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Out Of Blue

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『Out of Blue』
GOING UNDER GROUNDスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル ビクターエンタテインメント
プロデュース GOING UNDER GROUND
橋口靖正
GOING UNDER GROUND アルバム 年表
ひとりぼっちになる日のために
(2014年)
Out Of Blue
(2016年)
真夏の目撃者
(2017年)
『Out of Blue』収録のシングル
  1. Soul Train
    リリース: 2015年9月18日
  2. the band
    リリース: 2016年5月11日
ミュージックビデオ
「Teenage Last」 - YouTube
「the band」 - YouTube
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Out Of Blue』(アウト・オブ・ブルー)は、GOING UNDER GROUNDアルバムビクターエンタテインメントのレーベルColourful Recordsより2016年8月24日発売。

概要

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前作から2年5ヶ月ぶりとなる通算14枚目のアルバム。ドラムスの河野丈洋が脱退し3人体制となってから初めて制作され、古巣であるビクターからメジャー作品としてリリースされた。収録されたシングルと同じく橋口靖正との共同プロデュース作品であり、には「これはゴーイングの、2枚目の“ファーストアルバム”である」というキャッチコピーが記載されている。

前作『ひとりぼっちになる日のために』発売後の2015年の河野脱退の際にバンドの存続について残る3人のメンバーで話し合い、解散の案も出た中で、バンドを存続するに至ったこと、また同時に自分たちでも出資していた所属個人事務所を離れての再スタートとなったことから、メンバーは本作を「ゼロからのスタート」「第二のファースト的な作品」として捉えている[1][2]。タイトルの「Out Of Blue」には「青春の終焉」という意味が込められている[3]

DJとしても活動しているボーカルの松本素生は、バンドの楽曲と自身が好む音楽の音楽性の乖離について元々は葛藤があったとし、本作制作の頃から「聴いているレコードと実際にやっている音楽があまり違わなくなってきた感じがあります」と述べている[4]

本作発売後の2016年9月19日から11月2日まで、本作のリリースツアー「GOING UNDER GROUND 『Out Of Blue』 Tour」が全10公演行われた[5]。また、本作に収録されているシングル「the band」の制作から本作の制作までを追ったドキュメンタリーフィルムDVD「the band〜記録と記憶〜」が同リリースツアー会場と特設サイトで発売された[6]

評価

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音楽ライターの佐々木美夏は自身のツイッターで、本作について「かつてゴーイングの音楽を支えに思春期を乗り越えて、でもいつの間にか聴かなくなってしまった人」が「『まだやってたんだ?』って気づいて手に取ってくれたらいいなぁと。そういう人たちのためのアルバムでもあるから」とコメントしている[7]

収録曲

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全作詞・作曲: 松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正)。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.Teenage Last松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正
2.天使たち松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正
3.Driffting Drive松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正
4.Anti Hero松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正
5.45rpm松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正
6.スパイス (Alternative Ver.)松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正
7.out of blue松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正
8.Soul Train松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正
9.天国の口、終わりの楽園松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正
10.the band松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正松本素生(#9、作曲: 松本素生、橋口靖正
合計時間:

楽曲解説

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  1. Teenage Last
    本作のリードトラック。松本が高校を中退したころに荒川河川敷桶川市)のホンダエアポートの土手に寝転がりながら暇つぶしをしていたときの経験をもとに制作された楽曲[8]。モデル山本由貴出演のMVが制作されている[9]
    テレビ神奈川「MUTOMA」8月度テーマ曲。
  2. 天使たち
  3. Driffting Drive
    28thシングル 「the band」 カップリング曲
  4. Anti Hero
  5. 45rpm
  6. スパイス (Alternative Ver.)
    27thシングル 「ならば青春の光」の収録曲をリアレンジして収録。
  7. out of blue
  8. Soul Train
    シングル「もう夢は見ないことにした/Soul train」収録曲。
  9. 天国の口、終わりの楽園
  10. the band
    28thシングル。

参加ミュージシャン

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脚注

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  1. ^ 【GOING UNDER GROUND】バンドを始めた当時の自分に“どうだ!”って言えるアルバム”. OKMusic (2016年8月20日). 2022年2月7日閲覧。
  2. ^ GOING UNDER GROUND・松本が『FILMS』を語る「ライヴ行けない、CD買ってない―俺はそれで大丈夫だと言いたいんです」”. Mikiki (2018年9月19日). 2022年2月7日閲覧。
  3. ^ GOING UNDER GROUND、“青春の終焉”意味する新アルバム「Out Of Blue」”. 音楽ナタリー (2016年6月11日). 2022年2月7日閲覧。
  4. ^ GOING UNDER GROUNDにデッドエンドはない! 松本素生が告白する、新曲“超新星”に込めた決意と永遠に解けない音楽の魔法”. Mikiki (2017年5月30日). 2022年2月26日閲覧。
  5. ^ GOING UNDER GROUNDのOut Of Blue Tour、ファイナルを観た!”. rockin'on.com (2016年11月2日). 2022年2月7日閲覧。
  6. ^ GOING UNDER GROUND、バンドの記録と記憶をたどるドキュメンタリーDVDを発売”. SPICE エンタメ特化型情報メディアスパイス (2016年8月13日). 2022年2月26日閲覧。
  7. ^ 佐々木美夏 on Twitter” (2016年8月23日). 2022年2月26日閲覧。
  8. ^ 埼玉・桶川。東京で疲弊して、初めて思えた「あぁ、あれが僕の街だ」|文・松本素生(GOING UNDER GROUND)”. suumoタウン (2024年1月14日). 2024年12月13日閲覧。
  9. ^ GOING UNDER GROUND 新アルバム『Out Of Blue』よりモデル・山本由貴出演「Teenage Last」MV公開”. billboard JAPAN (2016年8月4日). 2022年2月7日閲覧。

外部リンク

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