AFC U20女子アジアカップ2024
AFC U20女子アジアカップ2024 AFC U20 Women's Asian Cup 2024 yilgi Osiyo U20 ayollar o'rtasidagi Osiyo kubogi 2024 | |
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大会概要 | |
開催国 | ウズベキスタン |
日程 | 2024年3月3日 - 3月16日 |
チーム数 | 8 (1連盟) |
開催地数 | 2 (1都市) |
大会結果 | |
優勝 | 北朝鮮 (2回目) |
準優勝 | 日本 |
3位 | オーストラリア |
4位 | 韓国 |
大会統計 | |
試合数 | 16試合 |
ゴール数 |
70点 (1試合平均 4.38点) |
総入場者数 |
902人 (1試合平均 56人) |
得点王 | 土方麻椰(4点) |
最優秀選手 | チェ・ウンヨン |
最優秀 ゴールキーパー | チェ・ウンギョン |
フェアプレー賞 | 日本 |
< 20192026 > |
AFC U20女子アジアカップ2024(英: AFC U20 Women's Asian Cup 2024)は、2024年3月3日から3月16日にかけてウズベキスタンで開催された第11回目のAFC U20女子アジアカップである。
北朝鮮が7大会ぶり2回目の優勝を果たした。
概要
[編集]本大会はこれまで「AFC U-19女子選手権」という名称で開催されていたが、アジアサッカー連盟(AFC)により、すべてのカテゴリーで「Asian Cup」(アジアカップ)の名称を用いることと、国際サッカー連盟(FIFA)主催のFIFA U-20女子ワールドカップと同年の代表国選出予選大会の開催とすることなどから、大会名称が変更されることとなり、今大会はその魁となるものである[1]。
但し、2020年からの新型コロナウイルスの世界的流行の影響により、世界各国においてあらゆるサッカー活動が困難となった時期があったことなどにより、2022年に予定されていた本大会を2年延期し、2024年に改めて開催することとなった[2]。
本大会は8つの国と地域が参加。この大会は2024 FIFA U-20女子ワールドカップコロンビア(2024年8月31日から9月22日)の予選を兼ねており、上位4チームに出場権が与えられる[3]。
予選
[編集]31の国と地域が参加し、1次予選(2023年3月6日から3月12日まで)と2次予選(2023年6月3日から6月10日)が行われた。なお、前回大会上位3チームと開催国は予選免除となり、本大会から出場する[4]。
出場国
[編集]予選の結果、以下の国と地域が参加する。
出場国・地域 | 予選順位 | 出場決定日 | 出場回数 | 最高成績 |
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ウズベキスタン | 開催国 | 2021年7月5日 | 2大会ぶり5回目 | グループステージ (2002, 2004, 2015, 2017) |
日本 | 前回大会 優勝 | 2021年7月5日 | 11大会連続 11回目 | 優勝 (2002 , 2009 , 2011 , 2015 , 2017 , 2019) |
北朝鮮 | 前回大会 準優勝 | 2021年7月5日 | 11大会連続 11回目 | 優勝 (2007) |
韓国 | 前回大会 第3位 | 2021年7月5日 | 11大会連続 11回目 | 優勝 (2004 , 2013) |
オーストラリア | 2次予選グループA1位 | 2023年6月5日 | 9大会連続 9回目 | 3位 (2006) |
ベトナム | 2次予選グループA2位 | 2023年6月5日 | 3大会連続 6回目 | 準々決勝 (2004) |
中華人民共和国 | 2次予選グループB1位 | 2023年6月8日 | 11大会連続 11回目 | 優勝 (2006) |
チャイニーズタイペイ | 2次予選グループB2位 | 2023年6月10日 | 6大会ぶり 5回目 | 準優勝 (2002) |
会場
[編集]タシュケントの以下の2会場で行われる。
タシュケント | |
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JARスタジアム | ドゥストリクスタジアム |
収容人数: 8,500 | 収容人数: 10,000 |
抽選
[編集]出場国(8チーム)を2つのグループに分け、前回の2019年大会の成績及び今大会の予選の結果に基づいてポット分けが決定。開催国のウズベキスタンと前回大会優勝の日本が第1シードとなった[5]。
Pot 1 | Pot 2 | Pot 3 | Pot 4 |
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出場資格
[編集]2004年1月1日から2008年12月31日までに生まれた選手が出場する資格がある。各チームは最低18名、最低3名のゴールキーパーを含む最大23名の選手からなるチームを登録しなければならない[6]。
グループステージ
[編集]8チームが4チームずつ2組に分かれて総当たり戦を行う。各グループ上位2チームがノックアウトステージ(決勝トーナメント)に進出するとともに2024 FIFA U-20女子ワールドカップの出場権を獲得する。日時は全て現地時間 (UTC+5)。
順位決定方法
[編集]総当たり戦において勝利したチームは勝ち点3、引き分けは1、敗戦は0点加算される。勝ち点が並んだチームについては、以下の優先順位により順位を付ける[6]。
- 当該チーム間の対戦における勝ち点
- 当該チーム間の対戦における得失点差
- 当該チーム間の対戦における得点数
- グループステージ全試合における得失点差
- グループステージ全試合における総得点
- 当該チームが同会場にいる場合はPK戦 (2チームが同勝点の場合のみ)
- カード(警告または退場)の数をポイント化し少ない順 (1点:イエローカード1枚、3点:イエロー2枚による退場、一発レッドカードによる退場、4点:イエロー後、2枚目のカードがイエローではなくレッドによる退場)
- 抽選
グループA
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
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1 | オーストラリア | 3 | 3 | 0 | 0 | 7 | 1 | +6 | 9 | ノックアウトステージ進出 2024 FIFA U-20女子ワールドカップ出場権獲得 |
2 | 韓国 | 3 | 2 | 0 | 1 | 20 | 2 | +18 | 6 | |
3 | チャイニーズタイペイ | 3 | 1 | 0 | 2 | 2 | 9 | −7 | 3 | |
4 | ウズベキスタン (H) | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 17 | −17 | 0 |
チャイニーズタイペイ | 0 - 6 | 韓国 |
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レポート |
オーストラリア | 3 - 0 | チャイニーズタイペイ |
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レポート |
グループB
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 北朝鮮 | 3 | 2 | 1 | 0 | 8 | 1 | +7 | 7 | ノックアウトステージ進出 2024 FIFA U-20女子ワールドカップ出場権獲得 |
2 | 日本 | 3 | 2 | 0 | 1 | 12 | 1 | +11 | 6 | |
3 | 中華人民共和国 | 3 | 1 | 1 | 1 | 7 | 4 | +3 | 4 | |
4 | ベトナム | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | 22 | −21 | 0 |
中華人民共和国 | 6 - 1 | ベトナム |
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レポート |
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ノックアウトステージ
[編集]ノックアウトステージでは、45分ハーフの試合で決着が付かない場合は15分ハーフの延長戦が行われる。この延長戦でも決着がつかない場合は引き分けとなり、PK戦で勝ち進むチームを決める[6]。日時は全て現地時間 (UTC+5)。
準決勝 | 決勝 | |||||
3月13日 - JARスタジアム | ||||||
オーストラリア | 1 | |||||
3月16日 - JARスタジアム | ||||||
日本 | 5 | |||||
日本 | 1 | |||||
3月13日 - ドゥストリクスタジアム | ||||||
北朝鮮 | 2 | |||||
北朝鮮 | 3 | |||||
韓国 | 0 | |||||
3位決定戦 | ||||||
3月16日 - JARスタジアム | ||||||
オーストラリア | 1 | |||||
韓国 | 0 |
準決勝
[編集]3位決定戦
[編集]決勝
[編集]優勝国
[編集]AFC U20女子アジアカップ2024優勝国 |
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北朝鮮 7大会ぶり2回目 |
表彰
[編集]大会最優秀選手 | 得点王 | 最優秀ゴールキーパー | フェアプレー賞 |
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チェ・ウンヨン [7] | 土方麻耶(4得点)[8] | チェ・ウンギョン [9] | 日本 |
FIFA U-20女子ワールドカップ出場チーム
[編集]AFCからは以下の4チームが2024 FIFA U-20女子ワールドカップの出場資格を得る。
出場国・地域 | 予選順位 | 出場決定日 | 出場回数 | 最高成績 |
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北朝鮮 | 1位 | 2024年3月10日 | 2大会ぶり8回目 | 優勝 (2006、2016) |
日本 | 2位 | 2024年3月7日 | 4大会連続8回目 | 優勝 (2018) |
オーストラリア | 3位 | 2024年3月9日 | 2大会連続5回目 | ベスト8 (2002、2004) |
韓国 | 4位 | 2024年3月9日 | 2大会連続7回目 | 3位 (2010) |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ "AFC Women's Football Committee approves AFC Women's Club Championship" (HTML) (Press release) (英語). Asian Football Confederation. 28 September 2019. 2023年11月11日閲覧。
- ^ "Latest update on the AFC National Team Competitions in 2021 and 2022" (HTML) (Press release) (英語). Asian Football Confederation. 5 July 2021. 2023年11月11日閲覧。
- ^ 『FIFA Council takes key decisions on FIFA World Cup™ editions in 2030 and 2034』(HTML)(プレスリリース)国際サッカー連盟、2023年10月4日 。2024年2月17日閲覧。
- ^ “AFCU20W draw unveils route to Uzbekistan 2024”. the-afc.com. 2024年3月11日閲覧。
- ^ “#U20WAC draw to set stage for eagerly anticipated Uzbekistan 2024”. the-afc.com. 2024年3月11日閲覧。
- ^ a b c “COMPETITION REGULATIONS AFC U20 WOMEN’S ASIAN CUP 2024”. AFC. 2024年3月1日閲覧。
- ^ "DPR Korea's Chae Un yong named Most Valuable Player" (Press release). AFC. 17 March 2024. 2023年3月17日閲覧。
- ^ "Japan's Maya Hijikata wins Yili Top Scorer Award" (Press release). AFC. 17 March 2024. 2023年3月17日閲覧。
- ^ "DPR Korea's Chae Un Gyong takes Best Goalkeeper crown" (Press release). AFC. 17 March 2024. 2023年3月17日閲覧。