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JR西日本183系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国鉄485系電車 > JR西日本183系電車
JR西日本183系電車
JR西日本183系(2011年12月)
基本情報
運用者 西日本旅客鉄道
種車 485系・489系
改造所 JR西日本吹田鷹取松任工場
改造年 1990年 - 1991年
1996年2004年2009年
改造数 116両
運用開始 1990年
運用終了 2013年
主要諸元
編成 3両編成
4両編成
6両編成
軌間 1,067 mm
電気方式 直流1,500 V
最高運転速度 120 km/h
車体 普通鋼
主電動機 MT54形直流直巻電動機
主電動機出力 120kW
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式
歯車比 1:3.50(22:77)
制御装置 CS15系
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JR西日本183系電車(ジェイアールにしにほん183けいでんしゃ)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)が485系・489系から改造して製作した特急形電車である。

日本国有鉄道から東日本旅客鉄道(JR東日本)に引き継がれた183系と同じCS15主制御器・MT54主電動機・3.50の歯車比を持つため同系を称するが、全く系譜を異にするため別項にて記す[注 1]

概要

[編集]

485系から交流用の機器を撤去または使用停止した形式であり、交流機器を完全に撤去した700・800番台グループと、車両に搭載したまま使用停止措置のみとした200番台グループが存在する。制御回路は種車と共通しており、直流電化区間であれば無改造の485系および583系との混結も可能であるが、JR東日本所属の本系列とは総括制御に同じKE70形ジャンパ連結器を使用するものの引通構造が異なるため、ジャンパ変換器を用いて信号線を合わせない限り、混結・併結することはできない。また第2パンタグラフの撤去は施工されていないが使用停止措置が採られた。

車体も国鉄時代の新造・改造車と異なっており、485系時代と同様の外観を有し、ドアステップもそのまま存置されている。塗装は485系と区別する必要から変更され、当初の改造車は通常の国鉄色に子持ちラインが入った準国鉄色となった。1996年と2003年の改造車はライトグレーにブラウンとブルーの帯をまとったJR西日本標準色、2009年の改造車は塗装変更が行われていない。

最終的な改造数は116両となるが、1997年と2004年に廃車が発生したため、全車両が同時期に在籍したことはなく、実際の在籍数は2010年の104両が最大となる。

番台別解説

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700・800番台

[編集]
モハ183-806
モハ183-806
モハ182-706
モハ182-706

1986年11月1日に行われた国鉄最後のダイヤ改正福知山線宝塚 - 福知山)、山陰本線(福知山 - 城崎)電化に伴い、同区間を運行する新設エル特急「北近畿」に「くろしお」などで使われていた485系が転用されることになり、福知山運転所(現・福知山電車区)に配置された。

その後、1991年にJR西日本が七尾線直流電化するのにあたり、交流電化の北陸本線と直通運転するため普通列車用の交直流電車が必要となった。一方、福知山所に配置されていた485系は直流電化区間のみの運用であり、交流機器は不要であった。そこで、1990年から1991年にかけて、同区の113系800番台および網干・日根野両電車区の113系0番台に交流機器を搭載して415系800番台に改造するために485系から交流機器を取り外し、直流専用車両にしたのが本グループである。その後、列車の増発により1996年・2004年・2009年に追加改造が行われた。

改造はモハ484形に搭載している床下の主変圧器・主整流器・屋根上の空気遮断器・交直切換器など交流機器類の撤去およびその他一部機器を直流専用化、制御車の交直切換スイッチ撤去・運転室表示灯の一部変更などで、施工は吹田鷹取松任の各工場である。

形式はモハ183形・モハ182形・クハ183形のほか、独自の形式としてクロ183形・クロハ183形が存在する。

モハ183形
800番台(モハ485形AU13E形冷房装置搭載車)
モハ485 255 250 253 249 210 143 187 183 122 131 114 209 108 140 137 123 186 252 141 251 212
モハ183 801 802 803 804 805 806 807 808 809 810 811 812 813 814 815 816 817 818 819 820 821
850番台(モハ485形AU12形冷房装置搭載車)
モハ485 3 5 7 19
モハ183 851 852 853 854
1800番台(モハ485形1000番台)
モハ485 1005 1006 1001 1002 1028 1027
モハ183 1801 1802 1803 1804 1805 1806
モハ182形
700番台(モハ484形200番台)
モハ484 312 246 289 285 226 235 218 311 212 243 240 227 329
モハ182 701 702 703 704 705 706 707 708 709 710 711 712 713
800番台(モハ484形600番台)
モハ484 614 609 612 608
モハ182 801 802 803 804
850番台(モハ484形0番台)
モハ484 3 5 7 19
モハ182 851 852 853 854
1800番台(モハ484形1000番台)
モハ484 1005 1006 1001 1002 1028
モハ182 1801 1802 1803 1804 1805
クロ183-2701 クロ183-2751
クロ183-2701
クロ183-2751
クロ183形
改造種車がクハ481形300番台が2700番台に、クハ489形700番台が2750番台に区分。2707 - 2709は京都総合運転所に所属していた元「雷鳥」用のクロ481-2300番台(元クハ481形300番台)を種車にした2009年の追加改造車で、塗装も485系の原色のままである。
クハ481 301 340 321 338 316 308  
クロ481   2301 2302 2303  
クハ489   703
クロ183 2701 2702 2703 2704 2705 2706 2707 2708 2709 2751
クロハ183-701 クロハ183-804
クロハ183-701
クロハ183-804
クロハ183形
700番台は種車がクロハ481形300番台、800番台はクロハ481形200番台による区分。
クロハ481 302 214 211 209 210 215 212
クロハ183 701 801 802 803 804 805 806
クハ183形
クハ183-704 クハ183-851 クハ183-851 編成組み換えによる塗装変更
クハ183-704
クハ183-851
クハ183-851
編成組み換えによる塗装変更
種車により以下の番台区分がある。
  • 600番台(クハ489形600番台)
  • 700番台(クハ481形300番台)
  • 750番台(クハ481形750番台)
  • 800番台(クハ481形800番台)
  • 850番台(クハ481形850番台)
クハ481

(クハ489)

(605) 331 336 339 304 335 318 302 343 314 305 322 324 751 752 802 851
クハ183 601 701 702 703 704 705 706 707 708 709 710 711 712 751 752 801 851

200番台

[編集]
183系200番台(後から2・3両目) 700・800番台の併結編成
183系200番台(後から2・3両目)
700・800番台の併結編成
クモハ183-201
クモハ183-201

2001年の「スーパー雷鳥683系化および「しらさぎ」への683系投入で余剰となった付属編成のクモハ485形200番台・モハ484形・クハ481形200番台を2003年 - 2004年に編入したグループである。前述の700・800番台が交流機器を完全に撤去したのに対して、本番台は機器使用停止のみの措置をしている。本グループでは新たにクモハ183形が登場している。

クモハ183形とクハ183形は、485系時代から引続いて電気連結器・自動解結装置を装備しており、綾部駅などでの分割併合の際に活用された。また、クモハ183形+モハ182形のユニットは、分割併合の関係で他の電動車ユニットと逆向き(クモハ183形が城崎温泉駅方)で使用されていた。各形式ともドアステップも存置されていたが、2009年から順次埋められた。

2009年改造車は、クハ183形に電気連結器・自動解結装置を装備していないなどの相違点があるほか、新たにモハ484形600番台・1000番台が種車に加わったため、それぞれモハ182形300番台・1300番台の番台区分が起こされた。

クモハ183形
クモハ485形200番台をベースとした貫通形の低運転台先頭車で、全長も他の先頭車より長い。
クモハ485

+ モハ484

201

+ 322

202

+ 318

203

+ 344

204

+ 336

206

+ 325

207

+ 316

クモハ183

+ モハ182

201 202 203 204 205 206
クハ481 201 222 227 235 254 263 228
クハ183 201 202 203 204 205 206 207
モハ484 288 244 314 611 610 1027
モハ182 207 208 209 301 302 1301

運用の推移

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1990年から順次183系化改造を施工し窓下赤細帯が追加された。1991年10月1日時点では、4両編成7本+増結用MM'ユニット4組8両の36両[注 2] が「北近畿」「ほくせつライナー」(大阪 - 篠山口)で運用された。

1991年10月1日現在の編成表[1]
編成番号
← 福知山
1号車 2号車 3号車 4号車
形式 クロハ

183

モハ

182

モハ

183

クハ

183

竣工
G1 801 801 801 801 1990.6.16
G2 802 802 802 701 1990.7.23
G3 803 1801 1801 751 1991.2.13
G4 804 804 804 702 1990.10.25
G5 805 1802 1802 703 1991.3.15
G6 806 1803 1803 752 1991.7.9
G7 701 803 803 851 1990.9.22
GU1 851 851 1991.5.31
GU2 852 852 1990.11.9
GU3 853 853 1991.11.30
GU4 854 854 1991.4.24
形式 モハ

484

モハ

485

GU5 89 89
*G編成2号車は、車掌室組み込みの800・1800番台が、

増結ユニットのモハ182形には850番台が使われた。

1996年3月16日ダイヤ改正

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山陰本線(京都 - 福知山)の電化完成に伴い、山陰本線系統での電車特急運用が開始され、新たに6両編成×7本の42両と485系MM'ユニット4組8両が追加、以下の変更を実施した。

  • 同区間で運行される特急列車用として485系電車から追加改造。
    • 本改造では1号車が全室グリーン車のクロ183形に変更となりT編成に区分。
  • G編成7本は、モハ485+モハ484のMM'ユニットを組み込んだ6両編成のG61 - G65編成と4両編成のままのG41・G42編成に分離。

G編成は福知山線系統を中心に運用され、6両編成が「北近畿」7往復に、4両編成が「北近畿」1.5往復と「文殊」1往復、「ほくせつライナー」上り1本に充当された。

T編成は山陰本線系統を中心に運用され、6両編成が「はしだて」2往復、4両編成が「はしだて」2往復と「きのさき」「たんば」の全列車、「文殊」上り1本、「ほくせつライナー」下り1本に投入された。4両編成に関しては、多客期に増結ユニットを組み込んで6両編成で運転された。1999年10月には「まいづる」が運転を開始し、3往復すべてがT編成の運用に追加された。

1996年4月1日現在の編成表[2]
編成番号
← 福知山
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 廃車
形式 クロハ

183

モハ

182

モハ

183

モハ

484

モハ

485

クハ

183

塗装
G61 801 801 801 70 70 801 2004.4.15 準国鉄色
G62 802 802 802 74 74 701 2004.9.22
G63 701 803 803 84 84 851 2005.2.10
G64 804 804 804 88 88 702 2004.9.22
G65 803 1801 1801 89 89 751 2004.11.15
G41 805 1802 1802 703
G42 806 1803 1803 752
GU1 851 851 1997.2.22
GU2 852 852 1997.2.16
GU3 853 853 1997.2.8
GU4 854 854 1997.3.7
形式 クロ

183

モハ

182

モハ

183

モハ

182

モハ

183

クハ

183

竣工 廃車 塗装
T61 2701 702 806 701 805 704 1996.3.9 JR西日本標準色
T62 2704 710 814 709 813 708 1996.3.6
T41 2702 704 808 705 1996.2.1
T42 2703 706 810 706 1996.3.6
T43 2704 708 812 707 1996.3.6
T44 2706 1805 1805 709 1996.3.13
T45 2751 1804 1804 710 1996.3.13
TU1 703 807 1996.2.1
TU2 705 809 1996.3.6 2004.9.22
TU3 707 811 1996.3.6
TU4 711 815 1996.3.5
TU5 712 816 1996.3.13

太字:編成組替で余剰廃車

2003年10月1日ダイヤ改正

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2001年から2003年にかけて北陸特急への683系電車投入によって485系に余剰車が生じていた。2003年10月1日ダイヤ改正での特急「まいづる」の併結運転開始に伴い、3両編成×6本とモハ182-713と489系改造のクハ183-601の20両が追加された。

  • G編成の485系MM'ユニットを、T・TU編成から捻出したモハ183系MM'ユニットに組替え、B編成として組成。
    • T・TU編成から組み込まれた車両は後に準国鉄色(国鉄色+窓下赤細帯)塗装装変更がなされたが、側面下部の車両番号が白ペンキで明記されているため、車両番号が切り抜き文字の張り付けであるG編成からの生え抜き車両と区別できる。
  • T編成のクハ183形700番台は非貫通制御車であったことから、貫通制御車で電気連結器付きの200・600番台に交換。4両編成に短縮してA編成として組成。
    • 後のC編成との分割併合運用を見越した組み換え。
  • 追加で改造されたクモハ183+モハ182ユニットにT編成から捻出されたクハ183形を組み込んでC編成を組成。

増結ユニットを抜き基本4両編成、C編成と連結して最大7両編成で運転されるようになったA編成だが、C編成改造に時間がかかることから、A編成の一部が増結ユニットを組み込んで6両編成となり「北近畿」を中心に運用された。

この組替に伴い、余剰となったモハ183-809・モハ182-802・804・クハ183-751の4両と485系MM`ユニット10両が2004年に廃車となった。

2004年3月13日ダイヤ改正

[編集]

北陸特急での余剰車の編入改造が終了し、A編成は4両編成に統一された。ダイヤ改正以降、以下の列車で運用された。

A編成は「北近畿」4.5往復、「文殊」上り1本、「はしだて」2.5往復、「きのさき」1往復、「たんば」2.5往復に充当された。また、「はしだて」2号の福知山 - 京都間でもC編成と連結して運転された。

B編成は「北近畿」5.5往復、「文殊」下り1本、「はしだて」1.5往復、「きのさき」2往復、「たんば」下り1本に充当された。多客期には増結ユニットを組み込み、6両編成で運転された。

C編成は「北近畿」2往復、「まいづる」5.5往復、「はしだて」上り1本に充当された。「北近畿」に関しては全区間でA編成と連結の上、従来の6両編成より輸送力増強がされた。また、「はしだて」1号の京都 - 福知山間、「はしだて」6号の綾部 - 京都間でもA編成と連結して運転された。

2009年から2011年まで

[編集]

2009年にはB編成へのATS-P搭載工事による予備車確保として、京都総合運転所から捻出された485系6両編成3本計18両が編入された[3][4]

  • これら3編成はBB編成として区分。B編成と同じ6両編成を組成しているものの、1号車が全室グリーン車のクロ183形であることや、「北近畿ビッグXネットワーク」ステッカーの貼り付けを除き、塗装は485系時代から変わらなかった。

BB編成は2010年3月13日ダイヤ改正で定期運用から離脱。その後は波動用や「タンゴエクスプローラー」を含めた各列車の代走、多客期の増発列車などに投入された。

2010年4月1日現在の編成表[5]
編成番号
← 福知山
塗装
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車
形式 クロハ

183

モハ

182

モハ

183

モハ

182

モハ

183

クハ

183

  竣工 廃車 準国鉄色
B61 701 705 805 803 803 706
B62 802 703 807 1805 802 701
B63 803 709 813 1801 1801 704
B64 804 707 811 1804 804 702
B65 805 711 815 1802 1802 703
B66 806 712 816 1803 1803 705
B41 801 801 801 710
形式 クロ

183

モハ

182

モハ

183

モハ

182

モハ

183

クハ

183

  竣工 廃車 国鉄色
BB67 2707 207 817 1301 1806 711 2009.9.18 2010.9.30
BB68 2708 208 819 301 818 207 2009.12.2 2010.11.1
BB69 2709 209 821 302 820 712 2009.11.20 2010.11.10
形式 クロ

183

モハ

182

モハ

183

クハ

183

  竣工 廃車 JR西日本標準色
A41 2701 702 806 206 2003.9.11 2011.7.27
A42 2702 704 808 203 2003.9.23 2011.5.27
A43 2703 706 810 601 2003.9.23 2011.5.10
A44 2704 708 812 202 2003.12.17 2011.4.14
A45 2705 710 814 204 2003.9.23 2011.3.30
A46 2706 701 1805 205 2004.2.26 2011.10.11
A47 2751 713 1804 201 2004.1.30 2011.9.9
形式   クモハ

183

モハ

182

クハ

183

竣工 廃車
C31 201 201 752 2003.9.23 2011.3.30
C32 202 202 709 2003.12.17 2011.5.31
C33 203 203 851 2003.9.23 2011.10.6
C34 204 204 707 2003.9.11 2011.9.9
C35 205 205 801 2004.2.26 2011.5.12
C36 206 206 708 2004.1.30 2011.7.29

太字:JR西日本標準色から準国鉄色に変更(T編成からB編成へ編入)

太斜字:準国鉄色からJR西日本標準色に変更(G編成からC編成へ編入)

2011年3月ダイヤ改正で287系電車を投入し、「こうのとり」(「北近畿」の名称変更)「はしだて」「まいづる」「きのさき」の一部を置換えた。このためA・C編成は運用から離脱した。B編成はATS-P搭載車であることから「こうのとり」「きのさき」「はしだて」の一部で運用が継続された[6]

2012年以降

[編集]

2012年3月17日ダイヤ改正以降に日根野電車区所属の381系40両(6両編成6本・4両編成1本)が福知山電車区へ転入。このためB編成は順次運用から離脱し、2013年3月16日ダイヤ改正で定期運用が終了した[7][8]

2012年4月時点では40両が稼動しており、以下の編成が組成されていた。

編成番号
← 福知山
塗装
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車
形式 クロハ

183

モハ

182

モハ

183

モハ

182

モハ

183

クハ

183

廃車 準国鉄色
B61 701 705 805 803 803 706 2013.6.7
B62 802 703 807 1805 802 701 2012.6.13
B63 803 709 813 1801 1801 704 2013.11.16
B64 804 707 811 1804 804 702 2012.11.6
B65 805 711 815 1802 1802 703 2013.4.6
B66 806 712 816 1803 1803 705 2013.5.12
B41 801 801 801 710 2013.7.8
  • 閑散期などはB61 - B66編成の2・3号車を抜いて4両編成で運用される場合があった。
  • ATS-Pを搭載。

2012年6月1日以降のB編成使用列車は以下の通り。他に定期列車では、山陰本線普通列車ならびに北近畿タンゴ鉄道宮福線快速列車にも充当されていた。

  • 「こうのとり」1・3・12・14・15・17・26号
  • 「きのさき」2・6・11・16・17号
  • 「はしだて」1・6・7・10号

なつかしの北近畿

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定期運転終了後の2013年3月30・31日にJR西日本と日本旅行が主催の団体専用列車として「なつかしの北近畿」が運転された。ヘッドマークも特急「北近畿」運行開始当時の絵柄ヘッドマークが掲出された。

参加者には、記念乗車証ならびに記念弁当などが配布された。

運転日 列車名 運転区間(始発・終着時刻) 使用編成 備考
3月30日 なつかしの北近畿 大阪 9:33発 → 城崎温泉 13:23着 B65
3月31日 城崎温泉 13:35発 → 大阪 17:36着 B65
「なつかしの北近畿」 編成表[9][10][11]
← 城崎温泉
大阪 →
号車 1 2 3 4 5 6
B65編成 クロハ183 モハ183 モハ182 モハ183 モハ182 クハ183
805 711 815 1802 1802 703

脚注

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注釈

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  1. ^ ただ、国鉄時代にも一部の485系が183系・189系に改造された例があり、それらの車両は183系や189系の新製車グループとともにJR東日本に引き継がれた。
  2. ^ 増結ユニットとして485系を組み込む場合があった。

出典

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  1. ^ 『鉄道ダイヤ情報』2010年9月号、交通新聞社、2009年、p.13
  2. ^ 『鉄道ダイヤ情報』2010年9月号、交通新聞社、2009年、p.15
  3. ^ 鉄道ファン 2009年10月17日付け
  4. ^ 鉄道ファン 2009年12月15日付け
  5. ^ 『JR電車編成表』2010夏、交通新聞社、2010年、pp.182 - 183、ISBN 9784330143101
  6. ^ 「国鉄色」に人気 現役続けるJR旧型車両 - 神戸新聞 2010年11月30日(インターネットアーカイブ
  7. ^ 『鉄道ジャーナル』2012年9月号、鉄道ジャーナル社、2012年、pp.45 - 47
  8. ^ 平成25年春ダイヤ改正について - 西日本旅客鉄道株式会社 福知山支社 2012年12月21日
  9. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2013冬、交通新聞社、2012年、p.189、ISBN 9784330331126
  10. ^ “「なつかしの北近畿」号運転”. railf.jp. (2013年3月31日). http://railf.jp/news/2013/03/31/154000.html 2013年5月18日閲覧。 
  11. ^ “183系B65編成が吹田総合車両所へ”. railf.jp. (2013年4月6日). http://railf.jp/news/2013/04/06/144500.html 2013年5月18日閲覧。 

参考文献

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  • 交友社「鉄道ファン」 1994年3月号 No.395 特集:183・189系特急形直流電車
  • 電気車研究会「鉄道ピクトリアル」 1992年10・11月号 No.565・567 特集:183・189系電車I・II
  • 福原俊一「幻の187系特急用直流電車」
  • JTBパブリッシング「幻の国鉄車両」(2007年) p187 - p189
  • 交友社「鉄道ファン」 2000年1月号 No.465 特集:特急電車の20世紀第2集
  • イカロス出版「季刊 j train」2003年Vol.12 特集:183・189系の軌跡
  • イカロス出版「国鉄型車両の系譜シリーズ5 形式183・189系」

関連項目

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