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時間の比較

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1 E-44 sから転送)

時間の比較(じかんのひかく)では、時間比較ができるよう、昇順にする。

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因数 単位 説明
10−∞ 0 s 0分00秒(楽曲)
...
10−45 4.6054×10−45 ストーニー秒

SI単位系で表した時、最も小さな値となるストーニー単位

10−44 1.38×10−44 s プランク粒子の寿命。寿命はプランク時間より短いと考えられているが、プランク粒子が実際に存在するかはわかっていない
5.4×10−44 s プランク時間 -- プランク長 (1.6×10−35 m) の距離をが移動する時間。宇宙が誕生してから重力が生まれるまでの時間。現在の物理学の理論でこれより短い時間で物理的意味を持つものは知られていない。ただし、量子カオス系において、これより小さな時間も表れることもある(プランク粒子など)
...
10−36 1×10−36 s 宇宙が誕生してから電弱力強い力が分岐するまでの時間
宇宙が誕生してからインフレーションが始まるまでの時間
...
10−32 1×10−32 s 宇宙が誕生してからインフレーションが終わるまでの時間
...
10−25 3×10−25 s (0.3 ys) WボソンZボソンの平均寿命
5×10−25 s (0.5 ys) トップクォークの平均寿命
10−24 1 ys
ヨクト秒
1 ys 強い相互作用が伝わりうるおよその時間
2.3 ys 七重水素半減期
10−23 10 ys 91 ys リチウム4半減期
10−22 100 ys
10−21 1 zs
ゼプト秒
8 zs J/Ψ中間子の半減期
10−20 10 zs 13 zs Υ中間子の半減期
10−19 100 zs 300 zs X線のおよその周期
330 zs 真空中で約1オングストローム進む時間
10−18 1 as
アト秒
2.4038462 as スーパーコンピュータ富岳の1回当たりの計算時間(約41.6京回/秒)。
3.3 as 光が真空中で約1ナノメートル進む時間
10−17 10 as 83 as π0中間子の半減期
95 as が1回の浮動小数点演算に要する“平均”時間 (10.51PFLOPS) (2011年現在最速のスーパーコンピュータ)。

(並列実行のため、実際に京のCPUに1回演算させるのに要する時間は 7.8 ps)

10−16 100 as 250 as アルゴンガスを用いて発生された最も短いパルス列(2002年
320 as 電子がホッピングで原子間を移動する時間(Nature Vol. 436 p. 373 (2005) より)
10−15 1 fs
フェムト秒
1.3 fs 波長390ナノメートルの光( - 紫外線)の周期
2.57 fs 波長770ナノメートルの光( - 赤外線)の周期
3.3 fs 光が真空中で約1マイクロメートル進む時間
3.6 fs Blue Geneが1回の浮動小数点演算に要する“平均”時間 (280TFLOPS)
10−14 10 fs 10 fs 分子の典型的な分子振動の周期
27.89 fs 地球シミュレータが1回の浮動小数点演算に要する“平均”時間 (35.86TFLOPS)
10−13 100 fs 200 fs 最も速い化学反応の光感受性タンパク質ロドプシン)のに対する反応など)
10−12 1 ps
ピコ秒
1 ps 格子振動のおおよその周期
1 ps ボトムクォークの半減期
1.5 ps B中間子の半減期
1.66 ps 世界最速のトランジスタのスイッチング時間(604 GHz、2005年現在)
3.3 ps 光が真空中で約1ミリメートル進む時間
7.8 ps が1回の浮動小数点演算に要する時間(128GFLOPS/CPU)
10−11 10 ps 10 ps 宇宙が誕生してから電磁気力弱い力が分岐するまでの時間
33 ps 光が真空中で約1センチメートル進む時間
10−10 100 ps 108.782 775 708 ps セシウム133原子の放射の1周期。の定義に使用されている
278 ps Pentium 4 3.6GHzの1クロック
500 ps 水素化ポジトロニウム分子の半減期
10−9 1 ns
ナノ秒
1 ns 周波数1ギガヘルツの1周期
~1.017 ns 光が真空中で1フィート進む時間
~3.33564095 ns 光が真空中で1メートル進む時間[1]
10−8 10 ns 10 ns 周波数100メガヘルツの1周期
10 ns 1シェイク高速中性子による1回の連鎖反応のおよその時間
12 ns K中間子の半減期[2]
20 - 40 ns 水素爆弾の中での核融合反応の時間
45 ns 地上と上空450メートルの時差。一般相対性理論時間の遅れで従来から唱えられていた
77 ns sixth(1秒の60分の1の60分の1の60分の1の60分の1。1時間の606分の1)
10−7 100 ns 100 ns 周波数10メガヘルツの1周期
333 ns 中波の上限の周波数(3 MHz)の電波の1周期
500 ns ジョセフソン位相量子ビット英語版のT1時間(量子ビットも参照。2005年5月現在)
10−6 1 µs
マイクロ秒
1 µs 周波数1メガヘルツの1周期
2 µs ミューオニウムの半減期
3.3 µs 光が真空中で1キロメートル進む時間
10−5 10 µs 10 µs 周波数100キロヘルツの1周期
22.7 µs CDのサンプリング周期(44.1kHz)
50 µs 聴くことのできる最も高い音(20kHz)の1周期
10−4 100 µs 160 µs 1恒星月(公転周期)が年間あたり長くなる時間
187 µs 1朔望月(月の満ち欠けの周期)が年間あたり長くなる時間
240 µs コペルニシウムの半減期
10−3 1 ms
ミリ秒
1.7 ms が1回はばたくおよその時間
2.2727 ms 国際基準楽音a1440Hz)の1周期
10−2 10 ms 13.3 ms 『大毘婆沙論』による1刹那(75分の1秒)
16.7 ms 商用交流60Hzの1周期
20 ms 商用交流50Hzの1周期
41.7 ms 映画フィルム1コマ分の時間
50 ms 聴くことのできる最も低い音(20Hz)の1周期
62.831853 ms 空飛ぶスパゲッティ・モンスター教にて、スパゲッティ・モンスターが地球を創造するときに要したとされる時間。
10−1 100 ms 130 ms 人間の反応速度
838 ms リチウム-8 の半減期
100 1 s( 1.26 s 光が地球から月まで進む時間
1.316 s ユー・サファー(楽曲)
1.337 s 最初に見つかった電波パルサーPSR B1919+21 (CP 1919) のパルス周期
5 s 5秒ルール(落ちた食品が汚染されたと感じるまでの時間。迷信の一種)
8 s 8秒ルール(Webデザインにおけるガイドラインの一種)
9.58 s 男子100mの世界記録(9秒58、ウサイン・ボルト)
101 10 s 60 s
102 100 s 273 s 4分33秒(楽曲)
499.004 782 s 光が太陽から地球まで進む時間 (太陽光差[3]、IAU1976)
614.6 s 原子核外での中性子の半減期
864 s 古代中国の 1 (1/100日)
関東大震災と余震で揺れた時間の合計
103 1 ks
キロ秒
1 ks
3.6 ks 時間
7.269 ks 男子マラソンの世界記録(2時間01分09秒、エリウド・キプチョゲ
104 10 ks 35.73 ks 木星自転周期[3]
38.36 ks 土星の自転周期[3]
57.99 ks 海王星の自転周期[3]
62.06 ks 天王星の自転周期[3]
86.164 090 53 ks 地球の自転周期(1恒星日[4])
86.400 ks (1平均太陽日)
88.646 ks 火星の自転周期[3]
105 100 ks 604.8 ks
799.2 ks ツリウム-167 の半減期
106 1 Ms
メガ秒
1 Ms
1.6 -
2.7 Ms
マウスの妊娠期間
1.728 Ms マヤ暦における1ウィナル
2.193 Ms 太陽の自転周期 (対恒星)[3]
2.351 135 883 Ms 交点月[4]
2.357 Ms 太陽の自転周期 (対地球)[3]
2.360 584 707 Ms 分点月[4]
2.360 591 560 Ms 恒星月[4]
2.380 713 100 Ms 近点月[4]
2.4192 -
2.6784 Ms
2.551 442 879 Ms 朔望月[4]
4.58 -
6.13 Ms
イヌの妊娠期間
5.07 Ms 水星の自転周期[3]
7.60 Ms 水星の公転周期[3]
107 10 Ms 19.4 Ms 金星の公転周期[3]
21.0 Ms 金星の自転周期[3]
24.2 Ms 人間のおよその妊娠期間
29.947 974 965 Ms 食年[4]
31.1 Ms マヤ暦における1トゥン
31.536 000 Ms 太陽暦での平年の1
31.556 925 184 Ms 太陽年[4]
31.556 952 Ms グレゴリオ暦の1年の平均値
31.557 600 Ms ユリウス年
31.558 149 764 Ms 恒星年[4]
31.558 432 570 Ms 近点年[4]
31.622 400 Ms 太陽暦での閏年の1年
59.3 Ms 火星の公転周期[3]
108 100 Ms 221 Ms イヌの平均寿命
316 Ms 十年紀
375 Ms 木星の公転周期[3]
569 Ms 1サロス周期(223朔望月)
600 Ms 1メトン周期(19太陽年≒235朔望月)
622 Ms マヤ暦における1カトゥン
932 Ms 土星の公転周期[3]
109 1 Gs
ギガ秒
1 Gs
1.7069 Gs 1 exeligmos(3サロス周期、条件の似た日食が同地域で見られる周期)
2.38 Gs ハレー彗星の公転周期
2.59 Gs 日本人の平均寿命(2004年)
2.65 Gs 天王星の公転周期[3]
3.16 Gs 世紀
42.1 Gs ユリウス暦グレゴリオ暦が1日ずれる平均時間
5.21 Gs 海王星の公転周期[3]
7.82 Gs 冥王星の公転周期
8.49 Gs アルゴン39の半減期
1010 10 Gs 12.4 Gs マヤ暦における1バクトゥン
12.6 Gs 400年(グレゴリオ暦の周期)
13.2 Gs 108の半減期
31.6 Gs ミレニアム(千年紀)
ジェム・ファイナーの楽曲「ロングプレイヤー」の演奏時間 (2000年1月1日よりロンドンで演奏開始。現在も演奏中)
1011 100 Gs 181 Gs 炭素14の半減期
249 Gs マヤ暦における1ピクトゥン(Pictun)
761 Gs プルトニウム239の半減期
814 Gs 春分点移動の周期(歳差
1012 1 Ts
テラ秒
1 Ts
1.54 Ts ユリウス暦グレゴリオ暦が1年ずれる平均時間
4.98 Ts マヤ暦における1カラブトゥン(Kalabtun)
1013 10 Ts 99.5 Ts マヤ暦における1キンチルトゥン(K'inchiltun)
1014 100 Ts 739 Ts ウラン236の半減期
1015 1 Ps
ペタ秒
1 Ps
1.99 Ps マヤ暦における1アラウトゥン(Alautun)
7.10 -
7.89 Ps
太陽系銀河系に対する公転周期
1016 10 Ps 12 Ps CNOサイクルの1サイクルが完結するまでの時間
40.4 Ps カリウム40の半減期
1017 100 Ps 137 Ps (ヒンドゥー教における時間の単位)
141 Ps ウラン238の半減期
145 Ps 地球誕生からの時間(地球の歴史を参照)
407 Ps 銀河系誕生からの時間(銀河系を参照)
431 Ps HD 140283の年齢の下限値(最も古い恒星
435 Ps 宇宙誕生からの時間(宇宙の歴史を参照)
443 Ps トリウム232の半減期
1018 1 Es
エクサ秒
1 Es
1.54 Es ルビジウム87の半減期
1019
以上
1024s = 1 Ys
ヨタ秒
600 Ys ビスマス209の半減期
7×107 Ys テルル128の半減期(半減期が実際に測定されたものとして最長)
3×1016 Ys 陽子の寿命は少なくともこの時間以上とされる
1049 Ys程度 太陽と同程度の質量のブラックホール蒸発するまでにかかる時間
1082 Ys程度 銀河系と同程度の質量のブラックホール蒸発するまでにかかる時間
101500 全ての物質が鉄56に変換するまでにかかる時間(陽子崩壊が起こらない場合)
[注 1] 全ての物質がブラックホールに飲み込まれるまでの時間(陽子崩壊が起こらない場合)
[注 1] 熱的死
[注 1] 複数の宇宙の全質量を1個のブラックホールに圧縮しそれが蒸発した後、ポアンカレの回帰定理に従い再びブラックホールができる時間

脚注

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注釈

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  1. ^ a b c 桁数が非常に大きいため、時間の単位をプランク時間のいずれにしても無視できる範囲で近似する。

出典

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  1. ^ Official BIPM definition of the metre”. BIPM. 2008年9月22日閲覧。
  2. ^ Citation: J. Beringer et al. (Particle Data Group), PR D86, 010001 (2012)”. 2017年8月25日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 『天文年鑑2012』
  4. ^ a b c d e f g h i j 『天文年鑑2012』(2012.5における値)

関連項目

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