Portal:歴史学/西洋史
表示
- 西洋史を専攻していない学部生ないし社会人が、関心を深める手がかりになるもの。
- 各領域で専門の研究者から一定の評価を得ているもの。
- 書店で入手しやすいもの、大学図書館等で閲覧可能なもの。
西洋史一般
[編集]史学概論
[編集]- 望田幸男・芝井敬司・末川清『新版 新しい史学概論』(昭和堂、2002)ISBN 978-4812202227
- 小田中直樹『歴史学ってなんだ?』(PHP新書、2004)ISBN 978-4569632698
- 福井憲彦『歴史学入門』(岩波書店、2006)ISBN 978-4000280419
- 遅塚忠躬『史学概論』(東京大学出版会、2010)ISBN 978-4130211000
- リン・ハント(長谷川貴彦訳)『なぜ歴史を学ぶのか』(岩波書店、2019)ISBN 978-4000241793
- 南塚信吾・小谷汪之編『歴史的に考えるとはどういうことか』(ミネルヴァ書房、2019)ISBN 978-4623086351
- 東京大学教養学部歴史学部会編『東大連続講義 歴史学の思考法』(岩波書店、2020)ISBN 978-4000614061
グローバル・ヒストリー
[編集]- 水島司『世界史リブレット グローバル・ヒストリー入門』(山川出版社、2010)
- パミラ・カイル・クロスリー(佐藤彰一訳)『グローバル・ヒストリーとは何か』(岩波書店、2012)
- 北村厚『教養のグローバル・ヒストリー:大人のための世界史入門』(ミネルヴァ書房、2018)
- 成田龍一・長谷川貴彦『〈世界史〉をいかに語るか―グローバル時代の歴史像』(岩波書店、2020)
- ゼバスティアン・コンラート『グローバル・ヒストリー―批判的歴史叙述のために』小田原琳訳(岩波書店、2021) ISBN 978-4000226448
各国史・地域史
[編集]- 中井 義明・佐藤 専次ほか『教養のための西洋史入門』(ミネルヴァ書房、2007)
- 杉本淑彦ほか編『大学で学ぶ西洋史 近現代』(ミネルヴァ書房、2011)
- 金澤周作監修『論点・西洋史学』(ミネルヴァ書房、2020)
中世史
[編集]- 佐藤彰一・池上俊一ほか『西洋中世史研究入門 増補改訂版』(名古屋大学出版会、2005)ISBN 978-4-8158-0517-3
- 堀越孝一編『新書ヨーロッパ史 中世篇』(講談社現代新書、2003年)ISBN 978-4-06-149664-4
- J・ル=ゴフ(池田健二・菅沼潤訳)『中世とは何か』(藤原書店、2005)
- 服部良久・南川高志・山辺規子編『大学で学ぶ西洋史[古代・中世] 』(ミネルヴァ書房、2006)
- 堀越宏一・甚野尚志編『15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史』(ミネルヴァ書房、2013)
- 小林功・馬場多聞編『地中海世界の中世史』(ミネルヴァ書房、2021)
女性史
[編集]- 井上泰男・常見信代・木津隆司『中世ヨーロッパ女性誌―婚姻・家族・信仰をめぐって』(平凡社、1986)
- イヴォンヌ・クニビレール, カトリーヌ・フーケ(中嶋公子ほか訳)『母親の社会史: 中世から現代まで』(筑摩書房、1994)
- ナタリー・ゼーモン・デーヴィス(長谷川まゆ帆ほか訳)『境界を生きた女たち―ユダヤ商人グリックル、修道女受肉のマリ、博物画家メーリアン』(平凡社、2001)
- ジョルジュ・デュビィ、ミシェル・ペロー監修(杉村和子ほか監訳)『女の歴史』全5巻(藤原書店、1994-2001)
- 弓削尚子『はじめての西洋ジェンダー史:家族史からグローバル・ヒストリーまで』(山川出版社、2021年)ISBN 978-4-634-64095-5
歴史叙述
[編集]- ピーター・バーク(大津 真作訳)『フランス歴史学革命―アナール学派 1929‐89年』(岩波書店、1992)ISBN 978-4000036214
- 森明子編『歴史叙述の現在―歴史学と人類学の対話』(人文書院、2002)ISBN 978-4409520390
- マルク・ブロック(松村 剛訳)『新版 歴史のための弁明 ― 歴史家の仕事』(岩波書店、2004)ISBN 978-4000025300
- ピーター・バーク(佐藤 公彦訳)『歴史学と社会理論 第二版』(慶應義塾大学出版会、2009)ISBN 978-4766416343
- ジャック・ル・ゴフ『時代区分は本当に必要か? ―連続性と不連続性を再考する』菅沼潤訳(藤原書店、2016) ISBN 978-4865780796
- 二宮宏之『マルク・ブロックを読む』(岩波現代文庫、2016年)ISBN 978-4-00-600340-1
- ヘイドン・ホワイト『メタヒストリー―一九世紀ヨーロッパにおける歴史的想像力』岩崎稔訳(作品社、2017) ISBN 978-4861822988
ブリテン史
[編集]書名 | 編著 | 出版 | 時代 | 分野 | 概要 | ||
入門 - いきなり入ってもOK(と思う) | |||||||
ジェントルマンと科学 世界史リブレット34 |
大野誠 | 山川出版社 | 1998 | 近代 | 社会 | 科学史とジェントルマンの関係 | |
千年王国を夢みた革命 -17世紀英米のピューリタン- |
岩井淳 | 講談社選書 メチエ |
1995 | 清教徒革命 | 革命・キリスト教について | ||
スコットランド 歴史を歩く | 高橋哲雄 | 岩波新書 | 2004 | 通史 | 入門 | スコットランド最初の1冊に | |
アイルランド | R.フレシェ | 文庫クセジュ | 1997 | 通史 | 概説 | ||
ピープス氏の秘められた日記 17世紀イギリス紳士の生活 |
臼田昭 | 岩波新書 | 1982 | 17c | 史料 | ある中流階級人の日記。生々しい当時の 様子がわかる。最初の1冊としても | |
概説書 - 比較的平易だが、予備知識なしだとつらいかも | |||||||
概説イギリス史 -伝統的理解をこえて- |
青山吉信 今井宏 |
有斐閣選書 | 1991 | 通史 | 概説 | ||
イギリス近代史 -宗教改革から現代まで- |
村岡健次 川北稔 |
ミネルヴァ書房 | 1986 | 16c- | 概説 | 比較的平易。 ジェントルマン論など経済史に比重? | |
世界歴史大系 イギリス史 1:先史〜中世 | 青山吉信 | 山川出版社 | 1991 | 通史 | 概説 | 一般的概説書 イングランド政治史に比重あり? | |
世界歴史大系 イギリス史 2:近世 | 今井宏 | 山川出版社 | 1990 | ||||
世界歴史大系 イギリス史 3:近現代 | 村岡健次 木畑洋一 |
山川出版社 | 1991 | ||||
オクスフォード ブリテン諸島の歴史(全11巻) | ポール・
ラングフォード監修 |
慶應義塾
大学出版会 |
2009-
2015 |
通史 | 概説 | やや専門的
各分野を幅広くカバー | |
トピック別A - ある意味概説書より分かりやすいもの | |||||||
民のモラル -近世イギリスの文化と社会- |
近藤和彦 | 山川出版社 | 1993 | 近世 | 民衆史。近世イングランドの慣習とか | ||
スコットランドの原点 | 松井理一郎 | あるば書房 | 2005 | 現代 | スコットランドからみた「イギリス」 平易な文体。 | ||
「王国」と「植民地」 -近世イギリス帝国のなかのアイルランド- |
山本正 | 思文閣出版 | 2002 | 近世 | 第一次帝国期の近世アイルランド史 | ||
議員が選挙区を選ぶ -18世紀イギリスの議会政治- |
青木康 | 山川出版社 | 1997 | 近世 | ウォルポール後のイギリス議会の実情を、 幾人かの議員の動向から明らかにする | ||
トピック別B - 理解を深めるために | |||||||
財政=軍事国家の衝撃 -戦争・カネ・イギリス国家 1688〜1783- |
J.ブリュア | 名古屋大学 出版会 |
2003 | 近世 | 財政軍事国家論 第2次百年戦争の勝因に関する新説 | ||
スコットランド史──その意義と可能性 | R.ミチスン | 未來社 | 1998 | 通史 | 概説 | スコットランド史への問題意識にもとづく通史 | |
イギリス議会政治の形成 -「最初の政党時代」を中心に- |
松園伸 | 早稲田大学 出版部 |
1994 | 近世 | 議会 | 名誉革命体制における議会政治史 | |
長い18世紀のイギリス その政治社会 | 近藤和彦 | 山川出版社 | 2002 | 18c | 論集 | 「長い18世紀」(The Long 18th Century)の 概念から、当時のブリテンに関する論考集 | |
史料が語る中世ヨーロッパ | 国方敬司 直江真一 |
刀水書房 | 2004 | 中世 | 論集 | 全20論文中イングランド14、スコットランド1 史料・資料の扱い方に問題意識をおく論集 | |
イギリス財政思想史 -重商主義期の戦争・国家・経済- |
大倉正雄 | 日本経済評論社 | 2000 | 近世 | 財政 | 財政軍事国家にいたる過程 | |
パクス・ブリタニカとイギリス帝国 | 秋田茂 | ミネルヴァ書房 | 2004 | 近代 | 帝国研究 | シリーズ「イギリス帝国と20世紀」。 5巻本になる予定 | |
世紀転換期のイギリス帝国 | 木村和男 | ミネルヴァ書房 | 2004 | ||||
イギリス女性参政権運動とプロパガンダ―エドワード朝の視覚的表象と女性像 | 佐藤繭香 | 彩流社 | 2017 | 近代 | 女性参政権運動と表象研究 | ||
研究動向 - 最近の研究動向を反映したもの。基本的に硬派 | |||||||
イギリス史の新潮流 修正主義の近世史 | 岩井淳 指昭博 |
彩流社 | 2000 | 近世 | 論集 | 最近の研究動向など。修正主義的な研究に より近世イングランド史の再構築をはかる | |
そのほか | |||||||
英米史辞典 | 松村赳 富田虎男 |
研究社 | 2000 | 辞典 | あると色々便利。項目数4500 ABC順に並んでいて、慣れるまでは 目的の項目を探すのに少々苦労する |
女性史
[編集]- 河村貞枝・今井けい編『イギリス近現代女性史研究入門』(青木書店、2006)
- レイ・ストレイチー(吉田尚子ほか訳)『新装版 イギリス女性運動史 : 1792-1928』(みすず書房、2018)
フランス史
[編集]導入
[編集]- 柴田三千雄『フランス史10講』(岩波新書、2006年)ISBN 978-4-00-431016-7
- 竹中幸史『図説 フランス革命史』(河出書房新社、2013)ISBN 978-4309762012
- 杉本淑彦・竹中幸史『教養のフランス近現代史』(ミネルヴァ書房、2015)ISBN 978-4623072712
- 剣持久木編『よくわかるフランス近現代史』(ミネルヴァ書房、2018)ISBN 978-4623082605
- 小田中直樹『フランス現代史』(岩波新書、2018)
- 平野千果子『新しく学ぶフランス史』(ミネルヴァ書房、2019)ISBN 978-4623085989
- 中野 隆生・加藤玄編『フランスの歴史を知るための50章』(明石書店、2020)ISBN 978-4750350219
アンシャン・レジーム期
[編集]- ピーター・バーク(中村賢二郎・谷泰訳)『ヨーロッパの民衆文化』(人文書院、1988)ISBN 978-4409510162
- J=L・フランドラン(森田伸子・小林亜子訳)『フランスの家族―アンシャン・レジーム下の親族・家・性』(勁草書房、1993)ISBN 978-4326651412
- 二宮宏之『全体を見る眼と歴史家たち』(平凡社ライブラリー、1995) ISBN 978-4582761238
- フランソワ・ルブラン(藤田苑子訳)『アンシアン・レジーム期の結婚生活』(慶應義塾大学出版会、2001)ISBN 978-4766408522
- ピーター・バーク(石井三記訳)『ルイ14世―作られる太陽王』(名古屋大学出版会、2004)ISBN 978-4815804909
- 林田伸一『世界史リブレット ルイ14世とリシュリュー―絶対王政をつくった君主と宰相』(山川出版社、 2016)ISBN 978-4634350540
- ファニー・コザンデ、ロベール・デシモン(フランス絶対主義研究会訳)『フランス絶対主義 歴史と史学史』(岩波書店、2021)ISBN 978-4000614627
革命期
[編集]- 柴田三千雄『パリのフランス革命』(東京大学出版会、1988)ISBN 978-4130250092
- 遅塚忠躬『フランス革命―歴史における劇薬』(岩波ジュニア新書、1997)ISBN 978-4005002955
- 松浦義弘『世界史リブレット フランス革命の社会史』(山川出版社、1997)ISBN 978-4634343306
- ジョルジュ・ルフェーヴル(高橋 幸八郎ほか訳)『1789年―フランス革命序論』(岩波文庫、1998)ISBN 978-4003347614
- リン・ハント(松浦義弘訳)『フランス革命の政治文化』(ちくま学芸文庫、2020)ISBN 978-4480099747
近現代史
[編集]- 木下賢一『第二帝政とパリ民衆の世界―「進歩」と「伝統」のはざまで』(山川出版社、2000)ISBN 978-4634481800
- 谷川稔『十字架と三色旗――近代フランスにおける政教分離』(岩波現代文庫、2015)ISBN 978-4006003265
- 杉本淑彦『ナポレオン―最後の専制君主,最初の近代政治家』(岩波新書、2018)ISBN 978-4004317067
- 伊達聖伸『ライシテから読む現代フランス――政治と宗教のいま』(岩波新書、2018)ISBN 978-4004317104
文学史
[編集]- 渡辺一夫・鈴木力衛『増補 フランス文学案内』(岩波文庫、1990)ISBN 978-4003500019
- 横山安由美・朝比奈美知子『はじめて学ぶフランス文学史』(ミネルヴァ書房、2002)ISBN 978-4623034901
- 野崎歓『フランス文学と愛』(講談社現代新書、2013)ISBN 978-4062882286
女性史
[編集]- ミシェル・ペロー(福井憲彦・金子春美訳)『フランス現代史のなかの女たち』(日本エディタースクール出版部、1989)
- オリヴィエ・ブラン(辻村みよ子訳)『女の人権宣言: フランス革命とオランプ・ドゥ・グージュの生涯』(岩波書店、1995)
その他
[編集]- エマニュエル・ルロワ・ラデュリ『モンタイユー―ピレネーの村 1294~1324』上下巻、 井上幸治訳(刀水書房、1990) ISBN 978-4887080867、ISBN 978-4887081253
- ナタリー・ゼーモン・デーヴィス『帰ってきたマルタン・ゲール―16世紀フランスのにせ亭主騒動』成瀬駒男訳(平凡社、1993)ISBN 978-4582760330
- ロバート・ダーントン『猫の大虐殺』 海保眞夫、鷲見洋一訳(岩波書店、2007) ISBN 978-4006001858
レファレンス
[編集]- 佐藤 彰一・中野 隆生編『フランス史研究入門』(山川出版社、2011)ISBN 978-4634640375
通史
[編集]- 柴田三千雄・樺山紘一・福井憲彦編『フランス史〈1〉先史~15世紀』(山川出版社、1995)ISBN 978-4634460904
- 柴田三千雄・樺山紘一・福井憲彦編『フランス史〈2〉16世紀~19世紀なかば』(山川出版社、1996)ISBN 978-4634461000
- 柴田三千雄・樺山紘一・福井憲彦編『フランス史〈3〉19世紀なかば~現在』(山川出版社、1995)ISBN 978-4634461109
ドイツ史
[編集]導入
[編集]- 坂井栄八郎『ドイツ史10講』(岩波新書、2003年)ISBN 978-4-00-430826-3
- 石田勇治『図説 ドイツの歴史』(河出書房新社、2007)
- 森井裕一編著『ドイツの歴史を知るための50章』(明石書店、2016)
- 田野大輔・柳原伸洋編『教養のドイツ現代史』(ミネルヴァ書房、2016)
- 若尾祐司・井上茂子『近代ドイツの歴史―18世紀から現代まで』(ミネルヴァ書房、2005)
中世史
[編集]- 阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界』(筑摩書房、1988)
- 山内進『北の十字軍 「ヨーロッパ」の北方拡大』(講談社学術文庫、2011)
- ヴィル‐エーリヒ・ポイカート(中山けい子訳)『中世後期のドイツ民間信仰―伝説(サーゲ)の歴史民俗学』(三元社、2014)
- 河原温・堀越宏一『図説 中世ヨーロッパの暮らし』(河出書房新社、2015)
ハプスブルク・神聖ローマ帝国
[編集]- 大津留厚『ハプスブルクの実験―多文化共存を目指して』(中公新書、1995)ISBN 978-4-12-101223-4
- 大津留厚『世界史リブレット ハプスブルク帝国』(山川出版社、1996)ISBN 978-4-634-34300-9
- 菊池良生『神聖ローマ帝国』(講談社現代新書、2003)ISBN 978-4-06-149673-6
- ピーターH.ウィルスン(山本文彦訳)『神聖ローマ帝国 1495-1806』(岩波書店、2005年)ISBN 978-4-00-027097-7
- 大津留厚ほか編『ハプスブルク史研究入門―歴史のラビリンスへの招待』(昭和堂、2013)ISBN 978-4-8122-1315-5
- 岩崎周一『ハプスブルク帝国』(講談社現代新書、2017)ISBN 978-4-06-288442-6
- 池谷文夫『神聖ローマ帝国:ドイツ王が支配した帝国』(刀水書房、2019年)ISBN 978-4-88708-512-1
- A.J.P. テイラー(倉田稔訳)『ハプスブルク帝国1809-1918:オーストリア帝国とオーストリア=ハンガリーの歴史』(ちくま学芸文庫、2021年)ISBN 978-4-480-51062-4
近現代史
[編集]- ゴーロ・マン(上原和夫訳)『近代ドイツ史』全2巻(みすず書房、1972)
- 良知力『青きドナウの乱痴気―ウィーン1848年』(平凡社、1985)
- 良知力『向う岸からの世界史―一つの四八年革命史論』(ちくま学芸文庫、1993)
- 石田 勇治『20世紀ドイツ史』(白水社、2020)
- アンドレアス・レダー(板橋 拓己訳)『ドイツ統一』(岩波新書、 2020)
- 河合信晴『物語 東ドイツの歴史 ─ 分断国家の挑戦と挫折』(中公新書、2020)
第三帝国・ナチス
[編集]- 石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社現代新書、2015)
- 芝健介『ホロコースト―ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌』(中公新書、2008)
- ウィリアム・L・シャイラー(松浦伶訳)『第三帝国の興亡』全5巻(東京創元社、2008)
- 田野大輔『愛と欲望のナチズム』(講談社選書メチエ、2012)
- アダム・トゥーズ(山形浩生, 森本正史訳)『ナチス 破壊の経済 1923-1945』上下(みすず書房、2019年)
- リチャード・ベッセル(大山晶訳)『ナチスの戦争1918-1949 - 民族と人種の戦い』(中公新書、2015)
- ヴィクトール・E・フランクル(池田 香代子訳)『夜と霧 新版』(みすず書房、 2002)
- ウルリヒ・ヘルベルト(小野寺拓也訳)『第三帝国 ある独裁の歴史』(角川新書、2021)
レファレンス
[編集]- 木村 靖二ほか編『ドイツ史研究入門』(山川出版社、2014)
通史
[編集]- 木村 靖二 編『新版 世界各国史 ドイツ史』(山川出版社、2001)
- 成瀬治・山田欣吾・木村靖二編『世界歴史大系 ドイツ史〈1〉先史~1648年』(山川出版社、1997)
- 成瀬治・山田欣吾・木村靖二編『世界歴史大系 ドイツ史〈2〉―1648年~1890年』(山川出版社、1996)
- 成瀬治・山田欣吾・木村靖二編『世界歴史大系 ドイツ史〈3〉1890年~現在』(山川出版社、1997)
イタリア史
[編集]導入
[編集]- 池上俊一『パスタでたどるイタリア史』(岩波ジュニア新書、2011)
- 北村暁夫・伊藤武編『近代イタリアの歴史 16 世紀から現代まで』(ミネルヴァ書房、2012 )
- 和田 忠彦編『イタリア文化 55のキーワード』(ミネルヴァ書房、2015)
- 藤内哲也編著『はじめて学ぶイタリアの歴史と文化』(ミネルヴァ書房、2016)
- 高橋 進・村上 義和編著『イタリアの歴史を知るための50章』(明石書店、2017)
- 土肥秀行・山手昌樹 編『教養のイタリア近現代史』(ミネルヴァ書房、2017)
中世
[編集]- グイド・ザッカニーニ(児玉 善仁訳)『中世イタリアの大学生活』(平凡社、1990)
- 清水 広一郎『中世イタリア商人の世界』(平凡社ライブラリー、1993)
- 亀長洋子『世界史リブレット イタリアの中世都市』(山川出版社、2011)
- 高山博『中世シチリア王国の研究 : 異文化が交差する地中海世界』(東京大学出版会、2015)
- 中谷惣『訴える人びと―イタリア中世都市の司法と政治』(名古屋大学出版会、2016)
近代
[編集]- 藤沢 房俊『『クオーレ』の時代―近代イタリアの子供と国家』(ちくま学芸文庫、1998)
- 北村暁夫・小谷眞男編『イタリア国民国家の形成 自由主義期の国家と社会』(日本経済評論社、2010)
- カルロ・ギンズブルグ(杉山光信訳)『チーズとうじ虫―16世紀の一粉挽屋の世界像』(みすず書房、2012)
- ポール・ギショネ(幸田礼雅訳)『イタリアの統一』(白水社・文庫クセジュ、2013)
- 石鍋真澄『教皇たちのローマ』(平凡社、2020)
現代
[編集]- 高橋進『イタリア・ファシズム体制の思想と構造』(法律文化社、1997)
- 北原敦『イタリア現代史研究』(岩波書店、2002)
- シモーナ・コラリーツィ(村上信一郎監訳、橋本勝雄訳)『イタリア20世紀史 熱狂と恐 怖と希望の 100 年』(名古屋大学出版会、2010)
- 伊藤 武『イタリア現代史 - 第二次世界大戦からベルルスコーニ後まで』(中公新書、2016)
- 高橋進『世界史リブレット ムッソリーニ: 帝国を夢みた政治家』(山川出版社、2020)
都市史
[編集]- 池上 俊一『シエナ―夢見るゴシック都市』(中公新書、2001)
- 池上 英洋『イタリア 24の都市の物語』(光文社新書、2010)
- ジーン・A・ブラッカー(森田義之・松本典昭訳)『ルネサンス都市フィレンツェ』(岩波書店、2011)
- 若桑 みどり『フィレンツェ』(講談社学術文庫、2012)
- 陣内秀信『興亡の世界史 イタリア海洋都市の精神』(講談社学術文庫、2018)
- 池上 俊一『フィレンツェ――比類なき文化都市の歴史』(岩波新書、2018)
- 中平 希『ヴェネツィアの歴史: 海と陸の共和国』(創元社、2018)
- 赤松 加寿江『近世フィレンツェの都市と祝祭』(東京大学出版会、2020)
イタリア・ルネサンス
[編集]- 佐々木英也・森田義之編『世界美術大全集 西洋編:11 イタリア・ルネサンス1』(小学館、1992)
- 久保尋二・田中英道編『世界美術大全集 西洋編:12 イタリア・ルネサンス2』(小学館、1994)
- 佐々木英也・森田義之編『世界美術大全集 西洋編:13 イタリア・ルネサンス3』(小学館、1994)
- ピーター・バーク(森田義之・柴野均訳)『新版 イタリア・ルネサンスの文化と社会』 (岩波書店、2000)
- 関根 秀一ほか『イタリア・ルネサンス美術論―プロト・ルネサンス美術からバロック美術へ』(東京堂出版、2000)
- J・R・ヘイル編(中森義宗訳)『イタリア・ルネサンス事典』(東信堂、2003)
- 池上 俊一 『イタリア・ルネサンス再考 花の都とアルベルティ』(講談社学術文庫、2007)
- ジャン・リュデル(金山 弘昌ほか訳)『イタリア・ルネサンス絵画』(白水社・文庫クセジュ、2010)
- 小佐野 重利『西洋美術の歴史 4 - ルネサンスI 百花繚乱のイタリア、新たな精神と新たな表現』(中央公論新社、2016)
美術・建築
[編集]- ピーター・マレー(長尾重武訳)『イタリア・ルネッサンスの建築』(鹿島出版会、1991)
- 田之倉稔『イタリアのアヴァンギャルド 未来派からピランデルロへ』(白水社、2001)
- 宮下 規久朗『イタリア・バロック―美術と建築』(山川出版社、2006)
- 金沢百枝・小澤実『イタリア古寺巡礼―ミラノ→ヴェネツィア』(新潮社、2010)
- 金沢百枝・小澤実『イタリア古寺巡礼―フィレンツェ→アッシジ』(新潮社、2011)
- ミシェル・フイエ(越川倫明・小林亜起子訳)『イタリア美術』(白水社・文庫クセジュ、2012)
レファレンス
[編集]- イタリア文化事典編集委員会編『イタリア文化事典』(丸善出版、2011)
通史
[編集]- 北原敦編『イタリア史』(山川出版社、2008)
- 北村暁夫『イタリア史10講』(岩波新書、2019)
- 松本宣郎編『世界歴史大系 イタリア史1: 古代・初期中世』(山川出版社、2021)
- 齊藤寛海編『世界歴史大系 イタリア史2: 中世・近世』(山川出版社、2021)
スペイン・ポルトガル史
[編集]通史
[編集]- 立石博高・関哲行・中川功・中塚次郎 編『スペインの歴史』(昭和堂、1998)
- 立石博高 編『新版 世界各国史 スペイン・ポルトガル史』(山川出版社、2000)
- M.ジンマーマン・M=C.ジンマーマン『カタルーニャの歴史と文化』(白水社【文庫クセジュ】、2006)
- 立石博高 編『新版 世界各国史 スペイン・ポルトガル史』(山川出版社、2000)
- 関哲行・中塚次郎・立石博高『世界歴史大系 スペイン史〈1〉古代-近世』(山川出版社、2008)
- 関哲行・中塚次郎・立石博高『世界歴史大系 スペイン史〈2〉近現代・地域からの視座』(山川出版社、2008)
- 金七紀男『増補新版 ポルトガル史』(彩流社、2010)
中世史
[編集]- K.B.ウルフ(林邦夫訳)『コルドバの殉教者たち:イスラム・スペインのキリスト教徒』(刀水書房、1996)
- 安達かおり『イスラム・スペインとモサラベ』(彩流社、1997)
- D.W.ローマックス(林邦夫訳)『レコンキスタ―中世スペインの国土回復運動』(刀水書房、1996)
- 関哲行『スペインのユダヤ人』(山川出版社、2003)
- 金七紀男『エンリケ航海王子―大航海時代の先駆者とその時代』(刀水書房、2004)
- M.R.メノカル(足立孝訳)『寛容の文化―ムスリム、ユダヤ人、キリスト教徒の中世スペイン』(名古屋大学出版会、2005)
- 黒田祐我『レコンキスタの実像』(刀水書房、2016)
- 阿部俊大『レコンキスタと国家形成:アラゴン連合王国における王権と教会』(九州大学出版会、2018)
近世史
[編集]- ジョセフ・ペレ(塚本哲也監修・遠藤ゆかり訳)『カール5世とハプスブルク帝国』(創元社、2002)
- B.ベナサール(宮前安子訳)『スペイン人―16–19世期の行動と心性』(彩流社、2003)
- ヘンリー・ケイメン(立石博高訳)『スペインの黄金時代』(岩波書店、2009)
- 立石博高『概説 近代スペイン文化史:18世紀から現代まで』(ミネルヴァ書房、2015)
ロシア史
[編集]導入
[編集]- 和田春樹『ヒストリカル・ガイド ロシア』(山川出版社、2001)
- 水野忠夫ほか『はじめて学ぶロシア文学史』(ミネルヴァ書房、 2003)
- 下斗米伸夫・島田博編著『現代ロシアを知るための60章 第2版』(明石書店、2012)
- 下斗米伸夫『ロシアの歴史を知るための50章』(明石書店、2016)
中世〜帝政
[編集]- 原暉之編『講座 スラブの世界 スラブの歴史』(弘文堂、1995)
- 三浦清美『ロシアの源流―中心なき森と草原から第三のローマへ』(講談社選書メチエ、2003)
- 濱本真美『共生のイスラーム:ロシアの正教徒とムスリム』(山川出版社、2011)ISBN 978-4-634-47465-9
- 土肥恒之『興亡の世界史 ロシア・ロマノフ王朝の大地』(講談社学術文庫、2016)
- 小澤実・長縄宣博編著『北西ユーラシアの歴史空間』(北海道大学出版会、2016)ISBN 9784832968219
- 長縄宣博『イスラームのロシア―帝国・宗教・公共圏 1905-1917』(名古屋大学出版会、2017)
- 竹中浩『模索するロシア帝国』(大阪大学出版会、2019)
- A・A・ゴルスキー(宮野裕訳)『中世ロシアの政治と心性』(刀水書房、2020)
ロシア革命
[編集]- E・H・カー(塩川伸明訳)『ロシア革命―レーニンからスターリンへ、1917‐1929年』(岩波現代文庫、2000)
- 池田嘉郎『ロシア革命―破局の8か月』(岩波新書、2017)
- 松戸清裕ほか編『ロシア革命とソ連の世紀:1 世界戦争から革命へ』(岩波書店、2017)
- 松戸清裕ほか編『ロシア革命とソ連の世紀:2 スターリニズムという文明』(岩波書店、2017)
- 松戸清裕ほか編『ロシア革命とソ連の世紀:3 冷戦と平和共存』(岩波書店、2017)
- 浅岡善治ほか編『ロシア革命とソ連の世紀:4 人間と文化の革新(岩波書店、2017)
- 宇山智彦ほか編『ロシア革命とソ連の世紀:5 越境する革命と民族』(岩波書店、2017)
- 塩川伸明『歴史の中のロシア革命とソ連』(有志舎、2020)
ソビエト連邦
[編集]- 石井規衛『文明としてのソ連―初期現代の終焉』(山川出版社、1995)
- グレイム・ギル(内田健二訳)『スターリニズム』(岩波書店、2004)
- 松戸清裕『ソ連史』(ちくま新書、2011)
- 横手慎二『スターリン ─ 「非道の独裁者」の実像』(中公新書、2014)
- 下斗米伸夫『ソビエト連邦史 1917-1991』(講談社学術文庫、2017)
- 立石洋子『スターリン時代の記憶:ソ連解体後ロシアの歴史認識論争』(慶應義塾大学出版会、2020)
- 塩川伸明『国家の解体: ペレストロイカとソ連の最期』(東京大学出版会、2021)
文化・思想
[編集]- 岩田貴『街頭のスペクタクル: 現代ロシア=ソビエト演劇史』(未來社、1994)
- ルネ・ザパタ(原田佳彦訳)『ロシア・ソヴィエト哲学史』(文庫クセジュ、1997)
- フランシス・マース(森田稔ほか訳)『ロシア音楽史―『カマーリンスカヤ』から『バービイ・ヤール』まで』(春秋社、2006)
- 桑野隆『20世紀ロシア思想史―宗教・革命・言語』(岩波現代全書、2017)
- 巽由樹子『ツァーリと大衆: 近代ロシアの読書の社会史』(東京大学出版会、2019)
- 沼野充義ほか編『ロシア文化事典』(丸善出版、2019)
- 廣岡正久『ロシア正教の千年』(講談社学術文庫、2020)
- 沼野恭子『ロシア万華鏡―社会・文学・芸術』(五柳書院、2020)
通史・概説
[編集]- 田中 陽児・倉持 俊一・和田 春樹『世界歴史大系 ロシア史:1 9~17世紀』(山川出版社、1995)
- 田中 陽児・倉持 俊一・和田 春樹『世界歴史大系 ロシア史:2 18~19世紀〉』(山川出版社、1994)
- 田中 陽児・倉持 俊一・和田 春樹『世界歴史大系 ロシア史:3 20世紀』(山川出版社、1997)
- 和田 春樹編『新版 世界各国史 ロシア史』(山川出版社、2002)
- 中嶋毅編『新史料で読むロシア史』(山川出版社、2013)
旧ソ連邦諸国
[編集]- 北川誠一・前田弘毅ほか編著『コーカサスを知るための60章』(明石書店、2006)ISBN 978-4-7503-2301-5
- 小松久男『イブラヒム、日本への旅:ロシア・オスマン帝国・日本』(刀水書房、2008)ISBN 978-4-88708-505-3
- 前田弘毅『グルジア現代史』(東洋書店、2009)ISBN 978-4-88595-829-8
- 吉村貴之『アルメニア近現代史―民族自決の果てに』(東洋書店、2009)ISBN 978-4-88595-877-9
- 山内昌之『スルタンガリエフの夢:イスラム世界とロシア革命』(岩波現代文庫、2009)ISBN 978-4-00-600201-5
- 佐原徹哉『中東民族問題の起源:オスマン帝国とアルメニア人』(白水社、2014)ISBN 978-4-560-08376-5
- 宇山智彦・藤本透子編著『カザフスタンを知るための60章』(明石書店、2015)ISBN 978-4-7503-4062-3
- 廣瀬陽子『アゼルバイジャン:文明が交錯する「火の国」』(群像社、2016)ISBN 978-4-903619-66-8
- 小松久男『近代中央アジアの群像:革命の世代の軌跡』(山川出版社<世界史リブレット人>、2018)ISBN 978-4-634-35080-9
レファレンス
[編集]- 小松久男・宇山智彦・帯谷知可ほか編『中央アジアを知る事典』(平凡社、2005)ISBN 978-4-582-12636-5
- 小松久男編集代表『中央ユーラシア文化事典』(丸善出版、2023)ISBN 978-4-621-30806-6
北欧史
[編集]導入
[編集]- 武田龍夫『物語 北欧の歴史―モデル国家の生成』(中公新書、1993)ISBN 978-4121011312
- 東海大学文学部北欧学科編『新版北欧学のすすめ』(東海大学出版部、2020)ISBN 978-448602181
- 村井誠人・大島美穂・佐藤睦朗・吉武信彦編『映画のなかの「北欧」: その虚像と実像』(小鳥遊書房、2019)ISBN 978-4909812216
通史・概説
[編集]- Bagge, Sverre, Cross & Scepter: The Rise of the Scandinavian Kingdoms from the Vikings to the Reformation, Princeton University Press, 2014. ISBN 978-0691161501
- Derry, Thomas Kingston. A History of Scandinavia: Norway, Sweden, Denmark, Finland and Iceland, University of Minnesota Press, 1980. ISBN 978-0816609369
- Helle, Knut ed. The Cambridge history of Scandinavia. Vol. 1, Prehistory to 1520, Cambridge University Press, 2008. ISBN 9781139053570
- Kouri, E. I., and Jens E. Olesen eds. The Cambridge history of Scandinavia. Vol. 2, 1520-1870, Cambridge University Press, 2016. ISBN 9781139031639
- Sawyer, Peter H., and Birgit Sawyer. Medieval Scandinavia: From Conversion to Reformation, circa 800-1500, University of Minnesota Press, 1993. ISBN 978-0816617395
- キアステン・ハストロプ(新谷俊裕訳)『北欧社会の基層と構造1:北欧の世界観』(東海大学出版会、1996)ISBN 978-4486013600
- キアステン・ハストロプ(熊野聡ほか訳)『北欧社会の基層と構造2:北欧の自然と生業』(東海大学出版会、1996)ISBN 978-4486013617
- キアステン・ハストロプ(田辺欧ほか訳)『北欧社会の基層と構造3:北欧のアイデンティティ』(東海大学出版会、1996)ISBN 978-4486013624
- 小澤実・薩摩秀登・林邦夫『辺境のダイナミズム(ヨーロッパの中世3)』(岩波書店、2009)ISBN 978-4000263252
- 斯波照雄・玉木俊明編『北海・バルト海の商業世界』(悠書舘、2015)ISBN 978-4865820034
- 百瀬宏・熊野聰・村井誠人編『北欧史(新版世界各国史)』(山川出版社、1998)ISBN 978-4634415102
レファレンス
[編集]- ジョン・ヘイウッド(伊藤盡監修・村田綾子訳)『図説ヴァイキング時代百科事典』(柊風舎、2017)ISBN 978-4864980425
- 北欧文化協会ほか編『北欧文化事典』(丸善出版、2017)ISBN 978-4621301715
先史
[編集]- Douglas Price, T. Ancient Scandinavia: An Archaeological History from the First Humans to the Vikings, Oxford University Press, 2015. ISBN 9780190231989
- Hedeager, Lotte, Iron-Age Societies: From Tribe to State in Northern Europe, 500 BC to AD 700, Blackwell, 1992. ISBN 978-0631171065
- P・V・グロブ(荒川明久・牧野正憲訳)『甦る古代人 デンマークの湿地埋葬』(刀水書房、2002)ISBN 978-4887082984
ヴァイキング
[編集]- ベティル・アルムグレン(蔵持不三也訳)『図説ヴァイキングの歴史』(原書房、1990)ISBN 978-4562021017
- ヨハネス・ブレンステッズ(荒川明久・牧野正憲訳)『ヴァイキング』(人文書院、1988)ISBN 978-4409510155
- レジス・ボワイエ(熊野聡監修・持田智子訳)『ヴァイキングの暮らしと文化』(白水社、2001)ISBN 978-4560028346
- H・クラーク、B・アンブロシアーニ(熊野聡監修・角谷英則訳)『ヴァイキングと都市』(東海大学出版会、2001)ISBN 978-4486015314
- ジェームズ・グラハム=キャンベル編(熊野聡監訳)『ヴァイキングの世界(図説世界文化地理大百科)』(朝倉書店、1999)ISBN 978-4254166569
- マッツ・G・ラーション(荒川明久訳)『悲劇のヴァイキング遠征 東方探検家イングヴァールの足跡 1036‐1041』(新宿書房、2004)ISBN 978-4880083247
- マッツ・G・ラーション(荒川明久訳)『ヴァリャーギ ビザンツの北欧人親衛隊』(国際語学社、2008)ISBN 978-4877314316
- ナショナルジオグラフィック社編『バイキング 世界をかき乱した海の覇者』(ナショナルジオフラフィック社、2020)ISBN 978-4863134904
- Brink, Stefan, and Neil Price eds. The Viking World, Routledge, 2008. ISBN 978-0415333153
- Graham-Campbell, James. Viking Art, Thames and Hudson, 2021. ISBN 9780500204641
- Price, Neil. Children of Ash and Elm: A History of the Vikings, Basic Books, 2020. ISBN 978-0465096985
- Sawyer, Peter H. ed. The Oxford Illustrated History of the Vikings, Oxford University Press, 1997. ISBN 978-0198205265
- 角谷英則『ヴァイキング時代』(京都大学学術出版会、2006) ISBN 978-4876988099
- 熊野聰(小澤実解説)『ヴァイキングの歴史』(創元社、2017)ISBN 978-4422203416(熊野聰『北の農民ヴァイキング―実力と友情の社会』(平凡社、1996)ISBN 978-4582474077の改訂新版)
- ヒースマン姿子『ヴァイキングの考古学』(同成社、2000)ISBN 978-4886212108
各国史
[編集](アイスランド)
[編集]- Gunnar Karlsson. Iceland's 1100 Years: The History of a Marginal Society, Hurst & Co Publishers Ltd, 2001, ISBN 978-1850654148
- J・L・バイヨック(柴田忠作・井上智之訳)『サガの社会史:中世アイスランドの自由国家』(東海大学出版会、1991)ISBN 978-4486011538
- J・L・バイヨック(柴田忠作訳)『アイスランド・サガ:血讐の記号論』(東海大学出版会、1997)ISBN 978-4486014089
- グンナー・カールソン(岡沢憲芙監訳・小森宏美訳)『アイスランド小史』(早稲田大学出版部、2002)ISBN 978-4657027184
- 小澤実・中丸禎子・高橋美野梨編『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章』(明石書店、2016)ISBN 978-4750343082
- 山室静『サガとエッダの世界:アイスランドの歴史と文化』(インタープレイ、2015)オンデマンド
(スウェーデン)
[編集]- Kent, Kent. A Concise History of Sweden, Cambridge University Press, 2008. ISBN 978-0521812849
- スティーグ・ハデニウス(木下淑恵・秋朝礼恵訳)『スウェーデン現代政治史 : 対立とコンセンサスの20世紀』(早稲田大学出版部、2000)ISBN 978-4657008268
- ビルギッタ・ティンダール(村井誠人監修・ヒースマン姿子訳)『スウェーデン史速歩き ヴィーキングから福祉国家まで』(ビネバル出版、1999)ISBN 978-4795257504
- 武田龍夫『物語スウェーデン史:バルト大国を彩った国王、王女たち』(新評論、2003)ISBN 978-4794806123
- 西村三郎『リンネとその使徒たち:探検博物学の夜明け』(人文書院、1989)ISBN 978-4409510209
- 村井誠人編『スウェーデンを知るための60章』(明石書店、2009)ISBN 978-4750329987
(デンマーク)
[編集]- Jespersen, Knut J. V. A History of Denmark, Macmillan, 2018. ISBN 978-1137611796
- ニコリーネ・マリーイ・ヘルムス(村井誠人監訳・大溪太郎訳)『デンマーク国民をつくった歴史教科書』(彩流社、2013)ISBN 978-4779118678
- 橋本淳編『デンマークの歴史』(創元社、1999)ISBN 978-4422202228
- 村井誠人編『デンマークを知るための68章』(明石書店、2009)ISBN 978-4750330082
- 吉武信彦『国民投票と欧州統合:デンマーク・EU関係史』(勁草書房、2005)ISBN 978-4326301553
(ノルウェー)
[編集]- Danielsen, Rolf, et al. Norway: A History from the Vikings to Our Own Times, Scandinavian University Press, 1995. ISBN 978-8200218036
- Ø・ステーネシェン、I・リーベク(小森宏美訳)『ノルウェーの歴史:氷河期から今日まで』(早稲田大学出版部、2005)ISBN 978-4657055163
- 大島美穂・岡本健志編『ノルウェーを知るための60章』(明石書店、2014)ISBN 978-4750340470
(フィンランド)
[編集]- デイヴィッド・カービー(百瀬宏・石野裕子監修)『フィンランドの歴史(世界歴史叢書)』(明石書店、2008)ISBN 978-4750328607
- 石野裕子『「大フィンランド」思想の誕生と変遷 : 叙事詩カレワラと知識人』(岩波書店、2012)ISBN 978-4000238007
- 石野裕子『物語フィンランドの歴史:北欧先進国「バルト海の乙女」の800年』(中公新書、2017)ISBN 978-4121024565
- 百瀬宏『小国外交のリアリズム:戦後フィンランド1944-48年』(岩波書店、2011)ISBN 978-4000234924
- 百瀬宏・石野裕子編『フィンランドを知るための44章』(明石書店、2008)ISBN 978-4750328157
(バルト三国)
[編集]- North, Michael, The Baltic: A History, Harvard UP, 2015 ISBN 978-0674744103
- アンドレス・カセカンプ(小森宏美・重松尚訳)『バルト三国の歴史:エストニア・ラトヴィア・リトアニア 石器時代から現代まで』(明石書店、2014)ISBN 978-4750339870
- アルフォンサス・エイディンタス他(梶さやか・重松尚訳)『リトアニアの歴史』(明石書店、2018)ISBN 978-4750346434
- デヴィド・カービー、メルヤ・リーサ・ヒンカネン(玉木俊明他訳)『ヨーロッパの北の海:北海・バルト海の歴史』(刀水書房、2011)ISBN 978-4887083851
- 小森宏美・橋本伸也『バルト諸国の歴史と現在(ユーラシア・ブックレット)』(東洋書店、2002)ISBN 978-4885954047
- 志摩園子『物語バルト三国の歴史 エストニア・ラトヴィア・リトアニア』(中公新書、2004)ISBN 978-4121017581
- 富田矩正『バルト海の中世:ドイツ東方植民と環バルト海世界』(校倉書房、2009)ISBN 978-4751740408
- 山内進『北の十字軍:「ヨーロッパ」の北方拡大』(講談社学術文庫、2011)ISBN 978-4062920339
北欧神話・文学
[編集]- トム・バーケット(井上廣美訳)『図説北欧神話大全』(原書房、2019)ISBN 978-4562057085
- A・ベクステッズ(岡崎晋訳)『北欧の神々と英雄たち』上下(鷹書房、1976)
- P・コラム(尾崎義訳)『北欧神話』(岩波少年文庫、1996)ISBN 978-4001131420
- H・R・エリス=デイヴィッドソン(米原まり子・一井知子訳)『北欧神話』(青土社、1992)ISBN 978-4791751914
- ヴィルヘルム・グレンベック(山室静訳)『北欧神話と伝説』(講談社学術文庫、2009)ISBN 978-4062919630
- ペーテル・ハルベリ( 岡崎晋訳)『北欧の文学:古代・中世編』(鷹書房、1990)ISBN 4803403732
- クロード・ルクトゥ(篠田知和基監修・広野和美・木村高子訳)『北欧とゲルマンの神話事典:伝承・民話・魔術』(原書房、2019)ISBN 978-4562056910
- キルスティ・マキネン(荒牧和子訳)『カレワラ物語:フィンランドの国民叙事詩』(春風社、2005)ISBN 978-4861100345
- エーリック・ニレーン、ヤーン・ペーデル・ラム著(岡崎晋訳)『ゴトランドの絵画石碑:古代北欧の文化』(彩流社、1986)ISBN 978-4882020943
- アクセル・オルリック(尾崎和彦訳)『北欧神話の世界―神々の死と復活』(青土社、2003)ISBN 978-4791760657
- ヴィルヘルム・ラーニシュ(吉田孝夫訳)『図説 北欧神話の世界』(八坂書房、2014)ISBN 978-4896941838
- ステブリン=カメンスキイ(菅原邦城訳)『サガのこころ:中世北欧の世界へ』(平凡社、1990)ISBN 978-4582308020
- フォルケ・ストレム(菅原邦城訳)『古代北欧の神話と宗教』(人文書院、1982)ISBN 978-4409530030
- 岡崎晋『北欧の神々』(鷹書房、1975)
- 小泉保編訳『カレワラ物語:フィンランドの神々』(岩波少年文庫、2008)ISBN 978-4001145878
- 清水誠『北欧アイスランド文学の歩み:白夜と氷河の国の六世紀』(現代図書、2009)ISBN 978-4434134982
- 菅原邦城『北欧神話』(東京書籍、1984)ISBN 4487750474
- 谷口幸男『エッダとサガ:北欧古典への案内』(新潮選書、2017)ISBN 978-4106038136
- 山室静『北欧神話』(ちくま学芸文庫、2017)ISBN 978-4480097934
- 『ユリイカ 特集:北欧神話の世界』(青土社、2007年)ISBN 978-4791701681
北欧と日本
[編集]- 岡澤憲芙監修・日瑞150年委員会編『日本・スウェーデン交流150年:足跡といま、そしてこれから』(彩流社、2018)ISBN 978-4779124600
- 小森宏美編著『日本・ノルウェー交流史』(早稲田大学出版部、2007)ISBN 978-4657076151
- 長島要一『日本・デンマーク文化交流史:1600-1873』(東海大学出版会、2007)ISNB 978-4486017646
- 長島要一『ニールス・ボーアは日本で何を見たか:量子力学の巨人、1937年の講演旅行』(平凡社、2013)ISBN 978-4582745184
- 長島要一『明治の国際人・石井筆子:デンマーク女性ヨハンネ・ミュンターとの交流』(新評論、2014)ISBN 978-4794809803
- 長島要一『デンマーク人牧師がみた日本:明治の宗教指導者たち』(思文閣出版、2016)ISBN 978-4784218608
- 長島要一『大正十五年のヒコーキ野郎:デンマーク人による飛行新記録とアジア見聞録』(原書房、2016)ISBN 978-4562053384
- 長島要一『デンマーク文化読本:日本との文化交流史から読み解く』(丸善出版、2020)ISBN 978-4621305591
- 吉武信彦『日本人は北欧から何を学んだか:日本‐北欧政治関係史』(新評論、2003)ISBN 978-4794805898
東欧史
[編集]導入
[編集]- 田中充子『プラハを歩く』(岩波新書、2001)ISBN 978-4-00-430757-0
- 河野純一『ハプスブルク三都物語:ウィーン、プラハ、ブダペスト』(中公新書、2009)ISBN 978-4-12-102032-1
- 黒田龍之助『チェコ語の隙間:東欧のいろんなことばの話』(現代書館、2015)ISBN 978-4-7684-5754-2
概説
[編集]- 細川滋『世界史リブレット 東欧世界の成立』(山川出版社、1997)ISBN 978-4-634-34220-0
- 伊東孝之ほか編『ポーランド・ウクライナ・バルト史』(山川出版社、1998)ISBN 978-4-634-41500-3
- 南塚信吾編『ドナウ・ヨーロッパ史』(山川出版社、1999)978-4-634-41490-7
- 桑野隆・長與進編著『ロシア・中欧・バルカン世界のことばと文化』(成文堂、2010)ISBN 978-4-7923-7088-6
- 志摩園子『物語 バルト三国の歴史:エストニア・ラトヴィア・リトアニア』(中公新書、2013)ISBN 978-4-12-101758-1
- アンドレス・カセカンプ(小森宏美・重松尚訳)『バルト三国の歴史――エストニア・ラトヴィア・リトアニア 石器時代から現代まで』(明石書店、2014)ISBN 978-4-7503-3987-0
- 大津留厚編『「民族自決」という幻影 : ハプスブルク帝国の崩壊と新生諸国家の成立』(昭和堂、2020)ISBN 978-4-8122-2001-6
- 伊東一郎編『スラヴ民族の歴史』(山川出版社、2023)ISBN 978-4-634-42404-3
- Ramet, Sabrina P. Eastern Europe : Politics, Culture, and Society since 1939, Indiana University Press, 1998.
- Turnock, David. Eastern Europe : an Historical Geography, 1815-1945, Routledge 1989.
現代史
[編集]- 荻野晃『冷戦期のハンガリー外交:ソ連・ユーゴスラヴィア間での自律性の模索』(彩流社、2004)ISBN 978-4-88202-899-4
- 高橋秀寿・西成彦編『東欧の20世紀』(人文書院、2006)ISBN 978-4-409-23038-1
- ティモシー・スナイダー(池田年穂訳)『赤い大公:ハプスブルク家と東欧の20世紀』(慶應義塾大学出版会、2014)ISBN 978-4-7664-2135-4
- ヴィクター・セベスチェン(三浦元博・山崎博康訳)『東欧革命1989:ソ連帝国の崩壊』新装版(白水社、2017)ISBN 978-4-560-09552-2
- アン・アプルボーム(山崎博康訳)『鉄のカーテン:東欧の壊滅1944-56』(上下、2019)ISBN 978-4-560-09678-9、978-4-560-09679-6
- 松里公孝『ポスト社会主義の政治:ポーランド、リトアニア、アルメニア、ウクライナ、モルドヴァの準大統領制』(ちくま新書、2021)ISBN 978-4-480-07380-8
- 鈴木健太『ユーゴスラヴィア解体とナショナリズム:セルビアの政治と社会〈1987-1992年〉』(刀水書房、2022)ISBN 978-4-88708-473-5
文化・思想
[編集]- 石川達夫『マサリクとチェコの精神―アイデンティティと自律性を求めて』(成文社、1995)ISBN 978-4-915730-10-8
- 上田和夫『イディッシュ文化―東欧ユダヤ人のこころの遺産』(三省堂、1996)ISBN 978-4-385-35755-3
- 清水正晴『『ドラキュラ公』ヴラド・ツェペシュ』(現代書館、1997)ISBN 978-4-7684-6710-7
- ハイコ・ハウマン(平田達治ほか訳)『東方ユダヤ人の歴史』(鳥影社、1999)ISBN 978-4-88629-119-6
- カレル・チャペック(石川達夫訳)『マサリクとの対話―哲人大統領の生涯と思想』(成文社、2004)ISBN 978-4-915730-03-0
- 井口壽乃・加須屋明子『中欧のモダンアート:ポーランド・チェコ・スロヴァキア・ハンガリー』(彩流社、2013年)ISBN 978-4-7791-1916-3
- 奥彩子・西成彦・沼野充義編『東欧の想像力:現代東欧文学ガイド』(松籟社、2016年)ISBN 978-4-87984-343-2
- デレク・セイヤー(阿部賢一ほか訳)『プラハ、二〇世紀の首都 : あるシュルレアリスム的な歴史』(白水社、2018)ISBN 978-4-560-09582-9
- 桂元嗣『中央ヨーロッパ : 歴史と文学』(春風社、2020)ISBN 978-4-86110-701-6
レファレンス
[編集]- ニーデルハウゼル・エミル(渡邊昭子ほか訳)『総覧 東欧ロシア史学史』(北海道大学出版会、2013年)ISBN 978-4-8329-6764-9
- 萩原直・柴宜弘ほか編『新版 東欧を知る事典』(平凡社、2015)ISBN 978-4-582-12648-8
- 羽場久美子編集代表『中欧・東欧文化事典』(丸善出版、2021年)ISBN 978-4-621-30616-1
(ポーランド)
[編集]- 渡辺克義『ポーランド学を学ぶ人のために』(世界思想社、2007)
- イェジ・ルコフスキ、フベルト・ザヴァツキ(河野肇訳)『ケンブリッジ版世界各国史 ポーランドの歴史』(創土社、2007)
- ヴィクトル・ザスラフスキー(根岸隆夫訳)『カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺』(みすず書房、2010)
- 渡辺克義『物語 ポーランドの歴史:東欧の「大国」の苦難と再生』(中公新書、2019)
- 渡辺克義『ポーランドの歴史を知るための55章』(明石書店、2020)
(チェコ)
[編集]- 石川達夫『黄金のプラハ:幻想と現実の錬金術』(平凡社、2000年)ISBN 978-4-582-84205-0
- 薩摩秀登『物語チェコの歴史―森と高原と古城の国』(中公新書、2006)ISBN 978-4-12-101838-0
- 薩摩秀登『チェコとスロヴァキアを知るための56章 第2版』(明石書店、2009)ISBN 978-4-7503-2910-9
- アロイス・イラーセク(浦井康男訳・註解)『チェコの伝説と歴史』(北海道大学出版会、2011)ISBN 978-4-8329-6753-3
- 藤井真生『中世チェコ国家の誕生―君主・貴族・共同体』(昭和堂、2014)ISBN 978-4-8122-1404-6
- 林忠行『チェコスロヴァキア軍団:ある義勇軍をめぐる世界史』(岩波書店、2021年)ISBN 978-4-00-061476-4
(スロバキア)
[編集]- 中澤達哉『近代スロヴァキア国民形成思想史研究:「歴史なき民」の近代国民法人説』(刀水書房、2009年)ISBN 978-4-88708-386-8
- 長與進・神原ゆうこ編著『スロヴァキアを知るための64章』(明石書店、2023年)ISBN 978-4-7503-5663-1
- Kirschbaum, Stanislav J. A History of Slovakia : the Struggle for Survival, Palgrave Macmillan, 2005.
(ハンガリー)
[編集]- ヤーノシュ・サーヴァイ(南塚信吾・秋山晋吾訳)『ハンガリー』(白水社<文庫クセジュ>、1999)ISBN 978-4-560-05814-5
- H. バラージュ・エーヴァ(渡邊昭子・岩崎周一訳)『ハプスブルクとハンガリー』(成文社、2003)ISBN 978-4-915730-39-9
- リトヴァーン・ジェルジュ(田代 文雄訳)『1956年のハンガリー革命―改革・蜂起・自由闘争・報復』(現代思潮新社、2006)ISBN 978-4-329-00446-8
- 南塚信吾『ブダペシュト史:都市の夢』(現代思潮新社、2007)ISBN 978-4-329-00455-0
- 飯尾唯紀『近世ハンガリー農村社会の研究:宗教と社会秩序』(北海道大学出版会、2008)ISBN 978-4-8329-6686-4
- 南塚信吾『図説 ハンガリーの歴史』(河出書房新社、2012)ISBN 978-4-309-76185-5
- 戸谷浩『ブダペシュトを引き剥がす : 深層のハンガリー史へ』(彩流社、2017)ISBN 978-4-7791-2319-1
- 秋山晋吾『姦通裁判:18世紀トランシルヴァニアの村の世界』(星海社新書、2018)ISBN 978-4-06-511636-4
(ルーマニア)
[編集]- N.ストイチェスク(鈴木四郎・鈴木学訳)『ドラキュラ伯爵:ルーマニアにおける正しい史伝』(中公文庫、2002)ISBN 978-4-12-204118-9
- 志田恭子『ロシア帝国の膨張と統合:ポスト・ビザンツ空間としてのベッサラビア』(北海道大学出版会、2009)ISBN 978-4-8329-6705-2
- 六鹿茂夫『ルーマニアを知るための60章』(明石書店、2007)ISBN 978-4-7503-2634-4
- 藤嶋亮『国王カロル対大天使ミカエル軍団:ルーマニアの政治宗教と政治暴力』(彩流社、2012)ISBN 978-4-7791-1812-8
- 黛秋津『三つの世界の狭間で:西欧・ロシア・オスマンとワラキア・モルドヴァ問題』(名古屋大学出版会、2013)ISBN 978-4-8158-0720-7
- Hitchins, Keith. A Concise History of Romania, Cambridge University Press, 2014
(ブルガリア)
[編集]- ロバート・ブラウニング(金原保夫訳)『ビザンツ文化とブルガリア』(東海大学出版会、1995)ISBN 978-4-486-01333-4
- R・J・クランプトン(高田有現ほか訳)『ケンブリッジ版世界各国史 ブルガリアの歴史』(創土社、2004)ISBN 978-4-7893-0019-3
- ツヴェタン・トドロフ編(小野潮訳)『善のはかなさ:ブルガリアにおけるユダヤ人救出』(新評論、2021)ISBN 978-4-7948-1180-6
(ウクライナ)
[編集]- 黒川祐次『物語 ウクライナの歴史―ヨーロッパ最後の大国』(中公新書、2002)ISBN 978-4-12-101655-3
- 服部倫卓・原田義也編著『ウクライナを知るための65章』(明石書店、2018)ISBN 978-4-7503-4732-5
- 野村真理『ガリツィアのユダヤ人:ポーランド人とウクライナ人のはざまで(新装版)』(人文書院、2022)ISBN 978-4-409-51093-3
- ロバート・コンクエスト(白石治朗訳)『悲しみの収穫 ウクライナ大飢饉:スターリンの農業集団化と飢饉テロ』(恵雅堂出版、2023)ISBN 978-4-87430-050-3
- 黛秋津編著『講義 ウクライナの歴史』(山川出版社、2023)ISBN 978-4-634-15235-9
- 中井和夫『ウクライナ・ベラルーシ史』(山川出版社、2023)ISBN 978-4-634-42405-0
- 高橋沙奈美『迷えるウクライナ:宗教をめぐるロシアとのもう一つの戦い』(扶桑社新書、2023)ISBN 978-4-594-09316-7
(リトアニア)
[編集]- 早坂眞理『リトアニア : 歴史的伝統と国民形成の狭間』(彩流社、2017)ISBN 978-4-7791-2340-5
- アルフォンサス・エイディンタスほか(梶さやか・重松尚訳)『リトアニアの歴史』(明石書店、2018)ISBN 978-4-7503-4643-4
- 櫻井 映子『リトアニアを知るための60章』(明石書店、2020)ISBN 978-4-7503-4831-5
(ベラルーシ)
[編集]- 早坂眞理『ベラルーシ: 境界領域の歴史学』(彩流社、2013)ISBN 978-4-7791-1913-2
- スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(三浦みどり訳)『ボタン穴から見た戦争:白ロシアの子供たちの証言』(岩波現代文庫、2016)ISBN 978-4-00-603296-8
- 服部倫卓・越野剛編著『ベラルーシを知るための50章』(明石書店、2017)ISBN 978-4-7503-4549-9
バルカン史
[編集]- 柴宜弘『世界史リブレット バルカンの民族主義』(山川出版社、1996)ISBN 978-4-634-34450-1
- 柴宜弘編『バルカン史』(山川出版社、1998)ISBN 978-4-634-41480-8
- 柴宜弘・佐原徹哉編著『バルカン学のフロンティア』(彩流社、2006)ISBN 978-4-7791-1149-5
- 柴宜弘編『バルカンを知るための66章 第2版』(明石書店、2016)ISBN 978-4-7503-4298-6
- マーク・マゾワー『バルカン―「ヨーロッパの火薬庫」の歴史』(中公新書、2017)ISBN 978-4-12-102440-4
- 柴宣弘『図説 バルカンの歴史 増補四訂新装版』(河出書房新社、2019)ISBN 978-4-309-76288-3
(旧ユーゴスラヴィア諸国)
[編集]- 月村太郎『オーストリア=ハンガリーと少数民族問題:クロアティア人・セルビア人連合成立史』(東京大学出版会、1994)ISBN 978-4-13-036081-4
- ロバート・J・ドーニャ、ジョン・V・A・ファイン(佐原徹哉ほか訳)『ボスニアヘルツェゴビナ史:多民族国家の試練』(恒文社、1995)ISBN 978-4-7704-0850-1
- ドラーゴ・ロクサンディチ(越村勲訳)『クロアティア=セルビア社会史断章:民族史を越えて』(彩流社、1999年)ISBN 978-4-88202-631-0
- ストヤン・ノヴァコヴィチ(越村勲・唐沢晃一訳)『セロ:中世セルビアの村と家』(刀水書房、2003)ISBN 978-4-88708-294-6
- 佐原徹哉『ボスニア内戦:グローバリゼーションとカオスの民族化』(有志舎、2008)ISBN 978-4-903426-12-9
- 柴宜弘・石田信一編『クロアチアを知るための60章』(明石書店、2013)ISBN 978-4-7503-3851-4
- 柴宜弘・山崎信一編著『セルビアを知るための60章』(明石書店、2015)ISBN 978-4-7503-4251-1
- 木村元彦『終わらぬ「民族浄化」:セルビア・モンテネグロ』(集英社新書、2015)ISBN 978-4-08-720297-7
- 柴宜弘、アンドレイ・ベケシュ、山崎信一編著『スロヴェニアを知るための60章』(明石書店、2017)ISBN 978-4-7503-4560-4
- 柴宜弘・山崎信一編著『ボスニア・ヘルツェゴヴィナを知るための60章』(明石書店、2019)ISBN 978-4-7503-4847-6
- 越村勲『アドリア海の海賊ウスコク:難民・略奪者・英雄』(彩流社、2020)ISBN 978-4-7791-2545-4
- 柴宜弘『ユーゴスラヴィア現代史(新版)』(岩波新書、2021)ISBN 978-4-00-431893-4
レファレンス
[編集]- アマエル・カッタルッツァ、ピエール・サンテス(太田佐絵子訳)『地図で見るバルカン半島ハンドブック』(原書房、2017)
ギリシア・ローマ
[編集]古代ギリシア
[編集]導入
[編集]- 桜井万里子・本村 凌二『世界の歴史〈5〉ギリシアとローマ』(中公文庫、2010)
- 桜井万里子編『新版 世界各国史 ギリシア史』(山川出版社、2005)
- 周藤芳幸『物語 古代ギリシア人の歴史』(光文社新書、2004)
政治・社会
[編集]- M.I. フィンリー(下田立行訳)『オデュッセウスの世界』(岩波文庫、1994)
- 桜井万里子『ソクラテスの隣人たち―アテナイにおける市民と非市民』(山川出版社、1997)
- 前沢伸行『世界史リブレット ポリス社会に生きる』(山川出版社、1998)
- 伊藤貞夫『古代ギリシアの歴史 ポリスの興隆と衰退』(講談社学術文庫、2004)
- 岡田泰介『世界史リブレット 東地中海世界のなかの古代ギリシア』(山川出版社、2008)
- ポール・カートリッジ(新井雅代訳)『古代ギリシア 11の都市が語る歴史』(白水社、2011)
- 橋場弦『民主主義の源流 古代アテネの実験』講談社学術文庫、2016)
- フランソワ・アルトーグ(葛西康徳・松本英実訳)『オデュッセウスの記憶: 古代ギリシアの境界をめぐる物語』(東海大学出版部、2017)
- Cartledge, Paul. A very short introduction: Ancient Greece, Oxford University Press, 2011.
- Neils, Jenifer. The British Museum Concise Introduction to Ancient Greece, University of Michigan Press, 2008.
思想・文化
[編集]- 廣川洋一『ソクラテス以前の哲学者』(講談社学術文庫、1997)
- 岩田靖夫『ギリシア思想入門』(東京大学出版会、2012)
- 田島正樹『古代ギリシアの精神』(講談社選書メチエ、2013)
- 高畠純夫『世界史リブレット 古代ギリシアの思想家たち 知の伝統と闘争』(山川出版社、2014)
- ポール・カートリッジ(橋場弦訳)『古代ギリシア人:自己と他者の肖像』(白水社、2019)
- 高津春繁『古典ギリシア』(講談社学術文庫、2020)
- 納富信留 『ギリシア哲学史』(筑摩書房、2021)
- 桜井万里子・橋場弦編『古代オリンピック』(岩波新書、2004)
- トニー・ペロテット(矢羽野薫訳)『古代オリンピック 全裸の祭典』(河出文庫、2020)
美術
[編集]- 友部直・水田徹編『世界美術大全集 西洋編3 エーゲ海とギリシア・アルカイック』(小学館、1997)
- 水田徹編『世界美術大全集 西洋編4 ギリシア・クラシックとヘレニズム』(小学館、1995
- ナイジェル・スパイヴィ(福部信敏訳)『ギリシア美術』(岩波書店、2000)
- J.J. ポリット(中村るい訳)『ギリシャ美術史―芸術と経験』(ブリュッケ、2003)
- 中村るい『ギリシャ美術史入門』(三元社、2017)
- 芳賀京子・芳賀満『西洋美術の歴史:1 古代 - ギリシアとローマ、美の曙光』( 中央公論新社、2017)
- エリカ・ジーモン(芳賀京子・藤田俊子訳)『ギリシア陶器』(中央公論美術出版、2021)
- Osborne, Robin. Archaic and Classical Greek Art, Oxford University Press, 1998.
- Pollitt, Jerome Jordan. The Cambridge History of Painting in the Classical World, Cambridge University Press, 2014.
レファレンス
[編集]- ロバート・モアコット(桜井 万里子監修)『地図で読む世界の歴史 古代ギリシア』(河出書房新社、1998)
- 周藤芳幸・沢田典子『古代ギリシア遺跡事典』(東京堂出版、2004)
近現代
[編集]- 村田奈々子『物語 近現代ギリシャの歴史 - 独立戦争からユーロ危機まで』(中公新書、2012)
古代ローマ
[編集]導入
[編集]- 松本 宣郎『ガリラヤからローマへ―地中海世界をかえたキリスト教徒』(山川出版社、1994)
- 本村凌二・中村るい『古代地中海世界の歴史』(ちくま学芸文庫、2012)
- 長谷川博隆『ハンニバル 地中海世界の覇権をかけて』(講談社学術文庫、2014)
- 本村凌二『興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国』(講談社学術文庫、2017)
政治・社会
[編集]- 島田誠『世界史リブレット 古代ローマの市民社会』(山川出版社、1997)
- 長谷川 博隆『古代ローマの自由と隷属』(名古屋大学出版会、2001)
- 長谷川 博隆『古代ローマの政治と社会』(名古屋大学出版会、2001)
- ピエール ・グリマル(北野徹訳)『古代ローマの日常生活』(文庫クセジュ、2005)
- ロナルド・サイム(逸身喜一郎ほか訳)『ローマ革命―共和政の崩壊とアウグストゥスの新体制』上下(岩波書店、2013)
- 本村凌二『愛欲のローマ史 変貌する社会の底流』(講談社学術文庫、2014)
- 南川高志『ローマ五賢帝 「輝ける世紀」の虚像と実像』(講談社学術文庫、2014)
- 樋脇 博敏『古代ローマの生活』(角川ソフィア文庫、2015)
- ギイ・アシャール(西村昌洋訳)『古代ローマの女性たち』(文庫クセジュ、2016)
古代末期
[編集]- ピーター・ブラウン(宮島直機訳)『古代末期の世界―ローマ帝国はなぜキリスト教化したか?』改訂新版(刀水書房、2006)
- ピーター ・ブラウン(足立広明訳)『古代末期の形成』(慶應義塾大学出版会、2006)
- ベルトラン・ランソン(大清水裕ほか訳)『古代末期: ローマ世界の変容』(文庫クセジュ、 2013)
- 南川高志『世界史リブレット ユリアヌス―逸脱のローマ皇帝』(山川出版社、2015)
- 中西恭子『ユリアヌスの信仰世界』(慶應義塾大学出版会、2016)
ローマン・ブリテン
[編集]- 南川高志『海のかなたのローマ帝国 増補新版――古代ローマとブリテン島』(岩波書店、2015)
- Hobbs, Richard and Ralph Jackson. Roman Britain : Life at the Edge of Empire, British Museum Press, 2010.
- De la Bédoyère, Guy. Roman Britain : A New History, Thames & Hudson, 2013.
文化・美術
[編集]- エウジェニア・サルツァ・プリーナ・リコッティ(武谷なおみ訳)『古代ローマの饗宴』(平凡社、1991)
- 青柳正規編『世界美術大全集 西洋編5 古代地中海とローマ』(小学館、1997)
- サルヴァトーレ ・セッティス(芳賀京子・日向太郎訳)『ラオコーン―名声と様式』(三元社、2006)
- Sear, Frank. Roman Architecture, Cornell University Press, 1983.
- Ling, Roger. Roman Painting, Cambridge University Press, 1991.