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by myself (hitomiのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『by myself』
hitomiスタジオ・アルバム
リリース
録音 tetsuya komuro sequence 1102st and 1103st
SEDIC AUDIO STUDIO
Baybridge STUDIO
HITOKUCHIZAKA STUDIO
JVC VICTOR STUDIO
BAZOOKA STUDIO
PRIME-MIX STUDIO
OCEAN WAY RECORDING(L.A.)
WEST LAKE STUDIO(L.A.)
ジャンル ポップス
時間
レーベル avex trax
プロデュース 久保こーじ
hitomi
小室哲哉
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1996年度年間27位(オリコン)
  • 登場回数12回(オリコン)
ゴールドディスク
  • ダブル・プラチナ(日本レコード協会
  • hitomi アルバム 年表
    GO TO THE TOP
    (1995年)
    by myself
    (1996年)
    déjà-vu
    (1997年)
    『by myself』収録のシングル
    1. Sexy
      リリース: 1996年2月28日
    2. In the future
      リリース: 1996年5月22日
    3. by myself
      リリース: 1996年8月7日
    テンプレートを表示

    by myself』(バイ・マイセルフ)は、hitomiの2枚目のアルバムである。1996年9月11日発売。発売元はavex trax

    概要

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    音楽性

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    • hitomiはレコーディングが始まる1か月前から作詞作業に取りかかっていた。歌詞のコンセプトは「ポジティブな面とネガティブな面の両方を出す」「ずっと続いていく道の上にいる自分が感じる、漠然とした欠落感や正体不明の焦燥感」「いつも何かを探しているのに、それが何かわからない。ずっと遠くに明確な答えがあるのに、遠すぎて見えない。だから近づこうとして歩いている」を基盤に歌詞を書いていたが、ネガティブな歌詞が多く、書いている内容が他と似通った部分が多くてスランプに陥った。そのため楽曲をもらってから、hitomi自身で「ここを生かそう」と思う部分を20個書いた歌詞のうち10個を引っこ抜く形で前田たかひろに渡し、言葉の拾い方を考えながら整理した上で、再度物語を作る感じで書き上げた[1]。その際に前田の作詞の構成の仕方を参考にした[2]

    アートワーク

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    ジャケットの写真は「上を見ているhitomi」と「下を見ているhitomi」で「強さと弱さの二面性」を表現した[2]

    収録曲

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    1. Sunshine HEAVEN, Moonlight HEAVEN
      作詞:hitomi・前田たかひろ、作曲・編曲:久保こーじ
      「自分の中の明暗」「自然に湧き出る強さと弱さ」を表現した[2]
    2. Sexy
      作詞:hitomi、作曲・編曲:小室哲哉
      5thシングル。コミー「東京ビューティーセンター'96 レディープロデュース・キャンペーン」CMソング
      表記されていないが、シングルとは若干異なるアレンジで収録されている。
    3. Never give up!
      作詞:hitomi、作曲・編曲:久保こーじ
      アルバムの中で最後にレコーディングされた[3]
      hitomiが幼い頃から、祖母から「世に出てからの風当たりは甘くない」という言葉を聞かされていたことを思い出した。そこから「生命力」という言葉を見出し、「弱音を吐いてる自分が大嫌い。生きてるパワーが感じられないだらけた自分が大嫌い。だからNever give up!」という気持ちで書いた[3]
    4. raise my eyes
      作詞:hitomi・前田たかひろ、作曲・編曲:久保こーじ
      「歌詞の中の『君』は自分を優しく取り巻く全ての人々を指す」「『幸せ』と感じるときもあれば、『一人寂しい』時もある」[3]「空はすごく計り知れないもので、永遠・大きさ・優しさがある。晴れた空を見上げながら聞いて欲しい」[2]という気持ちで書いた。
    5. In the future
      作詞:hitomi・小室哲哉、作曲・編曲:小室哲哉
      6thシングル。明治製菓「アメリカンチップス」CMソング
      表記されていないが、シングルとは若干異なるアレンジで収録されている。
    6. Plain
      作詞:hitomi、作曲・編曲:久保こーじ
      タイトルには「明白な」「飾りのない」「Love」という意味を込めた[3]
      「自分の愛の形は何なのか」を考えながら書いた[2]
      「夜のドライブに聞いて欲しい」という気持ちで、今までの歌い方とは違い「優しく甘い」感じで歌った[3]
    7. by myself
      作詞:hitomi、作曲・編曲:小室哲哉
      7thシングル。KTVCX系ドラマ「もう我慢できない!」エンディング・テーマ
    8. real Love
      作詞:hitomi・前田たかひろ、作曲・編曲:久保こーじ
      テーマは「六本木を歩いている奴らが気に食わない。お前らに未来はあるのか?」と当時hitomiが世間に対して思っていたことをダイレクトに出した[1]
    9. Shinin' On
      作詞:hitomi、作曲・編曲:小室哲哉
      6thシングル・カップリング。アサヒコーポレーションア「ドライ・シューズ」CMソング
    10. Forever
      作詞:hitomi、作曲・編曲:久保こーじ
      「時が止まっちゃえばいいのに」という気持ちで書いて、そのまま優しい雰囲気で歌い上げた[3]
      hitomiは「珍しく、歌詞を始めから終わりまできれいにまとめることが出来た」と振り返っている[2]

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ a b 角川書店刊「CDでーた」1996年10月5日号「ARTIST FOLIO ★ hitomi 寂しさや恋心みたいなものを素直に出そうかな」33Pより。
    2. ^ a b c d e f ダイヤモンド社刊「FM STATION」1996年10月20日号「INTERVIEW→hitomi ジャケットにポジティブな私とネガティブな私がいる」pp.18-19より。
    3. ^ a b c d e f ソニーマガジンズ刊「WHAT's IN?」1996年11月号「セルフライナーノーツ」p.140より。