LMSクラブ蒸気機関車
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LMS クラブ蒸気機関車 | |
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13065号機(1928年) | |
基本情報 | |
運用者 |
ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道 イギリス国鉄 |
設計者 | ジョージ・ヒューズ |
製造所 | LMS クルー、ホーウィック工場 |
製造年 | 1926年 - 1932年 |
製造数 | 245両 |
運用終了 | 1967年 |
主要諸元 | |
軸配置 | 2-6-0(1C) |
軌間 | 1,435 mm |
長さ | 18.082 m |
機関車重量 | 67 t |
動輪径 | 1,676 mm |
シリンダ数 | 2気筒 |
シリンダ (直径×行程) | 533 mm × 660 mm |
ボイラー圧力 | 1.24 MPa |
引張力 | 118.23 kN |
LMS クラブ蒸気機関車(LMS クラブじょうききかんしゃ)は、イギリスのロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道(LMS)が導入した蒸気機関車の1形式である。ジョージ・ヒューズが設計した車輪配置 2-6-0(1C)の客貨両用機で、1926年から1931年までに245両が製造された。英語では設計者の名を取ってHughes Crabと称される。
概要
[編集]本形式は、LMSでは「ホリッジモーグル」という呼び名が一般的だったが、鉄道ファンによってクラブ(カニ)と呼ばれていた。これは外側のシリンダーとバルブの動きのカニのはさみに似ていることからだと一部の著述家は主張している[1][2][3]。一部の地域では、ボイラーがいっぱいになったときや給水が汚染されたときに簡単にプライミングする傾向から、「泡立て器」というあだ名も付けられた[4]。
保存
[編集]トップナンバーの13000号機が国立鉄道博物館で保存されているほか、ほかに2両が現存する。
脚注
[編集]- ^ Haresnape 1981, p. 65.
- ^ Hunt, Essery & James 2000, p. 7.
- ^ Young & Tyreman 2009, p. 6.
- ^ Middlemass 1991, p. ?.
参考文献
[編集]- Haresnape, Brian (February 1981) [1972]. Fowler Locomotives: A Pictorial History. Shepperton: Ian Allan. ISBN 0-7110-0374-2. CX/0281
- Hunt, David; Essery, Bob; James, Fred (2000). LMS Locomotive Profiles No. 2 - The Horwich Moguls. Didcot: Wild Swan. ISBN 1-874103-56-9
- Middlemass, Tom (1991). Steam Locomotives' Nicknames. Silver Link Publishing Ltd. ISBN 0-947971-70-X
- Rowledge, J.W.P. (1975). Engines of the LMS, built 1923–51. Oxford: Oxford Publishing Company. ISBN 0-902888-59-5
- Young, John; Tyreman, David (2009). The Hughes and Stanier 2-6-0s. Locomotives of the LMS. Maidenhead: RCTS. ISBN 978-0-901115-96-6
- Marshall, John (1972). The Lancashire & Yorkshire Railway, volume 3. Newton Abbot: David & Charles. ISBN 0-7153-5320-9