THIS IS IT (曲)
「THIS IS IT」 | ||||||||||||||||||||||||||||
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マイケル・ジャクソンの楽曲 | ||||||||||||||||||||||||||||
リリース | 2009年10月12日 | |||||||||||||||||||||||||||
規格 | プロモーション配信 | |||||||||||||||||||||||||||
録音 | 1980年、2009年(マイケル・ジャクソン) 1991年 (Sa-Fire) 1980年、2013年(ポール・アンカ) | |||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | ポップ | |||||||||||||||||||||||||||
時間 | 3分36秒 4分55秒(オーケストラ・バージョン) 4分49秒(I Never Heard) 4分05秒(Duets収録) | |||||||||||||||||||||||||||
レーベル | Epic Records MJJプロダクション マーキュリー・レコード (I Wasn't Born Yesterday) ソニー・ミュージックエンタテインメント (Duets) | |||||||||||||||||||||||||||
作詞者 | マイケル・ジャクソン ポール・アンカ | |||||||||||||||||||||||||||
プロデュース | マイケル・ジャクソン ジョン・マックレーン マーヴィン・ウォーレン | |||||||||||||||||||||||||||
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ジャクソンの楽曲としては、没後初めて公開された作品であり[3]、2009年10月12日に全世界に向けて公式ウェブサイトで公開配信された[4]。発売元のエピック・レコードからはシングル発売予定とアナウンスされていたが[3][5]、シングル販売はキャンセルされアルバム販促のプロモーション配信のみに終わった[4]。同名の映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のサウンドトラック、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』にアルバム・ヴァージョンとオーケストラ・ヴァージョンの2トラックが収録されている。同映画ではエンドクレジットで使用されている[3]。
2010年度の第53回グラミー賞にて「最優秀男性ポップボーカル」にノミネートされた[6]。
楽曲の経緯
[編集]本楽曲は、お蔵入りになったらしきテープに、新たにザ・ジャクソンズのバックコーラスと新しいオーケストラ編曲を付けて完成したものである。ただ、この楽曲が、いつ制作されたかなどはソニー内部でもはっきり分からず『Dangerous』と同時期くらいではないかと判断していたが、楽曲的に『Off The Wall』の時期という話もあった[7]。
ところが、10月12日に楽曲が解禁されると、この作品はプエルトリコ人歌手Sa-Fireが1991年に発表した「I Never Heard」と同じ楽曲ではないかという疑惑が発生する[8]。
これに呼応する形で、この楽曲で共同制作者としてクレジットされていたポール・アンカが「これは元々、1983年にマイケルとのデュエット曲として制作したものだ」と抗議し、直ちに遺産管理人がアンカに謝罪した[9]。
この後、アンカに著作権の50%と、印税の公平な分配がされた[9]。もともとはジャクソンが、アンカのスタジオからデモテープを持ち帰ってしまったからだという[8]。この「I Never Heard」という曲はポールのアルバム「Walk A Fine Line」にジャクソンとのデュエット曲として、収録されるものだった[8]。しかし、『Thriller』の人気などでジャクソンが多忙となり、レコーディングが中断されてしまった[8][10]。
この件についてアンカは、「悪意があったとは思わない。うっかりミスだろう。(I don't think that anybody tried to do the wrong thing. It was an honest mistake.)」と語っている[11]。
楽曲参加者
[編集]以下のアーティストがこの楽曲に参加している[12]。
- リード・ヴォーカル:マイケル・ジャクソン
- バックグラウンド・ヴォーカル:ジャクソンズ
- ベース:アルヴィン・チーア
- ピアノ:グレッグ・フィリンゲインズ
- ギター:ポール・ジャクソン・ジュニア
- パーカッション:ラファエル・パディラ
ミュージックビデオ
[編集]同年の12月27日に、スパイク・リー監督による公式ミュージックビデオが公開された[13]。製作にあたりリーはジャクソンの伝説的なキャリアに対する賛辞を込め、ジャクソンが生まれたゲーリーの生家への看板から始まり、幼少期、青年期、壮年期と彼の生涯を振り返るような内容となっている[13]。
脚注
[編集]- ^ “Safire - I Wasn't Born Yesterday (CD, Album) at Discogs”. Discogs. 2014年9月13日閲覧。
- ^ “Duets”. Amazon.co.jp. 2014年8月25日閲覧。
- ^ a b c “New Jackson song to be released”. BBC (2009年9月23日). 2014年9月6日閲覧。
- ^ a b “'New' Jackson song to miss charts”. BBC (2009年10月16日). 2014年9月6日閲覧。
- ^ “New Michael Jackson Song, Album Due In October”. Billboard (2009年9月23日). 2014年9月6日閲覧。
- ^ “第53回グラミー賞 発表!(ロック)”. HMV ONLINE (2011年2月15日). 2014年9月4日閲覧。
- ^ “マイケル新曲…79年「オブ・ザ・ウォール」制作時レコーディング”. スポーツ報知 (2009年9月25日). 2009年9月25日閲覧。
- ^ a b c d “Anka Given Credit for Jackson Song”. The New York Times (2009年10月12日). 2009年10月13日閲覧。
- ^ a b “マイケルさん「新曲」、実は共作 91年に発表ずみ”. 朝日新聞 (2009年10月14日). 2014年9月4日閲覧。
- ^ “M・ジャクソンさん:未発表曲は“発売済み”共作だった”. 毎日新聞 (2009年10月14日). 2009年10月14日閲覧。
- ^ “Anka gets credit for co-writing Jackson single”. THE DAILY NEWS (2009年10月18日). 2014年9月13日閲覧。
- ^ “Michael Jackson - This Is It (CD) at Discogs”. Discogs. 2014年9月4日閲覧。
- ^ a b “Michael Jackson’s ‘This Is It’ Video, Directed By Spike Lee, Premieres”. MTV (2009年12月28日). 2014年6月4日閲覧。