SRII
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性能諸元 | |
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全長 | 5.08m |
全幅 | 1.88m |
全高 | 2.39m |
速度 |
40 km/h(陸上) 8 km/h(水上) |
行動距離 | 不明 |
主砲 | 九一式6.5mm車載機関銃×2 |
装甲 | 6 mm |
エンジン |
フランクリン/石川島自動車製作所 スミダC6 空冷直列6気筒ガソリン 70 馬力 |
乗員 | 3 名 |
SRIIは、大日本帝国陸軍が石川島自動車製造所(現いすゞ自動車)に命じ1934年(昭和9年)に試作した水陸両用戦車。 試作車両は完成したが、試作のみで終わっている。SRは「水陸両用」の頭文字。
概要
[編集]早くから水陸両用戦車に注目していた日本軍だったが、1931年(昭和6年)にイギリスのヴィッカース=アームストロング社が開発した、ヴィッカース水陸両用戦車に刺激された陸軍は、石川島自動車製作所に水陸両用車の研究を命じた。 陸軍よりSRIIとの計画名称で指示を受けた石川島自動車製作所は、九二式重装甲車を基に、1934年(昭和9年)に試作車両を完成させている。
このSRIIは一応戦車らしい外観を持っており、性能的にもヴィッカース水陸両用戦車に迫るものがあったのだが、試作のみに終わってしまった。 とりあえず作らせては見たものの、使い道を全く考えていなかった軍の姿勢が、このような結果を招いたと言える。
配備
[編集]昭和12年7月に支那事変が発生、同年9月15日、中国にて活動中の戦車第二大隊にSRイ号車、SRロ号車、SRIIが配備された。その後、SRIIは昭和13年8月8日に東京陸軍兵器支廠に返されている[1]。
脚注
[編集]- ^ 「日本軍水陸両用戦車」24頁
参考文献
[編集]- UTP実行委員会 松代守弘 監修『帝国陸軍 陸戦兵器ガイド 1872-1945』(新紀元社、1997年)
- 「日本軍水陸両用戦車」『グランドパワー』2017年9月号、ガリレオ出版。