A244
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A244 | |
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種類 | 短魚雷(LWT) |
原開発国 | イタリア |
運用史 | |
配備期間 | 1975年-現在 |
開発史 | |
開発者 | ホワイトヘッド |
製造業者 | ホワイトヘッド |
値段 | 145,000ドル |
諸元 (A244/S mod.3) | |
重量 |
266kg(航空機用) 254kg(艦艇用) |
全長 |
2,910mm(航空機用) 2,750mm(艦艇用) |
直径 | 323.7mm |
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射程 | 13,000m(28kt時) |
弾頭 | HBX-3 破砕弾頭 |
炸薬量 | 42kg |
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エンジン | 2重反転プロペラ |
推力 | 海水電池 |
深度 | 10-600m以上 |
誘導方式 | 音響ホーミング |
A244は、イタリアのホワイトヘッド社が開発した短魚雷(LWT)。なお、ホワイトヘッド社は2012年よりホワイトヘッド・アンダーウォーター・システムズ(WASS)社に改称しており、また、1993年以降、販売はMU90と同じくユーロトープ社が担当している[1]。
A244は、イタリア海軍においてMk.44 mod.2の更新を目的に開発されており、単周波数のエルサーグ社製AG70シーカー(パッシブ/アクティブ両用)を用いていた。開発要求は1968年に発出され、1973年より試作機による試験が開始され、1975年より運用が開始された。続いて1984年には、シーカーとしてセレニア社のCIACIO-Sを搭載した改良型のA244/Sが実用化された。また、1987年には改良型として、ヘリコプター用のmod.1と固定翼機用のmod.2が実用化された[1]。
そして1998年10月には、最終発達型にあたるA244/S mod.3が発表された。これはMU90の技術をバックフィットして開発されており、誘導装置は新型化されている[2]。これは36個の送受波機を6列×6段に配置しており、8本の待ち受けビームを生成することができる。また、電源も鉛蓄電池から塩化銀-マグネシウム電極を用いた海水電池に変更された[3]。
採用国[2]
- アルゼンチン海軍
- バングラデシュ海軍
- 中国人民解放軍海軍(Yu-7として山寨化)
- コロンビア海軍
- エクアドル海軍
- ギリシャ海軍
- インド海軍
- インドネシア海軍
- イラン海軍
- イタリア海軍
- リビア海軍
- マレーシア海軍
- ナイジェリア海軍
- パキスタン海軍
- ペルー海軍
- ポーランド海軍
- シンガポール海軍 - 2023年時点で、シンガポール海軍のフォーミダブル級フリゲートをA224/Sを搭載している[4]。
- スウェーデン海軍
- 中華民国海軍
- トルコ海軍
- アラブ首長国連邦海軍
- ベネズエラ海軍
参考文献
[編集]- ^ a b Norman Friedman (1997). The Naval Institute guide to world naval weapon systems 1997-1998. Naval Institute Press. pp. 677-678. ISBN 9781557502681
- ^ a b Norman Friedman (2006). The Naval Institute guide to world naval weapon systems. Naval Institute Press. p. 728. ISBN 9781557502629
- ^ EuroTorp. “The A244/s mod.3 LWT system” (PDF) (英語). 2014年5月30日閲覧。
- ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 287. ISBN 978-1-032-50895-5