Wikipedia:井戸端/subj/「*年*月現在」という表現を使う必要はあるか?
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「*年*月現在」という表現を使う必要はあるか?
[編集]現在事典中に散見される「*年*月現在」という表現は使わない方が良いのでは、と思った次第です。既に似たような話題があればご容赦下さい。一旦表題の記述を文中に使用すると、毎月当該事実の真偽を判断して無意味な更新を続ける手間が出てきます。また、Wikipediaでは履歴を参照することで当該記述の最終更新日を知ることが出来るのですから、表題の記述を使用する必要性は薄いです。本来は統計を語る際に使用するものであり、事典の文中に使用すべきではないと考えます。皆様の考えをお聞かせ下されば幸いです。--Croce nero 2009年7月23日 (木) 09:35 (UTC)
- 小生はその表現を、Wikipedia:すぐに古くなる表現は使わないの観点に立ち「現在」とか「最近」など問題を生む可能性のある記述の代替となるものと認識しています。更に言えば、Wikipedia:検証可能性の観点において、対象となる記述がいつ記述されたものかを明示することで、少なくともその記述の視点がいつの時点に立つものか判りやすく出来、読者にとってその記述の内容の妥当性を計る一つの資料にもなりうると考えます。もちろん履歴情報はそういった「この記述がいつの時点で書かれたか」を正確に知ることが出来るのですが、MediaWikiのシステムに不案内な読者一般が履歴を、それも記事によっては多くの版を重ねることで問題の記述がいつかかれたものかを調べることは、困難が付きまとうことが予測されます。またその一方で、情報は常に新しいもので更新される必要性があるのですが、もし記述者の手元にある資料が「ちょっと古い」場合には、その性質として「*年*月現在」と書くことは妥当な表現だと思います…流石に「結構古い」場合には「*年*月時点では」としたほうが体裁としても落ち着きが良い訳ですが。--夜飛(話/歴) 2009年7月23日 (木) 11:10 (UTC)
- Wikipedia:すぐに古くなる表現は使わないとのページがあったのですね。参考になります。確かに、仰ることは理解できます。では例を挙げましょう。「憂い木太郎は、東京生まれの歌手。現在は俳優。」との箇所を「山田太郎は、東京生まれの歌手。2009年7月現在は俳優。」とするべきですか? このルールに従えば、Wikipedia内の膨大な数の文章の冒頭に「*年*月現在」という表現が付いて回ることになります。また、このルールに従わなくても「*年*月現在」という表現はあらゆる文頭に置くことが可能です。そのような事典は検証可能性の点では有利でも、大変読みにくいものになりませんか。もうひとつ、「憂い木太郎は(現在)東京の墓地に眠っている」との文章があったとします。普通、将来的に埋葬場所が変更される可能性は限りなく低いでしょう。しかし、長い目で見ればその可能性はゼロではありません。このように僅かでも将来的に変更の可能性があるならば「*年*月現在」という前置きをするべきですか?(いいえ、私は「現在」とだけ書く方がましだと思います。)--Croce nero 2009年7月23日 (木) 14:17 (UTC)
- なるほど、ある人物の社会的立場とか何らかの安定的な状態に関して言及している内容であれば、無理にその時点だけに限定しないでも、ある程度は継続してそのままであることが容易に予測できるため、冗長な表現を避け敢えて「○○は現在××」という表現も妥当かもしれません…将来転身するとか何らかの変化があった場合には、適時修正する方向で。ある程度流動的な状態を説明する場合には変化が予測される(それも記事にした時点で内容が古くなり始める)ため「*年*月現在」を、比較的安定的で長期間にわたって状態変化が無いことが予測できる場合は程度問題で「現在では」で意味が過不足無く通じるので問題ないかもしれませんね。--夜飛(話/歴) 2009年7月23日 (木) 14:33 (UTC)
- Wikipedia:表記ガイド#年月日・時間にもあるのですが、このような場合にCURRENTYEARを用いることは推奨されません。cf.Wikipedia:井戸端/subj/CURRENTYEARの標準名前空間での利用、Wikipedia‐ノート:表記ガイド#CURRENTYEARなどの原則使用禁止の提案--122.29.83.144 2009年7月23日 (木) 17:41 (UTC)
- 誤解していたようなので撤回します。すみませんでした。122.29.83.144さん。アドバイスありがとうございました。(関連する議論にWikipedia:井戸端/過去ログ/2006年4月#CURRENTYEAR年CURRENTMONTH月というのもありました)--ButuCC+Mtp «AVI/I-90» 2009年7月23日 (木) 17:59 (UTC)
- (インデント戻し)「憂い木太郎は、東京生まれの歌手。現在は俳優。」について言えば「現在は」自体が助長な表現だと思います。なので修正するのであれば「憂い木太郎は、東京生まれの歌手、俳優。」でしょう。歌手活動を引退していることを強調するのであれば、「元歌手」という表現を用いるようになるかと。「憂い木太郎は(現在)東京の墓地に眠っている」について言えば程度問題になりますが、古くなる記述に気をつけるべきであるならば「眠っている」という表現を用いるべきではなく「○○年××墓地に埋葬された」等という表現になるかと思います。自分としては記事中の「現在は」の指す内容が記述時点でのポインタとしての役割としてしか機能していない場合は、よりポインタとしての役割を担うことのできる「○年×月現在(時点)」とするべきだと思います。--Mikipedia 2009年7月24日 (金) 02:07 (UTC)
- コメント「*年*月現在」という表現を「現在」と置き換えるべきという主張には反対します。それはWikipedia:すぐに古くなる表現は使わないにあるような問題を引き起こします。例示なさっている《「憂い木太郎は、東京生まれの歌手。現在は俳優。」との箇所を「山田太郎は、東京生まれの歌手。2009年7月現在は俳優。」とするべきですか?》については、仰るようにあまり適切ではないとは思いますが、それを「山田太郎は、東京生まれの歌手。現在は俳優。」とするのではなく、もっと別の解決方法をとるべきです。たとえば「山田太郎は、東京生まれの歌手。2005年7月から俳優に転身。」とか「山田太郎は、東京生まれの俳優。1999年に歌手としてデビューした。」とか、「山田太郎は、東京生まれの俳優。」とだけにして経歴に歌手としての経歴を書くとかいろいろ方法はあるはずです。--iwaim 2009年7月24日 (金) 12:42 (UTC)
- 上お二方の意見としては「表現そのものを変えるべき」といったところでしょうか。私が恐れているのは、「*年*月現在」という表現の濫用です。あらゆる場所に付け加えることができ、文を冗長にし、更新の手間を増やす可能性があります。そもそもWikipedia:すぐに古くなる表現は使わないにあるような問題が本当に起こるのかも疑問です。他の出版物同様、Wikipediaは常にその内容が最新であることを保証していませんし、常識ある利用者は「この記述は既に古いものかもしれない」と知っているはずです。このような暗黙の了解があるのならば、ある程度の安定が見込まれる現象に対しては、「*年*月現在」という表現は控えるよう啓蒙した方が良いのではないかと思います。--Croce nero 2009年7月24日 (金) 15:26 (UTC)
- ええと、私がCroce neroさんに対して上手く説明できていないだけだと思うんですけど、《ある程度の安定が見込まれる現象に対しては、「*年*月現在」という表現は控えるよう啓蒙した方が良いのではないかと思います。》については、実際に啓蒙するか否かはさておいて、そのような場合に「*年*月現在」という表現は避けた方がいいケースというのは確かにあると思っています。で、私がCroce neroさんの発言にあるもので反対しているってのは《このように僅かでも将来的に変更の可能性があるならば「*年*月現在」という前置きをするべきですか?(いいえ、私は「現在」とだけ書く方がましだと思います。)》の部分です。
- で、この件について改善しようとする場合に私が考える問題としては、実際に「*年*月現在」という表現をすべき場合と、そういう表現をすべきではない場合/そういう表現をしない方がより望ましい場合の一般化が難しい点です。下にCroce neroさんが挙げている「Template:Infobox_Software」にしても、Croce neroさんは持論を推し進めようとして出してきたのだと思うんですが、こういうのは本来は事例ごとに処理せざるを得ないものじゃないんですかね?
- Croce neroさんが提起なさっている問題は、百科事典の質の向上のためには重要なことだと思っているんですが、画一的に「*年*月現在」という表現を排除するということは問題があると判断しています。まずはたたき台でいいので、Croce neroさんが「*年*月現在」という表記に関するガイドラインみたいなのを作成していただければいいように思うのですが、いかがでしょうか?--iwaim 2009年7月24日 (金) 17:10 (UTC)
- 上お二方の意見としては「表現そのものを変えるべき」といったところでしょうか。私が恐れているのは、「*年*月現在」という表現の濫用です。あらゆる場所に付け加えることができ、文を冗長にし、更新の手間を増やす可能性があります。そもそもWikipedia:すぐに古くなる表現は使わないにあるような問題が本当に起こるのかも疑問です。他の出版物同様、Wikipediaは常にその内容が最新であることを保証していませんし、常識ある利用者は「この記述は既に古いものかもしれない」と知っているはずです。このような暗黙の了解があるのならば、ある程度の安定が見込まれる現象に対しては、「*年*月現在」という表現は控えるよう啓蒙した方が良いのではないかと思います。--Croce nero 2009年7月24日 (金) 15:26 (UTC)
(インデント戻します)もう少し実のある具体的な話をしましょう。世界的によく使われるテンプレートのひとつにTemplate:Infobox_Softwareがあります。おお、見れば“最新”という字がずらりと並んでますね! ここで私たちが採ることのできる選択肢は、恐らく3つだけです。1.ソフトウェアの最新版が更新された際は嘘の記述を放置することになりかねないが、利用者の良識に期待して現状のままにしておく。2.Wikipedia:すぐに古くなる表現は使わないのガイドラインに従って、「*年*月現在(時点)」という言葉を全ての項目に付け加える。3.(1)も(2)も承服できず、言い換えも出来ないため、最新と名の付く引数は全て削除する。――皆さんはどれが一番良い選択だと思いますか?--Croce nero 2009年7月24日 (金) 16:02 (UTC)
- そのケースは現状で問題ないと思います。(1)ですね。でも、これは(1)の方がよさそうという事例ってだけで、(2)がよさそうな事例や(3)がよさそうな事例もあると思います。--iwaim 2009年7月24日 (金) 17:13 (UTC)
- ◆あくまで私個人の感想に過ぎないかもしれません。どちらにぶら下げるか悩みましたがこちらに。
- Template:Infobox_Softwareにおいては最新状況への追従が充分期待できる気がするので(1)かもしれませんが、(主執筆者が少ないなど)追従が期待できないソフトウェア記事においては(2)の選択もありかも。尤も、テンプレート内は一括で更新されることが充分期待できると思うので、後者の場合でも項目ごとに「いつ現在」ってのはさすがに不要な気がします。
- 冒頭導入文中の「いつ現在」も最新状況への追従が充分期待できる気がしますので、(1)でいいと思います。
- 同一記事内に複数の事項が記されており、事項ごとに「いつ現在」が含まれる場合(私が関わった記事では「運転免許に関する欠格条項問題」のようなケース)には、全ての事項が一度の更新で最新状況に追従されるとは期待できず(主執筆者が少ないっていうのも理由の一つですが)(1)よりは(2)が適切だと私は思います。
- 記述内容の安定度という要素。当面変わりそうにない記述において、毎月のように「いつ現在」部分だけが改定されるというのは確かに不毛だと思います。で、もしかすると、現在進行形の記事(在命人物、活動中ソフトウェアプロジェクト、活動中企業、などなど)に「いつ現在」と書かれているのであれば、記事のどこかに「この記事には{{REVISIONYEAR}}年{{REVISIONMONTH}}月{{REVISIONDAY}}日時点(表示例:2009年08月6日時点)の情報が記されています。左記日付以降の状況変化には追従していない可能性があります。」(補足:Help:マジックワード#ページ名関連)(言い回しは適宜いい感じに読み替えを)とでも書かれていれば、単に「現在」に置き換え可能なものがそこそこあるのかもしれません。
- 私が(1)と(2)の境界線と感じるのは上記のようなあたりです。--NISYAN 2009年7月24日 (金) 19:13 (UTC)
◆このテンプレートを文章に置き換えた場合は、まさしく「最新版は○年○月○日現在(リリースした)ヴァージョン□」になると思いますけど?それとも、これに新たな検証日を加えて「最新版は△年△月△日現在(時点)では○年○月○日にリリースしたヴァージョン□」(△年△月△日>○年○月○日)となるように「△年△月△日」にあたる日付をテンプレートに追加するということですか?--Mikipedia 2009年7月24日 (金) 19:59 (UTC)
- 私は在日米軍#都道府県別の全ての米軍施設規模の表において「2008年1月1日現在」としました。これで他の方の更新作業に期待することもできますし、読者にはどの程度の新しさか分かれば最新でなくても許されるだろうと判断しています。--Sweeper tamonten 2009年7月26日 (日) 13:02 (UTC)
(覚書)「*年*月現在」という表現を使う必要がある場面も確かにある。画一的に排除するのは乱暴。この辺の一般化の問題についてはWikipedia:特筆性を根拠にすればいいのではないか?--Croce nero 2009年8月6日 (木) 10:59 (UTC)