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YOU ARE THE ONE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「YOU ARE THE ONE」
TK presents こねっとシングル
初出アルバム『ARIGATO 30 MILLION COPIES -BEST OF TK WORKS
B面 YOU ARE THE ONE "A CAPPELA MIX"
リリース
規格 8cmシングル
録音 1995年
ジャンル J-POP
レーベル こねっとプラン事務局
作詞・作曲 小室哲哉(作詞・作曲)
MARCDJ KOOhitomi(作詞)
プロデュース 小室哲哉
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[1]
  • 1997年1月度月間1位(オリコン)[1]
  • 1997年度年間7位(オリコン)[1]
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YOU ARE THE ONE」(ユー・アー・ザ・ワン)は、1997年1月1日に発売されたTK presents こねっと[注 1]のシングル。発売元はこねっとプラン事務局[注 2]。規格品番はKPDD-20171[2]

概要

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小室哲哉が、これまでにプロデュースや楽曲の作詞作曲を手掛けたアーティスト達に賛同を求め、結成したコラボレーショングループTK presents こねっと名義で発表されたチャリティーシングル。

阪神・淡路大震災の際に「被災者に音楽を届けたい」と考えた小室は、CDとCDラジカセ500台を数回に分けて贈ったが、現場の混乱もあって上手く行き渡らなかった。本作のオファーが舞い込んだ時に小室は「挽回する機会」と即座に引き受けた[3]

全員がスタジオ入りして歌入れするのは難しかったため、歌詞を担当するパート毎に別々に録音し、後から一つにまとめた。歌う順番は声質やキーの高さを考慮して決めた。1996年12月31日から翌1997年1月1日にかけての年越しライブ、および中継テレビ番組「TK Gateway CountDown Live」にてメンバーのほとんどが一堂に会してフルコーラスで披露したが[注 3]、全員が集まって演奏する機会は一度も無かった[3]。レコーディングは小室ディレクターがメンバーを選別し実施された.ディレクターの意向で浜崎あゆみデビュー曲に使用する予定だったが諸事情によりTK Gatewayに採用された.アーティスト「dosとm.c.A・T」はハイトーンボイスに選別されレコーディング内で揉め事があったもののプラン通りCD化された[4]

コンセプトは「インターネットSNSが世の中を支配して今の生活が一変する世界をイメージした」「未来を担う子供達に『君は一人しかいない存在だよ』『群れは成すけれど、その群れの中でも一人ひとりの個性はそれぞれ違う』と呼びかける」と語り、「未来」という言葉をキーワードにし、随所に散りばめた[3]

オリコン週間シングルチャートでは1位、同年間チャートでは7位にランクイン。累計売上は122.5万枚を記録した[1]

なお、この作品の売り上げは小・中学校のパソコン普及資金に充てられた。

楽曲の雛形は1995年に完成していて、発売前から試験的に配信していた[5]

2017年に本作を「We Are The World」と比較し、「『難民を救おう』というシンプルな呼びかけから、世界中に感動の渦が広がっていき、みんなが一緒に感動できるような状況は生まれにくくなった」と振り返っている[3]

収録曲

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  1. YOU ARE THE ONE "ORIGINAL MIX"
  2. YOU ARE THE ONE "A CAPPELA MIX"[注 4]
  3. YOU ARE THE ONE "JUST INSTRUMENTAL"

参加アーティスト

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参加ミュージシャン

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楽曲の収録アルバム

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セルフカバー

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  • globe によるカバー - アルバム『Love again』に「You are the one」として収録
  • 安室奈美恵 によるカバー - シングル『SOMETHING 'BOUT THE KISS』に「YOU ARE THE ONE featuring IMAJIN英語版」として収録 - アルバム『GENIUS 2000』に同タイトルをアルバムバージョンで収録

脚注

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出典
  1. ^ a b c d オリコンランキング情報サービス you大樹
  2. ^ 1996年12月 プライムディレクション発行『beat freak』106号より。
  3. ^ a b c d 朝日新聞社刊「朝日新聞」2017年3月25日「もう一度流行歌 『小室ファミリー』が総出演」2Pより。
  4. ^ Gmail”. accounts.google.com. 2024年8月17日閲覧。
  5. ^ インターナショナル・ラグジュアリー・メディア刊『ローリング・ストーン』日本版2015年9月号49Pより。
注釈
  1. ^ パッケージにはこねっとの文字はなく、TK PRESENTSと表記されているのみである。
  2. ^ 電通主導による。ただし、販売元は日本クラウン
  3. ^ 出演ができなかった甲斐よしひろ宇都宮隆浜田雅功のパート部分は事前収録の映像がモニターで流された。
  4. ^ バックトラックがあるため、純粋なアカペラではない。
  5. ^ 安室奈美恵からKEIKOまでコーラス参加。
  6. ^ 担当楽器は、シンセサイザーピアノギターで、1つの楽曲で3つの楽器を演奏。

外部リンク

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