Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ホウ素 20140411

ホウ素 - ノート[編集]

選考終了日時:2014年4月24日 (木) 15:45 (UTC)

  • (自動推薦)2014年3月度の月間強化記事賞受賞記事。--ぱたごん会話2014年4月10日 (木) 15:45 (UTC)[返信]
  • コメント 細かいところで少し疑問があります。「物理的および化学的性質」の節で、アモルファスホウ素は融点2300℃、2550℃で昇華するとありますが、普通昇華というのは固体から液体を経ずに気体になることではないのでしょうか。であれば融点があるのが不思議です。確かに出典のトルコの大学の修論ではそのように記載しているようですが。「存在」の節、「商業的に利用可能なホウ酸塩の埋蔵量は全世界でおよそ1000万トン」とあります。一方で、「市場動向」の節では「2005年のホウ素の消費量はアジア、ヨーロッパおよび北アメリカの需要の増大によってB2O3換算で180万トン」とあると、埋蔵量を10年もせず使い切ってしまうことになりませんか。それで「今後十年間の需要増に見合う十分な能力を有している」と言うのは変な気がします。どちらかというと全世界の埋蔵量がおかしいのではないかと言う気がします。埋蔵量部分の出典になっている2件の記事のうち、こちらの記事は、無料で読める概要部分に"commercial borate deposits (1010 kg B)"とあるのでなるほど1000万トンとあるように読めますが、こちらの記事 (PDF) は、ざっと読んでみても埋蔵量には触れていないように思われます。また、2005年に180万トンだった消費量が、2010年までに2100万トンというのはいくらなんでも増えすぎではないでしょうか。このあたりの数値の妥当性についてはもう少し精査が必要に思われます。--Tam0031会話2014年4月14日 (月) 15:16 (UTC)[返信]
    • コメント 査読いただきありがとうございます。昇華に関しては、例えば昇華性の物質であるヨウ素ナフタレンにも融点および沸点はありますし、昇華する物質が融点を持つということは普通のことです。埋蔵量に関しては、1000万トンと記載している資料が1998年のものですのでデータが古すぎるかもしれませんね。2014年のアメリカ地質調査所のデータだと鉱石ベースで埋蔵量(可採埋蔵量、採掘を行うにあたり経済的に採算の取れる埋蔵量)が2億1000万トンになっており、2008年発行の『ホウ素・ホウ化物および関連物質の基礎と応用』によればホウ砂鉱石換算で8億8千500万トン(恐らくReserves base、経済的に採算の取れないものも含む埋蔵量)だそうです。埋蔵量(可採埋蔵量)は資源相場といった経済情勢や採掘技術の向上などによって変化しうる数字ですから、この辺りはデータの更新が必要そうです。2010年の消費量2100万トンというのはロスキルという金属市場の調査会社による予想の数字で、アメリカ地質調査所のデータを見ると2010年の消費量は実際には450万トンに留まっているみたいですね。2000年から2005年までに中国のホウ砂輸入量が100倍に増加したりしているところを見れば、リーマンショック以降の景気後退を予期出来ない2006年当時の予想としては妥当な数字であったのかもしれません。ロスキルは金属市場調査会社として著名な会社ですし、あくまでも調査会社の予想値であると明記した上で記載している限り問題ないと思いますが、こちらも実際のデータを併記するなりして調整が必要なように思います。良質な記事とするにはまだまだ細部の詰めが必要ですし、更なる加筆を行いたいと思います。--重陽会話2014年4月15日 (火) 14:21 (UTC)[返信]

選考終了時点で賛成票なし、かつ選考期間の延長希望がないため、今回は見送りとなります。Cassiopeia-Sweet会話2014年4月24日 (木) 15:59 (UTC)[返信]