Wikipedia:井戸端/subj/メーカーはどこまでメーカーと呼べるのか
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メーカーはどこまでメーカーと呼べるのか
[編集]プロジェクト‐ノート:オートバイの方でも同様の提案をしたのですが、あまり意見が得られなさそうですし、製造業全般に言えることでもありますのでこちらでも意見を募集させてください。
質問近頃は途上国で生産、組み立てを行った車両の販売が大規模に行われるようになり、少し前であれば生産国で消費されるだけのオートバイが日本国内で見かけられる機会もだいぶ増えました。 例えばホンダの世界戦略モデルであるホンダ・NC、ホンダ・PCX、ホンダ・CBR250Rの製造はタイ王国にある、タイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドで行われています。ですが、あくまで製造であって企画、開発、は現在も埼玉県朝霞市にあります、株式会社本田技術研究所二輪R&Dセンターで行われているようです。CBR250R開発者に聞く ここで思うのですが、メーカーと製造国の関係はどのようにあるべきなのでしょうか。
どちらかになると思うのですが、ご意見を聞かせていただけたらと思います。あるいは、電化製品や自動車など、現地法人が生産を行い、日本で流通している製品のメーカーははたしてどこになるべきなのでしょうか。
自分としましては、以下のような理由から1番を主張します。
- 同車両はアメリカでも販売されているが、それはタイではない別の拠点で生産されており、2を採用すると国が変わると製造国だけでなくメーカーも変わり、煩雑な状態を招く恐れがある。
- 生産拠点として有名な法人、Honda Italia Industriale(イタリア)、新大洲本田摩托有限公司(中国)、タイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドといった有名な現地法人は注意してその様に特筆されるが、広く知れ渡っていない生産拠点は注意されずそのまま本田技研工業と書かれる恐れがある。ならば一貫してメーカーは本田技研工業、などと統一すべき。ホンダの海外生産拠点
- 上に付随して、海外で開発から製造まで行われている車種も存在し、「開発、製造=メーカー」という図式の実現も難しい。 ホンダの海外開発拠点
- Category:ホンダのオートバイの車種としてすでにホンダのオートバイと説明されている。
といったところです。--Ocdp(会話) 2012年11月24日 (土) 14:11 (UTC)
- コメント ブランディング・設計・製造・販売といろんなレイヤがあるわけですが、「どこの会社」の製品とするかは、それぞれの事情を見て決めるほかないとしか言いようがないです。たとえば、OEMどころか設計まで他者に委託し、自社ブランドで発売する事例とか、逆にNexus 7のように、GoogleとASUSのダブルロゴになるような事例もあり、状況は千差万別です。
- 上述したホンダのバイクの場合、国によって法人こそ違えど1つの「ホンダ」グループなわけですし、現地法人が別な商標で売っているならともかく、ホンダブランドである以上はまとめてホンダとして扱って問題ないのではないかと思います。--Jkr2255 2012年11月24日 (土) 14:29 (UTC)
- (コメント)ほぼ同様の例としてヤマハ・YBRがありますが、こちらは製造・重慶建設ヤマハ、生産国・中国としてますね。記事によればこれの250ccモデル・YBR250の場合、ブラジルで同型が違う型番(YS250 Fazer)で生産されているということなのですが、日本国内に入ってきているものは中国のものだけのようですので。なお、カテゴリは「ヤマハのオートバイの車種」です。--KAMUI(会話) 2012年11月25日 (日) 06:56 (UTC)
- コメント 編集者が議論して勝手に定義する話では無いと思います。製造に限らずサプライチェーンのグローバル化やOEM化は常識化していますが、どの視点や出典で「メーカー」との扱いなのか、可能なら併記すれば良いと思います。一般には流通やユーザーから見て「メーカー」として販売・修理をする企業が「メーカー」で、そのグループ内で実際の製造(部品~最終組立)がどの企業かなどは、関係が無いと思います。逆に実際の製造をしても、レンタル・リース・アウトソーシングなどで提供すれば契約上は「サービス」(サービス業)になります。--Rabit gti(会話) 2012年11月25日 (日) 09:51 (UTC)
- コメントPorcupineWorksと申します。よろしくお願いいたします。このご質問は、おそらくテンプレート(Infobox オートバイのスペック表)に関連した話題だと思います。意味はちょっと違いますが、たとえば航空機のテンプレート(Infobox 航空機)では、設計者(Designer)と製造者(Manufacturer)を分けているようです。ミサイルも同様で、たとえば「AIM-120 (ミサイル)」は設計と製造が違っています。Ocdpさんのおしゃる通り、これからは設計、製造、販売のそれぞれが異なるケースが増えてくると思いますので、オートバイのテンプレートでも「設計」「製造」「販売」を分けてはいかがでしょうか?テンプレートの修正が困難な場合は、「メーカー」の欄に「設計XX/製造YY/販売ZZ」などのような併記でも良いのではないかと思います。個人的な意見では、メーカーは設計者と思いますが、Rabit gtiさんのおっしゃる通り、議論してもあまり有益な結論は得られないような気がします。余計なことでしたら申し訳ありません。--PorcupineWorks(会話) 2012年11月25日 (日) 11:21 (UTC)
- コメントはい、基礎情報テンプレートの中でどのような記述をすべきか、といった問題です。兵器はライセンス生産などを利用して三菱重工がF-15J作ってるような例がありますからね。おそらく、これまでは設計の意味でメーカー、製造を製造国という区別してきたのでしょうが、国内需要の空洞化や円高を受けて海外生産がだいぶ増えました。逆輸入車という奇妙や制度や直営ディーラーでの購入が自動車と比べて少ない、それでいて炊飯器や電子レンジほど製造国に無関心ではないという、オートバイ特有の問題でしょうか。そのような事情から、直営店舗のない都道府県があったりするため個人店で新車を買うという自動車などでは考えにくい状況が発生しうるため、販売の分割は難しいのではないかと思います。ところで、そういえばと英語版を除いてみましたら、Manufacturer Honda、Assembly Thailand and Indiaとなっていました。
- 貴重なご意見ありがとうございます。--Ocdp(会話) 2012年11月25日 (日) 12:21 (UTC)
- コメント少しでもお役に立てたようで嬉しいです。なるほど、製造(Manufacturer)よりも組立(Assembly)のほうがしっくり来ますね。ご指摘ありがとうございます。ついでながら、私の書き方が良くなかったようなので、「販売」について補足させてください。これは、「販売店」ではなく「バッジエンジニアリング」を意図したものです。自動車の例ですみませんが、スバル・トラヴィックだと、メーカーは「設計:オペル/組立:GM(タイ)/販売:富士重工」といったイメージのつもりでした。もともとの例のCBR250Rであれば、「設計:本田技研/組立:タイホンダ/販売:本田技研」となるような感じです。もっとも、設計と販売が同じなら、メーカーは「本田技研(組立:タイホンダ)」で十分かとも思います。ご参考になれば幸いです。--PorcupineWorks(会話) 2012年11月26日 (月) 13:37 (UTC)
- ノックダウン生産のことでしたら、英語版のインフォボックスだったら"Assembly"引数で組み立て地・工場が指定できるようになっています。米国では自動車のスペック表に部品の主要な生産国と組み立て国が書いてることが多いので、そのような情報をウィキペディア記事にも含めているようです。日本語版のInfobox 自動車のスペック表の「製造国」はちょっと意味があいまいなのがそもそもの問題かなと。設計、部品、組み立て、どの段階も「製造」と呼びうるので。--Bugandhoney(会話) 2012年11月27日 (火) 14:59 (UTC)
- コメント失礼、例えば製造を川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー、販売はカワサキモータースジャパンのような生産と販売を別会社が行っている例のように、そういった区分かと勘違いしました。オートバイでもカワサキ・Dトラッカーとスズキ・250SBのようにおそらくはバッジエンジニアリングにあてはまる販売が行われていた例はあるのですが、現在は解消されておりますようにあまり一般的でなく、海外生産によるコスト削減が主流であるため、製造国と国籍を織り込む傾向にあったのだと考えています。そのため、ひとまずメーカーの位置に国旗とメーカー名が自動で挿入される機能を任意で選択できるように追加しました。これだけでもメーカーと製造国で異なる国旗が表示されることで海外生産という情報を伝えやすくなるのではないかと思います。
- なかなか"Assembly"を日本語に置き換えた適切な言葉が見つからないのですが、意味を忠実に訳せば組み立て工場所在地、あるいは生産拠点、言葉として語感を優先すると、生産国の方が製造国よりも組み立てなどの印象が強いような印象を受けますが、食品や資源などの製品以外を連想する可能性がありましょうか。(完全に私見ですが)こちらを変更するとなると引数の変更になりそうですので、もうすこし慎重に対応したいと思います。また、現在の設計統括は主任研究員などの個人名が用いられる事例が多いのですが、メーカーを越えての提携などが行われる可能性を考慮して、メーカー名などが用いられても違和感のない表現を再考すべきかもしれませんね。--Ocdp(会話) 2012年11月28日 (水) 04:40 (UTC)
- 以前、Template‐ノート:Infobox 自動車のスペック表/過去ログ2で『製造事業者』という観点からもめてます。その「製造事業者」に対する経済産業省の見解を見た限りでは委託元であるメーカーであれば大丈夫かと。ただ二輪・四輪メーカーとも日本国内外問わず車体のOEM生産先を「製造事業者」とカタログの諸元に記述しているので、それに沿った形での製造国・製造事業者の併記は必須では。まあ、プロジェクト:オートバイはPortal:自動車の下にあるので、基本的に体裁やTemplateなどは自動車のほうに合わせておけば大丈夫かと。--ウェルワィ(会話) 2012年12月2日 (日) 10:58 (UTC)
- コメントまだ未確認情報ですので、これを根拠にするのも時期尚早かもしれませんが、ちょうどよい例ですので、この官報を参考にしました。国土交通省告示第千四百九号 ニンジャ250のネイキッドバージョンに関する官報
- 私個人の結論としては、タイでの現地法人が生産した車両であっても国土交通省への製作者届出などは川崎重工業ですので、メーカーは川崎重工業など国内メーカーの名称を用いるべきだと思います。
- あるいは、場合によっては「[[川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー]]が製造」という表記も、wikipediaの事情により分割されているだけであって、厳密には「[[川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー|川崎重工業]]が製造」こういった記述をすべきなのかもしれないと考えました。
- あまり考え方を長々説明しても時間ばかり浪費しそうですので、以下のような方針で進めようと考えています。
- メーカー名 川崎重工業 と記述する。
- 製造国を生産国と組み立て工程をいくぶん連想しやすい語句に改め、生産国 タイなど、国旗を用いることで一見して海外生産と認識しやすく取り計らう。
- 無理に基礎情報テンプレートの中で説明を展開せず、以上の導入にあたる程度の情報を盛り込むにとどめ、本文中で海外生産を行っている現地法人などに関する記述をおこなう。
- といったところです。--Ocdp(会話) 2012年12月7日 (金) 12:15 (UTC)