齊藤正
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齊藤 正 (さいとう ただし、1965年 - ) は、日本の建築家。香川県丸亀市にて株式会社齊藤正轂工房(一級建築士事務所)を主宰。その他、JIA(日本建築家協会)香川地域会 会長(2010)、中川幸夫プレ美術館運営委員会 会長を務める。
瀬戸内海でかつて栄えた塩飽大工の再組織化や、建築資材の乏しい地域で行われていた「版築」という技法の復興などに取り組んでいる。映画監督の本広克行は香川県立丸亀西中学校の同級生で、その縁から映画『UDON』のオープンセットを担当した。
略歴
[編集]- 1965年 香川県生まれ
- 1988年 近畿大学工学部建築学科 卒業
- 1989年 株式会社栗生総合計画事務所 勤務
- 1992年 齊藤正 轂工房一級建築士事務所 設立
- 2000年 近畿大学工学部建築学科 非常勤講師
- 2005年 国際建築家 APEC ARCHITECT 登録
- 2007年 事務所名を株式会社齊藤正轂工房に改称
- 2009年 中川幸夫プレ美術館運営委員会 設立
主な作品
[編集]- 満濃の家 (香川県)
- ロードサイドミュージアム Xa104 (広島県)
- 馬指の医院(香川県)
- 多度津の家(香川県)
- 上下歴史文化資料館(広島県)
- 浜名湖花博 国際花の交流館(静岡県)(設計:栗生総合計画事務所+柿内正之+齊藤正)
- 馬指の医院増築(香川県)
- CONSERVATORY(香川県)
- VEGETATION(香川県)
- NEST-NEST(香川県)
- 映画「UDON」オープンセット(香川県)
- CUREBLOOM(香川県)
- KICHI(香川県)
- n-OM1(東京都)
- サンクリーン歯科(香川県)
- 舞台「Fabrica10.0.1」舞台装置(東京都)
- イスノキ(香川県)
受賞
[編集]- 1988年 日本建築学会中国支部長賞
- 1989年 建築環境デザインコンペティション 最優秀
- 1993年 SDレビュー93’入選
- 1994年 実施設計競技 吉舎町「道の駅」 最優秀
- 1996年 インターイントラスペース ガラスのデザイン賞
- 1998年 中華民国交通局レジデンス.コンペティション 最優秀
- 2004年 浜名湖花博 国際花の交流館 グッドデザイン賞
- 2015年 芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞(「HANCHIKU HOUSE」)