4 (フォリナーのアルバム)
『4』 | ||||
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フォリナー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1981年、ニューヨーク、エレクトリック・レディ・スタジオ | |||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース | ロバート・ジョン・"マット"・ラング、ミック・ジョーンズ | |||
フォリナー アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Juke Box Hero」 - YouTube 「Waiting for a Girl Like You」 - YouTube 「Urgent」 - YouTube |
専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
Allmusic | [1] |
『4』(4、または、Foreigner 4)は、イギリス人とアメリカ人からなるロック・バンド、フォリナーによる4枚目のスタジオ・アルバムで、アトランティック・レコードから1981年にリリースされた。
このアルバムは、ビルボードのアルバム・チャートで10週にわたって1位を記録。結局、アメリカのみで700万枚以上を売り上げることとなった。
背景と作曲
[編集]このアルバムは、もともと「サイレント・パートナーズ (Silent Partners)」というタイトルであり、後に「4」に変更された。1981年、有名なアートスタジオ、ヒプノシスは、このオリジナル・タイトルでのカバー・デザインを依頼され、ぼかしのかかった双眼鏡を持つベッドの若い男の、ブラック&ホワイトの画像を開発した。この完成したデザインは、メンバーが「かなり同性愛的」だと感じたため、断られた[2]。『4』の代わりのカバーは、ボブ・デフリンによってデザインされ、古い投影機がもととなった。ヒプノシスは、レコードレーベルと共にクレジットされた。
このアルバムは、『ヘッド・ゲームス』の頃に制作が始まり、バンドのハードロックへの転換が完了した作品である。イアン・マクドナルドとアル・グリーンウッドは、『4』の収録途中にバンドを脱退した。そのため、本作の曲のすべては、ミック・ジョーンズとルー・グラムによって制作されている。マクドナルドとグリーンウッドは、サクソフォーンとキーボードをそれぞれ演奏していたため、数人のセッション・ミュージシャンが必要とされ、「アージェント」のブリッジでサクソフォーンを演奏するジュニア・ウォーカーや、後にソロとして活動する若いトーマス・ドルビーらが参加した。アルバム・タイトルは4人編成になったバンドが発表する4作目の作品という意味でつけられた。
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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1. | 「ナイト・ライフ - "Night Life"」 | ミック・ジョーンズ、ルー・グラム | |
2. | 「ジューク・ボックス・ヒーロー - "Juke Box Hero"」 | グラム、ジョーンズ | |
3. | 「ブレーク・イット・アップ - "Break It Up"」 | ジョーンズ | |
4. | 「ガール・ライク・ユー - "Waiting for a Girl Like You"」 | ジョーンズ、グラム | |
5. | 「ルアンヌ - "Luanne"」 | グラム、ジョーンズ | |
6. | 「アージェント - "Urgent"」 | ジョーンズ | |
7. | 「アイム・ゴナ・ウィン - "I'm Gonna Win"」 | ジョーンズ | |
8. | 「ウーマン・イン・ブラック - "Woman in Black"」 | ジョーンズ | |
9. | 「ガール・オン・ザ・ムーン - "Girl on the Moon"」 | ジョーンズ、グラム | |
10. | 「ドント・レット・ゴー - "Don't Let Go"」 | ジョーンズ、グラム |
パーソネル
[編集]フォリナー
[編集]- ルー・グラム - リード・ボーカル、パーカッション
- ミック・ジョーンズ - ギター、キーボード、バック・ボーカル
- リック・ウィルス - ベース、バック・ボーカル
- デニス・エリオット - ドラム、ヴォーカル、バック・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
[編集]- トーマス・ドルビー - メイン・シンセサイザー
- ラリー・ファースト - シーケンシャル・シンセサイザー (2、3、10)
- ボブ・メイヨ - キーボード・テクスチュア (4)
- マイケル・フォンファラ - キーボード・テクスチュア (6、9)
- ヒュー・マクラッケン - スライドギター (9)
- マーク・リヴェラ - サクソフォーン (6 (ソロ以外)、3)、バック・ボーカル
- ジュニア・ウォーカー - サクソフォーン・ソロ (6)
- イアン・ロイド - バック・ボーカル
- ロバート・ジョン・"マット"・ラング - バック・ボーカル
プロダクション
[編集]- プロデュース - ロバート・ジョン・"マット"・ラング、ミック・ジョーンズ
- レコーディング、エンジニア - デイヴ・ウィトマン(チーフ・エンジニア)、トニー・プラット(ベーシック・トラック)
- セカンド・エンジニア - ブラッド・サミュエルソン
- アシスタント・エンジニア - エドウィン・ホブグッド、マイケル・ソバージュ
- マスター - ジョージ・マリオ
チャート
[編集]アルバム
[編集]
週間チャート[編集]
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年間チャート[編集]
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シングル
[編集]※アメリカ・ビルボード
年 | シングル | チャート | 最高位 |
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1981 | ジューク・ボックス・ヒーロー | メインストリーム・ロック | 3 |
ナイト・ライフ | メインストリーム・ロック | 14 | |
アージェント | クラブ・プレイ・シングルス | 32 | |
メインストリーム・ロック | 1 | ||
ポップ・シングルス | 4 | ||
ガール・ライク・ユー | アダルト・コンテンポラリー | 5 | |
メインストリーム・ロック | 1 | ||
ポップ・シングルス | 2 | ||
1982 | ブレーク・イット・アップ | ポップ・シングルス | 26 |
ジューク・ボックス・ヒーロー | ポップ・シングルス | 26 | |
ルアンヌ | ポップ・シングルス | 75 |
認定
[編集]国/地域 | 認定 | 認定/売上数 |
---|---|---|
オーストラリア | 70,000[16] | |
カナダ (Music Canada)[17] | 4× Platinum | 400,000^ |
フランス (SNEP)[18] | Gold | 100,000* |
ドイツ (BVMI)[19] | Platinum | 500,000^ |
イギリス (BPI)[20] | Silver | 60,000^ |
アメリカ合衆国 (RIAA)[21] | 6× Platinum | 6,000,000^ |
^ 認定のみに基づく出荷枚数 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ https://www.allmusic.com/album/r7629/review
- ^ “Anecdotes, "Curio Corner" - Foreigner - Silent Partners”. 2009年8月13日閲覧。
- ^ “Foreigner - 4”. Discogs.com. 23 June 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月18日閲覧。
- ^ Kent, David (1993). Australian Chart Book 1970–1992 (illustrated ed.). St Ives, N.S.W.: Australian Chart Book. p. 116. ISBN 0-646-11917-6
- ^ "Top RPM Albums: Issue 0430". RPM. Library and Archives Canada.
- ^ "Dutchcharts.nl – Foreigner – 4" (in Dutch). Hung Medien.
- ^ “Le Détail des Albums de chaque Artiste – F” (フランス語). Infodisc.fr. 22 October 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。9 June 2012閲覧。 Select Foreigner from the menu, then press OK.
- ^ "Offiziellecharts.de – Foreigner – 4" (in German). GfK Entertainment Charts.
- ^ 『Oricon Album Chart Book: Complete Edition 1970–2005』Oricon Entertainment、Roppongi, Tokyo、2006年。ISBN 4-87131-077-9。
- ^ "Charts.org.nz – Foreigner – 4". Hung Medien.
- ^ "Swedishcharts.com – Foreigner – 4". Hung Medien.
- ^ "Official Albums Chart Top 100". Official Charts Company.
- ^ "Foreigner Chart History (Billboard 200)". Billboard.
- ^ “Top 100 Album-Jahrescharts” (ドイツ語). GfK Entertainment Charts (1981年). 19 October 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。3 April 2022閲覧。
- ^ “Top 100 Album-Jahrescharts” (ドイツ語). GfK Entertainment Charts (1982年). 19 October 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。3 April 2022閲覧。
- ^ Billboard Vol. 94, No. 23– Majors Flight Economics with Quirky Rock Originals. Billboard. (1982-12-06) 2012年5月11日閲覧。.
- ^ "Canadian album certifications – Foreigner". Music Canada. 2014年1月11日閲覧。
- ^ "French album certifications – Foreigner" (French). InfoDisc. 2014年1月11日閲覧。 Select FOREIGNER and click OK
- ^ "Gold-/Platin-Datenbank (Foreigner)" (German). Bundesverband Musikindustrie. 2014年1月11日閲覧。
- ^ "British album certifications – Foreigner – 4". British Phonographic Industry. 2014年1月11日閲覧。 Select albums in the Format field. Select Silver in the Certification field. Type 4 in the "Search BPI Awards" field and then press Enter.
- ^ "American album certifications – Foreigner – 4". Recording Industry Association of America. 2014年1月11日閲覧。
外部リンク
[編集]先代 プレシャス・タイム by パット・ベネター 刺青の男 by ローリング・ストーンズ 悪魔の招待状 by AC/DC |
Billboard 2001位アルバム 1981年8月22日 – 9月4日 1981年11月21日 –12月25日 1982年1月16日 – 2月5日 |
次代 麗しのベラドンナ by スティーヴィー・ニックス 悪魔の招待状 by AC/DC フリーズ・フレイム by J・ガイルズ・バンド |