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高津 (八千代市)

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高津東から転送)
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高津
高津の位置(千葉県内)
高津
高津
高津の位置
北緯35度42分57.49秒 東経140度4分32.15秒 / 北緯35.7159694度 東経140.0755972度 / 35.7159694; 140.0755972
日本の旗 日本
都道府県 千葉県
市町村 八千代市
人口
2017年(平成29年)10月31日現在)[1]
 • 合計 15,788人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
276-0035(高津団地)[2]
276-0036(その他)[3]
市外局番 047[4]
ナンバープレート 習志野
高津東
北緯35度42分55.83秒 東経140度5分36.15秒 / 北緯35.7155083度 東経140.0933750度 / 35.7155083; 140.0933750
日本の旗 日本
都道府県 千葉県
市町村 八千代市
人口
2017年(平成29年)10月31日現在)[1]
 • 合計 1,999人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
276-0037[5]

高津(たかつ)は、千葉県八千代市西部の地名である。元々の読み方は「たかづ」である。この記事では高津東(たかつひがし)についても記述する。丁が設置されているのは高津東で、1~4丁目まである。

地理

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八千代台の地理と戦後の歴史は八千代台を参照。

八千代市南西部全域を占める地名である。そのうち南部の高津新田は戦後消滅し「八千代台」という新地名になった。台地で起伏が多く、町内を高津川とその支流が流れている。また習志野駐屯地習志野演習場の八千代市側も高津に位置する。市街地としては高津団地が目立つ。

地価

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住宅地の地価は、2014年平成26年)1月1日公示地価によれば、高津字三助後390番89の地点で9万7100円/m2となっている。[6]

歴史

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この地域は遺跡が少なく、古代はあまり目立った歩みがない。ちなみに「高津」は高津村によるもので、左大臣藤原時平の娘である高津姫がこの地に移住したことが由来である。村内には、高津姫を祀る高津比咩神社が存在する。また、高津姫が大切にしていたと伝わる十一面観音菩薩像が高津観音寺に安置されていたが、江戸中期に起きた火事で消失してしまったという。

原始・古代

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高津には旧石器時代から古墳時代にかけての遺跡としては高津新山遺跡という貝塚遺跡がある。それ以外の遺跡はなく、ほとんどが奥深い樹林地であった。

中世

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この地域は中世は萱田郷(萱田神保御厨)に属していたと考えられている。中世の館としては町内に高津館が存在する。この館跡の北東に妙見社があり、千葉氏の崇拝場所であることから臼井氏・千葉氏系の領主が鎌倉時代あるいは室町時代のころから営んでいたとされる。また、この館跡の近くにある高津新山遺跡では中世の集落も見られる。また、本地は、度々合戦の舞台となったらしく、複数の人骨などが出土されている。

近世

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この地は高津村となった他、1676年(延宝4年)の検地により高津新田という村ができた。高津新田は現在の八千代台東1~6丁目、八千代台南1~3丁目、八千代台西1~4丁目と8~10丁目、八千代台北1~4丁目と8~13丁目にあたる。高津地域は三浦氏による佐倉藩の他、旗本である間宮氏の知行地となった。当時の石高は高津村が約230石、高津新田が約30石程度。高津新田は二度の新田開発により村高や反別が増えたが、下畑・下々畑・林畑といった生産性の低い土地が大半である。また幕府牧である小金牧のうちの下野牧にこの地域が相当する。間宮家代々の墓は高津観音寺にある。

近代

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市制・町制が敷かれて以降、1884年(明治17年)に周辺の村と合併し千葉郡大和田村となった。当時の人口は高津村が532人、高津新田が235人である。

関東大震災の際は、高津事件[7][8]が発生した。供養のための慰霊碑が高津観音寺に建っている。

1943年(昭和18年)の頃には高津新田の山林一帯に陸軍飛行場建設(現在も演習場内に実際に存在する)が噂された。

世帯数と人口

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2017年(平成29年)10月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

高津

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大字街区 世帯数 人口
高津 3,456世帯 8,242人
高津団地1街区 570世帯 1,052人
高津団地2街区 779世帯 1,435人
高津団地3街区 859世帯 1,676人
高津団地5街区 622世帯 1,183人
高津団地6街区 426世帯 831人
高津団地7街区 789世帯 1,369人
7,501世帯 15,788人

高津東

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丁目 世帯数 人口
高津東一丁目 125世帯 253人
高津東二丁目 107世帯 248人
高津東三丁目 249世帯 656人
高津東四丁目 335世帯 842人
816世帯 1,999人

小・中学校の学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[9]

高津

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大字・街区 番地 小学校 中学校
高津 827~856番地、858~879番地 八千代市立西高津小学校 八千代市立高津中学校
272番地、695番地3~696番地、880~934番地
992番地2~3
八千代市立高津小学校
262番地、264番地、267番地、274番地
275~281番地、282番地2、288番地~299番地1
299番地3~5・9~15・18〜20・102~105
299番地113~116・126~129、491番地3
498番地1、499~659番地、661番地~661番地1
661番地4~6、662~674番地
676番地~695番地2、698番地、739~820番地
935番地3~992番地1、992番地4〜1139番地
1147~1187番地、1303~1360番地
1367~1372番地、1377~1382番地
1387~1391番地、1392~1449番地
八千代市立東高津中学校
1140~1146番地、1188~1275番地 八千代市立大和田南小学校 八千代市立大和田中学校
258~261番地、271~271番地、273番地
1292~1302番地、1361~1366番地
1373~1376番地、1383~1386番地
1450~1804番地
八千代市立八千代中学校
1276~1291番地 八千代市立東高津中学校
1~257番地、263番地、265番地1~266番地
282番地~282番地1、282番地3~287番地
299番地2・6~8・16~17・21~50・57~101
299番地106~112・117~125・130~134
299番地137~138・149・153・189・195
299番地199~201・202〜203
300番地~491番地2、491番地4、492~496番地
497番地、498番地2~3、660番地、661番地2~3
675番地~675番地2、697番地、699~738番地
821~826番地、857番地
八千代市立南高津小学校
高津団地1街区 全域 八千代市立高津小学校 八千代市立高津中学校
高津団地2街区 全域
高津団地3街区 全域 八千代市立南高津小学校 八千代市立東高津中学校
高津団地5街区 全域 八千代市立西高津小学校 八千代市立高津中学校
高津団地6街区 全域
高津団地7街区 全域

高津東

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丁目 番地 小学校 中学校
高津東一丁目 2〜5番地 八千代市立南高津小学校 八千代市立東高津中学校
その他 八千代市立八千代台西小学校 八千代市立八千代中学校
高津東二丁目 1番地
5〜7番地
八千代市立大和田南小学校
12〜13番地 八千代市立大和田中学校
その他 八千代市立高津小学校 八千代市立東高津中学校
高津東三丁目 9〜12番地 八千代市立大和田南小学校 八千代市立大和田中学校
その他 八千代市立八千代中学校
高津東四丁目 全域

交通

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近隣地名

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施設

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高津団地などは大和田新田にまたがっている他、八千代市役所高津支所は大和田新田あったが

現在は廃止され高津団地の商店街に高津連絡所がある

文化

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伝統料理

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  • 高津の鶏めし - 醤油で煮た鶏肉をご飯とまぜるだけのシンプルな料理で、八朔や安産祈願の時に食べられていた[10]

参考文献

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  • 「八千代市の歴史 通史編 上・下」2008年3月15日、八千代市編纂委員会
  • 「史談八千代 第29号」2004年11月、八千代市郷土歴史研究会

脚注

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  1. ^ a b c 地区別世帯数・人口”. 八千代市 (2017年11月8日). 2017年12月6日閲覧。
  2. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2017年12月5日閲覧。
  3. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2017年12月5日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月5日閲覧。
  5. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2017年12月5日閲覧。
  6. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  7. ^ 日本弁護士連合会 人権擁護委員会 (2003年8月25日). “資料 関東大震災人権救済申立事件調査報告書 日弁連”. 梓澤和幸(報告書起草者). 2022年12月7日閲覧。
  8. ^ Cut and Mix通信 第2号”. 在日韓国人問題研究所(RAIK)、在日本韓国YMCA (2002年11月8日). 2022年12月7日閲覧。
  9. ^ 住所から通学区域を調べる”. 八千代市立教育委員会 (2017年11月18日). 2017年12月6日閲覧。
  10. ^ 高津のとり飯 千葉県 | うちの郷土料理:農林水産省”. www.maff.go.jp. 2024年3月19日閲覧。

[1]

  1. ^ 農林水産省”. 農林水産省. 2023年9月8日閲覧。