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瞳はダイアモンド/蒼いフォトグラフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「瞳はダイアモンド/蒼いフォトグラフ」
松田聖子シングル
初出アルバム『Canary
A面 瞳はダイアモンド
蒼いフォトグラフ
リリース
規格 シングル・レコード
ジャンル ポップ・ミュージック
時間
レーベル CBS・ソニー
(8cmCD含む)
Sony Records
(12cmCD)
作詞 松本隆
作曲 呉田軽穂
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1983年11月度月間1位(オリコン)
  • 1983年12月度月間1位(オリコン)
  • 1984年1月度月間8位(オリコン)
  • 1983年度年間46位(オリコン)[1]
  • 1984年度年間28位(オリコン)
  • 1位(ザ・ベストテン
  • 1983年度年間41位(ザ・ベストテン)
  • 1984年度年間62位(ザ・ベストテン)
  • 1位(ザ・トップテン
松田聖子 シングル 年表
ガラスの林檎 / SWEET MEMORIES
(1983年)
瞳はダイアモンド / 蒼いフォトグラフ
(1983年)
Rock'n Rouge
(1984年)
収録アルバムCanary
Misty
(4)
Diamond Eyes
(5)
LET'S BOYHUNT
(6)


Party's Queen
(8)
Photograph of Yesterdays
(9)
Silvery Moonlight
(10)
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瞳はダイアモンド/蒼いフォトグラフ』(ひとみはダイアモンド/あおいフォトグラフ)は、1983年10月28日にリリースされた松田聖子の15枚目のシングル[2]。規格品番:07SH 1421(EP盤)

概要

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松田の楽曲としては、両曲とも初めての本格的な失恋ソングである。

本作発売時、前作「ガラスの林檎」がB面「SWEET MEMORIES」の好評を得て両A面シングルとしてロングヒットしており、本作と併せてオリコン週間シングルチャートの1位・2位を独占した。本作も当初は「瞳はダイアモンド」の単独A面だったが、再プレス盤以降は両A面としてジャケットの文字部分が変更されたセカンドスリーブ仕様で発売されて両曲のフォントが同じ大きさになった。

TBSザ・ベストテンでは、自身最長となる8週連続1位を記録した。

欽ちゃんのどこまでやるの!」(1983年12月14日。テレビ朝日)では茶の間のこたつでピンマイクを付けて「瞳はダイアモンド」を歌唱した。

本曲の後に発売されたオリジナルアルバムCanary』は、アルバム全曲を英語タイトルで揃えるため両曲とも英語タイトルで収められた。それぞれ「Diamond Eyes」/「Photograph of Yesterdays」となる。

2004年に紙ジャケット仕様の完全生産限定盤12cmCDとして再びリリースされる。

2021年発売アルバム『SEIKO MATSUDA 2021』にはセルフカバー「瞳はダイアモンド ~Diamond Eyes~」が収録された。同時リリースの『SEIKO MATSUDA 2020』デラックス・エディションには「蒼いフォトグラフ ~Photograph of yesterdays~」が収録されている。

収録曲

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全作詞:松本隆/作曲:呉田軽穂(松任谷由実)/編曲:松任谷正隆

  1. 瞳はダイアモンド(4:17)
  2. 蒼いフォトグラフ(3:56)

批評

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中川右介は、作詞担当の松本はかねてから演歌の主流である「悲恋モノ」に対して「自虐的だ」と否定的であったが、本作であえてそれと同じ粗筋の歌詞を書いたことを指摘する。その上で、自虐的でなく「ドライで軽い」、アイドル・ポップスという新たな歌謡曲の地平に立ったうえで、あえて「自己肯定的な失恋」を歌にした本曲を、「松田聖子が1983年に到達した地平だった」と評している[4]

セルフカバー/カバー

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瞳はダイアモンド
蒼いフォトグラフ

関連作品

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脚注

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出典

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  1. ^ 別冊宝島2611『80年代アイドルcollection』p.38.
  2. ^ ディスコグラフィ|松田聖子オフィシャルサイト”. www.seikomatsuda.co.jp. 2022年10月16日閲覧。
  3. ^ vol.12 進む、港湾革命。日本躍進の切り札となるか「ミナトの未来図」華やかに[後編]”. Grasp. 国土交通省 (2019年11月15日). 2023年5月14日閲覧。
  4. ^ 中川, pp. 234–235.
  5. ^ a b 小泉今日子、広瀬すず、加瀬亮らが松本隆の詞を朗読、ディレクターは是枝裕和”. 音楽ナタリー (2015年5月22日). 2015年5月26日閲覧。
  6. ^ インタビュー:矢川 葵、「昭和歌謡を歌い継ぐ」ソロとして再始動”. CDジャーナル. 音楽出版社 (2022年3月23日). 2022年3月26日閲覧。
  7. ^ 松本隆 作詞活動四十五周年トリビュート 風街であいませう”. VICTOR ENTERTAINMENT公式特設サイト. 2015年6月27日閲覧。

参考文献

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  • 中川右介『松田聖子と中森明菜 1980年代の革命』朝日新聞出版朝日文庫〉、2014年12月30日。ISBN 978-4-02-261814-6 

関連項目

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外部リンク

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