Potpourri (P-MODELのアルバム)
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『Potpourri』 | ||||
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P-MODEL の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1980年12月 - 1981年2月 SUNRISE STUDIO / Warner-Pioneer Studio | |||
ジャンル |
テクノポップ ニューウェーブ サイケデリック・ロック ポスト・パンク | |||
時間 | ||||
レーベル | ワーナー・パイオニア | |||
プロデュース | P-MODEL | |||
P-MODEL アルバム 年表 | ||||
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『Potpourri』収録のシングル | ||||
『Potpourri』(ポプリ)は、P-MODELの3枚目のスタジオ・アルバム。1981年3月25日、Warner-Pioneerより発売。
概要
[編集]- 前作『LANDSALE』より11ヶ月ぶりのアルバム。
- 秋山勝彦の脱退後初の作品。後任の菊池達也は当時まだ正規メンバー入りしておらずサポートメンバー扱いであったためレコーディングには参加せず、本作のレコーディングは平沢・田井中・田中の3人のみで行われた。
- 楽曲制作自体は秋山在籍中より開始しており、秋山も「VIVA!恋人たち」という楽曲を制作、ライブでも披露していたが収録されなかった。
- 前作『LANDSALE』の発売後、平沢・田中は過熱するテクノポップブームに危機感を抱き「脱・テクノ宣言」を行っている。[※ 1]その為、本作が「初期P-MODEL」としては最後の作品である。
- ジャケットは平沢の実兄である平沢裕一がデザイン。平沢進は「兄・裕一のデザインしたジャケットの中で最高傑作」と評している。また「Potpourri」の題字は平沢の父が揮毫したものである。
楽曲解説
[編集]- ジャングルベッドⅠ
- 2019年、平沢がFUJI ROCK FESTIVALに出演した際は歌詞を乗せた「ジャングルベッド1.5」として披露された。
この時の歌詞は後に平沢本人がTwitterで公開している。[1] - ブループリント
- 解凍期にもことぶき光のアレンジで演奏され、ライブアルバム「PAUSE」にも収録されている。
- anothersmell
- ヨーデル・歓声・足音などをサンプリングしている。
- フィルム
- クラリネットをこわしちゃったのフレーズが使われている。
- いまわし電話
- 間奏のキーボードソロは非常に難易度が高かった為、1983年の田中脱退以降に演奏する際、後任のメンバーはアレンジを変えて演奏している。
1993年の“解凍期”終了後は長らく封印状態だったが、2018年11月の核P-MODELツアー「回=回」にて久々に演奏された。
収録曲
[編集]- 全編曲:P-MODEL
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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1. | 「ジャングルベッドⅠ(Junglebed I)」 | ― | 平沢進 | |
2. | 「青十字(Blue Cross)」 | 平沢進 | 平沢進 | |
3. | 「ジャングルベッドⅡ(Junglebed II)」 | 平沢進 | 平沢進 | |
4. | 「ブループリント(Blue Print)」 | 田中靖美 | 田中靖美 | |
5. | 「aqualife」 | 田中靖美、平沢進 | 田中靖美 | |
6. | 「different≠another」 | 平沢進 | 平沢進 | |
7. | 「anothersmell」 | ― | 田中靖美 | |
8. | 「フィルム(Film)」 | 平沢進 | 平沢進 | |
9. | 「モノクローム・スクリーン(Monocrome Screen)」 | 田中靖美 | 田中靖美 | |
10. | 「marvel」 | 平沢進 | 平沢進 | |
11. | 「ナチュラル(Natural)」 | 田中靖美 | 田中靖美 | |
12. | 「いまわし電話(Disgusting Telephone)」 | 平沢進 | 平沢進 | |
13. | 「Potpourri」 | 平沢進 | 平沢進 | |
合計時間: |
リリース履歴
[編集]リリース日 | レーベル | 規格 | 規格品番 | 備考 |
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1981年3月25日 | ワーナー・パイオニア | LP | K-12005W | |
1992年1月25日 | ワーナーミュージック・ジャパン | CD | WPCL-605 | |
2003年10月20日 | SS RECORDS | SS-103 | デジタルリマスタリング、紙ジャケット仕様[2] | |
2017年8月20日 | SS RECORDINGS | SS-103A | W紙ジャケット仕様(2017年EDITION)[3] | |
2020年12月15日 | SHM-CD | SS-1002A | W紙ジャケット仕様[4] |
参加メンバー
[編集]脚注・出典
[編集]脚注
[編集]- ^ これによりミーハーなファンが一気に離れたが、後に平沢は「もし同じ路線で作品を出していたら、きっと今まで音楽活動を続ける事は出来なかっただろう」と述懐している。
出典
[編集]- ^ 平沢進のツイート(2019年12月7日)2020年3月11日閲覧。
- ^ ポプリ/P-MODEL - ウェイバックマシン(2016年7月26日アーカイブ分)
- ^ “ポプリ/P-MODEL”. SS RECORDINGS WEB. 2021年10月23日閲覧。
- ^ “ポプリ (SHM-CD EDITION)/P-MODEL”. SS RECORDINGS WEB. 2021年10月23日閲覧。
外部リンク
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