コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

A GIRL IN SUMMER

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『A GIRL IN SUMMER』
松任谷由実スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル Capitol Music
プロデュース 松任谷正隆
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • ゴールド(日本レコード協会
  • 松任谷由実 アルバム 年表
    VIVA! 6×7
    2004年
    A GIRL IN SUMMER
    2006年
    そしてもう一度夢見るだろう
    2009年
    SEASONS COLOURS -春夏撰曲集-
    2007年
    ミュージックビデオ
    「虹の下のどしゃ降りで」 - YouTube

    「Forgiveness」 - YouTube

    「ついてゆくわ」 - YouTube
    『A GIRL IN SUMMER』収録のシングル
    テンプレートを表示

    A GIRL IN SUMMER』(ア・ガール・イン・サマー)は、松任谷由実(ユーミン)の34枚目のオリジナルアルバム。2006年5月24日東芝EMIよりリリースされた(TOCT-25920)。

    解説

    [編集]
    • 前作から約1年半ぶりのオリジナルアルバム発売である。
    • 発売に先駆けてiTunes Music Storeで一部楽曲が先行販売されるという画期的な試みもなされた。『A GIRL IN SUMMER iTMS edition』として6曲を先行配信(「Forgiveness」のビデオクリップとデジタルブックレット付き)、残りの6曲は6月21日から配信が開始された。
    • TV-CMには田中美保が出演した。
    • アルバム発売に前後して4月14日〜7月17日に『THE LAST WEDNESDAY TOUR』が開催。
    • アルバム発売の直前にクレージーキャッツとの共演シングル『Still Crazy For You』(フジテレビほか『ウチくる!?』2006年4月2日 - 5月28日エンディングテーマ)を発売したが、このアルバムには収録されなかった。
    • オリコン週間アルバムチャートで41作目のTOP10入り。

    収録曲

    [編集]

    CD

    [編集]
    全作詞・作曲: 松任谷由実。
    #タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
    1.Blue Planet松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    2.海に来て -Came By the Ocean-[注釈 1]松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    3.哀しみのルート16 -Sentimental Route 16-松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    4.もうここには何もない -There's Nothing Here Anymore-松任谷由実松任谷由実松任谷正隆、Jerry Hey
    5.あなたに届くように -Singing For You-(album version)」松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    6.Many is the time松任谷由実松任谷由実松任谷正隆、Jerry Hey
    7.虹の下のどしゃ降りで -Pouring Rain Under the Rainbow-松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    8.Escape松任谷由実松任谷由実松任谷正隆、Jerry Hey
    9.Forgiveness松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    10.ついてゆくわ -I'll Follow My Dream- (album version)」松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    11.時空のダンス -Dancing Through Time and Space-松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    12.Smile again (YUMING version)」松任谷由実松任谷由実松任谷正隆

    楽曲解説

    [編集]
    1. Blue Planet
      楽曲が完成した際、サーフィンが思い浮かび、サーフィンをしたくなるような曲を念頭に制作された[2]サーファーたちへの賛歌でもある[2]
    2. 海に来て
      2018年の自薦ベスト『ユーミンからの、恋のうた。』に選曲された。
    3. 哀しみのルート16
      ルート16とは国道16号線のこと。ユーミン自身気にいっている一曲[2]
      ベストアルバム『SEASONS COLOURS -春夏撰曲集-』『日本の恋と、ユーミンと。』にも収録されている。
    4. もうここには何もない
    5. あなたに届くように (album version)
      先行シングル曲。NHK探検ロマン世界遺産』テーマソング。歌詞を若干変更した。
    6. Many is the time
      ボサノヴァラテン音楽を織り込んだポップ・ソング[2]
    7. 虹の下のどしゃ降りで
      2006年2月15日にシングル発売。西原亜希が出演するJR東日本モバイルSuicaキャンペーン」CMソング(少しだけホームシック篇、東京になっていく篇、あの手この手篇、思わず飛んでしまう篇)。仲間由紀恵が出演するau「モバイルSuicaキャンペーン」CMソング(モバイルSuica・スイスイ篇)。一部地域(関東地区)のみOAされた。ミュージックビデオにはパパイヤ鈴木が振り付けし、自身も特別出演している。
    8. Escape
      最初はローリング・ストーンズのような曲を目指していたが、アメコミの「ディック・トレイシー風で」というプロデューサーからのアイディアを元に、コミカルタッチの展開が作られた[2]
    9. Forgiveness
      ハウス「北海道シチュー」「北海道チャウダー」CMソング(緒形直人藤谷美紀が出演)。
      夕焼けを背景にした曲であるが、「ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ」の時が人影がぐんぐん伸びていくような赤い夕陽だったのに対し、本曲では雲の間からビームを放っているような夕陽をイメージした[2]
      THE LAST WEDNESDAY TOURのセットを使ったミュージックビデオも制作された、公式YouTubeチャンネルで視聴可能。
      2022年のベスト『ユーミン万歳!』では2022 mixが収録。
    10. ついてゆくわ (album version)
      先行シングル曲。TBS系ドラマ『夢で逢いましょう』主題歌。シングルでは歌詞を「父と娘」との内容だったのに対し、アルバムに収録する際に「恋人同士」の内容に大幅に変更された。
    11. 時空のダンス
      曲名はアルバム『スユアの波』の仮タイトル「時空のサーファー」が原型。「未来カー」をテーマに[2]近未来をイメージした楽曲。「Blue Planet」とともに脳内のインナー・ワールドをサーフィンし続ける脳内サーファーの自分自身を映し出しているとインタビューで語っている[2]
      三菱・i」CMイメージソング。
    12. Smile again (YUMING version)
      今回のボーナストラック扱い。アジアのアーティスト4人と結成した「松任谷由実 with Friends Of Love The Earth」で発表した曲のソロバージョン。愛・地球博テーマソングとして製作され、地球博最後の大型イベントでも披露された。この曲で紅白歌合戦に初出場。TOKYO FM (JFM) ヒューマンコンシャスキャンペーンソング。オリジナルバージョンはシングル『虹の下のどしゃ降りで』のカップリングに収録された。

    参加ミュージシャン

    [編集]
    • キーボード&プログラミング : 松任谷正隆
    • ドラム : Vinnie Colaiuta(#1,#3~#8,#10,#11)、島村英二(#9,#12)
    • ベース : Neil Stubenhaus(#1,#3~#8,#10,#11)、美久月千晴(#9,#12)
    • エレクトリック・ギター : Dean Parks(#1,#4,#7,#11)、鳥山雄司(#2,#3,#8,#9,#12)
    • アコースティック・ギター : Dean Parks(#1,#2,#6,#9)、鳥山雄司(#5)
    • ガット・ギター : 鳥山雄司(#5)
    • 12弦ギター : Dean Parks(#11)
    • トランペット : Jerry Hey(#4,#6,#8)、Gary Grant(#4,#6,#8)
    • トロンボーン : Reggie Young(#4,#6,#8)
    • サックス : Dan Higgins(#1,#4,#6~#8)
    • フルート : Dan Higgins(#4,#6)
    • パーカッション : Michael Fisher(#1,#3,#4,#6,#8)
    • ヴァイオリン : 栄田嘉彦(#1,#2,#6~#9,#11,#12)、桐山なぎさ(#1,#2,#5,#6,#8~#12)、村田幸謙(#1,#2,#6,#9,#11,#12)、中嶋弦一郎(#1,#2,#6,#8,#11)、押鐘貴之(#1,#2,#6,#8,#11)、小倉達夫(#1,#2,#9,#11,#12)、伊能修(#1,#2)、大林典代(#1,#2,#5,#10)、金原千恵子(#7)、竹内純(#7)、大久保祐子(#5,#7,#10)、藤家泉子(#5,#10)
    • ヴィオラ : 鈴木民雄(#1,#2,#5,#7~#12)、細川愛子(#1,#2,#6,#8,#11)
    • チェロ : 阿部雅士(#1,#2,#5,#6,#8~#12)、笠原綾乃(#1,#2,#8,#11)
    • サウンド・エフェクト : 山中雅文(#1,#8,#11)
    • コーラス : 松任谷由実、OTOTACHIBANA(#4,#8)

    脚注

    [編集]
    1. ^ A GIRL IN SUMMER|松任谷由実”. ORICON. 2024年12月24日閲覧。
    2. ^ a b c d e f g h 最新作『A GIRL IN SUMMER』を松任谷由実本人が全曲解説!”. BARKS (2006年5月24日). 2024年11月17日閲覧。

    注釈

    [編集]
    1. ^ 配信を機に本人監修のもと全曲英語表記が公式に発表された。 https://itunes.apple.com/us/album/a-girl-in-summer/1436014955

    外部リンク

    [編集]
    • 松任谷由実オフィシャルサイトによる紹介ページ