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Wikipedia:井戸端/subj/一見して学術系の出典があるが、出典自身も問題のある悪質な独自研究ページ

一見して学術系の出典があるが、出典自身も問題のある悪質な独自研究ページ

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一見して、学術的に見える出典や外部リンクが多数付いているものの、出典自身が信頼できない情報元ばかりの独自研究の記事があります。最近、同一のアカウントによって作成された、切り算関数量子ゲート光吉演算子がそうした例です。まずは独自研究のテンプレートを貼ったのですが、そうした記事に対して、有効な対応策はありますか?巧妙にテクニカルテームをまぶし、専門性の高い学術的な内容に見せかけていますが、中身は出鱈目で非常にたちが悪いです、、、--Ta2o会話2020年6月6日 (土) 12:57 (UTC)[返信]

一見してわかりにくいのですが、例えば、光吉演算子で引用されている出典は、以下のように信頼できないものばかりです。やり口が悪質。
--Ta2o会話2020年6月6日 (土) 14:53 (UTC)[返信]
  • 「有効な対応策」 → 即席な方法はありませんが、ケースEとして一つ一つ削除依頼を出すのが選択肢と思います。一人の人物あるいは単一の組織しか提唱しておらず、他の第三者の研究者などからまともに言及されたことがないような用語類であれば、WP:Nの観点からも削除が妥当です。--Yapparina会話2020年6月6日 (土) 16:14 (UTC)[返信]
コメント 特願2019-190300は番号から推測しますと、特許出願から1年半を経過していないためにデータベースに掲載されていないケースかもしれません。ただ、そうすると一般には周知されていない出願番号を知っていることになるため、当該編集を行った方は何らかの関係者である可能性が高いということになります。「光吉演算子」自体は 2014年6月9日11:42(UTC) に立項されており、2014年頃に編集していた方々(Take4hi様やPmans1965様)は、「連鎖状態記述記号」を立項するなど光吉俊二先生に関係が深い項目ばかり編集している傾向があるため、光吉先生が関係する企業か研究室の関係者である可能性があります。
なお、出典である書籍『感覚・感情とロボット』や論文“Some hypothesis to derive an anti-Einstein field”に記載されている内容自体が怪しいかについては、現時点で自分は判断できません。ただ、切り算 (oldid=77896840)における「2020年からNHK放送大学でも光吉演算子と切り算は授業[3]に組み込まれ、東京大学工学部でも講義内容とされ、」(出典[3]は2008年刊の『感覚・感情とロボット』)という記述を見る限り、編集されているKeropyo様の出典のつけ方が怪しい(虚偽出典や独自研究の恐れ)というのは確かだと思います。
あと「切り算」、「光吉演算子」、「関数量子ゲート」について J-STAGECiNii で検索したところ、該当研究について第三者言及が全く見つかりません。もしこれらがガイドライン「独立記事作成の目安」を満足しない場合は、まとめて記事「光吉俊二」に統合してしまうのも手かもしれません。(場合によっては「人工自我」や「道徳制御」も。統合後に大幅なスリム化が必要ですが……。)--Assemblykinematics会話2020年6月6日 (土) 17:01 (UTC)[返信]

6144さん、Yapparinaさん、Assemblykinematicsさん、コメントありがとうございます。また、追加検証頂き、ありがとうございます。一連の記事群 切り算関数量子ゲート光吉演算子連鎖状態記述記号感情地図人工自我道徳制御音声病態分析学道徳感情数理工学感性制御技術は、それぞれ状況を確認して、対応が必要そうですね。(思った以上に範囲が広い、、)--Ta2o会話2020年6月7日 (日) 04:08 (UTC)[返信]

  • (コメント)というわけで検索してみました。
    • 光吉俊二…「"光吉俊二" -"u-tokyo"」で検索しました。ネットプロテクションズのサイト[1]BS-TBS[2]、あとNHKもありますね[3]
    • AGI (企業)…「"株式会社AGI" -"agi-web"」で検索しましたが同名の中古車販売店ばかりです。東京大学がヒットしましたが[4]共同開発の相手であると明記されてますね。
    • 感性制御技術…光吉氏による発案であることは記事中に書いてますが、信頼できる情報源が多数存在します。
    • 感性ユーザインタフェース…光吉氏による発案であることはAGIの記事中に書いてますが、信頼できる情報源がいくつか存在します。ただし全部で27件です。
    • 切り算OCRの誤認識と思われるものばかりです。
    • 光吉演算子…個人サイトばかりの上全21件です。また、デジタルハリウッド大学で光吉氏が講演した記録がヒットし[5]、「アインシュタインの重力方程式では重力=質量/距離で距離が0だとゼロ除算が云々」と言ってますが、アインシュタイン方程式の項目を見るとデタラメである上ゼロ除算の出る余地はなさそうです。なお、記事を削除する際には、Commonsの[6]を合わせて削除する必要がありそうです。
    • 関数量子ゲート…Wikipediaのみ、全2件です。
    • 人工自我…東大の光吉氏がチーフでない講座のトップページで使われています。上記のネットプロテクションズのサイト[7]でも使われています。
    • 道徳制御…光吉氏によるもの以外は個人サイトばかり、しかも全20件です。
    • 連鎖状態記述記号山元雅信なる人物による個人的な賞のエントリーリスト[8]が出てきましたが…風水羅盤みたいな表を持ってきて「これの数理は連鎖状態記述記号を使い微分は使用しないので微分可能性に支配されない」とか訳のわからないことを言っていますね。ちなみに全11件です。また上述したCommonsの[9]もヒットします。

以上です。削除でよさそうなのはAGI (企業)切り算光吉演算子関数量子ゲート道徳制御連鎖状態記述記号といったところでしょうか。--6144会話2020年6月7日 (日) 05:22 (UTC)[返信]

  • (コメント)追加です。
    • 感情地図…同名のビジネス社の書籍ばかりです。ていうか記事中に「博士論文で造語した用語がオムニバスに載った」って思いっきり書いてますね。
    • 音声病態分析学講座名であり学問の名前ではありません。検索しても講座名としての使用例ばかりです。このページからも光吉氏の造語であることが強く疑われます。
    • 道徳感情数理工学講座名であり学問の名前ではありません。検索しても講座名としての使用例ばかりです。

というわけで3つとも削除でいいと思います。--6144会話2020年6月7日 (日) 06:00 (UTC)[返信]

File:Cut operator description.jpg
コメント わざわざ削除しなくても、多くの記事は「光吉俊二」や「感性制御技術」へのリダイレクト化で十分ではないでしょうか。ただ、人工自我[10]道徳制御[11]は一般名詞的に使われるケースがありますので、不用意にリダイレクトにせずに削除した方が良いと思います。
なお、SoftBankの「Pepperの感情」というサイトには、「Pepperの感情機能は、株式会社AGIとcocoroSB株式会社の共同開発技術をもとに開発・実装されています。」と書かれていますので、AGI (企業)についてはPepper (ロボット)を取り扱った専門書や学術文献(紙媒体も含めて)に何らかの第三者言及があるかもしれません。また、「日本SGI、AGIと人の感情認識技術を使ったDS用ミドルウェア開発、セガが採用へ」というニュースがあり、言及されている「音声感情測定器ココロスキャン」というゲームは製品化されていますので、会社記事は存続でよいかもしれません。
あと「切り算」に使われていた図「File:Cut operator description.jpg」にある「これは割り算とは別の演算なる」という文から推測すると、日本語に疎い方が編集していていることで、用語や文章がおかしくなっている可能性がありそうです。--Assemblykinematics会話2020年6月7日 (日) 06:55 (UTC)[返信]
  • コメント 光吉演算子切り算関数量子ゲート連鎖状態記述記号という一見物理学用語に見えるものはいずれも削除すべきであり、削除依頼にかけるのが適当であると思います(リダイレクト化も不要)。Wikipedia:独立記事作成の目安に照らして、専門用語をWikipediaに採録するならば、せめて複数の専門家によって査読論文の中で取り上げられている必要があるものと考えます。しかし例えば光吉演算子は一見量子コンピュータ分野の専門用語に見えますが、光吉俊二さんという方以外の人によって使われている様子がない (検索) どころか、光吉さんという方によってすら査読論文の中で説明されているようには見えません(見つかるのは大学の紀要や会議の予稿で、特筆性の根拠となるに足る信頼できる情報源には当たらないでしょう)。従ってこれは独自研究による造語であり、Wikipediaに存在する意義はまったくないと結論できます。第三者によって使われていないのですからリダイレクトとしての存在価値もありません。なお感性制御技術等の工学寄りの記事やAGI (企業)については判断するのに十分な調査を行っていないためノーコメントとします。--Osanshouo会話2020年6月7日 (日) 07:34 (UTC)[返信]
コメント 確かに「光吉演算子」「切り算」「関数量子ゲート」「連鎖状態記述記号」は学術用語でありながらインタビューレベルの出典や未公開の特許出願しか出典にないため、Osanshouo様のおっしゃられるように削除した方が適切そうですね……。ご指摘ありがとうございました。
なお、日本知能情報ファジィ学会の学会誌の解説
には、感性制御技術STやココロスキャンについて優位な有意な第三者言及が見受けられます。この解説の著者が参照した論文は
  • S. Mitsuyoshi, et al.(2006).“Non-verval Voice Emotion Analysis System”. International Journal of Innovative Computing, Information and Control, 2 (4): 819-830.
  • 柴埼晃一、光吉俊二「抑揚からの感情認識の評価―感性制御技術(ST)の評価と,人間の感情の評価法について―」『電子情報通信学会技術研究報告』第105巻第291号、TL2005-15、2005年、45-50頁、NAID 110003314608
であり、懸念されている『感覚・感情とロボット』ではありません。また、この神酒先生の解説には
STは ...(中略)... 感情認識を行う機構をロジックで実現しているところに特徴がある.感情ロジックは決定木で構成されている....(中略) ... 感情毎の枝を順次作成している.」と書かれています。ロボット制御や意思決定支援論では、ツリー構造(木構造)で表現された情報に対し分枝限定法を適用することはよく行われていますので、『感覚・感情とロボット』は一般向けの書籍で技術的な詳細が書かれていなかったとしても、STの技術自体は全う真っ当なもののように見受けられます。
あと悩ましいのは「環境地図 感情地図」でしょうか。様々な分野の方が独自の理論を展開されていらっしゃるようです。ダライ・ラマ14世ポール・エクマンによる
のようなものも見受けられますが……。--Assemblykinematics会話) 2020年6月7日 (日) 21:09 (UTC) 誤字を訂正。--Assemblykinematics会話) 2020年6月7日 (日) 21:14 (UTC) さらに誤字を訂正。--Assemblykinematics会話2020年6月13日 (土) 07:07 (UTC)[返信]

と、まだまだ調査が必要なようです。--6144会話2020年6月12日 (金) 23:55 (UTC)[返信]

情報 NHK放送大学に関する情報はまだ発見できていませんが、『パートナーロボット集成』は書名誤り、『2017 IEEE International Conference on Systems, Man, and Cybernetics (SMC). IEEE.』には年号誤りがありますので、補足しておきます。--Assemblykinematics会話2020年6月13日 (土) 07:07 (UTC)[返信]
  • 光吉俊二「第3項 ロボットの感情認識から「ココロ」「自我の創発」まで」『パートナーロボット資料集成』NTS株式会社、ISBN 4860431014NCID BA74840351。 - (執筆者一覧詳細目次
    COVID-19 の影響で図書館が利用できないため本書の該当箇所を確認できていませんが、以前少し目を通した際には基本的に実際に実機で結果を残している方が著者に入っている印象です。著者には高西淳夫先生や石黒浩先生、受動意識仮設の前野隆司先生やテムザックの高本陽一社長も名を連ねています。
  • Daicel’s Luncheon Seminar Monday, October 8, 11:30 - 12:30 4F Tenzui Sponsored by Daicel Corporation”. 2018 IEEE International Conference on Systems, Man, and Cybernetics Program Digest:31(PDFのp.35). - カンファレンスのプログラム
    宮崎で開催された2018年10月の IEEE International Conference on Systems, Man, and Cybernetics [12] のランチョンセミナーにおいて、「Research on Artificial Ego」(人工自我の研究)というタイトルで光吉先生が講演されているようです。ランチョンセミナーのため招待講演であることは確かなはずです。ただ、そのせいか Proceedings(講演論文)の存在は確認できません。なお、IEEE の Systems, Man, and Cybernetics Society は歴史が古く、Robotics and Automation Society ができる前に分解速度制御の伝説的論文「Resolved Motion Rate Control of Manipulators and Human Prostheses」(June 1969、 doi:10.1109/TMMS.1969.299896)が掲載されたのも同SocietyのTransactionになります。
なお「感情地図」は、
と英語名に違いがあります(敬称略)。取り急ぎ……。--Assemblykinematics会話2020年6月13日 (土) 07:07 (UTC)[返信]
情報 『Nature』の記事は、おそらく
のことではないでしょうか。有料コンテンツのため中身を確認できませんが、Googleの検索結果には
www.nature.com › science › articles- このページを訳す
Inside View: Softbank - Nature
2016/07/14 - Shunji Mitsuyoshi, Adjunct Lecturer at the University of Tokyo. Unveiled by Japanese technology firm SoftBank in 2014 as the world's first robot capable of reading human emotions, Pepper is fast becoming a familiar sight at ... — 「Softbank Nature Mitsuyoshi」でGoogle検索した結果
と表示されれているため、Pepperに関連して光吉先生に言及している模様です(上記リンク先は消えており、クリックしても「naturecareers」という項目のトップへ飛んでしまいます)。なお、『Nature』誌の「InsideView」について調査したところ、2017年の掲載事例が見つかりました。掲載箇所やページ数から推察するに、当該ページは論文ではなく巻頭のトピックス記事のようなものと見受けられます。--Assemblykinematics会話2020年6月14日 (日) 06:19 (UTC)[返信]
返信 Assemblykinematicsさん、情報ありがとうございます。当該文献をダウンロードしたところ Advertisement Feature と表示されており、Cocoro SB広告であると見受けられます。なお二ページ中一ページ目は光吉さんのインタビュー記事、二ページ目はCocoro SB社の全面広告でした。つまりNatureに掲載された広告を査読記事であるかのように偽ってウィキペディアの出典として記載していた訳で、単なるデタラメより悪質でしょう。--Osanshouo会話2020年6月14日 (日) 06:56 (UTC)[返信]
  • 返信 私がダウンロードしたPDFにはページ番号が記されていません。Assemblykinematicsさんが見つけてくださったリンクからもページ番号の情報は確認できません。なおインタビュー記事の内容は、流し読みですが、Pepperは人間の感情を学習します、と言っているだけのようです。「Sensibility Technology (ST)」と「emotional map」にもさらっと言及はしていますがいかんせん広告記事ですからね……--Osanshouo会話2020年6月14日 (日) 07:30 (UTC)[返信]
返信 (Osanshouo様宛) 調査ありがとうございました。この「Nature InsideView」には、広島大学掲載PDF)や金沢工業大学群馬大学新田ゼラチン掲載PDF)でも掲載事例がありますが、単純に広告とは言い切れないかもしれません。自分も今年になってから知ったのですが、商業論文誌は特集テーマに近い分野で競争的資金を持っている研究者に対し、有料で査読なしの研究報告を書きませんか?といった依頼をすることがあるようです。形式は出版社・雑誌によって異なるようですが、Nature InsideView はインタビュー+1ページの広告という形式のようです。必ずしも編集側が依頼をするとは限らないと思いますが、編集要領らしきものを見たところ、申し込んだ後にNature research側がライターやエディター、マネージャを手配し、インタビュー内容を検討したり記事の体裁を編集している模様です。一応、光吉先生の該当記事は道徳感情数理工学研究室の「研究成果」でも「解説論文、総合報告等」のカテゴリーに入れられており、この時点では査読付き論文と誤解させるような書き方はしていないようです。ただWikipediaの出典としては、エディターを通していることから人物記事には使えないこともなさそうですが、研究者による学術的な査読を通っていないことから、学術用語の記事の出典として不十分なのは確かだと思います。--Assemblykinematics会話2020年6月14日 (日) 14:17 (UTC)[返信]

独自研究に関連する画像の扱い

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やや話の流れが変わるため、節を分けさせていただきます。上で提出した4つの削除依頼(1234)に関連する一連の画像群(File:連鎖状態記述記号(光吉演算子) 2014-06-10 12-04.jpgFile:Cut operator description.jpgFile:MGN+^1.jpgFile:TOE1wiki.jpgFile:TimeMGN.jpgFile:Gousei.jpgFile:Wiki3 (2).jpgFile:Wiki2 (2).jpgFile:Wiki3 (2).jpgFile:連鎖状態記述記号の図です。 2014-06-10 12-00.jpg)についてです。上の方でAssemblykinematicsさんにより日本語が変だと指摘されていますが、私にはこれらの画像は関係者が何らかの発表/トークのために作成したプレゼンテーションスライド/資料の一部を画像として切り出したもののように見えます。これらのファイルはいずれも独自研究の内容を説明するための画像であり、内容もデタラメですし、commons:Commons:削除の方針の「教育的に利用できない」(それに加えてもしかしたら「自己宣伝」)に該当すると考えます。なので削除依頼を提出すべきではないかと思うのですが、commonsの削除依頼の事情に疎いため、一度この場でご意見をお聞きしたいです。--Osanshouo会話2020年6月14日 (日) 08:40 (UTC)[返信]