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ジャクソン・ハイツ-ルーズベルト・アベニュー/74丁目駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャクソン・ハイツ-
ルーズベルト・アベニュー/74丁目駅
Jackson Heights–
Roosevelt Avenue/74 Street
 
ニューヨーク市地下鉄乗換駅
複合駅とバスターミナルをブロードウェイ-75丁目から見る 地図
駅情報
住所 Roosevelt Avenue, 74th Street & Broadway
Queens, NY 11372
クイーンズ区
地区 ジャクソン・ハイツ英語版
ディビジョン AディビジョンIRT)、BディビジョンIND
路線 IRTフラッシング線
INDクイーンズ・ブールバード線
運行系統    7 Stops all times (終日)
   E Stops all times (終日)
   F Stops all times (終日) <F>Stops rush hours in peak direction only (ラッシュ時のみ)
   M Stops weekdays only (平日23時まで)
   R Stops all times except late nights (深夜帯以外)
接続 バスによる輸送 ニューヨーク市バス: Q32
バスによる輸送 MTAバス: Q33, Airport transportation Q47, Q49, Q53, Airport transportation Q70 SBS(いずれもビクター・ムーア・バスターミナルから)
駅階数 2層
その他の情報
バリアフリー設備 バリアフリー・アクセス
利用状況
乗客数 (2015年)複合駅全体で17,224,537[1]増加 0.8%
順位 14位
停車案内表
マーク 説明
Stops all times except late nights 深夜を除く終日停車
Stops all times 終日停車
Stops weekdays only 平日のみ停車

ジャクソン・ハイツ-ルーズベルト・アベニュー/74丁目駅(単にジャクソン・ハイツ駅またはルーズベルト・アベニュー/74丁目駅とも)はニューヨーク市地下鉄の複合駅である。IRTフラッシング線INDクイーンズ・ブールバード線の駅が一体になっており、クイーンズ区ジャクソン・ハイツの74丁目/ブロードウェイ/ルーズベルト・アベニューの3つの通りに囲まれた場所にある。以下の列車が停車する。

歴史

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IRTフラッシング線 ホームの東端(75丁目-ルーズベルト・アベニュー交差点)

IRTフラッシング線の高架駅は、デュアル・コントラクツ時代の1917年4月21日にクイーンズボロ・プラザ駅 - 103丁目-コロナ・プラザ駅間開業に合わせて設置された[2]。INDクイーンズ・ブールバード線の地下駅は1933年8月19日の初期開業区間(50丁目駅マンハッタン)- 当駅(クイーンズ)間)の駅として開業した。クイーンズ・ブールバード線の開業と同時に乗換駅として整備された[3][4][5]。当駅は、1936年12月31日にユニオン・ターンパイク駅まで延伸されるまでの間、INDクイーンズ・ブールバード線の終端駅であった[6][7][8]。下層ホームは完成したが、上層ホームは完成しないままだった[9][10][11]。複合駅ができたことにより、この地域での宅地需要は伸びていった[12]。近くにショッピングモールを建てるという計画もあったが、結局立ち消えになった[13]


駅舎の建て替えはスタンテックによる設計案[14]に基づいて2001年に始まり[15]、2005年に完成した[16]。改修工事にともないバスターミナルは閉鎖され、フラッシング線ホームともども完全に建て替えられた。また、クイーンズ・ブールバード線ホームも修繕された[16]。工事はスウェーデンの建設会社スカンスカ英語版が担当し[17]、総工費は1億3200万ドルであった[18]

駅構造

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改札から各ホームへ向かう階段。中央の上り階段がIRTフラッシング線、左側の下り階段がINDクイーンズ・ブールバード線。
2F
IRTホーム
相対式ホーム、右側ドアが開く バリアフリー・アクセス
南行緩行線 34丁目-ハドソン・ヤード駅行き69丁目駅
混雑方向急行線 通過 →
北行緩行線 フラッシング-メイン・ストリート駅行き82丁目-ジャクソン・ハイツ駅
相対式ホーム、右側ドアが開く バリアフリー・アクセス
1F 上層コンコース 出口 - IRTホーム間中間階
G 地上階 出入口、改札、バスロータリー
B1–2 下層コンコース 出口 - INDホーム間中間階、改札口
B3
INDホーム
南行緩行線 平日:ミドル・ヴィレッジ-メトロポリタン・アベニュー駅行き65丁目駅
ベイ・リッジ-95丁目駅行き(65丁目駅)
深夜帯:ワールド・トレード・センター駅行き (65丁目駅)
島式ホーム、到着番線に応じた側のドアが開く バリアフリー・アクセス
南行急行線 深夜帯以外:ワールド・トレード・センター駅行きクイーンズ・プラザ駅
コニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅行き21丁目-クイーンズブリッジ駅
北行急行線 深夜帯以外:ジャマイカ・センター-パーソンズ/アーチャー駅行きフォレスト・ヒルズ-71番街駅
ジャマイカ-179丁目駅行き(フォレスト・ヒルズ-71番街駅)
島式ホーム、到着番線に応じた側のドアが開く バリアフリー・アクセス
北行緩行線 フォレスト・ヒルズ-71番街駅行きエルムハースト・アベニュー駅
深夜帯:ジャマイカ・センター-パーソンズ/アーチャー駅行き(エルムハースト・アベニュー駅)

IRTフラッシング線

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74丁目-ブロードウェイ駅
74th Street–Broadway
ニューヨーク市地下鉄
マンハッタン方面ホーム
駅情報
ディビジョン AディビジョンIRT
路線 IRTフラッシング線
運行系統    7 Stops all times (終日)
構造 高架駅
ホーム数 相対式ホーム 2面
線路数 3線
その他の情報
開業日 1917年4月21日 (107年前) (1917-04-21)[2]
バリアフリー設備 バリアフリー・アクセス
旧駅名/名称 ブロードウェイ駅
Broadway
次の停車駅
北側の隣駅 82丁目-ジャクソン・ハイツ駅: 7 Stops all times
南側の隣駅 69丁目駅: 7 Stops all times


北側の隣駅 バリアフリー・アクセス ジャンクション・ブールバード駅: 7 Stops all times
南側の隣駅 バリアフリー・アクセス 61丁目-ウッドサイド駅: 7 Stops all times
停車案内表
マーク 説明
Stops all times 終日停車
配線図
74丁目-ルーズベルト・アベニューの北東角にあるエントランス。

IRTフラッシング線74丁目-ブロードウェイ駅(開業時はブロードウェイ駅)は相対式ホーム2面3線の高架駅である[19]。中央の線路はラッシュ時・混雑方向の<7>系統急行が走行するが、当駅には停車しない[20]。ただし、両側の緩行線への渡り線が用意されており、緊急時に急行を停車させたり、緩行線に急行を通したりすることができるようになっている[21]

改札口は73丁目と74丁目に2か所ずつ設けられている。74丁目側のメザニンは木造のフロアに風除けのついた階段とトークン・ブース、ホーム下連絡通路が設けられ、階段で駅舎および74丁目-ルーズベルト・アベニュー交差点北東角に出ることができる[19]。73丁目側のメザニンは木張りの壁で窓はなく、トークン・ブースもない(トークン・ブースは路上のクイーンズ・ブールバード線入口の方にある)。ホーム西側の屋根はホーム延長時に追設されたもので、開業当初からある東側の屋根とは異なっている[19]

歴史

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1917年4月21日にIRTフラッシング線のクイーンズボロ・プラザ駅 - 103丁目-コロナ・プラザ駅間が開業した際に、74丁目に緩行駅として設置された[2]

ホームは1955年から1956年にかけて、編成長に合わせて延長された[22]

INDクイーンズ・ブールバード線

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ジャクソン・ハイツ-ルーズベルト・アベニュー駅
Jackson Heights–Roosevelt Avenue
 
ニューヨーク市地下鉄
ジャマイカ方面ホーム
駅情報
ディビジョン BディビジョンIND
路線 INDクイーンズ・ブールバード線
運行系統    E Stops all times (終日)
   F Stops all times (終日) <F>Stops rush hours in peak direction only (ラッシュ時のみ)
   M Stops weekdays only (平日23時まで)
   R Stops all times except late nights (深夜帯以外)
構造 地下駅
駅階数 2層(上層階は使用されていない)
ホーム数 島式ホーム 2面
対面乗り換え
線路数 4線
その他の情報
開業日 1933年8月19日 (91年前) (1933-08-19)
バリアフリー設備 バリアフリー・アクセス
旧駅名/名称 ルーズベルト・アベニュー-ジャクソン・ハイツ駅
Roosevelt Avenue–Jackson Heights
次の停車駅
北側の隣駅 エルムハースト・アベニュー駅 (各駅停車): E Stops late nights only M Stops weekdays only R Stops all times except late nights
フォレスト・ヒルズ-71番街駅 (急行): E Stops all times except late nights F Stops all times
南側の隣駅 65丁目駅 (各駅停車): E Stops late nights only M Stops weekdays only R Stops all times except late nights
クイーンズ・プラザ駅 (急行): E Stops all times except late nights
21丁目-クイーンズブリッジ駅 (急行(63丁目線経由)): F Stops all times <F>Stops rush hours in peak direction only


北側の隣駅 バリアフリー・アクセス フォレスト・ヒルズ-71番街駅: E Stops all times F Stops all times <F>Stops rush hours in peak direction only M Stops weekdays only R Stops all times except late nights
南側の隣駅 バリアフリー・アクセス クイーンズ・プラザ駅 (クイーンズ・ブールバード線経由): E Stops all times M Stops weekdays only R Stops all times except late nights
21丁目-クイーンズブリッジ駅 (63丁目線経由): F Stops all times <F>Stops rush hours in peak direction only
停車案内表
マーク 説明
Stops all times except late nights 深夜を除く終日停車
Stops all times 終日停車
Stops late nights only 深夜のみ停車
Stops weekdays only 平日のみ停車
配線図
上層階への道床
道床
線路
修繕によりタイルが貼り替えられたジャクソン・ハイツ-ルーズベルト・アベニュー駅ホーム

ジャクソン・ハイツ-ルーズベルト・アベニュー駅(頭上の表示ではルーズベルト・アベニュー-ジャクソン・ハイツ駅になっている)はINDクイーンズ・ブールバード線の急行駅で、細い島式ホーム2面4線の地下駅である[23]。壁タイルや柱は青色である[23]。ホーム上に改札があり、主要な改札は改札階中央に位置している。また、東側にも無人改札がある[23]。駅両側には転轍機があり、緩急間の転線や折り返しが可能である[21]

脚注

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  1. ^ Facts and Figures: Annual Subway Ridership”. New York: Metropolitan Transportation Authority. March 26, 2014閲覧。
  2. ^ a b c “Transit Service on Corona Extension of Dual Subway System Opened to the Public”. The New York Times: p. RE1. (April 22, 1917). http://query.nytimes.com/gst/abstract.html?res=9804E0D9153AE433A25751C2A9629C946696D6CF 2011年10月2日閲覧。 
  3. ^ TWO SUBWAY UNITS OPEN AT MIDNIGHT; Links in City-Owned System in Queens and Brooklyn to Have 15 Stations.”. The New York Times (August 18, 1933). 7 November 2015閲覧。
  4. ^ “New Queens Subway Service Will Be Launched Tonight; Tunnel From Manhattan Open to Jackson Heights; Service Will Eventually Be Extended Through To Jamaica”. Long Island Daily Press. Fultonhistory.com: p. 20. (August 18, 1933). http://fultonhistory.com/highlighter/viewer/?file=http%3A%2F%2Ffultonhistory.com%2FNewspaper%252014%2FJamaica%2520NY%2520Long%2520Island%2520Daily%2520Press%2FJamaica%2520NY%2520Long%2520Island%2520Daily%2520Press%25201933%2FJamaica%2520NY%2520Long%2520Island%2520Daily%2520Press%25201933%2520-%25204319.pdf&highlightsFile=http%3A%2F%2Ffultonhistory.com%2Fhighlighter%2Fhits%2F4b038616712c5736ea2d11c006e2761c#page=1 27 July 2016閲覧。 
  5. ^ “New Queens Tube To Open Saturday: Brooklyn-Long Island City Link of City Line Also to Be Put in Operation”. New York Evening Post. Fultonhistory.com: p. 18. (August 17, 1933). http://fultonhistory.com/highlighter/viewer/?file=http%3A%2F%2Ffultonhistory.com%2FNewspaper%252011%2FNew%2520York%2520Evening%2520Post%2FNew%2520York%2520NY%2520Evening%2520Post%25201933%2520Grayscale%2FNew%2520York%2520NY%2520Evening%2520Post%25201933%2520Grayscale%2520-%25203621.pdf&highlightsFile=http%3A%2F%2Ffultonhistory.com%2Fhighlighter%2Fhits%2Fdc3270b9b47b7092cbaa4226fb0c5c6c#page=1 27 July 2016閲覧。 
  6. ^ Reproduction Poster of Extension to Union Turnpike – Kew Gardens”. 2016年4月26日閲覧。
  7. ^ Roger P. Roess; Gene Sansone (23 August 2012). The Wheels That Drove New York: A History of the New York City Transit System. Springer Science & Business Media. pp. 416–417. ISBN 978-3-642-30484-2. https://books.google.com/books?id=qfZ0VxuLoc0C&pg=PA416 
  8. ^ PWA Party Views New Subway Link: Queens Section to Be Opened Tomorrow Is Inspected by Tuttle and Others”. The New York Times (December 30, 1936). 27 June 2015閲覧。
  9. ^ www.nycsubway.org”. www.nycsubway.org. June 4, 2015閲覧。
  10. ^ Subway Planners' Lofty Ambitions Are Buried as Dead-End Curiosities”. The New York Times (November 17, 1996). 27 June 2015閲覧。
  11. ^ ROOSEVELT AVENUE STATION UPPER LEVEL - Forgotten New York”. Forgotten NY (February 2016). August 12, 2016閲覧。
  12. ^ “NEW SUBWAY LINK BENEFIT TO QUEENS; Increased Home Demand Is Predicted in Jackson Heights Area.”. The New York Times. (1933年6月25日). ISSN 0362-4331. http://timesmachine.nytimes.com/svc/tmach/v1/refer?res=9B04E4D91F3AE333A25756C2A9609C946294D6CF 2016年8月12日閲覧。 
  13. ^ “NEW RETAIL AREA IN QUEENS BOROUGH; Sees Roosevelt Avenue Subway Station as Great Shopping Centre. ADVANTAGES POINTED OUT Accessibility to Many Home Communities Assures Potential Market.”. The New York Times. (1933年7月9日). ISSN 0362-4331. http://timesmachine.nytimes.com/timesmachine/1933/07/09/105398545.html?pageNumber=70 2016年8月12日閲覧。 
  14. ^ Roosevelt Avenue & 74th Street Station Rehabilitation - Stantec”. Stantec. 2016年8月12日閲覧。
  15. ^ Roosevelt Ave. Bus Terminal Closed For Demolition: Commuters Scramble For New Bus Stops”. Queens Courier (May 10, 2001). 10 November 2015閲覧。
  16. ^ a b Officials Applaud Opening Of Renovated Bus Terminal | www.qgazette.com | Queens Gazette”. www.qgazette.com (July 20, 2005). November 11, 2012閲覧。
  17. ^ Roosevelt Avenue/74th Street Station Renovation | Skanska - Global corporate website”. Skanska. 2016年8月12日閲覧。
  18. ^ Dromm, Peralta, and DenDekker Demand MTA Lease Vacant Property at Roosevelt Avenue Transit Hub During Current Economic Crisis, MTA Must Pursue Revenue From Valuable Properties”. OFFICE OF DANIEL DROMM. 2016年8月12日閲覧。
  19. ^ a b c 74 Street-Broadway (7 Local) - The SubwayNut”. 2016年8月12日閲覧。
  20. ^ Subway Service Guide, September 2014” (PDF). Metropolitan Transportation Authority (September 2014). 2014年9月24日閲覧。
  21. ^ a b Marrero, Robert (2015年9月13日). “469 Stations, 846 Miles”. B24 Blog, via Dropbox. 2015年10月9日閲覧。
  22. ^ Authority, New York City Transit (1955-01-01) (英語). Minutes and Proceedings. https://books.google.com/books?id=MrAjAQAAMAAJ&dq=dyre+avenue+line&focus=searchwithinvolume&q=40th+street 
  23. ^ a b c Jackson Heights-Roosevelt Avenue (E,F,G,R,V) - The SubwayNut”. 2016年8月12日閲覧。

外部リンク

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