ファーゴ (テレビドラマ)
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2022年4月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
FARGO/ファーゴ | |
---|---|
ジャンル | |
原案 | ノア・ホーリー |
出演者 | |
作曲 | ジェフ・ルッソ |
国・地域 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
シーズン数 | 5 |
話数 | 51 |
各話の長さ | 48-68分 |
製作 | |
製作総指揮 |
|
プロデューサー |
|
製作 |
26 Keys Production The Littlefield Company Nomadic Pictures Mike Zoss Productions FX Productions MGM Television |
放送 | |
放送チャンネル | FX |
映像形式 | 16:9 HDTV |
放送期間 | 2014年4月15日 | - 継続中
公式ウェブサイト |
『FARGO/ファーゴ』(ファーゴ、英: Fargo)は、2014年からFXチャンネルで放送されているアメリカ合衆国のサスペンスドラマ、ブラックコメディである。ノア・ホーリーがコーエン兄弟による1996年の映画『ファーゴ』に着想を得て創作し脚本を書いている。
概要
[編集]本シリーズは、シーズンごとに設定や時代や配役の異なるアンソロジー形式である。俳優によっては複数年に渡る出演契約をすることが難しいため、出演は1シーズンに限られている。
寒冷地である中西部のミネソタ州、ノースダコタ州、サウスダコタ州の州境付近、およびカンザス州とミズーリ州にまたがるカンザスシティが共通の舞台となる。ごく普通の市民、警察官、マフィアが主要なキャストとなり、連続殺人事件に巻き込まれていく。
1996年の映画『ファーゴ』に着想を得てはいるが、登場人物や設定は異なっている。ただし、シーズン1には映画で埋められた現金を掘り起こすシーンがある。シーズン1は映画の19年後の物語であるが、シーズン2は映画の8年前の物語であり、シーズン1とは数人の登場人物が共通している。シーズン3は映画の22年後の物語である。映画の37年前を舞台とするシーズン4はシーズン2と数人の登場人物が共通している。
2006年を舞台とするシーズン1は2014年4月15日から放送され、シーズン2は登場人物を一新して1979年を舞台とし、2015年10月12日から放送された。2010年を舞台とするシーズン3は2017年4月19日から放送された。1950年を舞台とするシーズン4はクリス・ロックを主演とし2020年4月19日放送開始予定[1]であったが、新型コロナウイルスの流行による製作遅れのため、2020年9月27日から放送された[2]。2019年を舞台とするシーズン5は2023年11月21日より放送されている[3][4]。
日本での初公開は、2014年にスター・チャンネルでシーズン1が、2016年1月からシーズン2が、2017年10月24日からシーズン3が放送され、2021年1月29日からスター・チャンネルEXでシーズン4が配信され、2023年11月22日よりAmazon Prime Videoでシーズン5が配信された。
シーズン1
[編集]シーズン1のあらすじ
[編集]2006年1月、殺し屋のローン・マルヴォ(ビリー・ボブ・ソーントン)はミネソタ州ベミジーで殺人仕事をした後、レスター・ナイガード(マーティン・フリーマン)と知り合い、彼の憎む相手を殺す。妻の尻に敷かれていたレスターは衝動的に妻を殺してしまい、マルヴォに死体の始末を頼むと、不審に思った警察署長をもマルヴォが殺してしまう。警察副署長のモリー・ソルヴァーソン(アリソン・トルマン)とミネソタ州ダルース警察の警官ガス・グリムリー(コリン・ハンクス)は協力して事件を捜査しマルヴォとレスターを疑うと、レスターは弟に濡れ衣を着せて捜査を逃れる。ギャングがマルヴォに殺し屋を送り込むが、マルヴォは逆にノースダコタ州ファーゴでギャングの本拠を襲い壊滅させる。1年後にレスターは変装したマルヴォに再会して殺人を目撃する。マルヴォはレスターを消そうとベミジーに再来するが、モリーと結婚していたガスに射殺される。マルヴォの所持品からレスターの殺人が暴かれ、レスターは逃走するも湖に落ちて死ぬ。
シーズン1のキャスト
[編集]シーズン1の主要キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
ローン・マルヴォ | ビリー・ボブ・ソーントン | 山路和弘 | 殺し屋 |
モリー・ソルヴァーソン | アリソン・トルマン | 高橋里枝 | ミネソタ州ベミジー警察署の副署長 |
ガス・グリムリー | コリン・ハンクス | 白石充 | ミネソタ州ダルース警察の警官 |
レスター・ナイガード | マーティン・フリーマン | 森川智之 | 保険のセールスマン |
シーズン1のその他のキャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
ビル・オズワルト | ボブ・オデンカーク | 山岸治雄 | ミネソタ州ベミジー警察署の新署長 |
ナンバーズ | アダム・ゴールドバーグ | 丸山壮史 | マルヴォを追う男 |
レンチ | ラッセル・ハーバード | マルヴォを追う聾唖の男 | |
スタヴロス・マイロス | オリヴァー・プラット | 天田益男 | ミネソタのスーパーマーケット王 |
ドン・チャム | グレン・ハワートン | スタヴロスの妻ヘレナのスポーツインストラクター | |
ビル・ペッパー | ジョーダン・ピール | 山田浩貴 | FBI捜査官 |
ビル・バッジ | キーガン=マイケル・キー | 福田賢二 | FBI捜査官 |
グレタ・グリムリー | ジョーイ・キング | 下山田綾華 | ガスの娘 |
ルー・ソルヴァーソン | キース・キャラダイン | 仲野裕 | モリーの父でダイナーの経営者 |
サム・ヘス | ケヴィン・オグレイディ | 木村雅史 | 子供時代レスターをいじめた男 |
ジーナ・ヘス | ケイト・ウォルシュ | 井上喜久子 | サムの妻 |
ミッキー・ヘス | アッティカス・ミッチェル | 松島昭浩 | サムの長男 |
モー・ヘス | リアム・グリーン | 宮本誉之 | サムの次男 |
アイダ・サーマン | ジュリー・アン・エメリー | 桜木可奈子 | ヴァーン署長の妻 |
ボー・ムンク | トム・マスグレイヴ | 烏丸祐一 | レスターの勤める保険代理店の店長 |
キティー・ナイガード | レイチェル・ブランチャード | レスターの義妹 | |
チャズ・ナイガード | ジョシュア・クローズ | レスターの弟 | |
ゴード | スペンサー・ドレヴァー | チャズの息子 | |
パール | ケリー・ホールデン・バシャー | レスターの妻 | |
リンダ・パーク | スーザン・パーク | もりなつこ | レスターの同僚 |
クヌードセン | ゲイリー・ヴァレンタイン | ベミジー警察副署長 | |
バート・カントン | スティーヴン・ルート | 石住昭彦 | マルヴォ(マイクと名乗る)の同僚 |
ベン・シュミット | ピーター・ブライトマイヤー | 浦山迅 | ダルース警察のガスの上司 |
シーズン1のエピソード
[編集]通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 放送日 | 合衆国視聴者数 (百万人) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | "人喰いワニのジレンマ" "The Crocodile's Dilemma" | アダム・バーンスタイン | ノア・ホーリー | 2014年4月15日 | 2.65[5] | |
ローン・マルヴォはミネソタ州ベミジー近郊の冬のハイウェイで事故を起こす。裸の男が壊れたトランクから飛び出し、林に逃げ込む。町では、レスター・ナイガードが高校時代にいじめられたサム・ヘスに出会い、脅されて鼻の骨を折ってしまう。病院で、レスターは軽傷を負ったマルヴォに出会い、ヘスの事を話す。マルヴォは気軽にヘスを殺してやろうかと持ちかけ、レスターは承諾も拒否もしない。マルヴォはヘスを殺し、拒否はされなかったとレスターに言う。一方、ベミジー警察署長のヴァーン・サーマンと副署長のモリー・ソルヴァーソンは交通事故を調査して凍死した裸の男を見つける。二人はさらにヘスの殺人事件を捜査し、レスターとマルヴォがヘスの話をしていたことを知る。レスターが衝動的に妻のパールを殺した直後、サーマンが尋問のためレスターの家を訪れる。サーマンはパールの死体を発見し無線連絡するが、レスターに呼ばれたマルヴォが現れてサーマンを殺す。マルヴォは姿を消し、レスターは自分で頭を壁にぶつけて気絶し、両方の殺人を侵入者の仕業に見せかける。後に、ミネソタ州ダルース警察の警察官ガス・グリムリーは、速度違反をしたマルヴォの車を停める。マルヴォは命を賭けて違反を摘発するか、危険を冒さずマルヴォを見逃すか、ガスに選択を迫る。ガスが困惑する中、マルヴォは車を出し、ガスは一件を報告しないことにする。題名は『ワニのパラドックス』に由来する。 | |||||||
2 | 2 | "おんどり王子" "The Rooster Prince" | アダム・バーンスタイン | ノア・ホーリー | 2014年4月22日 | 2.04[6] | |
ヘスを殺した犯人を捜しにナンバーズとレンチがベミジーに来る。ヘスの弁護士のマックス・ゴールドは二人にマルヴォの見かけを教えてストリップ・クラブに向かわせる。二人は間違って別の男を誘拐し、アイス・フィッシングの穴に捨てる。ビル・オズワルドは署長に昇進し、事件の容疑者を巡って副署長のモリーと衝突する。モリーは、レスターが交通事故を起こしたドライバーと、サム・ヘス、パール、サーマンの殺人に関わっていると疑う。だがオズワルトは流れ者による犯罪だと考える。ダルースでは、"ミネソタ州のスーパーマーケット王"スタヴロス・マイロスがマルヴォを雇って、自分を脅迫している人物を探させる。ダルース警察のガスはベミジーでの殺人を知り、先日停止させた車に関係があるかもしれないと思う。題名はユダヤのたとえ話に由来する。 | |||||||
3 | 3 | "泥の道" "A Muddy Road" | Randall Einhorn | ノア・ホーリー | 2014年4月29日 | 1.87[7] | |
モリーは、交通事故現場近くの森で凍死した男が、おそらくはギャンブルの借金のため、セントポールの職場から連れ出されていたことを知る。連れ出した男の顔が、防犯カメラに写されている。レスターが保険金の件でサム・ヘスの未亡人のジーナを訪れると、ナンバーズとレンチが家の外から見張っている。後に二人はレスターのオフィスを訪ね、情報を求めて脅すが、モリーがやって来たため立ち去る。モリーはレスターに防犯カメラの写真を見せた反応で、レスターが男の知り合いだと確信する。一方、マルヴォはマイロス夫人のスポーツインストラクターのチャムを、マイロスを脅迫していることを知っていると伝えて脅す。マルヴォは自らマイロスを脅迫し始め、宗教心に訴え、犬を殺し、薬をすり替え、シャワーから豚の血を流す。ガスは、マルヴォの運転していた車がレスターのものだったと知り、見逃したことを上司に告白し、ベミジーを訪れてモリーと話す。題名は禅の公案に由来する。 | |||||||
4 | 4 | "知らぬ存ぜぬ" "Eating the Blame" | Randall Einhorn | ノア・ホーリー | 2014年5月6日 | 1.70[8] | |
1987年、マイロス一家は冬の無人のハイウェイでガス欠を起こす。莫大な借金に苦しむスタヴロス・マイロスは神に助けを求める。車外に出ると、マイロスは札束の詰まったブリーフケース(映画ファーゴ参照)を雪の中に見つける。19年後、水道屋に変装したチャムが、マイロスのシャワーを調べて故障はないと言うが、"血に変わる水"は聖書にあるエジプトの"十の災い"のようだと言う。マイロスの家の付近の路上で、ガスはマルヴォを見つけて逮捕する。ガスはモリーに連絡し、モリーはダルースに行こうとするがオズワルト署長が却下して自ら赴く。マルヴォは、ボーデッテのルーテル教会の牧師フランク・ピーターソンであると身分を偽り、ベミジーでの殺人事件に対しては十分なアリバイもある。モリーはマルヴォの名前を調べてガスに連絡するが、マルヴォは釈放される。ガスは"マルヴォ"と実名を使って呼びかけ、本当の名前を知っていることを思い知らせる。マルヴォとチャムは"十の災い"をまねてマイロスのスーパーマーケットに何百匹ものコオロギを放ち、マイロスを脅えさせる。一方、ナンバーズとレンチはレスターを誘拐するが逃げられる。警察に保護してもらうためにレスターは警官を殴るが、ナンバーズとレンチもわざとバーで暴れて逮捕され、三人は同じ拘置牢に入る。題名は禅の公案に由来する。 | |||||||
5 | 5 | "愚か者の群れ" "The Six Ungraspables" | Colin Bucksey | ノア・ホーリー | 2014年5月13日 | 1.60[9] | |
牢の中で、ナンバーズとレンチは無理やりレスターからマルヴォの名前を聞き出す。二人は釈放されるが、レスターは手の怪我が感染して入院させられる。サーマン署長が撃たれた時、散弾の一つがレスターの手に命中していたためである。サーマンが撃たれた時に同じ部屋にいた証拠となるため、レスターは手の傷を隠していた。この新しい証拠によって、モリーは最近の複数の事件に関連性があることをオズワルト署長に納得させる。マイロスが脅迫に応じて金を払いそうになったため、マルヴォはチャムが計画を台無しにしないようにチャムを朝まで台所の物置に閉じ込める。マルヴォがマイロスを家に送り届けた後、マルヴォはグリムリーが周辺に居るのに気付き、家までつける。近所の男に不審がられるが、脅して立ち去る。題名は禅の公案に由来する。 | |||||||
6 | 6 | "ビュリダンのロバ" "Buridan's Ass" | Colin Bucksey | ノア・ホーリー | 2014年5月20日 | 1.80[10] | |
マルヴォはチャムに、支払いの準備が出来たマイロスに電話をかけさせる。その後マルヴォはチャムを気絶させ、運動ベンチに縛り付けて自宅の玄関に置く。弾を込めていないショットガンをテープで手に縛り付け、近所に向けて無差別に発砲する。マルヴォが去った後、警察が家に突入してチャムを射殺する。モリーとガスが連続事件について話していると、銃撃が報告される。ナンバーズとレンチがマルヴォを罠にかけて交通事故を起こさせた現場に二人は着く。吹雪で視界の悪い中、マルヴォはナンバーズを待ち伏せ、雇い主を聞き出した後で殺す。モリーとガスはホワイトアウトの中で離ればなれとなり、ガスは誤ってモリーを撃ってしまう。マイロスは、19年前に大金の入ったブリーフケースを見つけた場所に戻り、脅迫者に要求された金を雪に埋める。マイロスはこれで神が許してくれたものだと信じるが、帰り道で息子とボディガードが交通事故で死んでいるのを見つける。ベミジーでは、レスターが病院を抜け出し、凶器や証拠品を弟の武器庫に隠す。そして拳銃を甥のゴードのバックパックに隠し、気づかれないまま病院に戻る。題名はパラドックス『ビュリダンのロバ』に由来する。 | |||||||
7 | 7 | "理髪師の髭を剃るのは誰?" "Who Shaves the Barber?" | Scott Winant | ノア・ホーリー | 2014年5月27日 | 1.52[11] | |
誤ってモリーを撃ってしまったガスは意気消沈する。レスターがゴードのバックパックに入れた拳銃が学校で発見され、警察はチャズの家を捜索する。レスターがチャズの家の武器庫に隠した証拠が発見され、チャズは逮捕される。レスターは、不倫関係にあったチャズが痴情のもつれでパールを殺したという話をでっち上げる。チャズがサーマンを撃った時に手を怪我したと言い、弟の仕返しを恐れて黙っていたと言う。病院で、モリーは負傷したレンチを尋問し、ナンバーズが死んだことを伝える。耳の聞こえないレンチは協力を拒否する。一方、ノースダコタ州ファーゴでは、マルヴォがナンバーズとレンチを送りこんで自分を殺そうとしたギャングのアジトに乗り込み、FBI捜査官の監視下で銃撃戦となり、22人を殺す。保険料不払いのためヘスの死亡保険金が支払われないことを隠し、レスターはヘスの未亡人に近づき便宜をちらつかせて誘惑する。ベミジーに戻ったモリーは、レスターでなくチャズが殺人容疑で逮捕されたことを知ってうろたえる。題名は『床屋のパラドックス』に由来する。 | |||||||
8 | 8 | "砂山のパラドックス" "The Heap" | Scott Winant | ノア・ホーリー | 2014年6月3日 | 1.86[12] | |
レスターは弟チャズの妻キティーを慰めるが、キティーは夫の有罪を疑わない。レスターはパールの物を捨てて新しい人生を始める。ジーナ・ヘスが息子達を連れてレスターの事務所にやって来て、夫の死亡保険金が支払われないことを怒り、自分を騙して寝たとなじる。レスターは断固として対処し、同僚のリンダ・パークを感心させる。一方、モリーは職場に復帰し、レスターの捜査を再開しようとするが退けられる。ダルースの病院ではマルヴォが見張りの警官を殺し、自分がナンバーズを殺したとレンチに言う。手錠のカギをレンチに渡し、自分を恨むなら回復した後で会いに来いと言う。ファーゴでは、マルヴォの銃撃戦に居合わせた二人のFBI捜査官ペッパーとバッジが書類整理係に左遷される。一年後、郵便局員となったガスは妊娠したモリーと結婚している。ラスベガスでは、リンダと結婚したレスターが、年間最優秀販売員賞を受賞する。ホテルのバーで、レスターは髪と髭が白くなったマルヴォを見かける。題名は『砂山のパラドックス』に由来する。 | |||||||
9 | 9 | "狐と兎とキャベツ" "A Fox, a Rabbit, and a Cabbage" | Matt Shakman | ノア・ホーリー | 2014年6月10日 | 1.90[13] | |
レスターはバーでマルヴォを見つけ、一行がエレベーターに入ったところに押しかけ、自分のことを知っているはずだと問い詰める。だがマルヴォは同僚カントンとその妻、そして自分の婚約者をいきなり射殺する。証人保護プログラムで隠れ住むカントンの兄弟を殺すため、長いことカンサスシティで歯科医を装っていたと言う。レスターはマルヴォを殴ってホテルの部屋に戻る。リンダを起こしてすぐに帰ろうと言う。ラスベガスの警察が防犯カメラの映像をチェックし、レスターが事件を目撃しているかもしれないとベミジー警察に問い合わせる。モリーがレスターを家に訪ねて聴取するが、レスターは何も見ていないと言う。FBI捜査官のバッジとペッパーは銃撃事件の手掛かりを追ってベミジーに来てモリーに会い、彼女の集めた証拠に感心する。郵便配達中、ガスはマルヴォが赤いBMWを運転しているところを見かける。ベミジーで、マルヴォはモリーの父親のルー・ソルヴァーソンの食堂に立ちよってレスターの家を聞き出そうとするが、ルーは訝って教えない。レスターはマルヴォから逃げるため、リンダと共にアカプルコに行く旅の用意を整える。二人はレスターの代理店に寄ってパスポートと現金を持ち出そうとするが、マルヴォが待ち伏せしているかもしれないと考えたレスターはリンダを一人で行かせる。マルヴォがリンダを射殺するところをレスターが目撃する。 題名はパズルに由来する。 | |||||||
10 | 10 | "モートンの熊手" "Morton's Fork" | Matt Shakman | ノア・ホーリー | 2014年6月17日 | 1.98[14] | |
リンダが殺された直後、レスターはルーの食堂に行って二人分の食事を注文し、リンダを待つふりをする。密かに外に出て公衆電話から声色を使って警察に銃撃を報告する。リンダの死体が見つかり、レスターは署で聴取されるが解放される。一方、ルーはマルヴォがベミジーに戻っているかもしれないとガスに言う。ガスはマルヴォが小屋から赤いBMWで出かけるのを見る。マルヴォは中古車店に行って、セールスマンに覆面パトカーのような車を試乗したいと言う。オズワルトはモリーに、自分は辞職して署長の職を譲りたいと言う。ペッパーとバッジはレスターを家まで送るが、マルヴォが尾行していることに気づかない。車が近寄るところに二人は歩み寄るが、中古車のセールスマンが手をテープでハンドルに縛り付けられている。マルヴォはペッパーとバッジを撃ち殺す。マルヴォはレスターの家に侵入するが、仕掛けられた熊罠に足を踏み入れて大けがをする。マルヴォは隠れ家の小屋に戻って手当てをするが、待ち構えていたガスが射殺する。後に、ガスはモリーにマルヴォの録音テープの入ったブリーフケースを見せ、中にはパールを殺した直後のレスターの電話の録音テープがある。2週間後、警察はレスターを氷結した湖に、スノーモービルで追い詰める。レスターは転倒し、氷が割れて水に落ちる。モリーは水中を捜索した警察のダイバーから電話を受ける。ガスは表彰されたと話す。題名はジレンマ『誤った二分法』に由来する。 |
シーズン2
[編集]シーズン2のあらすじ
[編集]1979年のノースダコタ州ファーゴ、サウスダコタ州スーフォールズ、ミネソタ州ルヴァーンを舞台とする。ファーゴのギャング"ゲアハルト一家"の息子ライが判事を殺害し、その直後に美容師のペギー(キルスティン・ダンスト)の車に轢かれてしまう。ペギーと夫で肉屋店員のエド(ジェシー・プレモンス)は、轢いたライを殺し、死体を処理する成り行きとなる。ベトナム戦争帰還兵でモリーの父親の警察官ルー・ソルヴァーソン(パトリック・ウィルソン)が義父で保安官のハンク(テッド・ダンソン)と共に判事殺害事件を捜査する。カンザス・シティのギャングがゲアハルト家の縄張りを傘下に収めようとして抗争に発展する。エドとペギーは弟を探しに来たライの兄ドッドに襲われるも逆に捕え、サウスダコタ州に連れて逃げる。ゲアハルト家の手下のハンジーはカンザス・シティ側に寝返り、二人を追いドッドを殺す。現地の警察はルーとハンクの助けでエドとペギーを逮捕し、二人を使ってカンザス・シティのギャングを一網打尽にしようとする。ハンジーに操られたゲアハルト家はドッドを救出しようとして、待ち伏せするサウスダコタ州警察を襲撃し、壮絶な銃撃戦となり双方のほとんどが死ぬ。エドもハンジーに殺され、ペギーはルーに逮捕される。
シーズン2のキャスト
[編集]シーズン2の主要キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
ルー・ソルヴァーソン | パトリック・ウィルソン | 小原雅人 | ミネソタ州警察官、ルヴァーン在住、モリーの父 |
ハンク・ラーソン | テッド・ダンソン | 小島敏彦 | ミネソタ州ルヴァーンの保安官でルーの義父 |
フロイド・ゲアハルト | ジーン・スマート | 一柳みる | ノースダコタ州ファーゴのギャングの長オットーの妻 |
ペギー・ブロムクイスト | キルスティン・ダンスト | 石塚理恵 | エドの妻でルヴァーンの美容師 |
エド・ブロムクイスト | ジェシー・プレモンス | 丸山壮史 | ペギーの夫でルヴァーンの肉屋の店員 |
シーズン2のその他のキャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
オットー・ゲアハルト | マイケル・ホーガン | ノースダコタ州ファーゴのギャング"ゲアハルト一家"の家長 | |
ドッド・ゲアハルト | ジェフリー・ドノヴァン | 桐本拓哉 | オットーとフロイドの長男 |
ベア・ゲアハルト | アンガス・サンプソン | 駒谷昌男 | オットーとフロイドの次男 |
ライ・ゲアハルト | キーラン・カルキン | 庄司将之 | オットーとフロイドの三男 |
シモーヌ・ゲアハルト | レイチェル・ケラー | ドッドの娘 | |
チャーリー・ゲアハルト | アラン・ドブレスク | ベアの右手が不自由な息子 | |
ベッツィ・ソルヴァーソン | クリスティン・ミリオティ | 岸本百恵 | ハンクの娘、ルーの妻で癌患者 |
ムント判事 | アン・キューザック | 佐藤しのぶ | ライ・ゲアハルトに射殺される女性判事 |
カール・ウェザーズ | ニック・オファーマン | 山岸治雄 | ルヴァーンの酒好きの弁護士 |
ジョー・ブーロ | ブラッド・ギャレット | 玉野井直樹 | カンザス・シティーのギャングの幹部 |
マイク・ミリガン | ボキーム・ウッドバイン | 志村知幸 | ジョー・ブーロの手下 |
ハンジー・デント | ザーン・マクラーノン | 菊池康弘 | ゲアハルト一家の手下でインディアン |
ベン・シュミット | キール・オドネル | 根本泰彦 | ノースダコタ州ファーゴの警官。シーズン1ではミネソタ州ダルースの警官 |
コンスタンス | エリザベス・マーヴェル | ペギーの働くルヴァーンの美容院店主 | |
ロナルド・レーガン | ブルース・キャンベル | 相沢まさき | 大統領候補で元俳優 |
ヘイミッシュ・ブローカー | アダム・アーキン | カンザス・シティーのギャングの幹部 |
シーズン2のエピソード
[編集]通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 放送日 | 合衆国視聴者数 (百万人) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 1 | "レーガンを待ちながら" "Waiting for Dutch" | マイケル・アッペンダール ランドール・エインホーン | ノア・ホーリー | 2015年10月12日 | 1.59[15] | |
1979年、ゲアハルト一家はノースダコタ州ファーゴで最も有力なギャングである。家長のオットーが脳卒中の発作を起こし、ドッド、ベア、ライの兄弟が後釜を狙う。末っ子のライは判事に仲間の口座凍結を解除させようとして争いとなり、判事とコックとウェイトレスをミネソタ州ルヴァーンのダイナー"ワッフル・ハット"で殺す羽目となる。UFOに気を取られたライは車にぶつけられ、フロントガラスに体が突き刺さる。運転していたペギー・ブロムクイストはライが死んだと思い込み、車をそのまま車庫に入れる。帰宅した肉屋の店員で夫のエドはライに襲われたため逆襲して刺し殺す。ペギーはエドを説得して事件を隠し、二人はライの死体を冷凍庫に隠す。ミネソタ州警察官のルー・ソルヴァーソンはワッフル・ハットでの殺人事件を捜査し、犯人が外に自分の車を置き去りにして逃げたことに気付く。ルーの妻ベッツィは癌にかかり化学療法を始めたばかりである。一方、オットーの病気を知ったカンザス・シティーのギャングがファーゴに進出する計画を練る。原題は、ロナルド・レーガン大統領のニックネームが"Dutch"であったことに由来する。 | |||||||
12 | 2 | "掟の前で" "Before the Law" | ノア・ホーリー | ノア・ホーリー | 2015年10月19日 | 0.96[16] | |
カンザス・シティーのギャングのジョー・ブーロがマイク・ミリガンとキッチン兄弟を連れてゲアハルト農場を訪れる。ブーロはゲアハルトのビジネスを買い取って経営を任せるとフロイドに申し出る。ドッドはボスとしてふるまう母親に反発するが、フロイドはいずれボスの座を譲るとなだめ、ライを探せと言う。マイクとキッチン兄弟もまたライを探す。ペギーは美容院に出勤し、エドはガレージを片づけてライの死体を肉屋に持っていく。家族を乗せて町に行く途中、ルーは殺人現場に立ち寄り、ベッツィが草むらでライの銃を見つける。夜遅く、ルーは閉店した肉屋に灯がついているのを見て立ち寄り、エドに会う。ルーはベーコンを求め、エドはライの体を挽肉機で処理しているのを必死に隠そうとする。題名は、フランツ・カフカの短編小説『審判』の中のたとえ話に由来する。 | |||||||
13 | 3 | "シーシュポスの神話" "The Myth of Sisyphus" | マイケル・アッペンダール | ボブ・デローレンティス | 2015年10月26日 | 1.21[17] | |
殺人現場で見つかった銃から指紋が識別され、ライが指名手配される。一方でドッドと子分のハンジーやマイク・ミリガンもそれぞれライを探す。保安官のハンクはライの手配写真を配りに美容院に行きベッツィーに会い、ベッツィーはライが交通事故にあったのではないかと推測する。立ち聞きしたペギーはエドに再び車をぶつけさせてライを轢いた痕跡を隠す。ルーはゲアハルト農場を訪ねてファミリーの敵意にさらされる。裁判所で妙な挙動を見せたスキップのタイプライター店を訪ねるとミリガンとキッチン兄弟に出くわす。ドッドの娘のシモーヌとハンジーはライのアパートでスキップを待ち伏せ、ドッドのところに連れていく。ハンジーとドッドはスキップを墓穴に入れて高温のアスファルトで埋める。ドッドは何としてもライを探せとハンジーに命令する。題名は、アルベール・カミュの随筆『シーシュポスの神話』に由来する。 | |||||||
14 | 4 | "畏れと慄き" "Fear and Trembling" | マイケル・アッペンダール | スティーブ・ブラックマン | 2015年11月2日 | 1.28[18] | |
シモーヌがマイクと寝てオットーの通院のことをもらしたため、ブーロの手下が襲撃してオットーの護衛を殺す。ドッドはドーナツ店でブーロの手下を襲う。フロイドはブーロに面会し逆提案をするが拒否される。ハンジーはワッフル・ハットの現場に残された破片からエドの車を突き止める。ベッツィの癌は悪化して臨床試験を受ける。ルーもまたエドの車がワッフル・ハットでの殺人に関わっていることを知る。ルーはエドとペギーを問いただし、ゲアハルト一家がライを探していると警告するが、ペギーはしらを切る。フロイドは全面的な抗争を決意する。題名は、セーレン・キェルケゴールの著作『おそれとおののき』に由来する。 | |||||||
15 | 5 | "賢者の贈り物" "The Gift of the Magi" | ジェフリー・ライナー | マット・ウォルパート & ベン・ネディヴィ | 2015年11月9日 | 1.28[19] | |
ルーは一時的にワッフル・ハットの事件から外され、共和党大統領候補ロナルド・レーガンの警備につく。ドッドとハンジーは、エドがカンサスシティのギャングに雇われた暗殺者であるとフロイドに嘘をつく。フロイドは復讐を承知し、ハンジーらはキッチン兄弟とジョー・ブーロを殺し、ブーロの頭をマイク・ミリガンに届ける。マイクはシモーヌに家族をスパイさせる。ドッドは手下のヴァージルとベアの息子のチャーリーをルヴァーンに送ってエドを殺そうとする。ルヴァーンでは、ペギーはルーの警告を真剣に受け止め、カリフォルニアに逃げようと言うがエドは嫌がる。ペギーは一人で逃げようとして変心し、肉屋を買い取るために車を売る。ヴァージルとチャーリーが現れエドを殺そうとして、ヴァージルは殺され、チャーリーは負傷し、肉屋は火事になる。エドが帰宅してペギーと一緒に街を離れようとすると、警察が到着する。題名は、オー・ヘンリーの小説『賢者の贈り物』に由来する。 | |||||||
16 | 6 | "そして彼らは犀になった" "Rhinoceros" | ジェフリー・ライナー | ノア・ホーリー | 2015年11月16日 | 1.15[20] | |
エドとチャーリーは警察署に拘留される。フロイドは、チャーリーを救いエドを殺すためドッドとベアらをルヴァーンに送り出すが、シモーヌはマイクに密告し父親を殺してくれと頼む。ハンクがペギーを自宅で聴取しているとゲアハルト兄弟がやって来てハンクを殴り倒すがペギーはドッドを倒す。手薄となったゲアハルト家をマイクらが銃撃する。エドに呼ばれた弁護士のカール・ウェザーズが酔って警察署に来ると、ベアと手下が署を囲む。カールはチャーリーがすぐに釈放されるとベアを説得して退去させる。ルーに逃がされたエドはペギーを心配して家に向かい、そのあとをハンジーがつける。原題はウジェーヌ・イヨネスコの不条理劇『犀』に由来する。 | |||||||
17 | 7 | "親の因果は子に報う" "Did You Do This? No, You Did It!" | キース・ゴードン | ノア・ホーリー & マット・ウォルパート & ベン・ネディヴィ | 2015年11月23日 | 1.24[21] | |
カンザス・シティーのギャングの幹部が惨殺され、エドとペギーは行方不明となっている。オットーとライの葬儀の後、ルーとベンはフロイドを署に連行する。フロイドはハンクに尋問され、ゲアハルト一家の免罪と引き換えにカンザス・シティーのギャングの情報を漏らす。シモーヌはマイクをホテルの部屋に訪ねてオットーを殺したことを責めるが、帰りにベアと出くわし車に乗せられる。ベアはシモーヌを森の中に連れて行き、裏切り者として殺す。ベッツィはプラシーボ薬を与えられたと信じ、死んだ後の家族の面倒を見てくれとカールに頼む。ベッツィは猫の世話をしにハンクの家に行き不思議なシンボルを見る。マイクはカンザス・シティから送られた応援の男たちを殺す。エドがマイクに電話をかけ、ドッドを捕えていると言う。原題はパブロ・ピカソが絵画『ゲルニカ』を巡ってナチス将校と交わした会話に由来する。 | |||||||
18 | 8 | "ロップロップ" "Loplop" | キース・ゴードン | ボブ・デローレンティス | 2015年11月30日 | 1.32[22] | |
エドとペギーはドッドを車のトランクに入れ、サウスダコタ州スーフォールズにある親戚の山小屋に向かう。ルーとハンクはブロムクイスト家でゲアハルトの手下の死体を見つける。エドはドッドの引き渡しをゲアハルトに申し出るが、誰も応答しない。次にエドはマイクに連絡し、ゲアハルトの始末と引き換えにドッドを引き渡すと言う。ドッドが縛めから逃げ出すが、ペギーがドッドを倒してエドを救う。ハンジーは二人を追う途中で人種差別主義者を撃ち、警官を殺して手配される。コンスタンスの部屋に押し入り、電話をかけてきたペギーから居場所を聞き出そうとする。エドが電話をかけたガソリンスタンドに立ち寄り、新聞で手配写真を見た従業員に通報される。山小屋を見つけるが、ドッドを救わずに頭を撃ち、ペギーにプロの散髪をしてくれと言う。ルーとハンクが山小屋に着いて銃撃戦となり、ペギーがハサミでハンジーの背中を刺す。ハンジーは裏口から逃げ出す。題名は、マックス・エルンストの描いた怪鳥に由来する。 | |||||||
19 | 9 | "城" "The Castle" | アダム・アーキン | ノア・ホーリー & スティーブ・ブラックマン | 2015年12月7日 | 1.31[23] | |
エドとペギーを逮捕した後、ルーとハンクは管轄のサウスダコタ州警察を呼ぶ。エドが翌朝ドッドをマイクに引き渡す予定だったと言うと、チーニー警部はエドとペギーを使ってカンザス・シティーのギャングを一網打尽にしようと計画する。ルーは反対して州から追い出されるがハンクは残る。減刑と引き換えにエドとペギーは承知し、サウスダコタ州警察はモーテルで待ち伏せする。ハンジーは、カンザス・シティーのギャングがモーテルでドッドを監禁していると、フロイドとベアに嘘をつく。ルーはガソリンスタンドの店員とコンスタンスが殺されたことを知り、スーフォールズに戻る。その頃、ベッツィは家で病気に倒れている。ルーがモーテルに着くと、ゲアハルト一家が警察を奇襲してほとんどの警官を殺し、ハンクは負傷しながらも生き残り、ペギーとエドはベンを殴り倒す。ハンジーはフロイドを殺し、ベアはルーを襲う。UFOが上空に現れてベアの注意がそれた隙に、ルーはベアを撃つ。ハンジーはゲアハルト一家の残りを殺し、逃げるペギーとエドを追う。ハンクはルーに3人を追えと言い、マイクと警察の応援が到着する。この惨劇は"スーフォールズの虐殺"と呼ばれることになる。題名はフランツ・カフカの小説『城』に由来する。 | |||||||
20 | 10 | "振り出し" "Palindrome" | アダム・アーキン | ノア・ホーリー | 2015年12月14日 | 1.82[24] | |
ベッツィはルーやモリーの未来の幻視を見る。エドとペギーは逃げるがハンジーが追い、それをルーが追う。ハンジーは二人が止めた車の運転手を殺し、エドに傷を負わせる。エドとペギーはスーパーマーケットの冷蔵室に隠れる。エドは死に、ペギーはその日の朝見た映画のようにハンジーが建物に放火した幻想にとらわれるが、ルーとベンに保護されミネソタ州に護送される。ハンジーは新しい身分と顔を手に入れて生きのびる。ゲアハルト一家を全滅させたマイクは、小さなオフィスで書類仕事につかされる。ベッツィはハンクに家で見たシンボルのことを尋ね、ハンクは世界共通の言語を作っていると答える。 |
シーズン3
[編集]シーズン3のあらすじ
[編集]2010年、ミネソタ州のセントクラウドおよびエデン・バレーを舞台とし、ユアン・マクレガーが二役で演じるエミットとレイのスタッシー兄弟を中心に描く。成功し富豪となったエミットとしがない保護司のレイは長年の反目を抱え、レイは旧知の泥棒モリース(スクート・マクネーリー)に兄の家からの窃盗を依頼する。だがモリースは誤って同姓の別人物の家に忍び込み、殺してしまう。犠牲者の義理の娘である警察署長グロリア(キャリー・クーン)が事件を捜査し、スタッシー姓の不自然な関連を疑う。モリースはレイを恐喝し、その婚約者のニッキー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)に殺される。エミットは会社をヴァーガ(デヴィッド・シューリス)率いる犯罪組織に乗っ取られる。レイはニッキーとのセックスビデオを撮って、エミットを恐喝しようとするが誤ってエミットに殺されてしまう。エミットにもみ消しを頼まれたヴァーガはニッキーに罪を着せた上で抹殺をはかり、生き延びたニッキーは復讐を誓う。ニッキーは犯罪組織の脱税の証拠を税務当局に送り、新たに得た仲間レンチとともに犯罪組織と戦ったのち、警察に射殺される。5年後、エミットはレンチに殺される。アメリカ合衆国国土安全保障省に勤めるようになったグロリアがヴァーガを尋問する。
シーズン3のキャスト
[編集]シーズン3の主要キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
エミット・スタッシー | ユアン・マクレガー | 三上哲 | 実業家、レイの兄 |
レイ・スタッシー | ユアン・マクレガー | 三上哲 | ミネソタ州の保護監察官 |
グロリア・バーグル | キャリー・クーン | 安藤麻吹 | エデン・バレー警察の前署長 |
ニッキー・スワンゴ | メアリー・エリザベス・ウィンステッド | 行成とあ | レイの婚約者。仮釈放中。 |
V・M・ヴァーガ | デヴィッド・シューリス | 田原アルノ | 貸金業者の代理人 |
ユーリ・グルカ | ゴラン・ボグダン | 山口りゅう | ヴァーガのウクライナ人の手下 |
シーズン3のその他のキャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
サイ・フェルツ | マイケル・スタールバーグ | 山岸治雄 | エミットの右腕 |
ステラ・スタッシー | リンダ・キャッシュ | 堀越真己 | エミットの妻 |
グレース・スタッシー | ケイトリン・メドレック | エミットの娘 | |
モリース・ルフェイ | スクート・マクネイリー | 烏丸祐一 | レイが担当する仮釈放中の男 |
ネイサン・バーグル | Graham Verchere | ニケライ・ファラナーゼ | グロリアの息子 |
ウィニー・ロペス | Olivia Sandoval | 堀井千砂 | セントクラウドの女性警官 |
モー・ダミック | シェー・ウィガム | 東和良 | グロリアの後任の警察署長。元軍人。 |
ドニー・マッシュマン | マーク・フォワード | かぬか光明 | グロリアの恋人。警官。 |
エニス・スタッシー | スコット・ハイランズ | 佐々木省三 | グロリアの義父 |
サディアス・モブリー | トーマス・マン | 武藤正史 | SF作家のころのエニス |
ミーモ | Andy Yu | 手塚ヒロミチ | ヴァーガのアジア人の手下 |
ハワード・ジマーマン | フレッド・メラメッド | 玉野井直樹 | 映画プロデューサー |
ラルー・ダラード | ヘイミッシュ・リンクレーター | 後藤ヒロキ | IRSの役人 |
ホルスト・ラガーフェルト | シルヴェスター・グロート | 東ベルリンの尋問官 | |
ルビー・ゴールドファーブ | メアリー・マクドネル | 高島雅羅 | 富豪の未亡人 |
ポール | レイ・ワイズ | 沢木郁也 | バーにいる男 |
ゴーレム | DJクオールズ | ヴァーガの手下 | |
レンチ | ラッセル・ハーバード | 後藤光祐 | ニッキーと一緒に逃げる聾唖の男。シーズン1にも登場。 |
シーズン3のエピソード
[編集]通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 放送日 | 合衆国視聴者数 (百万人) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
21 | 1 | "空き地の法則" "The Law of Vacant Places" | ノア・ホーリー | ノア・ホーリー | 2017年4月19日 | 1.42[25] | |
1988年の東ベルリンで、ヤコブ・ウンガーライダーは女性の殺人の件で尋問を受け、人違いだと抗弁するがとりあってもらえない。 2010年のミネソタで、保護司のレイ・スタッシーは仮釈放中のニッキー・スワンゴと結婚しようとし、兄で実業家のエミットから指輪代を借りようとする。エミットは断り、死んだ父親の財産を開けた時にエミットが高価な切手を、レイがコルベットをもらったことで言い争う。レイは保釈中のモリース・ルフェイに切手をエミットから盗むよう依頼する。モリースは住所の書かれた紙を無くし、おぼろげに覚えていた名前から住所を探す。エミットは2年前エルマントラウトから借りた金を返そうとするが、代理人のヴァーガは拒否して金は長期の投資だったという。警察署長のグロリア・バーグルは息子を連れて養父のエニス・スタッシーの家を訪ねる。いったん立ち去り忘れ物を探しに戻ると、エニスは殺され家は荒らされている。モリスが家を間違ってエニスを殺したことが分かる。モリースはレイを恐喝するが、ニッキーがエアコンを頭の上に落として殺す。原題はカード・ゲームの戦術を意味する。 | |||||||
22 | 2 | "袋小路の論理" "The Principle of Restricted Choice" | マイケル・アッペンダール | ノア・ホーリー | 2017年4月26日 | 1.06[26] | |
エミットの弁護士がインターネットでヴァーガを検索するとコンピューターがクラッシュし、後にヴァーガの手下に立体駐車場から投げ落とされて殺される。ヴァーガはエミットのオフィスの一部を無理やり占拠する。グロリアは後任の警察署長に引き継ぎをしながらエニスの葬儀の準備をし、殺した犯人を捜す。義父がサディアス・モブリーと名乗るSF作家であったことを知り、ある男がガソリンスタンドで電話帳から義父の住所の部分を破りとったと聞く。レイはエミットの家を訪ねて和解するふりをし、そのすきにニッキーが家に忍び込んで切手を盗もうして果たせず、腹いせに使用済みのタンポンを机の引き出しに残して立ち去る。エミットはこれを知り、翌日サイがレイに二度とエミットに会うなと言い、レイのコルベットに自分の車をぶつける。原題はカード・ゲームの戦術を意味する。 | |||||||
23 | 3 | "無矛盾律" "The Law of Non-Contradiction" | John Cameron | Matt Wolpert & Ben Nedivi | 2017年5月3日 | 1.17[27] | |
1975年のロサンゼルスで、サディアス・モブリーは彼の小説を映画化しようと言うプロデューサーのジマーマンに会う。ジマーマンに紹介された女優のヴィヴィアンはサディアスを誘惑して映画の資金を出させる。二人の詐欺にあったことを知ったサディアスはジマーマンを手ひどく殴る。 2010年のロサンゼルスで、義父の死の調査に来たグロリアはたまたま義父と同じモテルの部屋に泊まり、不思議な箱を見つける。ジマーマンとヴィヴィアンを見つけて詐欺の件を知る。モテルの部屋で、二つの時間線が鏡像のように重なる。モブリーはトイレに吐き、グロリアはトイレで化粧品を落とし、二人ともトイレの製造者"デニス・スタッシー"の名前を見る。エデン・バレーに戻ったグロリアは、義父の殺人現場で見つかった指紋が死んだモリースのものだと知らされる。 原題はカード・ゲームの戦術を意味する。 | |||||||
24 | 4 | "少年と狼" "The Narrow Escape Problem" | マイケル・アッペンダール | モニカ・ベレツキー | 2017年5月10日 | 1.05[28] | |
レイはエミットを装って銀行の貸金庫を開けるが切手は見つからず、ニッキーとの交際がばれて保護司事務所を解雇される。グロリアはモリースが電話帳のスタッシーのページを持っていたことを知り、担当の保護司の名もまた義父と同じスタッシーであることに気づく。レイの車の損害事故を調べていたセントクラウドの警官のウィニーは保護司事務所でグロリアに会い、加害者の車を保有する会社の所有者もまたスタッシーであることに気づいて、グロリアに教える。ヴァーガはエミットの家に押し掛け、金儲けのパートナーになることを持ち掛ける。原題はカード・ゲームの戦術を意味する。 | |||||||
25 | 5 | "非業の館" "The House of Special Purpose" | ディアブラ・ウォルシュ | ボブ・デローレンティス | 2017年5月17日 | 0.98[29] | |
レイはエミットを装ってニッキーとのセックスのビデオを撮り、レイに送りつけて恐喝しようとする。エミットの妻のステラがビデオを見て、家族を連れて家を出る。レイはビデオを撮る直前に、ニッキーにプロポーズして受け入れられる。ヴァーガはサイが警察と話したことを咎め、オフィスを取り上げ、自分の尿を飲ませる。サイは会社買収に興味を持つ金持ちの未亡人ルビー・ゴールドファーブと食事をする。家族を失って取り乱したエミットは、レイとの問題を何としても解決しろとサイに言う。サイはニッキーに電話をかけて話し合いの約束をする。レイはモリースおよびエニス・スタッシー殺人の件でグロリアとウィニーに尋問される。だが新任のダミック署長は偶然の一致だとみなし、レイを解放させる。ヴァーガはエミットに、ユダヤ人のサイは信用できないと言い、サイとレイが共謀してエミットを陥れようとしていると示唆する。IRSの役人ダラードが監査のためエミットを訪れる。ニッキーとサイが会うと、ユーリとミーモが邪魔に入ってニッキーを殴り倒し、サイは逃げ出す。レイは部屋に戻り、バスタブの中に怪我をしたニッキーを見つける。原題はロシア革命時に皇帝一家が殺された家を指す。 | |||||||
26 | 6 | "人面獣心" "The Lord of No Mercy" | ディアブラ・ウォルシュ | ノア・ホーリー | 2017年5月24日 | 1.04[30] | |
レイとニッキーは復讐を謀る。ヴァーガはスタッシーの駐車場を3カ月で倍に増やす計画をエミットとサイに話す。グロリアとウィニーはエミットを聴取するがヴァーガが邪魔をする。ヴァーガはレイとニッキーを殺せとユーリとミーモに命じる。グロリアとウィニーがアパートにも来たため、レイとニッキーはモーテルに泊まる。金をとりにレイがアパートに戻ると、エミットがいる。兄弟は言い争い、エミットは誤ってレイを殺してしまう。取り乱したエミットに呼ばれたヴァーガは、レイに怪我をさせられたニッキーがレイを殺したという筋書きを描いて後始末をする。グロリアはレイを聴取しようと戻る。 | |||||||
27 | 7 | "不可避の法則" "The Law of Inevitability" | マイク・バーカー | ノア・ホーリー & Matt Wolpert & Ben Nedivi | 2017年5月31日 | 1.03[31] | |
グロリアとウィニーはレイの死体を見つける。モーテルでニッキーは逮捕され、セントクラウドの警察署でダミック署長に尋問される。ウィニーは交通整理に戻され、グロリアは管轄外であると追い出される。グロリアに頼まれてウィニーはエミットを探し、サイとゴールドファーブ夫人と一緒にいるところを見つけてレイの死を教える。エミットは殺人だと決めてかかり、ニッキーの仕業だと言う。エミットとサイは去り、ウィニーはゴールドファーブ夫人に質問する。拘置所の中で警察官の制服を着た男がニッキーの命を狙うがグロリアが救う。保釈中だったニッキーは州刑務所行きのバスに乗せられ、ユーリはバスに事故を起こさせて横転させる。 | |||||||
28 | 8 | "悪を制するのは誰?" "Who Rules the Land of Denial?" | マイク・バーカー | ノア・ホーリー & モニカ・ベレツキー | 2017年6月7日 | 1.14[32] | |
動物の毛皮をまとったユーリら三人は、森の中で手錠につながれたニッキーと聾唖のレンチ(シーズン1)を追う。クロスボウでニッキーは怪我を負うが、手下の一人を殺す。ニッキーとレンチはボウリング場(『ビッグ・リボウスキ』)にたどり着き、バーにいた謎の男からもらった車で逃げる。サイはヴァーガに毒を盛られ、昏睡状態とり数カ月が経つ。ヴァーガはエミットを自由に操っている。エミットは周囲で起こる変事に動揺し、レイが生きていると信じ始める。エミットは警察署に来て自白する。 | |||||||
29 | 9 | "アポリア" "Aporia" | キース・ゴードン | ノア・ホーリー & ボブ・デローレンティス | 2017年6月14日 | 1.19[33] | |
エミットはエデン・バレー署に来てグロリアにレイを殺したことを自供する。グロリアは、エミットのアリバイを証言したゴールドファーブ夫人を署に呼んで尋問する。だがさらに二人のスタッシーが殺され、スタッシーという名前を憎む犯人が簡単に逮捕されて、十分な証拠と共にレイを含む4人のスタッシーを殺したことを自供する。ニッキーとレンチがミーモの運転するトラックを襲い、スーツケースを奪う。ニッキーはヴァーガに電話し、スーツケースの中身である裏帳簿とハードディスクと交換に200万ドルを要求する。ヴァーガは指定されたホテルに行きニッキーに会う。ミーモはライフルでニッキーを狙うがレンチに武装解除され、ニッキーとレンチは立ち去る。グロリアはエミットを釈放せざるを得ず、ウィニーとバーでやけ酒を飲む。IRSの役人のダラードがオフィスに入ると、ヴァーガの裏帳簿とUSBメモリーが入った封筒が置かれている。 | |||||||
30 | 10 | "あなただけを" "Somebody to Love?" | キース・ゴードン | ノア・ホーリー | 2017年6月21日 | 1.22[34] | |
ダラードは封筒の中にグロリアの番号を見つけて連絡し、スタッシーとヴァーガが巨額の脱税をしていると説明する。エミットはヴァーガとミーモの前で大量の書類に署名する。エミットはミーモの銃を盗んでヴァーガを脅すも、ミーモに殴り倒される。ヴァーガとミーモは手下を連れ、ハードディスクを買い戻すためにニッキーに会いに行き、ミーモや手下は殺されるがヴァーガは逃げる。ニッキーは金のほとんどをレンチに渡す。エミットが会社のオフィスに行くと、ヴァーガと組み会社の資産をわずか10万ドルで買い取ったゴールドファーブ夫人が引っ越し中である。エミットには多額の秘密預金があるが、会社にははるかに巨額の借金があると言われる。エミットの車がガス欠で止まり、やってきたニッキーが銃を向けるが、州警察と撃ち合いになって死ぬ。エミットは妻の実家に行き、泣き崩れる。 5年後、エミットは家族と、後遺症を残しながらも意識を回復したサイや家族と共に食事をする。レンチがエミットを撃ち殺す。3か月後、アメリカ合衆国国土安全保障省に勤めるようになったグロリアがヴァーガを尋問し、マネーロンダリングと殺人で裁判にかけられると言う。ヴァーガは、5分後にはグロリアの上司が自分を解放すると断言する。 |
シーズン4
[編集]スター・チャンネルEXでは『FARGO/ファーゴ : カンザスシティ』のタイトルで配信されている。
シーズン4のあらすじ
[編集]1950年のミズーリ州カンザスシティを舞台とし、ギャング間の抗争を描く。
当地のギャング団の間には息子を交換することで抗争を避ける習慣があるが、それにもかかわらずユダヤ系ギャングとアイルランド系ギャングは壊滅している。イタリア系ギャングのファッダ家と黒人ギャング団のキャノン有限会社は息子のゼロとサッチェルを交換する。
連続殺人を趣味とする看護婦のオラエッタ(ジェシー・バックリー)が入院したファッダ家の家長ドナテロを密かに殺し指輪を盗む。オラエッタはジョストと関係を持つ。葬儀屋の聡明な娘エセリルダは向かいに住むオラエッタの連続殺人を知り、勤務先の病院長に密告する。オラエッタは病院長の毒殺を謀るも失敗し、エセリルダが密告したことを知る。オラエッタは逮捕される。
長男のジョスト(ジェイソン・シュワルツマン)がファッダ家を継ぐが、野心的な弟のガエターノ(サルバトーレ・エスポジト)は後継者の座を狙い、キャノン有限会社の家長ロイ(クリス・ロック)の長男レミュエルを襲わせる。エセリルダの伯母ゼルメアは恋人のスワニーとともに脱獄し、キャノン有限会社家の金を強奪する。ロイはすべてがファッダ家の仕業と信じてファッダ家の輸送する武器を奪う。
ジョストは手中にあるオーディス・ウェフ刑事(ジャック・ヒューストン)を使ってキャノン有限会社を捜索させ、ガエターノはキャノン有限会社の顧問を殺す。ゼルメアにもらった現金で、エセリルダの父サーマンはロイへの借金を返すが、気づいたロイが脅迫して葬儀屋を手中に入れる。ロイはオーディスを寝返らせ、ゼルメアとスワニーを雇ってガエターノを捕らえる。
ジョストはサッチェルを殺して、ロイにガエターノを殺させようとする。アイルランド系ギャングからのかつての人質で、サッチェルの面倒を見ていたラバイ・ミリガン(ベン・ウィショー)が妨害し二人で逃げるが、追手とともに竜巻で死に、サッチェルが残される。
ジョストはビジネスの一部を渡してでもロイにガエターノを殺させようとするが、ロイは策略に気づいてガエターノを解放して不和を煽る。だがガエターノは兄に復讐せず和解して忠誠を誓う。策略に失敗したロイはファーゴのマフィアに頼んでファッダ兄弟を襲わせ、兄弟の母親を殺す。ロイの情報で、オーディスが逃亡中のスワニーを殺すもゼルメアは逃げる。サッチェルを殺されたと信じるキャノン有限会社と母を殺されたファッダ家は全面抗争となる。ファッダ兄弟はオーディスを殺すが、銃の事故でガエターノも死ぬ。ジョストは荒れる。
エセリルダはドナテロの指輪をロイに渡し、葬儀屋を取り戻す。ロイは指輪を渡してファッダ家の顧問のヴィオランテと和平協定を結び、ヴィオランテは組織を破滅寸前に導いたとしてジョストとオラエッタを処刑し、組織を引き継ぐ。ロイはサッチェルを取り戻すが、スワニーの死の復讐としてゼルメアに殺される。成長したサッチェルはカンザスシティ・マフィアの一員マイク・ミリガン[注釈 1]となる。
シーズン4のキャスト
[編集]シーズン4の主要キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
ロイ・キャノン | クリス・ロック | 高木渉 | 黒人ギャング団キャノン有限会社のリーダー |
オラエッタ・メイフラワー | ジェシー・バックリー | まつだ志緒理 | ミネソタ出身の看護師 |
ジョスト・ファッダ | ジェイソン・シュワルツマン | 草尾毅 | イタリア系サルディニア人のマフィア、ファッダ家の長男 |
ラバイ・ミリガン | ベン・ウィショー | 越後屋コースケ | ユダヤ系マフィアの家にトレードされたのち、ファッダ家にトレードされたアイルランド系マフィアの息子 |
オーディス・ウェフ | ジャック・ヒューストン | 前田一世 | ジョスト・ファッダから賄賂を受け取り、ファッダ家に尽くす刑事 |
ガエターノ・ファッダ | サルヴァトーレ・エスポジト | かぬか光明 | ジョストの弟 |
エセルリダ・スマトニー | イマイリ・クラッチフィールド | 弘松芹香 | 葬儀屋を営む白人の父と黒人の母の間に生まれた娘 |
サーマン・スマトニー | Andrew Bird | 山岸治雄 | エセリルダの白人の父 |
ディブレル・スマトニー | Anji White | 岡田恵 | エセリルダの黒人の母 |
レオン・ビトル | Jeremy Harris | 菊池通武 | キャノン有限会社の一員 |
レミュエル・キャノン | Mathew Elam | 近松孝丞 | ロイの長男 |
オミー・スパークマン | Corey Hendrix | 拝真之介 | キャノン有限会社の一員 |
オパール・ラックリー | James Vincent Meredith | 武田太一 | キャノン有限会社の一員 |
エバル・ヴィオランテ | Francesco Acquaroli | ファッダ家の顧問 | |
コンスタント・カラミータ | Gaetano Bruno | ファッダ家のヒットマン | |
デヴィッド・ハーヴァード医師 | Stephen Spencer | 高級な私立病院の院長 | |
ゼルメア・ルーレット | Karen Aldridge | ディブレルの姉で銀行強盗 |
シーズン4のその他のキャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
ドクター・セネター | グリン・ターマン | 手塚秀彰 | キャノン有限会社の顧問 |
ディック・“デフィー”・ウィックウェア | ティモシー・オリファント | 志村知幸 | 脱獄囚を追い、ユタ州からカンザスシティまで来たモルモン教徒の連邦保安官 |
スワニー・キャップス | ケルシー・チャウ | ゼルメアの恋人で銀行強盗仲間。ネイティブ・アメリカン | |
マイケル・"サッチェル"・キャノン | Rodney L. Jones III | ファッダ家の人質に送られるロイ・キャノンの息子。ラバイ・ミリガンに世話され、後にシーズン2で登場するマイク・ミリガンとなる。 | |
ジョー・ブーロ | Evan Mulrooney | ファッダ家を援助するニューヨークのマフィアの手下。シーズン2も登場する。 |
シーズン4のエピソード
[編集]通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 [35] | 放送日 | U.S.視聴者数 (百万人) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
31 | 1 | "裏社会へようこそ" "Welcome to the Alternate Economy" | ノア・ホーリー | ノア・ホーリー | 2020年9月27日 | 1.22[36] | |
1920年のミズーリ州カンザスシティで、ユダヤ系犯罪組織モスコウィッツ・シンジケートとアイルランド系ギャングのミリガン・コンサーンは争いを避けるために互いの息子を交換する。だがミリガンの息子パトリックは養家を裏切り、アイルランド系ギャングはモスコウィッツ・シンジケートを皆殺しにし、パトリックにモスコウィッツの息子を殺させる。1934年、ミリガン・コンサーンと新参のサルディニア人のファッダ家は同様の取り決めを行い、パトリック・ミリガンは再び交換される。今回は、パトリックが実家を裏切り、ファッダ家がミリガン・コンサーンを皆殺しにし、パトリックは実の父を殺すよう強制される。1949年、ロイ・キャノン率いる黒人のギャング組織キャノン有限会社がファッダ家と息子の交換に応じる。ロイは末息子のサッチェルを渡し、ドン・ドナテロ・ファッダは末息子のゼロを渡す。ラバイと呼ばれるようになっていたパトリックはサッチェルの面倒を見るとロイに約束する。1950年、ドナテロは子供の撃ったBB弾に当たり、高級な私立病院に担ぎ込まれる。だが院長のハーヴァード医師はイタリア系マフィアに偏見を持って追い返す。ドナテロの息子のジョストはハーヴァードに復讐を誓う。ジョストは父を別の病院に担ぎ込み、看護婦のオラエッタ・メイフラワーと麻薬を一緒に嗜んだのち、父親の世話を頼む。だがオラエッタはモルヒネを注射してドナテロを殺し、指輪を盗む。黒人相手の銀行を経営するロイと顧問のドクター・セネターは、白人相手の銀行にクレジットカードを広めようとする。聡明な高校生のエセリルダ・スマートニーは家業の葬儀屋の経営状態について白人の父サーマンと話す。サーマンはロイに負債を負っている。通りの向こうから、オラエッタがエセリルダを観察する。 | |||||||
32 | 2 | "略奪と殺しの街" "The Land of Taking and Killing" | ノア・ホーリー | ノア・ホーリー | 2020年9月27日 | 0.79[36] | |
エセリルダの伯母で銀行強盗のゼルメア・ルーレットとその仲間で恋人のスワニー・キャップスが脱獄し、妹ディブレルの反対を押し切ってスマトニー家に泊まる。ファッダ家の後を継いだジョストは弟のガエターノと主導権をめぐって争う。ジョストの部下はハーヴァード医師に復讐しようとするが失敗し、篤志家と看護婦を殺すにとどまる。ジョストに買収されたオーディス・ウェフはこれ以上騒ぎを起こさないようジョストに警告する。ロイとドクター・セネターは、ドナテロが生前に食肉処理場を譲る約束をしたと主張し、占拠してジョストの反応を待つ。ガエターノが現れて、ファッダ家を追い出す。オラエッタはエセリルダの聡明さに感銘を受ける。患者を安楽死させようとしたところを見とがめられて病院を解雇される。トコンを入れたアップルパイを焼いてスマトニー家の前に置き、サーマンが家に持ち込む。オーディスと連邦保安官のディック・“デフィー”・ウィックウェアが警官隊を連れ、ゼルメアとスワニーを捕らえるためにスマトニー家の玄関を蹴破る。 | |||||||
33 | 3 | "倍返し" "Raddoppiarlo" | Dearbhla Walsh | ノア・ホーリー | 2020年10月4日 | 0.72[37] | |
脱獄囚のゼルメアとスワニーを追うデフィーがカンザスシティに来て、オーディスが補助につけられる。警官隊がスマトニー家を捜索するが、二人は死体保管庫に隠れてやり過ごす。サーマンは棺桶に入れて二人を運び出す。二人はロイの事務所を襲って手下を殺し、現金を奪う。だがオラエッタのパイを食べていたスワニーは気分が悪くなって現金の上に嘔吐する。オラエッタはハーヴァード医師の病院で職を得る。車の中から病院を偵察するジョストを見かけて自分を追いかけてきたと勘違いし、車の中で麻薬を吸わせる。ガエターノは兄ジョストの軟弱な手段に不満を抱え、コンスタント・カラミータにロイの長男のレミュエルを殺すよう命じる。カラミータはロイの息子サッチェルの面倒を見るラバイとともに暗殺を謀るが、ラバイはジョストが暗殺を承認していないと疑って妨害する。レミュエルと運転手のレオンは無事に逃げる。強盗と息子の暗殺未遂を知ったロイはジョストの仕業だと信じて報復を求める。ドクター・セネターは不審に思い、全面抗争を始める前に調査をするよう促す。 | |||||||
34 | 4 | "臨戦態勢" "The Pretend War" | Dearbhla Walsh | ノア・ホーリー & Stefani Robinson | 2020年10月11日 | 0.76[38] | |
ロイの手下はガエターノが武器を運ぶトラックを襲ってカラミータの顔に焼き印をつけ、武器をファーゴのギャングに安く譲って、来るべきファッダ家との抗争に助力を求める。ドクター・セネターはファッダ家の顧問エバル・ヴィオランテと話し、レミュエル襲撃のことを知らなかったことを訝る。ラバイからレミュエル襲撃のことを聞いたジョストは弟ガエターノを手下の前で叱責する。オラエッタはジョストと関係を持ち始める。エセリルダはオラエッタの家のハウスクリーニングの仕事を始める。秘密の部屋で毒と過去の毒殺の記念品を見つけ、ドナテロの指輪を盗むが、ノートを置き忘れてしまう。ゼルメアはロイから盗んだ金をサーマンに渡し、サーマンはその金でロイに負債を返済する。ロイは金から嘔吐物の臭いを嗅ぎ、金の出所を知る。 | |||||||
35 | 5 | "文明発祥の地" "The Birthplace of Civilization" | ダナ・ゴンザレス | ノア・ホーリー & Francesca Sloane | 2020年10月18日 | 0.74[39] | |
エセリルダはオラエッタのことを密告する手紙をハーヴァード医師に送る。ジョストは武器強奪の報復にオーディスにロイの組織を捜索させる。オーディスはレミュエルらを逮捕し、サーマンが返済した現金を没収する。ロイはゼルメアとスワニーが自分の金を強奪したと知り、サーマンを脅して葬儀屋が組織の隠れ蓑になるよう強要し、二人の隠れ場所を聞き出す。デフィーも学校でエセリルダから二人の隠れ場所を聞き出して向かう。ロイは二人の隠れるホテルに行き、二人を雇いデフィーの手から逃す。ドクター・セネターはヴィオランテに会いにダイナーに行き、ガエターノとカラミータを見て驚く。カラミータはドクター・セネターを撃ち殺す。 | |||||||
36 | 6 | "エレガンス収容所" "Camp Elegance" | ダナ・ゴンザレス | ノア・ホーリー & Enzo Mileti & Scott Wilson & Francesca Sloane | 2020年10月25日 | 0.70[40] | |
ロイはオーディスの家に押し入って脅し、寝返らせる。ゼルメアとスワニーにガエターノを捕らえさせ、拷問する。ヴィオランテがニューヨークのギャングとの話し合いからジョー・ブーロ[注釈 2]を連れて戻り、ジョストがガエターノと和解し、2週間以内にロイとの抗争を解決できなければ助力するとの約束を持ち帰る。ヴィオランテはサッチェルとガエターノの交換を勧めるが、ジョストはサッチェルを殺し、報復にロイにガエターノを殺させようと密かに画策する。ラバイはこれを察知して刺客を殺し、サッチェルとともに逃げる。ハーヴァード医師はエセリルダからの匿名の手紙を受け取ってオラエッタを詰問する。 | |||||||
37 | 7 | "放置" "Lay Away" | ダナ・ゴンザレス | ノア・ホーリー & Enzo Mileti & Scott Wilson | 2020年11月1日 | 0.65[41] | |
オラエッタは毒入りのマカロンをハーヴァード医師に食べさせ、エセリルダの手紙を奪う。ジョストはラバイがサッチェルと逃げたことを知り、カラミータに追わせる。ジョストとヴィオランテはロイに会う。ヴィオランテはガエターノの返還の代わりにビジネスの一部を渡そうとするが、ジョストはカラミータがサッチェルを殺したとロイに嘘をつき、ガエターノとカラミータを殺すよう求める。ロイは怒り、人質のゼロを殺そうと考えるが、ジョストの策略であることを気づく。ゼルメアとスワニーをフィラデルフィアに逃がそうとする。ガエターノにジョストの要求を伝えて解放した上で、カラミータに刺客スパークマンを放つ。 | |||||||
38 | 8 | "どん底" "The Nadir" | Sylvain White | ノア・ホーリー & Enzo Mileti & Scott Wilson | 2020年11月8日 | 0.70[42] | |
オラエッタはハーヴァードが回復したと聞き、街から逃げ出そうとしてエセリルダのノートを見つけ、筆跡からエセリルダが密告したことを知る。解放されたガエターノはジョストを殴った後、兄の策略に感心して忠誠を誓う。ロイは自分の策略が失敗しファッダ兄弟が和解したことを知り、ファーゴのマフィアに助けを求める。デフィーはキャノン有限会社を訪れ、ロイを尋問してゼルメアとスワニーが鉄道でフィラデルフィアに逃げるつもりだと聞く。オーディスとともに警官隊を指揮して駅で二人を襲い、激しい銃撃戦になる。ロイの命を受けていたオーディスはデフィーとスワニーを殺すが、ゼルメアは逃げる。ジョストとガエターノは母親の家でファーゴのマフィアに襲われ、母親を殺される。 | |||||||
39 | 9 | "東か西か" "East/West" | マイケル・アッペンダール | ノア・ホーリー & Lee Edward Colston II | 2020年11月15日 | 0.82[43] | |
ラバイとサッチェルは逃げる途中に小さな町のモーテルに泊まる。サッチェルは部屋の中で犬を見つけて連れて行きたいと願うがラバイに断られる。二人を追うカラミータも町に来る。カラミータを殺すよう命じられたスパークマンは、車のトランクにファッダ家のアルドを閉じ込めて町に来る。ガソリンスタンド店主に、宿賃がわりにペンキを塗ると申し出る。逃げようとしたアルドを殺す。サッチェルの誕生日プレゼントを買うため、ラバイはガソリンスタンドに来て、店主が殺されているのを見つける。そこではカラミータとスパークスマンが戦っている。竜巻が三人を殺す。翌朝、ラバイが戻らないため、サッチェルは犬を連れてモーテルを発つ。 | |||||||
40 | 10 | "ハッピー" "Happy" | Sylvain White | ノア・ホーリー | 2020年11月22日 | 0.81[44] | |
キャノン有限会社とファッダ家は全面抗争を始めて数か月がたつ。オーディスはジョストやガエターノを逮捕するがすぐに釈放される。ロイは手下のレオンの従兄で田舎のギャングのハッピーに助力を求める。レオンとハッピーは裏切り、ロイを殺すかわりにキャノン有限会社のビジネスが欲しいとジョストに持ち掛ける。ジョストとガエターノはオーディスを殺すが、ガエターノは銃の暴発で死ぬ。オラエッタはドナテロから盗んだ指輪を取り戻すためにエセリルダの部屋に忍び込むも、亡霊の幻視を見て逃げる。家に帰ったオラエッタは、ハーヴァードの告発を受けた警察に逮捕される。エセリルダはロイに会って、家業の葬儀屋を返してもらうために指輪を渡す。 | |||||||
41 | 11 | "Storia Americana" | ダナ・ゴンザレス | ノア・ホーリー | 2020年11月29日 | 0.85[45] | |
ロイは葬儀屋をスマトニー家に返す。弟を失ったジョストは荒れて舅とハーバード医師を殺す。ロイはファッダ家の顧問イーバル・ヴィオランテに会い、ドナテロの指輪と人質のゼロを返し、抗争の終結で合意する。ロイは裏切ったハッピーとレオンを殺す。ヴィオランテはファッダ家のファミリーを集めてジョストを吊し上げの裁判にかける。保釈されたオラエッタはジョストの命令でドナテロを殺したと偽証する。ヴィオランテはジョストが父と弟を殺したと判決を下す。ニューヨーク・マフィアの合意の下で、ヴィオランテはファッダ家を追い出し、カンザスシティ・マフィアのビジネスを引き継ぐ。ジョー・ブーロがジョストとオラエッタを処刑する。サッチェルはロイの元に戻る。ロイはビジネスの半分をヴィオランテに奪われてショックを受ける。スワニーの死を恨むゼルメアがロイを刺し殺す。成長したサッチェルは近代化されたカンザスシティ・マフィアの一員マイク・ミリガンとなる。 |
シーズン5
[編集]シーズン5のあらすじ
[編集]2019年のミネソタ州とノースダコタ州を舞台にする。
ノースダコタ州スターク郡の保安官で農場主のロイ・ティルマンは、最初の妻リンダを虐待して殺した後、二番目の妻であったナディーンを虐待するも逃げられる。
10年後、ナディーンは名をドロシー(ドット)と変え、ミネソタ州スカンディアで自動車販売代理店店長のウェインと結婚し娘スコッティをもうけている。執着するロイは、呪いにより数百年生きる犯罪者のマンチを雇いドットを誘拐させるも、ドットは優れた戦闘能力で闘い、マンチに傷を負わせて相棒を殺し、ノースダコタ州警察のウィットを救ったのちに逃亡する。支払いを拒まれたマンチはロイに怒りを向ける。ロイはリンダとの息子ゲイターにドットの家を襲撃させるも失敗し、家は焼け落ちる。ドットの誘拐事件を調べるミネソタ州の保安官代理インディラに、ロイを捜査するFBIが接触する。ウェインの母で大手債権回収業者のロレインは、もともと気に入らなかったドットを精神病棟に強制入院させるもドットは逃亡する。ロレインはドットを探して来たロイを追い返し、仕返しに銀行買収を妨害される。報復にロイの保安官選挙を妨害させた弁護士は殺される。ドットはロイに捕まる。ロレインは雇ったインディラからドットがロイに虐待されたことを知らされて同情的になり、大統領を動かしてロイの農場に強制捜査を入れようとするも、ロイは反政府的な同志を募って籠城する。マンチはゲイターの目を潰した後、逃亡したドットを助ける。FBIと警察がロイの農場に入り、ロイはウィットを殺すも逮捕される。
1年後、ロイは服役し、ロレインは刑務所でロイが苦痛を味わうよう計らう。マンチはドットに与えられた傷の借りを返そうとするも、ドットの家族と食事を共にすることになる。
シーズン5のキャスト
[編集]シーズン5の主要キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
ドロシー("ドット")・ライオン(ナディーン) | ジュノー・テンプル | 堀井千砂 | ミネソタ州スカンディアの平凡な主婦 |
ウェイン・ライオン | デイヴィッド・リズダール | 白石充 | ドットの夫で韓国車KIAの代理店店主 |
スコッティ・ライオン | Sienna King | 宮古風佳 | ドットとウェインの娘 |
ロレイン・ライオン | ジェニファー・ジェイソン・リー | 駒塚由衣 | 大手の債権回収会社を経営する、ウェインの母 |
インディラ・オルムステッド | リチャ・ムールジャニ | 米田えん | ミネソタ州スカンディアの保安官代理 |
ロイ・ティルマン | ジョン・ハム | 相沢まさき | ノースダコタ州スターク郡の保安官で農場主 |
ゲイター・ティルマン | ジョー・キーリー | 布施川一寛 | ロイの息子で保安官代理 |
ウィット・ファー | ラモーネ・モリス | 武田太一 | ノースダコタ州警察官 |
デニッシュ・グレイブス | デイヴ・フォーリー | 広瀬彰勇 | ロレインの弁護士 |
オル・マンチ(ウーラ・ムーンク) | サム・スプルウェル | 烏丸祐一 | ロイに雇われる犯罪者 |
シーズン5のその他のキャスト
[編集]- ウィンク・ライオン : Jan Bos - ロレインの夫
- ジェローム : Kudjo Fiakpui - ロレインのボディガード
- ミック・シグペン : James Madge - ロレインの知己の検事総長
- ラーズ・オルムステッド : Lukas Gage - インディラの夫でプロゴルファーの卵
- カレン・ティルマン : Rebecca Liddiard - ロイの現在の妻
- オディン・リトル : Michael Copeman - カレンの父で民兵のリーダー
- マイヤー捜査官 : Jessica Pohly - FBIファーゴ支局の捜査官
- ホアキン捜査官 : Nick Gomez - FBIファーゴ支局の捜査官
- ドナルド・アイルランド : デヴォン・ボスティック - オル・マンチの犯罪者仲間
- 銃砲店の店員: ブレンダン・フレッチャー - ドットが武器を買う銃砲店の店員
- リンダ・ティルマン : カリ・マチェット - ロイの最初の妻でDVシェルター「キャンプ・ユートピア」主催者
シーズン5のエピソード
[編集]通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル [46] | 監督 | 脚本 [47] | 放送日 [48] | 製作 番号 | U.S.視聴者数 (百万人) [49] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
42 | 1 | "庶民の悲劇" "The Tragedy of the Commons" | ノア・ホーリー | ノア・ホーリー | 2023年11月21日 | XFO05001 | 0.57 |
2019年、ミネソタ州スカンディアの普通の主婦ドットは、娘スコッティの学校の委員会でもめ事が起きた混乱の中で警官にテーザー銃を使ってしまい、インディラ・オルムステッド保安官補に逮捕される。釈放され、夫ウェインの裕福な母ロレインの開くディナーに出席する。翌日、ドットは犯罪者のオル・マンチとドナルド・アイルランドに誘拐される。3人の乗る盗難車はノースダコタ州に入って州警察のパトロールカーに止められ、マンチは一人の警官を殺す。負傷したもう一人の警官のウィット・ファーとドットはガソリンスタンドに隠れる。ドットは店内に罠を仕掛けてアイルランドを殺しマンチを負傷させるも、ウィットの手当てをしている間にマンチは逃げる。ドットは名を告げずにその場を去って歩いて家に帰り、散歩に行っていたと夫に嘘をつく。 | |||||||
43 | 2 | "一難去ってまた一難" "Trials and Tribulations" | ノア・ホーリー | ノア・ホーリー | 2023年11月21日 | XFO05002 | 0.31 |
ノースダコタ州スターク郡の保安官のロイ・ティルマンは、逃げた妻ドットの誘拐を依頼したマンチに会う。息子で保安官代理のゲイターに命じ、報酬の吊り上げを求めたマンチを殺させようとするも逃げられる。FBIファーゴ支局の捜査官ホアキンとマイヤーがロイを訪ね、法を正しく執行してないと責めるが相手にしない。インディラはドットの話に不審を抱いて入院中のファーを訪ねるが、居合わせたゲイターがインディラの電話からドットの写真を消して特定を妨害する。マンチは事件のあったガソリンスタンドに来たゲイターの部下を殺し、報酬を求めるメッセージを残す。ロレインはドットが誘拐を偽装して身代金を自分からだまし取ろうとしたと疑い、息子ウェインと別れるよう脅すもドットは相手にしない。ドットは自宅の守りを固める。 | |||||||
44 | 3 | "罪を食らう人" "The Paradox of Intermediate Transactions" | Donald Murphy | ノア・ホーリー | 2023年11月28日 | XFO05003 | 0.494 |
ロイはゲイターに、部下を事故死に見せかけ、マンチの情報を集めるよう命令する。ドットは近所の道路標識をすり替えて敵を攪乱し、ハロウィーンの変装のためにゾンビ・キラーの衣装を準備し、防弾ベストと武器を買う。マンチは老婆二人の家に住み着く。500年前のウェールズで、マンチに似た罪喰い人が雇われる。ウィットは警察署でゲイターがアイルランドの証拠を盗むところを目撃するもしらを切られる。ガソリンスタンドの女がドットであると知る。インディラは上司とロレインを訪ねるが、ドットの誘拐はなかったとしらを切られる。ハロウィーンの夜、ロイはかつてナディーンと呼んでいたドットを誘拐するようゲイターに命じる。ゲイターは仲間たちと変装してドットの家に近づく。マンチはロイの農場の小屋で山羊の血を浴びる儀式を行ったのち、ロイの妻と双子の娘が眠る家に侵入する。 | |||||||
45 | 4 | "矛盾" "Insolubilia" | Donald Murphy | ノア・ホーリー | 2023年12月5日 | XFO05004 | 0.424 |
ゲイターと仲間はドットの家に侵入するも撃退される。だがウェインも罠で怪我をし、家は火事になる。インディラとウィットはドットが誘拐された事件を調べ、ウェインの入院した病院に来る。ロレインの債権回収会社がインディラの夫の作った負債の返済を迫る。ロレインと弁護士のグレイブスも病院に来る。ウェインは記憶喪失の症状を示す。マンチはロイの家に血のメッセージを残す。ロイは妻に暴力をふるう夫を挑発して銃を抜かせた上で殺す。ロイはゲイターに、マンチの罪を死んだ夫に擦り付けて捜査を終結させるよう命じる。ホアキンとマイヤーはロイに手を出さないよう上司に命令されるも、失踪した2番目の妻ナディーンがドットであることを知る。 | |||||||
46 | 5 | "トラ" "The Tiger" | デイナ・ゴンザレス | ノア・ホーリー | 2023年12月12日 | XFO05005 | 0.451 |
ロレインの邸宅に滞在していたドットは、ロレインとグレイブスの差し金で病院の精神科に強制入院させられるも脱走する。ロレインはヴィヴィアンから彼の銀行を買おうとする。ドットを探すロイはロレインを訪ねて来るが追い返される。インディラはドットを捜索してロレイン宅に来て、多額の借金があることを持ち出される。ロイはゲイターと部下を病院に派遣してウェインを誘拐させようとする。ドットはウェインをバスルームに隠して別の男を誘拐させる。FBIのホアキンとマイヤーも病院に来る。ドットは逃げ、ロレインの家からスコッティを連れ出してインディラの家に預ける。 | |||||||
47 | 6 | "甘い罠" "The Tender Trap" | デイナ・ゴンザレス | ノア・ホーリー & Bob DeLaurentis | 2023年12月19日 | XFO05006 | 0.457 |
ロイはロレインに銀行を売らないようヴィヴィアンを脅迫する。ゲイターが間違って誘拐した患者を拷問するも、ロイはテレビCMを見て間違いに気づき、患者を殺す。選挙が1週間後に迫ったロイは改めてマンチを呼んで金を払い、ドット(ナディーン)を探して殺すよう頼む。ゲイターはマンチの車に追跡装置をつける。FBIの二人が銀行を訪ね、いまだ頭のはっきりしないウェインに、ドットの正体がナディーンだと告げる。FBIは病院に来たインディラにドットのファイルを渡し、ドットがかつてロイに虐待された妻ナディーンだと教え、ロイが現在の妻の父の自警団に武器を横流ししている件を捜査していると告げる。家に帰ったインディラは、夢見がちな夫のラーズがスコッティの世話を見ていないことを知って怒り、スコッティをロレインの家に連れて行く。ロレインはインディラの物言いを評価して自社の警備チームのボスの仕事を提供し、債務整理の面倒も見ると提案する。インディラはドットのファイルをロレインに渡す。銀行を買収できないと知ったロレインはグレイブスにヴィヴィアンを探させ、電話で連邦政府に銀行の不祥事を連絡し彼を破滅させたと冷酷に告げる。インディラの残したファイルを見て、ドットの虐待を理解する。 | |||||||
48 | 7 | "リンダ" "Linda" | Sylvain White | ノア・ホーリー & April Shih | 2023年12月26日 | XFO05007 | 0.576 |
ゲイターはマンチの車を追跡し、窓越しにマンチを狙撃するも、それはあらかじめマンチが殺していた老婆の息子である。ゲイターは車の中にロイが払った金を発見して盗み、見とがめた老婆と争いになって倒して逃げる。ドットは埋めていた、ロイの最初の妻リンダからの絵葉書を掘り出し、差出されたキャンプ・ユートピアに行く。リンダが創立した、夫に虐待された女性たちのDVシェルターであるキャンプ・ユートピアでリンダに再会し、ロイの犯罪を暴くため警察への同行を求める。リンダが同行するかどうかは、女性たちの審理にかけられ、ドットは主張を表現するために人形を作り人形劇で過去を振り返る。15才でリンダに拾われるも、ロイのもとに残されて二番目の妻となり、リンダの代わりに虐待を受けたことを表現する。リンダは同行を承諾するも、キャンプ・ユートピアでの出来事はすべてドットの夢だとわかる。ドットの車はトラックに衝突され、ドットは病院で目覚める。ロイが夫としてドットに再会する。 | |||||||
49 | 8 | "ロイ・ティルマン" "Blanket" | Sylvain White | ノア・ホーリー & トーマス・ベズーチャ | 2024年1月2日 | XFO05008 | 0.461 |
ウィットは病院でロイがドットを退院させようとするところに居合わせて助けようとするも、ゲイターら部下に囲まれて果たせない。ロイはドットを農場の小屋に鎖で繋ぐ。ゲイターが小屋に来て、ドットがFBIに密告したと責めるも否定される。ゲイターはパトロールカーで農場を出るが、後部座席にはマンチが隠れている。グレイブスはノースダコタで3人の債務者を選び出して名前をロイ・ティルマンに変更させ、保安官選挙の演説会場を混乱させる。激怒したロイは農場に帰ってドットを虐待する。ウィットはガソリンスタンドでグレイブスに出くわしてドットのことを話す。グレイブスはロイの農場に来て、選挙妨害を止めることと引き換えにドットを解放するよう求めるも、殺される。ドットはグレイブスの死体がリンダと同じ井戸に投げ込まれるのを小屋の窓から見る。インディラは家で夫の不倫現場を目撃し、夫を追い出す。 | |||||||
50 | 9 | "使えない手" "The Useless Hand" | Thomas Bezucha | ノア・ホーリー | 2024年1月9日 | XFO05009 | 0.517 |
マンチはゲイターを捕らえ、老婆を殺した罰として目を潰す。ロレインに仕え始めたインディラはグレイブスの電話がロイの農場で電源を切られたと教え、ロレインは大統領を動かして州警察とFBIが強制捜査に向かう。ロイはビデオをネットに流して、農場に籠城する手助けを呼びかけて民兵が集まる。ドットはカレンを倒して銃と電話を奪う。ロイはドットを探し、ゲイターの部屋で大金を見つける。ドットはロレインと話し、仲の悪かった義母が自分を助けようとしていることを知る。マンチは目を潰したゲイターをロイに渡し、霧の中に逃げる。ウィットは強制捜査隊に参加してドットを助けようとする。ドットはグレイブスの死体が投げ込まれた井戸に隠れるも、ロイの手下に見つける。だがマンチが手下を殺してドットを救う。 | |||||||
51 | 10 | "罪" "Bisquik" | Thomas Bezucha | ノア・ホーリー | 2024年1月16日 | XFO05010 | 0.601 |
ゲイターはトンネルを通って農場の外へ出る。ウィットとFBIが農場に侵入する。ロイは妻カレンの父オディンに罵られて殺し、それをカレンが目撃する。ドットがロイの腹を撃つ。FBIと民兵の銃撃戦が始まり、ロイはトンネルを通って逃げ、これを追うウィットを殺す。ロイはトンネルを出たところで、ゲイターの情報で待ち構えていたFBIに逮捕される。ドットは家に帰る。 1年後、ドットとスコッティとインディラがウィットの墓参りをする。ロレインがインディラを伴って刑務所でロイに面会し、周りの囚人たちを借金苦から救うかわりに刑務所でロイに苦痛を味わせるよう仕向けたと嘲る。ドットとスコッティが家に帰るとマンチ(ムーンク)がウェインと待っている。ムーンクは、ドットがロイとフェアに戦えるように助けたのであり、ドットが自分を負傷させた肉の負債は返されなければならないと言う。ドットはムーンクにビスケットの作り方を教える。ムーンクはドットの家族と夕食を共にし、数百年前に罪を喰べて以来、呪いにより年をとらず眠りもせずに生きて来たと告白する。ドットは、愛情と喜びが詰まった物を食べることで呪いは解けると言う。ムーンクはビスケットを食べて喜びから笑う。 |
製作
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
本作が制作される以前の1997年にも、マージを主役としたテレビドラマシリーズを放送する計画があったが、パイロット版が製作されたのみで実現には至らなかった。そのパイロット版では、イーディ・ファルコがマージを演じていた。
本ドラマシリーズは映画『ファーゴ』と同じ架空世界に設定され、映画を製作したコーエン兄弟を製作総指揮として製作された。映画の中で埋められた現金の入ったブリーフケースを掘り出すシーンがドラマに登場し、その他にもいくつかの参照点がある。
タイトルはパラドックスや禅宗の公案、小説の中のモチーフ、カードゲームの戦法などから取られている。
賞
[編集]シーズン1は2014年の第66回プライムタイム・エミー賞 (en) で作品賞ミニシリーズ部門、監督賞ミニシリーズ・テレビ映画・ドラマスペシャル部門(Colin Bucksey、"ヒュリダンのロバ")、キャスティング賞ミニシリーズ・テレビ映画・ドラマスペシャル部門の3部門を受賞し[50]、同じく2014年の第72回ゴールデングローブ賞ではテレビドラマ作品賞ミニシリーズ・テレビ映画部門、男優賞ミニシリーズ部門(ビリー・ボブ・ソーントン)を受賞した[51]。
シーズン2は6th Critics' Choice Television Awards (en) の映画/ミニシリーズ部門作品賞を受賞し、キルスティン・ダンスト、ジェシー・プレモンス、ジーン・スマートはそれぞれ同賞の映画/ミニシリーズ部門の主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞を受賞した[52]。また、2015年・2016年と連続で、Producers Guild Award (en) のOutstanding Producer of Long-Form Television を受賞した[53][54]。2016年の第68回プライムタイム・エミー賞では撮影賞ミニシリーズ・テレビ映画部門、音響編集賞ミニシリーズ・テレビ映画・スペシャル番組部門を受賞している[55]。
シーズン3は第69回プライムタイム・エミー賞で作曲賞ミニシリーズ・テレビ映画・スペシャル番組部門を受賞し、第75回ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞した。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ Petski, Denise (January 9, 2020). “FX Sets Premiere Dates For ‘Fargo’, ‘Mrs. America’, ‘Better Things’, ‘Devs’, ‘Archer’ & More – TCA”. Deadline. January 9, 2020閲覧。
- ^ Andreeva, Nellie (August 10, 2020). “'Fargo' Sets New Premiere Date For Chris Rock-Starring Season 4 As FX Series Heads Back To Production”. Deadline Hollywood. August 10, 2020閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (February 17, 2022). “'Fargo' Renewed For Season 5 By FX, Will Be Set In 2019”. Deadline. February 17, 2022閲覧。
- ^ Nemetz, Dave (2023年8月17日). “Fargo Season 5 Premiere Date Set at FX — Oh Yah, We’ve Got First-Look Photos” (英語). TVLine. 2023年8月17日閲覧。
- ^ Bibel, Sara (April 16, 2014). “Tuesday Cable Ratings: 'The Game' Wins Night, 'Teen Mom Reunion', 'Awkward', 'Fargo', 'Dance Moms' & More”. TV by the Numbers. April 16, 2014閲覧。
- ^ Kondolojy, Amanda (April 23, 2014). “Tuesday Cable Ratings: NBA Playoffs Lead Night + 'Deadliest Catch', 'The Game', 'Tosh.0' & More”. TV by the Numbers. April 23, 2014閲覧。
- ^ Bibel, Sara (April 30, 2014). “Tuesday Cable Ratings: NBA Playoffs Win Night, 'Deadliest Catch', 'The Game', 'Ink Master', 'Fargo' & More”. TV by the Numbers. April 30, 2014閲覧。
- ^ Kondolojy, Amanda (May 7, 2014). “Tuesday Cable Ratings: NBA Playoffs Win Night + 'Deadliest Catch', '19 Kids and Counting', 'Tosh.0' & More”. TV by the Numbers. May 7, 2014閲覧。
- ^ Bibel, Sara (May 14, 2014). “Tuesday Cable Ratings: NBA Playoffs Win Night, 'Deadliest Catch', 'Little Couple', 'Fargo', 'True Tori', 'Faking It' & More”. TV by the Numbers. May 14, 2014閲覧。
- ^ Kondolojy, Amanda (May 21, 2014). “Tuesday Cable Ratings: NBA Conference Finals Lead Night + 'Deadliest Catch', '19 Kids and Counting', 'Ink Master' & More”. TV by the Numbers. May 21, 2014閲覧。
- ^ Bibel, Sara (May 29, 2014). “Tuesday Cable Ratings: NBA Playoffs Win Night, 'Deadliest Catch', 'The Haves and the Have Nots', 'Bad Girls Club', 'True Tori' & More”. TV by the Numbers. May 29, 2014閲覧。
- ^ Kondolojy, Amanda (June 4, 2014). “Tuesday Cable Ratings: 'Deadliest Catch' Leads Night + '19 Kids and Counting', 'The Haves and the Have Nots', 'The Little Couple' & More”. TV by the Numbers. June 4, 2014閲覧。
- ^ Bibel, Sara (June 11, 2014). “Tuesday Cable Ratings: 'Pretty Little Liars' & 'Deadliest Catch' Win Night, 'Fargo', 'Royal Pains', 'Chasing Life' & More”. TV by the Numbers. June 11, 2014閲覧。
- ^ Kondolojy, Amanda (June 18, 2014). “Tuesday Cable Ratings: World Cup Soccer Leads Night + 'Deadliest Catch', 'Rizzoli & Isles', 'The Haves & the Have Nots', 'Pretty Little Liars' & More”. TV by the Numbers. June 18, 2014閲覧。
- ^ Porter, Rick (October 13, 2015). “Monday cable ratings: 'Monday Night Football' on top, plus 'Fargo' premiere, 'Love & Hip Hop' and WWE”. TV by the Numbers. October 13, 2015閲覧。
- ^ Cantor, Brian (October 20, 2015). “Ratings: FX's "Fargo" Sinks, Sets New Viewership Low”. Headline Planet. October 20, 2015閲覧。
- ^ Porter, Rick (2015年10月27日). “Monday cable ratings: 'Monday Night Football' leads the way, plus 'Real Housewives of OC,' 'Love & Hip Hop,' 'WWE Raw'”. TV by the Numbers. 2015年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月27日閲覧。
- ^ Porter, Rick (November 4, 2015). “Monday cable ratings: 'Monday Night Football' leads, plus 'Black Ink Crew,' 'Major Crimes,' 'Fargo'”. TV by the Numbers. November 5, 2015閲覧。
- ^ Porter, Rick (November 4, 2015). “Monday cable ratings: 'Monday Night Football' leads, plus 'Black Ink Crew,' 'Major Crimes,' 'Fargo'”. TV by the Numbers. November 5, 2015閲覧。
- ^ Porter, Rick (November 17, 2015). “Monday cable ratings: ‘Monday Night Football’ even with last week, plus ‘Street Outlaws,’ ‘Love & Hip Hop’”. TV by the Numbers. November 17, 2015閲覧。
- ^ Porter, Rick (November 24, 2015). “Monday cable ratings: ‘Monday Night Football’ rises, plus ‘WWE Raw,’ ‘Love & Hip Hop’”. TV by the Numbers. November 24, 2015閲覧。
- ^ Porter, Rick (December 2, 2015). “Monday cable ratings: Season low for ‘Monday Night Football’”. TV by the Numbers. 2016年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。December 2, 2015閲覧。
- ^ Porter, Rick (December 8, 2015). “Monday cable ratings: ‘Monday Night Football’ rebounds, plus ‘Vanderpump Rules,’ ‘WWE Raw’”. TV by the Numbers. December 8, 2015閲覧。
- ^ Porter, Rick (December 15, 2015). “Monday cable ratings: ‘The Expanse’ premiere not that expansive, ‘Monday Night Football’ leads”. TV by the Numbers. December 15, 2015閲覧。
- ^ Welch, Alex (April 20, 2017). “Wednesday cable ratings: ‘Fargo’ returns down, ‘The Magicians’ holds steady”. TV by the Numbers. April 20, 2017閲覧。
- ^ Welch, Alex (April 27, 2017). “Wednesday cable ratings: ‘Fargo’ ticks down, ‘Black Ink Crew’ rises”. TV by the Numbers. April 27, 2017閲覧。
- ^ Welch, Alex (May 4, 2017). “Wednesday cable ratings: ‘Greenleaf’ and ‘Fargo’ tick up”. TV by the Numbers. May 4, 2017閲覧。
- ^ Welch, Alex (May 11, 2017). “Wednesday cable ratings: ‘Fargo’ dips, NHL Semi-Finals land high”. TV by the Numbers. May 11, 2017閲覧。
- ^ Metcalf, Mitch (May 18, 2017). “Updated: ShowBuzzDaily's Top 150 Wednesday Cable Originals & Network Finals: 5.17.2017”. Showbuzz Daily. May 18, 2017閲覧。
- ^ Metcalf, Mitch (May 25, 2017). “Updated: ShowBuzzDaily's Top 150 Wednesday Cable Originals & Network Finals: 5.24.2017”. Showbuzz Daily. May 26, 2017閲覧。
- ^ Metcalf, Mitch (June 1, 2017). “Updated: ShowBuzzDaily’s Top 150 Wednesday Cable Originals (Broadcast to Come): 5.31.2017”. Showbuzz Daily. June 2, 2017閲覧。
- ^ Welch, Alex (June 8, 2017). “Wednesday cable ratings: ‘Fargo’ continues to rise, ‘Real Housewives of NYC’ leads”. TV by the Numbers. June 8, 2017閲覧。
- ^ Welch, Alex (June 15, 2017). “Wednesday cable ratings: ‘Real Housewives of NYC’ leads, ‘Fargo’ holds steady”. TV by the Numbers. June 15, 2017閲覧。
- ^ Welch, Alex (June 22, 2017). “Wednesday cable ratings: ‘Fargo’ season finale holds steady”. TV by the Numbers. June 22, 2017閲覧。
- ^ “Fargo Season 4”. Writers Guild of America West. July 23, 2020閲覧。
- ^ a b Metcalf, Mitch (September 29, 2020). “Updated: ShowBuzzDaily's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 9.27.2020”. Showbuzz Daily. September 29, 2020閲覧。
- ^ Metcalf, Mitch (October 6, 2020). “ShowBuzzDaily's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 10.4.2020”. Showbuzz Daily. October 6, 2020閲覧。
- ^ Metcalf, Mitch (October 13, 2020). “Updated: ShowBuzzDaily's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 10.11.2020”. Showbuzz Daily. October 13, 2020閲覧。
- ^ Metcalf, Mitch (October 20, 2020). “Updated: ShowBuzzDaily's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 10.18.2020”. Showbuzz Daily. October 20, 2020閲覧。
- ^ Metcalf, Mitch (October 27, 2020). “Updated: ShowBuzzDaily's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 10.25.2020”. Showbuzz Daily. October 27, 2020閲覧。
- ^ Metcalf, Mitch (November 3, 2020). “Updated: ShowBuzzDaily's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 11.1.2020”. Showbuzz Daily. November 3, 2020閲覧。
- ^ Metcalf, Mitch (November 10, 2020). “Updated: ShowBuzzDaily's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 11.8.2020”. Showbuzz Daily. November 10, 2020閲覧。
- ^ Metcalf, Mitch (November 17, 2020). “Updated: ShowBuzzDaily's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 11.15.2020”. Showbuzz Daily. November 17, 2020閲覧。
- ^ Metcalf, Mitch (November 24, 2020). “Updated: ShowBuzzDaily's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 11.22.2020”. Showbuzz Daily. November 24, 2020閲覧。
- ^ Metcalf, Mitch (December 2, 2020). “Updated: ShowBuzzDaily's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 11.29.2020”. Showbuzz Daily. December 2, 2020閲覧。
- ^ “Fargo (2023)”. Rotten Tomatoes. September 29, 2023閲覧。
- ^ “Fargo Season 5”. Writers Guild of America West. August 17, 2023閲覧。
- ^ “Shows A-Z – Fargo”. The Futon Critic. August 17, 2023閲覧。
- ^ “Fargo: Season Five Ratings”. TV Series Finale (November 28, 2023). November 28, 2023閲覧。
- ^ “Fargo”. エミー賞. Television Academy. 2016年8月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月15日閲覧。
- ^ “Fargo”. Golden Globes. 2016年8月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月15日閲覧。
- ^ Matt Webb Mitovich (2016年1月17日). “Critics' Choice Awards: TV Winners Include Fargo, Mr. Robot, Master of None, Rachel Bloom and Carrie Coon”. TVline 2016年8月15日閲覧。
- ^ “Producers Guild Awards Winners”. Features. Producers Guild of America Award (2015年1月25日). 2016年8月15日閲覧。
- ^ “Complete 2016 Producers Guild Awards Results”. News: PGA Awards. Producers Guild of America Award (2016年1月25日). 2016年8月15日閲覧。
- ^ De Moraes, Lisa (September 10, 2016). “Creative Arts Emmy Awards: 'Game Of Thrones' Leads Way On Night 1”. Deadline.com. September 11, 2016閲覧。