Wikipedia:井戸端/subj/署名補填時の書式

署名補填時の書式について[編集]

ノートページなどで無署名のコメントがあったとき、コメントした人の署名を他の人が後から補うことがあります。その際、署名を補填した人の署名をつけるのはやめようという提案です。

署名の補填にはテンプレートがよく使われています。このようになった経緯は、まず「Wikipedia‐ノート:ノートのページでは投稿に署名をする#無署名の書き込みへの他人による署名付記について」において話し合われて、署名補填用の三つのテンプレート(Unsigned,Unsigned2,Unsigned-IPuser)が作られたうえで、「Wikipedia:ノートのページでは投稿に署名をする#署名を補うためのテンプレート」で使い方がアナウンスされて使われだした、ということのようでした。

これらのテンプレートを使うと、例えば「--以上の署名のないコメントは、192.168.0.0会話/Whois)さんが 2006年3月19日 (日) 12:00 (UTC) に投稿したものです(へのいちによる付記)。」のように表示されます。これを一見したとき少し油断すると、192.168.0.0から書き込まれた内容があたかもへのいちによって書き込まれたかのような印象を受けます。もちろん、よく注意して読めばへのいちは単に署名を補っただけだと分かるのですが、このように字が小さく斜体でさらに日付・日時・IPアドレスのような数字が多くを占める文を眺めるときには無意識のうちに細かい部分が棚上げされて、人の名前として意味がありそうな「へのいち」だけが意識に上りやすくなります。(IPアドレスの部分からはリンクが張られていないうえ、補った人の署名の部分からはリンクが張られているのもその傾向を助長します。)その結果として、192.168.0.0から書き込まれた内容全てがへのいちによって書き込まれたものだという誤解が生まれます。[返信]

実際にこのような誤解はしばしば起こっていて、行き違いから投稿ブロックにまでいたる事例もあったと思います。そこで、後から署名を補った人の署名は残さないようにすることを提案します。誰が署名を補ったのかという情報はそもそも重要ではないですし、その気になれば履歴ページで確認することができますから、このようにしてもさほどデメリットはないように思います。テンプレート使用時に第3引数を省略すればよいだけで、結果は「--以上の署名のないコメントは、192.168.0.0会話/Whois)さんが 2006年3月19日 (日) 12:00 (UTC) に投稿したものです。」となります。もしもこの提案が受け入れられるようなら、今後の手続きとしては次のようなものを考えています。[返信]

  1. 関連するページから第3引数についての説明を消してしまうとともに、後から署名を補填した人の署名はつけないようにとの注意書きをいれる
  2. 今までのような使い方をする人を見つけたら会話ページに知らせてまわるということをしばらく続ける
  3. テンプレートを変更して第3引数を無視するようにする

2と3についてはどちらかをやらずに済ませてもよいかもしれません。 以上の提案についてご検討お願いいたします。--へのいち 2006年11月10日 (金) 09:18 (UTC) (説明不足だったので一文追加 -へのいち 2006年11月13日 (月) 09:52 (UTC)[返信]

(Template:Unsigned2より)「このテンプレートを付記した人物を示したい場合には、3つ目のパラメタに~~~等と書く。書かなくてもOK。」とあるように、署名は任意です。--草薙 2006年11月10日 (金) 15:59 (UTC)[返信]
えーっと、もちろん任意なのは現状で任意のものとして扱われているというのはおっしゃるとおりです。提案したのは、付けると紛らわしいので付けないほうを推奨しようということでした。わかりにくかったでしょうか。--へのいち 2006年11月11日 (土) 04:20 (UTC) (意図が伝わりにくかった部分を修正 --へのいち 2006年11月13日 (月) 09:52 (UTC)[返信]
ようするに、コメント欄に「~さんの署名を補填」とでも書けば、解決なのでは? …という事でしょうか?--idea 2006年11月11日 (土) 04:55 (UTC)[返信]
ideaさんのおっしゃる「解決」というのが何を指しているのか分からないのですが、「誰が補填したのか確認しようと思えばできる」という状態になることであれば、概ねそういうことだと思います。ただ、コメント欄に書かなくても差分を見ればはっきりするので、その意味では何もしなくても解決しています。しかしながら私がここで求めている「解決」というのは、「補填者の署名が附されなくなって、その帰結として誤解が減る」ということでありました。-へのいち 2006年11月13日 (月) 09:52 (UTC)[返信]
私は今まで通りの「署名は任意」で構わないと思います。"署名の補記は自分が行った" というふうに責任を明確に示したいという方もいらっしゃると思うからです。(補記をするときに間違いをおかすことがあるかもしれませんし、補記を装って署名の改ざんをするような荒らしが現れる可能性もありますから)-- D.328 2006/11/11 09:06 (UTC)
書き換えるにしても任意であることを分かりやすくするくらいにとどめて、推奨までする必要はないと思います。今までだって、署名を付けることを推奨していたわけではないですから。--草薙 2006年11月12日 (日) 07:52 (UTC)[返信]

文章を考えているうちに草薙さんとD.328さんが言いたいことを言ってくださったので、重複しては言いませんが、あまり必要性のある提案ではない気がします。それに逆の観点からすると、無署名で投稿しても自動で補完してくれる(かのように)無署名投稿をする人に錯覚させるような気がして、むしろ良くないかとも思います。議論や投票など、署名が必要とされるページはそれなりの理由があって署名が求められているわけで、(ちょっと酷い言い方かもしれませんが)無署名発言の尻拭いで誰かに負担がかかっているんだぞ、と無署名投稿をする人にプレッシャーをかけても別に悪くはないとも思えます。いやまあ、ここまで言うとちょっとアレな感じなんですが…。--ikedat76 2006年11月12日 (日) 19:17 (UTC)[返信]

皆さん、ご検討いただきありがとうございます。本件提案者のへのいちです。上記の提案文などに少し加筆・修正を行いましたのでご確認いただけると幸いです。

頂いたご意見をまとめますと、次の三点になろうかと思います。私の理解に間違いがあればご指摘ください。

  1. 補填者の署名を附すことには、補填を装った改ざんを防止する効果がある。(D.328さん)
  2. 補填者の署名を附すことは、補填者自身の責任感を表現する行為である。(D.328さん)
  3. 補填者の署名がないと、システムによる自動補完であると誤解される(気がする)。これは、そもそも本人が署名をすべきであることを理解させにくくする。(ikedat76さん)

さて私は、この件で実際に誤解が生じていて、それは問題だと認識しています。頂いたご意見を読む限りでは、この問題意識が共有されていないようです。同じように問題を感じている方がいると思ったのですがそうではないようですね。誤解が生じていた場所を挙げられればよいのですが、メモしていたわけでもなく見つけられずに残念です(その後実例を見つけましたので、この下のほうに記しました--2009年1月30日 (金) 09:48 (UTC))。実例はもう少し探してみますが、その前に頂いたご意見に反論してみます。

1.について
そもそも補填者の署名自体も実は改ざんされたものである可能性はあるわけで、本当に確認しようと思えば履歴や差分を見なければいけません。また、補填者の署名は附けないことにしておけば、少なくとも補填者の署名が本物かどうか気を揉んだり誤解するおそれはなくなります。このようにしても、補填された署名自身の真実性への疑いは残るわけですが、それは補填者の署名があったところで同じことでしょう。改ざん防止の効果については、そのような行為をする人の心理によるものだと思うのでなんともいえません。
2.について
誰が補填したのかというのは履歴によってはっきりするので、補填者の署名がなくとも責任の所在は分かります。それなのに補填者の署名を明示的にコメントの文面上に記すことの意味を突き詰めていくと(あくまで突き詰めてゆくとです、あえて大げさに言っています)、それは補填者自身の責任感を顕示する以上のものとは思えません。それはそれでよいのですが、それによって読む人に誤解を与えやすくなるというデメリットとのバランスを考えるといかがでしょうか。
3.について
これは私には思いもよらない懸念でした。確かに補填者の署名を省くと、システムによる自動補完のようにも見えますね。ただ今までの例では、書名を忘れるのは一見さんのIP利用者が多いように思います。その場合はプレッシャーを掛けても仕方がないですね。何度も署名を忘れる人も確かにいますが、そういう方は補填者の署名付きの補填を受けても気付かず繰り返して、やり取りの中で直接「署名してください」といわれることが多いようです。つまり補填者の署名がないことで、システムによる自動補完だと誤解されることはあると思いますが、補填者の署名を附すことではあまり解決しないような気がします。誰がコメントしたのかについての誤解を補填者の署名を附さないことによって防止する効果や、この誤解が生じた場合に起こる混乱の大きさなどと天秤に掛けると 3. の懸念はそう重くないと考えます。

と、反論めいたことを書いてみましたが、実際に誤解が生じていた場所を挙げられないのではしょうがないですね。しばらく探してみても見つからないか、私と同じような問題意識をもった方が他に現れないなら本提案は取り下げることになるでしょうか。 -へのいち 2006年11月13日 (月) 09:52 (UTC)[返信]

へのいちさんの意見は、履歴でどのみち発言者や補填者を確認できるから、補填者の署名は不要という立論と理解します。ただ、そうであれば、へのいちさんの意見の前半は誤認の心配がないから補填者が署名してもよい理由にもなりはしないでしょうか。そうすると、結局、今までどおり“補填者は署名してもしなくても可”ということになるような気がしますがいかがでしょう。あと、私の述べたことについて少し補充すると、常連IP複数が無記名で議論をしあう(そのせいで誰が何を言っていて、どういう話の流れなのかサッパリ)などという頭の痛いページを見たこともありますので、かならずしも一見IPに限らないようです(一見であろうがIPだあろうが、議論に参加するのであれば「誰が発言したのか」という責任の所在はきちんと示して欲しいものですが)。個人的には、その「無責任」を補う側が責任を明示しないのは変ではないかとも思うので、補填者署名を必ず残しています…。--ikedat76 2006年11月15日 (水) 15:55 (UTC)[返信]
私の意見の前半が「誤認の心配がないから補填者が署名してもよい理由」にもなるのではないかとのことですね。確認しようと思えばできるというのと誤認の心配がないというのは別のことだとは思いますが、いかがでしょうか。
補足意見のほうは、「一見IPばかりではない」という点と「責任を明示するために補填者も署名すべき」という点ですね。「一見IPばかりではない」については、すでに「何度も署名を忘れる人も確かにいますが」として織り込み済みですがそれでは不足でしょうか。
「責任」については、責任を明示するのは大事なことだと私も思いますし、『その「無責任」を補う側が責任を明示しないのは変』というあたりも全く同感ですが、その明示の仕方について問題にしているのです。現在の明示の仕方は誤解を招きやすいと思うので、双方のメリットとデメリットを考えれば明示しないほうが良いというのが本提案の理由です。もちろん、より誤解しにくいような明示の仕方があればそのほうが良いわけですが、誤認に至る認知心理学的な作用については上で説明したとおりなので、あまり上手い方法はなさそうに思っています。-へのいち 2006年11月16日 (木) 05:36 (UTC)[返信]
Naohiro19は、各ページの署名していないユーザのノートページに署名を補完し、さらに署名付加テンプレートを貼り付けたほうが、そのユーザも理解しやすいと思います。そうすることで自覚してくれるはずです。--Naohiro19 2006年12月5日 (火) 05:50 (UTC)[返信]

(実例と妥協案) へのいちです。上の提案をしてからずいぶん経ちましたが、署名誤認の実例を見つけたので挙げておきます。

冒頭の提案時に私が指摘したものとは書式が若干異なるので、上で説明した「誤認に至る認知心理学的な作用」がそのまま当てはまるともいえないのですが、概ね当てはまると思います。

ところで、私の提案は、「付記した方の署名はつけないようにしよう」というものでしたが、これについて草薙さんから「署名を補填した人のリンクを外すだけでも大分違うだろう」とのご示唆をいただきました。つまり、付記した方の署名をつけるにしても、通常の署名のように利用者ページへのリンクとなるものではなく、単なる地の文字列として署名をつけるようにすれば、ぱっと眺めたときに誤認するおそれがかなり軽減すると思われます。この方法なら、責任の明示はできるし、誤認は減るしと、かなりうまい方法なのではないかと思います。いかがでしょうか。(テンプレートの使用方法の手間を増やさずにできるのかどうかなど、技術的なことは今ちょっとわかりません。)--へのいち 2009年1月30日 (金) 09:48 (UTC)[返信]