NEVER ENDING SUMMER
『NEVER ENDING SUMMER』 | ||||
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杉山清貴&オメガトライブ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | AOR | |||
レーベル | バップ | |||
プロデュース | 藤田浩一 | |||
チャート最高順位 | ||||
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杉山清貴&オメガトライブ アルバム 年表 | ||||
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『NEVER ENDING SUMMER』収録のシングル | ||||
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『NEVER ENDING SUMMER』(ネバー・エンディング・サマー[注 1])は、杉山清貴&オメガトライブ3枚目のオリジナルアルバム。1984年12月21日発売。
解説
[編集]本作の先行シングルで、スマッシュ・ヒットした「Riverside Hotel」をフィーチャーしたサード・アルバムで、デビュー・アルバムの延長線上という本来の路線に軌道修正されている。詞の情景やリリース時期から、夏を題材としながらも“冬オメガ”のイメージの内容となっており、ジャケットの写真はグアムの海で撮影された。
A面はシングル「Riverside Hotel」を除く4曲の作曲を杉山が手がけている。
B面は作詞:秋元康、作曲:林哲司による「NEVER ENDING SUMMER」と題した連作集となっており、夏に出会った男女が一度は別れ、再び会おうとするまでを描いている。プロデューサー藤田の意向で秋元と林が作った組曲で、実は IからⅣまでをつなげる作業が大変だったという。Ⅱのように曲中での転調するパターンも、当時としては珍しかった。Ⅲはメロディの雰囲気が杉山の目指す曲調に近いと思われ、Ⅳのバラードでは、杉山の実力が如何なく発揮された。本作では4曲がメドレー形式でつながり、1つの楽曲となっているが、「Ⅲ」以外は独立したバージョンが存在(詳細後述)。翌年3月発売シングル「ふたりの夏物語」ではサブタイトルに「NEVER ENDING SUMMER」とあるものの、作詞者が異なる[1]ため、関連性は無い。
順位は前作「RIVER'S ISLAND」より下がるが、売上枚数は上回り、1985年の年間アルバムチャートでは22位にランクされた。
歌詞カード記載にメンバーが6人で記載されているのは、この作品が最後となった。
収録曲
[編集](レコードは1~5がA面、6~9がB面。演奏時間はレコードの歌詞カードおよび盤面に記載のもの)
- Misty Night Cruising (ミスティ・ナイト・クルージング[注 1]) (4:31)
- Eastern Railroad (イースタン・レイルロード) (3:56)
- Twilight Bay City (トワイライト・ベイ・シティ) (4:13)
- 作詞:有川正沙子 作曲:杉山清貴 編曲:志熊研三
- 杉山がある夜眠ろうとした時に、メロディが完璧な形で頭の中に浮かんだという。後にも先にも楽器を使わずに作曲した唯一の曲で、後からコードを当てはめてみると普段自分が絶対に使わないコード進行だったので大変驚いたという。
- Riverside Hotel (リバーサイド・ホテル) (4:36)
- 作詞:康珍化 作曲・編曲:林哲司
- 4thシングル。
- Stay The Night Forever (ステイ・ザ・ナイト・フォーエバー) (5:09)
- 作詞:有川正沙子 作曲:杉山清貴 編曲:松下誠
- 林の影響を受けながら杉山が作り上げた名バラード。それまでの自分にはなかったカラーだそうである。
- Never Ending Summer I (ネバー・エンディング・サマー) (5:40)
- 作詞:秋元康 作曲・編曲:林哲司
- 配信限定アルバム「The Other Side Of OMEGATRIBE」に単独バージョンが収録されている他、杉山がソロで発表したライブアルバム「I WANNA HOLD YOU AGAIN」にも単独で収録されている。
- Never Ending Summer II (3:30)
- 作詞:秋元康 作曲・編曲:林哲司
- キープ株式会社が販売している「ベスト・オブ・ベスト」というCDに単独バージョンが収録されている。
- Never Ending Summer III (3:33)
- 作詞:秋元康 作曲・編曲:林哲司
- Never Ending Summer IV ~ Prolog (~プロローグ)(5:30)
- 作詞:秋元康 作曲・編曲:林哲司
- 配信限定アルバム「The Other Side Of OMEGATRIBE」に単独バージョンが収録されている。
※楽曲の明記こそ無いが、ブラスアレンジとして新田一郎 with ホーンスペクトラムが参加している[2]。
クレジット
[編集]- PRODUCED BY KOICHI FUJITA
- Exective Producer: Katsuhiko Endo, Atsushi Kitamura
- Director: Shigeru Matsuhashi, Ken Shiguma
- Sound Adviser: Tetsuji Hayashi
- Mixing Engineer: Kunihiko "Jr" Shimizu
- Overdub Engineer: Jun Wakao, Tatsuo Sekine, Hiroshi Fujita
- Second Engineer: Mizuo "Tamadon" Miura
- Mixing Studio:日音Cスタジオ
- Recording Studio:日音、サウンドイン、サウンドシティetc.
- Digital Recorder: SONY PCM-3324(24ch), JVC DAS-900(Master)
- Recording Date:1984年8月10日~1984年11月2日
- Artist Management: Triangle Production
- Session Cordination: Sound Seven
- Front Cover Photo: Tadayasu Ozawa
- Back Cover Photo: Jushi Watanabe
- Stylist: Atsuko Shimizu(Back Cover Photo)
- Design: Takeharu Tanaka, Yumiko Ohta(Soap Inc.)
NEVER ENDING SUMMER REMIX
[編集]『NEVER ENDING SUMMER REMIX』 | ||||
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杉山清貴&オメガトライブ の リミックス・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | AOR | |||
時間 | ||||
レーベル |
バップ VPCC-86420 | |||
プロデュース | 林哲司 | |||
チャート最高順位 | ||||
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杉山清貴&オメガトライブ アルバム 年表 | ||||
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解説
[編集]2023年に結成40周年を迎えるに当たり、『40周年シリーズ』の第3弾作品であり、林哲司による総監修のもと発売されたリミックス・アルバム[3]。ブルースペックCD仕様。
収録曲
[編集]- MISTY NIGHT CRUISING (04:31[4]、2018 Remix[5])
- Mixed by 三浦瑞生
- EASTERN RAILROAD (03:54[4]、2022 Remix[5])
- Mixed by 内沼映二
- TWILIGHT BAY CITY (04:18[4]、2022 Remix[5])
- Mixed by 内沼映二
- RIVERSIDE HOTEL (04:27[4]、2020 Remix[5])
- Mixed by 内沼映二
- STAY THE NIGHT FOREVER (05:17[4]、2022 Remix[5])
- Mixed by 内沼映二
- NEVER ENDING SUMMER I (05:40[4]、2022 Remix[5])
- Mixed by 三浦瑞生
- NEVER ENDING SUMMER II (03:29[4]、2022 Remix[5])
- Mixed by 三浦瑞生
- NEVER ENDING SUMMER III (03:26[4]、2022 Remix[5])
- Mixed by 三浦瑞生
- NEVER ENDING SUMMER IV ~ Prolog (05:39[4]、2022 Remix[5])
- Mixed by 内沼映二
- NEVER ENDING SUMMER I Ballade Version (05:40[4]、2022 Remix[5])
- ボーナス・トラック、リアレンジ・バージョン。編曲:林哲司
- Mixed by 三浦瑞生