Microsoft Outlook
開発元 | マイクロソフト |
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最新版 | |
対応OS | Windows 10, Windows 11 |
種別 |
Personal Information Manager 電子メールクライアント |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト |
Microsoft Outlook ビジネスのための Outlook |
開発元 | マイクロソフト |
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最新版 | |
対応OS | macOS Sierra以降 |
種別 |
Personal Information Manager 電子メールクライアント |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | Microsoft Outlook for Mac |
Microsoft Outlook(マイクロソフト・アウトルック)は、Windows版のMicrosoft Officeの一部として含まれている個人情報管理(Personal Information Manager)ソフトウェアである。電子メール機能の他、予定表・連絡先管理・仕事管理・メモ・To Do リストなどの機能が実装されている。
従来macOS版にはOutlookに相当するアプリケーションとして、Microsoft Entourage(マイクロソフト・アントラージュ)が提供されていたが、Office for Mac 2011よりWindows版と同じOutlookに変更された。
概要
[編集]Outlook Expressとの名称の類似性から電子メールクライアントが主体だと思われがちだが、実際には業務管理の一元化を目的としたアプリケーションとしてデザインされている。基本的な位置づけは「Microsoft Schedule+」の後継であり、かつ「Exchange Server」の標準クライアントである。「Lotus Notes」の影響を受け、グループウェアとしての性格を強めている。また、フォームのカスタマイズ機能により、ワークフローや業務管理、CRMソフトウェアのフロントエンドとして使用できるようになる。
仕事上の管理機能が実装されているため、スケジュールや連絡先管理、仕事管理及び履歴情報の確認、メモ帳など一連の機能を保持している。これらのデータは携帯端末用のWindows Mobile(Pocket PC/Handheld PC)版Outlookと互換性があるため、パソコンと携帯端末をシンクロ(同期)してパソコン上Outlookと同じ情報を保たせるといった使い方も可能である(同期を行うためにはMicrosoft ActiveSyncのインストールが必要)。
メール機能に関しては最初のバージョン97にはPOP3/SMTP対応の機能は無く、インターネットメールを扱えなかった(独自技術のExchageメールのみ)。バージョン98でPOP3/SMTPに対応したが、メールヘッダを正しく処理できたのは主要な一部だけであった。また、以前からそれなりのセキュリティ機能は実装されていたが、Microsoft Outlookを狙ったコンピュータウイルスやスパムの増加に伴い、バージョン2003より迷惑メール判定機能や標準の設定ではHTML形式のメールに対して画像やコンテンツを直接描画しないようにする機能が付加された。また、バージョン2007からはメールの表示にはMicrosoft Wordのコンポーネントが使用されるようになっている。これにより、プレビューしただけでウイルスに感染するといった「Internet Explorer」のセキュリティホールを狙った攻撃をある程度抑えることは可能である(もちろん、ウイルス対策ソフトとの併用は必要といえる)。
バージョン2003からは縦方向に3分割された画面が標準となった(これもユーザー設定で以前の設定に戻すことは可能)。
製品の性格上Windows Liveとの統合が非常に進んでいる。フリーソフトのWindows Live Mailの機能がOutlookに近くなってきている一方、バージョン2007以降ではSharePointサーバーとの同期機能などが追加され、よりビジネスでの利用を想定した機能強化がされている[1]。
Office 2000には、FAX機能もついている。
Outlook 2000以降には他のOffice製品同様にVBAが搭載されており、例えば、標準で利用できる自動仕分機能よりも複雑な処理を行わせることができる。
iPhone, iPad, Apple Watch向けも配布されている[2]。
関連アプリケーション
[編集]Microsoft Outlook Plus!
[編集]本来Microsoft Outlookはビジネスユーザー向けのソフトウェアではあるが、ここ最近はパーソナルエディションが多くのパソコンにプリインストールされていることを受け、家庭用としても使われることが多くなった。そこでバージョン2002の途中からMicrosoft Outlook Plus!という名目で携帯電話の同期機能の追加や電子メール設定の簡略化などが利用できるようになった。また、初期画面の内容も一新され、インプレスの書籍である「できる」シリーズのOutlook 2002(とOutlook Plus!)の一部記事の抜粋がHTMLで提供された。グリーティングメールの送受信が可能となったのもこのバージョンである。
この機能が好評だった事もあり、次のMicrosoft Office 2003では「Home Style+」(後述)として機能強化を図ることになった。
Microsoft Home Style+
[編集]Microsoft Office 2003では、プロフェッショナルエディション及びパーソナルエディション限定のMicrosoft Home Style+を導入することで、携帯電話同期機能の他にビデオメール(動画配信付きメール機能)や似顔絵描画機能による様々な表現を使ったEメールの送信、グリーティングメールの送受信が可能になった。このHome Style+はOutlookの機能強化だけに留まらず、Microsoft Wordでは冠婚葬祭に関するテンプレートの搭載、Microsoft Office Excelでは関数の入力補助機能が追加される。家庭内での利用に特化する場合には便利であろう。
Microsoft Entourage
[編集]Macintosh版Microsoft Officeでは、Office 2001-Office 2008まではMicrosoft Entourageが含まれていた。
Outlookに相当するアプリケーションと位置づけられたが、実質はMac版Outlook ExpressにPIM機能を拡張させたものであったため、Exchange Serverへのクライアント機能が実装されていなかった。対応策として当初はOutlook 2001 for Macが単独リリースされたが、2003年のEntourage v.X用アップデータでExchangeにクライアント対応した。その後も互換性を向上する一方で独自の機能強化が進められている(Entourageの新機能がOutlookの次期バージョンに実装されることもある)。
なおOffice 2011からは、Windows版と同じOutlookに変更されている。
- Macintosh版Microsoft Officeの詳細に関してはMacintosh Business Unitの記事を参照のこと。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “Officeとの連携が最大の強みとなるか、SharePoint Server 2007”. (2021年7月25日)
- ^ “Microsoft Outlook”. App Store (2024年10月10日). 2024年10月12日閲覧。 “このアプリはiPhone、iPad、Apple WatchのApp Storeでのみご利用いただけます。”
関連項目
[編集]- Outlook
- Outlook Express
- Outlook.com
- Outlook Web Access
- Exchange Server
- Microsoft Office
- Personal Information Manager
- オフィススイートの比較
- Messaging Application Programming Interface(MAPI)
外部リンク
[編集]- Microsoft Outlook
- ビジネスのためのOutlook
- Outlookのヘルプとラーニング
- Outlook - Microsoft Store
- Outlook for Windows - Microsoft Store
- Microsoft Outlook - Google Play
- Microsoft Outlook - App Store