grape fruit
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グレープフルーツ | |
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grape fruit | |
ジャンル | 少女漫画雑誌 |
読者対象 | 女性 |
刊行頻度 | 季刊、隔月刊(偶数月10日発売) |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
定価 | 680円 |
出版社 | 新書館 |
発行人 | 坂本洋子 |
刊行期間 |
1981年(VOL.1) - 1988年(VOL.39) |
レーベル | ペーパームーンコミックス |
『grape fruit』(グレープフルーツ)は、かつて新書館が発行していた、少女漫画を中心とする雑誌(ムック)。『ペーパームーン』別冊号として、1981年7月に創刊。第2号より第5号まで季刊。第6号から隔月刊・偶数月10日発売。1988年発行の第39号をもって休刊した。
カバーつきの豪華仕様で、最初のページにのり付けされた折り込み式のポスターがついていることもあり、続けて、著名作家により描かれたテーマ別イラストが数ページ掲載されていた。 バックナンバーが常に大書店に取りそろえてあり、第2号以降の号は、比較的容易に入手可能な状態で販売されていた。 第3号、第4号では、急逝した漫画家、 花郁悠紀子の追悼記事が組まれていた。
別冊に、『ヒロイン&ヒーロー』(1984、1988)がある。1984年版は「歴史」をテーマにした増刊号であった。1988年版は「愛の伝説篇」と題した増刊号で、本誌の番外篇なども掲載された、事実上の最終号であった。構成は本誌とほぼ同じであった(1988年版はカバーつきであった)。
表紙作家
[編集]- 第1号 - 第2号、第4号、第6号、第11号、第16号、第19号:萩尾望都
- 第3号 、第7号、第10号、第17号:大島弓子
- 第8号、第12号、第23号、第30号:木原敏江
- 第13号、ヒロイン&ヒーロー(1984):青池保子
- 第14号、第18号、第20号、第22号、第24号、第26号、第28号:竹宮惠子
- 第15号、第32号、第35号、第37号- 第39号:名香智子
- 第21号:高口里純
- 第25号:佐藤史生
- 第27号:森脇真末味
- 第29号、第36号:中山星香
- 第31号:坂田靖子
- 第33号 、ヒロイン&ヒーロー(1988):文月今日子
- 第34号:有吉京子
花の24年組によるものが多い。
主な作家
[編集]『プチフラワー』(小学館)の執筆陣とも、大幅に重なる[2]。
主な掲載作品
[編集]- 虹神殿 (鳥図明児)
- 水蓮運河 (鳥図明児)
- ゴドレイの恋人(森脇真末味)
- カノン(竹宮惠子)
- 七生子シリーズ(佐藤史生)
- この貧しき地上に(最上清良シリーズ)(佐藤史生)
- レディ・ギネヴィア(名香智子)
- バイエルンの天使(ぼくら少年合唱団) (たらさわみち)
- シ・ン・メ・ト・リ・ィ (たらさわみち)
- パエトーン(坂田靖子)
- マイルズ卿ものがたり(坂田靖子)
- 美術商マクグラン氏シリーズ(坂田靖子)
- ピンナップ・ベイビー(高口里純)
- エイリエルとエアリアンの詩(中山星香)
- 夜天の星特急(ミッドナイト・エキスプレス)(中山星香)
- 殺風景な午後(橋本多佳子)
- 消え去りしもの(岡野玲子)
- ファランドール(文月今日子)
- ドビッ氏の静かな日々(鵜野絵美留)
- 星田村姫女シリーズ(水記利古)
- うさぎ高原日記(山田ミネコ)
脚注
[編集]- ^ 5月1日 ペーパームーンとグレープフルーツ, まんだらけ情報, 2006/4/26.
- ^ たらさわみち『バイエルンの天使』、森脇真末味『男は寡默なバーテンダー(踊るリッツの夜)』のように、双方に掲載された読み切りシリーズもある。また、佐藤史生『夢見る惑星』の後日談である、『雨の竜』も掲載された。