コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

麻木久仁子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あさぎ くにこ
麻木 久仁子
プロフィール
生年月日 1962年11月12日
現年齢 62歳
出身地 日本の旗 日本 東京都大田区[1]
血液型 A型
公称サイズ(時期不明)
身長 / 体重 159 cm / kg
事務所 パールダッシュ
モデル: テンプレート - カテゴリ

麻木 久仁子(あさぎ くにこ、1962年11月12日 - )は、日本タレント俳優キャスター司会者エッセイストコメンテーター

APF通信社代表の山路徹は前夫。

来歴・人物

[編集]

出生から学生時代まで

[編集]

1962年(昭和37年)11月12日、東京都大田区生まれ[1]東京都立国分寺高等学校へ進学[1]学習院大学に入学するも中退。学習院を選んだ理由は「オシャレで合コンの時にもウケそうだと思ったから」だった。

芸能界入り

[編集]

大学を中退後、芸能活動を開始。最初の仕事は、1983年に放映された「東京ディズニーランドの開園告知」のテレビCMだった(詳細は、オリエンタルランド - 東京ディズニーリゾートの広告展開を参照)。この時期、当時、同じ事務所に所属していた小比類巻かほると親友になる[2]。その後、モデルとしてサントリーのテレビCMに出演、1986年、NHK「シャツの店」で女優としてもデビューした[3]。麻木久仁子の芸名で超時空ロマネスク挿入歌「見つめていたい(作詞:小比類巻かほる)」B面で歌手デビューも果たす。

当初は本名で活動していたが、1986年頃「麻木久仁子」に改名。本名が地味なイメージだということと、本名の画数が不幸せや早死にの大凶の運勢だったということで改名に至り、「名前に木の字が3つも入っているので木が生い茂るように仕事などが沢山入るように」という意味も込められているという[4]。その後出演した『いい旅・日本』(TBS)が「一大転機になった」と話している[5]。1988年、オールナイトフジの司会に大抜擢されるが、ずっと黙っていたり、「コマーシャルです」などのコメントを言い損ねたりするなどして1クールで降板する。本人曰く「これで自信喪失した」と思っていたところ、直後に中京テレビヴィヴィアン』のレギュラー出演が決まる[6]。1990年代から『KOSE カウントダウン・ジャパン』『TVおじゃマンボウ』などの司会として出演[3]。2005年6月から「文藝春秋 Book倶楽部」で書評委員を務める[7]。また、『婦人公論』の「婦人公論井戸端会議」で司会を務める(2006年1月22日号より)[8]

私生活

[編集]

1970年5月に交通事故で当時5歳の弟を亡くしている。ささいなことで姉弟げんかをして仲直りできないまま亡くなってしまったことから、けんかを翌日に持ち越すのは苦手だという。[9]

1994年4月に幼馴染で、『踊る大捜査線』などの映画やドラマの音楽を手掛けた作曲家松本晃彦と結婚。同年11月25日に長女・賀奈子[10]が誕生。しかし、2005年頃から離婚に向けての話し合いを行い、2006年3月31日に「ここ数年のすれ違いが原因」で離婚。その後、APF通信社代表取締役の山路徹と再婚。しかし夫の山路が、麻木が離婚後も使用していた松本姓を名乗る形で別居のまま再婚し、2010年11月に離婚したことが、同年12月24日の本人の声明文と12月26日の山路の記者会見で公表された。麻木は24日に報道各社にFAXで声明文を送付し「婚姻関係にあったとのことについては、事実であり否定するものではありません」とした。しかし声明文でも山路の会見においても入籍した年月日は何故か明かされず、山路は後日、麻木側が公表すると述べるにとどめた。その後、12月27日に麻木の代理人弘中惇一郎弁護士が結婚時期詳細について「説明を控える」と発表しており、山路との結婚期間については判明していない[11]

麻木本人は、前述の声明文を出す前の12月22日に代理人の弘中惇一郎弁護士を伴って会見しており、山路との交際は山路と前妻の大桃美代子の離婚成立前に始まったことを明らかにしたが、「不倫には当たらない」との考えを表明した。またこの会見中に、「事実婚ですか?」との報道陣の質問に「事実婚ってなんだろうと思う」と述べたが、この時点では正式な婚姻関係にあったことを明らかにしておらず、二人の関係を終始「おつきあい」と表現していた。麻木、山路双方共家族にも婚姻関係を秘密にしていた[11]

2012年、乳癌が発見され、左右両乳房の患部摘出手術を受けた。また、この事実を公表した際、2010年暮れに軽い脳梗塞を発症していたことも告白している[12]。これらのことから、健康第一の生活を考えるようになり、薬膳の勉強をし、国際薬膳師の資格を取得した[13]

クイズ番組で共演する機会の多いタレントを集めた『クイズサミット』という名前のサークルを主宰している。メンバーで定期的に食事会を開き、メンバー同士でクイズを出題しあうのが主な活動。主なメンバーにはやくみつる八田亜矢子宮崎美子宇治原史規ロザン)、藤本淳史田畑藤本)などがいる[14]。自身がレギュラー出演していたクイズ番組のひとつ、クイズ!ヘキサゴンIIでは、番組収録前に行われる50点満点のペーパーテストで史上初の満点を取った。

趣味はステーショナリーグッズ(万年筆など)[15]

トイプードル(名前は「小徹」)を飼っていて、twitterのつぶやきに頻繁に登場している[16]

2023年4月から放送大学に選科履修生(自分の好きな講義を一科目から選択できる)として入学している[17]。前期・後期とも各4講義を選択し、全8講義とも「マルA」(最高評価)を取得した。二年目も継続することを決断し、今後の目標として「科目群履修認証制度(放送大学エキスパート)」を掲げている[18]

出演

[編集]

テレビドラマ

[編集]

映画

[編集]

テレビ

[編集]
ジャンル 作品名 作品公開などの年月日 補足
テレビ
ゲストおよび不定期出演
マジカル頭脳パワー!! 1994年 - 1998年
たけし・所のドラキュラが狙ってる 1992年 - 1995年
世界一受けたい授業
今すぐ使える豆知識 クイズ雑学王
タイムショック21 2001年 - 2002年
タイムショックSP 2002年 - 2007年
超タイムショック 芸能人最強クイズ王決定戦1・2・3・6・8-10 2008年3月27日 第1回大会 準優勝
2008年6月24日 第2回大会 準優勝
2008年9月25日 第3回大会 優勝(賞金220万円)
2009年10月9日 第6回大会 予選敗退・敗者復活戦敗退
2010年3月28日 第8回大会 準優勝
2010年9月24日 第9回大会 予選敗退・敗者復活戦敗退
2010年12月29日 第10回大会 予選敗退・敗者復活戦敗退
愛のエプロン
めちゃ×2イケてるッ! オールスター夢の激突8周年大感謝祭スペシャル!! 2004年10月9日 国立め茶の水女子大付属高校 中間テスト 第2位
徳光和夫の感動再会!"逢いたい"
クイズプレゼンバラエティー Qさま!!
(詳細は、日本漢字能力検定 - 有名人合格者及び脚注を参照)
「プレッシャーSTUDY」出演
スタイルプラス
あさイチ
テレビ
過去のレギュラー出演
オールナイトフジ 1988年
ヴィヴィアン 1989年 - 1993年 アシスタント
高田純次のこれで来週も幸せです 1991年 - 1992年
象印クイズ ヒントでピント 1991年10月27日(第590回) - 1994年1月30日(681回) 女性軍3枠[19]
THE WEEK 1991年 - 1996年 サブキャスター
ん!?さんま! 1991年 - 1992年 司会
梅辰亭・今夜は看板! 1991年 - 1992年 レギュラー
思い出音楽館 1992年 - 1993年 アシスタント
TVおじゃマンボウ 1993年 - 2006年 総合司会
TVクルーズ となりのパパイヤ 1994年 - 1995年 総合司会
驚きももの木20世紀 1994年 - 1999年 アシスタント
いいモノ万来 1995年 司会
サタデージャングル 1995年 - 1997年 総合司会
サンデージャングル 1995年 - 2001年 総合司会
検証ドキュメンタリー ザ・スクープ 1997年10月 - 2000年3月 メインキャスター
見た目が勝負!? 1995年 - 1996年 司会
いただき!公募生活 1999年
ベストポジションSPORTS 2001年 - 2002年
ザ!情報ツウ 2002年 - 2005年 総合司会
森田一義アワー 笑っていいとも! 2001年10月 - 2004年9月 木曜日レギュラー
ザ!情報ツウ 2002年 - 2005年 総合司会
あったか生活!秘伝!カテイの魔法 2003年 - 2005年
ウタワラ 2005年 - 2007年
クイズ!ヘキサゴンII 2006年5月 - 2009年6月 準レギュラー
ピンポン! 2007年 - 2009年3月 月曜日コメンテーター
京都もうひとつの歴史 狙われたニッポン!幕末外交史 2008年2月 ナビゲーター
NEWSゆう+ 2009年 - 2010年12月 (月曜日・火曜日) コメンテーター
親と子のTVスクール 2005年 - 2008年
小倉智昭の特命調査隊!国民は怒っているぞ!血税バラまき真相SP 2005年 - 2006年
歴史のもしも! 2008年 - (日曜日) BS11デジタル
ひるおび! 2009年 - (水曜日) 2010年
テレビアニメ 名探偵コナン 1997年 麻木久仁子役
1997年 桂子役
テレビCM 鉄建建設 1990年 - 1994年
日清食品 (めんコク) 1995年
日本テレコム0088 1995年
武田薬品工業 1999年 - 2000年
P&G (薬用石鹸ミューズ) 1997年 - 1999年
東リ 2000年
富士通 2005年 - 2008年
シュミテクト 2005年 -
カタログハウス 「通販生活

ラジオ(レギュラー)

[編集]
番組名 放送年月日 担当と放送局
麻木久仁子の週刊「ほんなび」 2013年 - 2014年 パーソナリティ(TBSラジオ)
麻木久仁子のニッポン政策研究所 2010年 - 2013年 パーソナリティ(TBSラジオ)
BATTLE TALK RADIO アクセス 1998年 - 2010年 金曜日ナビゲーター(TBSラジオ)
麻木久仁子・就職(し・ご・と)研究所 1996年 - 1997年 パーソナリティ(文化放送)
コーセー歌謡ベスト10
KOSE カウントダウン・ジャパン
1990年 - 1994年 アシスタント(TOKYO FM)

その他

[編集]

ディスコグラフィー

[編集]

書籍

[編集]
  • 濤川栄太、麻木久仁子『迷っている人ほど素敵』扶桑社、1997年9月。ISBN 978-4594023287 
  • 麻木久仁子『「仕切り上手」の法則』小学館、2001年3月。ISBN 978-4094020168 
  • 池上彰、麻木久仁子、高野孟『現代世界を斬る!ジャーナリスティックな地図』帝国書院、2008年7月5日。ISBN 978-4807157914 

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 2010年5月13日本人のTwitterより[1]
  2. ^ 『KOHHY’S STORY―写真集・小比類巻かほる物語』(角川書店)37ページなどより。
  3. ^ a b 講演.com. “親と子の食育イベント - 出演者プロフィール”. 2010年1月9日閲覧。
  4. ^ 『「仕切り上手」の法則』42-43ページ
  5. ^ 『「仕切り上手」の法則』48-56ページ
  6. ^ 『「仕切り上手」の法則』62-67ページ
  7. ^ 『文藝春秋』(2005年6月号)株式会社文藝春秋、2005年5月。 
  8. ^ 『婦人公論』(2006年1月22日号)中央公論新社、2006年1月7日。 
  9. ^ 「“おやすみ”は必ず笑顔で」タレント・麻木久仁子さんインタビュー前編】~日々摘花 第39回~”. 家族葬のファミーユ【Coeurlien】 (2023年9月29日). 2024年6月11日閲覧。
  10. ^ 2018年9月3日の深イイ話に登場
  11. ^ a b 週刊文春 2011年1月13日号 136-138ページ
  12. ^ 麻木久仁子(インタビュー)「【健百】麻木久仁子さんインタビュー」『あなたの健康百科』、2013年9月2日https://web.archive.org/web/20130905120126/http://kenko100.jp/articles/130902002570/#gsc.tab=02016年11月5日閲覧 
  13. ^ 麻木久仁子、『一生、元気でいたいから 生命力を足すレシピ』株式会社文響社、2018年、6・7頁
  14. ^ いまや一大勢力…クイズ番組席巻する「東大閥の結束」【テレビ】 - 女性自身・2013年11月15日
  15. ^ Be.Brave Group. “Be.Brave Group - 麻木久仁子 - プロフィール”. 2014年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月9日閲覧。
  16. ^ 『THE 21』(PHP研究所)2006年8月特別増刊号 16ページ
  17. ^ “[https://www.sanspo.com/article/20230911-F4YIYBE2LZMATPSVS344UFAMZQ/ 放送大学に入学した麻木久仁子 前期4科目は〝オール A〟 半年間の学生生活を振り返る]”. サンケイスポーツ (2023年9月11日). 2023年9月11日閲覧。
  18. ^ “還暦で大学入学”麻木久仁子、学生2年目に突入 今後の目標語る”. サンケイスポーツ (2024年4月18日). 2024年4月18日閲覧。
  19. ^ 1994年の「700回記念大会」にはOBチームメンバーとして黒澤久雄とペアで出演した。
  20. ^ 麻木久仁子 ABCラジオ「Changeの瞬間(とき)」6月28日、7月5日出演”. 株式会社パールダッシュ (2020年6月25日). 2023年3月21日閲覧。
  21. ^ ラジオ「Changeの瞬間~がんサバイバーストーリー」好評放送中 【随時更新】”. 日本対がん協会. 2023年5月8日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]