2009年の出版
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2009年の出版(にせんきゅうねんのしゅっぱん)は、2009年(平成21年)の出版に関するできごとについてまとめた記事である。
→「2009年の文学」も参照
概要
[編集]2009年には、過去20年間にわたって2兆円以上を維持してきた出版販売額が2兆円を割り込んで市場の縮小が進行し、特に、10月までに170誌の雑誌が休刊するなど、雑誌離れが加速した[1]。
できごと
[編集]- * 以下の創刊、休刊・廃刊、復刊の日付は、特記した場合を除き、それぞれ創刊号、最終号、復刊号の発売日である。
1月
[編集]- 1月1日-ニューズ出版は三栄書房と吸収合併。
- 1月9日-青年コミック誌『ユートピア』(笠倉出版社)休刊。
- 1月10日 - 『Invitation』(ぴあ)休刊(最終号は2009年3月号)。
- 1月20日 - 青年コミック誌『コミックチャージ』(角川書店)休刊(最終号は2009年2月3日号)。
- 1月26日 - コミック誌『月刊マガジンZ』(講談社)休刊(最終号は2009年3月号)。
- 1月31日 - 幼児誌『マミイ』(小学館)休刊(最終号は2009年3月号)。
2月
[編集]- 2月10日
- ファッション誌『ヴォーグ』3月号の表紙にミシェル米大統領夫人が登場すると発表。大統領夫人が同誌の表紙を飾るのは、ヒラリー・クリントン以来2人目 [2][3]。
- 外交問題専門誌『フォーリン・アフェアーズ日本語版』休刊(最終号は2009年2月号)。
3月
[編集]- 3月14日 - アニメ誌『ファンロード』(大都社)休刊(最終号は2009年4月号)。
- 3月17日 - 情報誌『千葉ウォーカー』(角川マーケティング)休刊(最終号は2009年4月14日号)。
- 3月19日 - 暮らしモノ批評誌『MONOQLO』(晋遊舎)創刊[4]。
- 3月24日 - パソコン誌『YOMIURI PC』(読売新聞社)休刊(最終号は2009年5月号)。
- 3月26日 - 少年コミック誌『月刊ガンガンウイング』(スクウェア・エニックス)休刊(最終号は2009年5月号)。
- 3月30日 - 情報誌『フロム・エー』関東・東海・関西版(リクルート)休刊。
4月
[編集]- 4月1日
- 4月21日 - 情報誌『マネージャパン』(角川・エス・エス・コミュニケーションズ)休刊(最終号は2009年6月号)。
- 4月22日 - コミック誌『月刊ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)創刊(2009年5月号)。
5月
[編集]- 5月1日
- 5月12日 - 少年コミック誌『ゲッサン』(小学館)創刊。
- 5月13日 - 情報誌『めしとも』(角川マーケティング)創刊。
- 5月23日 - 男性誌『エスクァイア日本版』(エスクァイア マガジンジャパン)休刊(最終号は2009年7月号)。
- 5月29日 - 村上春樹の『1Q84』BOOK1、BOOK2が新潮社から発売された。同書は、トーハン発表の「2009年年間ベストセラー」総合1位を記録した[5]。
6月
[編集]- 6月1日‐三推社が講談社ビーシーに社名変更。
- 6月24日 - 『ファミリーウォーカー』(角川マーケティング)創刊。
7月
[編集]- 7月4日 - 青年コミック誌『ヤングエース』(角川書店)創刊。
- 7月16日 - 休刊したアニメ雑誌『ファンロード』が、インフォレストからコスプレ情報誌『COSMODE』増刊『ファンロード改』として復刊。
- 7月28日 - 女性ファッション誌『マリ・クレール』(アシェット婦人画報社)休刊(最終号は2009年9月号)。
8月
[編集]- 8月6日 - 『STUDIO VOICE』(INFASパブリケーションズ)休刊(最終号は2009年9月号)。
9月
[編集]- 9月5日 - 休刊した『月刊現代』の後継誌として、『G2』(講談社)創刊。
- 9月23日 - 『フォーブス日本版』(ぎょうせい)休刊(最終号は2009年11月号)。
- 9月24日 - 『実際にあった怖い話』(大都社)創刊。
- 9月30日 - 情報誌『ガテン』(リクルート)休刊。
10月
[編集]11月
[編集](情報なし)
12月
[編集]- 12月1日 - ホンモノがわかる家電情報誌『家電批評』(晋遊舎)創刊
- 12月8日 - パソコン誌『ネトラン』(にゅーあきば)休刊(最終号は2009年12月号)。
- 12月16日 - メディアワークス文庫(アスキー・メディアワークス)創刊。
- 12月22日 - ファッション誌『PINKY』(集英社)休刊(最終号は2010年2月号)。
- 12月28日
- 児童誌『小学六年生』(小学館)休刊(最終号は2010年2・3月合併号)。
- 少女コミック誌『ChuChu』(小学館)休刊(最終号は2010年2月号)。
- 情報誌『Hanako WEST』(マガジンハウス)休刊(最終号は2010年2月号)。
脚注
[編集]- ^ 本の販売2兆円割れ 170誌休刊・書籍少ないヒット作 asahi.com(朝日新聞社)、2009年12月13日[リンク切れ]
- ^ Rachel L. Swarns “Michelle Obama to Appear on Vogue Cover” ニューヨーク・タイムズ2009年2月10日付. 英語. 2009年4月21日閲覧.
- ^ 「ミシェル夫人が「ヴォーグ」表紙に クリントン氏以来」 産経新聞2009年2月11日付. 2009年4月21日閲覧.[リンク切れ]
- ^ 快進撃を続ける『モノクロ』、歯に衣着せぬ批評で10万部の月刊誌に、東洋経済オンライン
- ^ トーハン調べ 2009年 年間ベストセラー