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SUMMER SUSPICION

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「SUMMER SUSPICION」
杉山清貴&オメガトライブシングル
初出アルバム『AQUA CITY
B面 渚のSea-dog
リリース
ジャンル AOR
レーベル バップ
ゴールドディスク
  • 東京音楽祭 国内大会 ゴールデンアップル賞(金賞)
  • 東京音楽祭 世界大会 TBS賞
チャート最高順位
杉山清貴&オメガトライブ シングル 年表
-SUMMER SUSPICION
(1983年)
ASPHALT LADY
(1983年)
ミュージックビデオ
「SUMMER SUSPICION」 - YouTube
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SUMMER SUSPICION」(サマー・サスピション)は、杉山清貴&オメガトライブのデビューシングル1983年4月21日バップよりリリースされた(EP:10082-07)

解説

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  • アマチュアバンドだった「きゅうてぃぱんちょす」が「杉山清貴&オメガトライブ」としてデビューするにあたり、元はのちにデビューアルバム『AQUA CITY』に収録される「UMIKAZE TSUSHIN」や、セカンドシングル『ASPHALT LADY』のB面に収録される「A.D.1959」の2曲が先に録音され、これらの曲でRVCからデビューという話があったものの結局は流れ、プロデューサーの藤田浩一(所属事務所、トライアングル・プロダクション社長)の要求に応えるべく改めて作られ、バップからリリースされたのがこの楽曲である。[2]
  • シングル発売より約1か月前、1983年3月23日に中野サンプラザで行われた第12回東京音楽祭の国内大会でこの楽曲を初披露し「ゴールデンアップル賞」(国内大会大賞)を受賞(シルバーアップル賞はM-BAND)、3月27日に日本武道館で行われた世界大会ではTBS賞を受賞した。さらに、当時TBSテレビで放送されていた『アップルシティ500』に出演し、リリース前からこの曲のプロモーションを行っていた。なお、この曲のリリース当日に番組の行われていた「新宿NSビル」内のレコード店にメンバーが行ってみたところ、店頭にこの曲のレコードが並んでいなかったという逸話が、20周年ライブDVD「FIRST FINALE2」に収められている。
  • オリコンチャートでは発売約1か月後となる1983年5月23日付のチャートで100位に初登場、3か月後の8月22日付でベストテン入りを果たした。[3]また、TBSテレビ系音楽チャート番組『ザ・ベストテン』(今週のスポットライト・1983年8月4日)、日本テレビ系音楽チャート番組『ザ・トップテン』(話題曲コーナー・1983年7月11日)にそれぞれ初出演を果たし、その後前者では9位・10位、後者では8位・10位と、ともに2週ずつランクインした[1]。なお『ザ・トップテン』出演映像は、2011年にリリースされたボーカルの杉山清貴と作曲の林哲司のコラボレーションアルバム『REUNITED』に特典映像として収録され、まだサングラスをかけていない、細い高音だった時代の杉山の姿を、杉山の描いたオメガトライブのメンバー全員のイラストとともに観ることができる。[4]
  • 作詞・康珍化、作編曲・林哲司のコンビは、この曲のヒットと前後して、上田正樹悲しい色やね』、杏里悲しみがとまらない』、中森明菜北ウイング』(この曲を聞いた中森明菜サイドからの指名と言われる)[5]など各アーティストの代表作となるヒット曲を連発。作曲の林は筒美京平芹沢廣明チェッカーズ初期楽曲の作曲を担当)らを抑え、1984年度の作曲家セールス第1位になっている。また、林自身も1988年にリリースした自らのアルバム『TIME FLIES』でカバーしている。
  • 1983年9月21日発売のファーストアルバム『AQUA CITY』の1曲目に収録されている。その後も企画アルバム『カマサミコング・DJスペシャル』、ベストアルバム『SINGLE'S HISTORY』などに収録された他、杉山清貴のソロアルバム『Hula moon sessions』や『I AM ME』ではアレンジを一新したセルフカバーバージョンを聴くことができる。
  • 1985年10月4日~12月24日に行われた解散ライブである『FIRST FINALE』ツアーでは、セットリストの最後を飾る曲として演奏された。そのライブの模様はYouTube上にあるバップのオフィシャルサイトで公開されている。
  • ライブバージョンも、上記の解散ツアーを収録した『LIVE EMOTION』の他、デビュー10周年を記念した杉山のソロライブアルバム『I WANNA HOLD YOU AGAIN』、同20周年を記念した再結成ライブを収録したDVD『FIRAST FINALE2』、同35周年を記念した再結成時のライブアルバム『The open air live “High & High 2018”Complete』などに収録されている他、アマチュア時代の同バンドのキーボーディスト・千住明を迎えたコンサートを収録したDVD『Symphonic Concert』ではオーケストラバージョンを聴くことができる。
  • Jon Otisのアルバム『Beach Pops for You』やJoey McCoy & Friendsのアルバム『Summer Time Memories』では、英語によるカバーがなされている。[6]
  • 大種牡馬・サンデーサイレンスの初年度の種付け相手の一頭として、重賞を5勝した名牝・ダイナフェアリー(父・ノーザンテースト)が選ばれ、父のイニシャル・SS(Sunday Silence)にかけて、また「一夏を越えて目を疑うような成長をしている馬に」という願いも込めて、この曲のタイトルをつけられた競走馬が1995年にデビューした。デビュー5戦目となるダービートライアル・青葉賞(当時GⅢ)を好タイムで追い込んで勝利したものの、本番の日本ダービーを前に骨折、「幻のダービー馬」と呼ばれた。引退後は、北海道浦河町ニュージーランドで種牡馬となった。

収録曲

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  1. SUMMER SUSPICION(4分34秒)
    当初はファーストアルバム『AQUA CITY』に収録されている「海風通信」がデビュー曲候補であったが[7] 、プロデューサーの藤田により「これも悪くないけどもう1曲書いてくれないかな。もうちょっとドメスティックなメロディー、泣き(哀愁感)のあるものにしてほしいんだよね」と依頼され、書き上げたのがこの曲である[8]
  2. 渚のSea-dog(3分56秒)
    前身のバンド「きゅうてぃぱんちょす」でのレパートリーだった「フラフラ夏陽気」の歌詞を改めたもの。

オムニバスアルバムに収録

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関連項目

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脚注

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