造 (香川県知事)
- 副企業長 - 大西秀人 (高松市長), 谷川俊博 (宇多津町長), 高木孝征
- 企業団本部
- 事務局長、事務局次長
- (事務) - 総務企画課、財務課、財産契約課
- (水道技術管理者) – 計画課、浄水課、工務課、水質管理課
- 東讃ブロック総括センター
- 小豆ブロック総括センター
- 高松ブロック総括センター
- 中讃ブロック総括センター
- 西讃ブロック総括センター
- 広域送水管理センター
- 事務局長、事務局次長
議会
[編集]議会が設置されており、議員は香川県議会議員、各市町議会議員で構成され、定員は27名[5]
- 香川県議会 6人
- 高松市議会 5人
- 丸亀市議会 2人
- 他の構成団体の議会 各1人
脚注
[編集]- ^ “香川県広域水道企業団とは”. 香川県広域水道企業団. 2022年1月8日閲覧。
- ^ “3年後めどに広域水道事業体を設立/運営要領や方針を了承/料金や費用負担など検討へ/県と6市8町の首長らが出席/香川県広域水道事業設立準備協が初会合”. 水道産業新聞社 (2015年5月18日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ “香川県広域水道企業団が発足/来年4月から事業開始へ”. 水道産業新聞社 (2017年11月6日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ a b “香川県広域水道企業団水道事業等の設置等に関する条例”. 香川県広域水道企業団. 2022年1月8日閲覧。
- ^ “香川県広域水道企業団規約”. 香川県広域水道企業団. 2022年1月8日閲覧。