Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/鰊場作業唄 20231220
選考終了日時:2024年1月3日 (水) 12:28 (UTC)
- (推薦)10年ほど前に立項した記事ですが、このたび大幅加筆の上、11月の強化記事として紹介させていただきました。北海道の近世、近代史を漁業と芸能の観点から紹介した記事として、自薦させていただきます。。--タクナワン(会話) 2023年12月20日 (水) 12:28 (UTC)
- 賛成 :--タクナワン(会話) 2023年12月20日 (水) 12:28 (UTC)
- 賛成 記事の題材について十分な説明がなされていると考えます。民謡研究における鰊場作業唄の立ち位置といった部分にも触れられるとよりよいとも思います。--Nux-vomica 1007(会話) 2023年12月23日 (土) 09:01 (UTC)
- コメント、並びに賛成票ありがとうございます。鰊場作業唄の日本民謡に置ける立ち位置については、後日に鰊場作業唄の網起こし音頭—切り声の起源となった伊勢神宮式年遷宮の折に詠われる木遣りを独立記事として立項する予定です。--タクナワン(会話) 2023年12月24日 (日) 05:57 (UTC)
- ありがとうございます。私が言わんとしていたことは民謡史における立ち位置というよりは民謡研究における立ち位置ですね。つまり音楽記事における「評価」節であるとか、歴史記事における「研究史」節のようなものがあればよりベターかなと存じました。現行FAの「レゲエ」などでもこのへんの細かい記述があるわけではないので、無くても選考には影響しないとも思いますが、純粋に個人的な興味があります。--Nux-vomica 1007(会話) 2023年12月28日 (木) 07:58 (UTC)
- コメントありがとうございます。鰊場作業唄の研究史は当項目の参考文献でもある竹内勉さんの『民謡地図10 ヤン衆のソーラン節とマタギの津軽山唄』にまとめられています。あるいはニシン漁の衰退で鰊場作業唄がすたれゆく中でも、各地の団体が地元のニシン労作歌を伝承していく過程も、加筆できると思われます。例えば小樽市忍路地区の伝承史は以下の通りです。
- なお当項目は「鰊場作業唄」ですが、各地の伝承団体が用いるニシン漁労作歌の名称は大半が「鰊場音頭」「沖揚音頭」です。私が知る限り「鰊場作業唄」という言葉の初見は1991年にキングレコードから発行されたCD「日本のワークソング」であり、上記の「忍路鰊場の会」による実演が収録されています。従来の「沖揚音頭」では「ニシンを汲み船に移し替える沖揚げ作業の折に唄う唄」のみと誤解されかねないので、当項目の名称は「鰊場作業唄」とさせていただきました。その経緯も項目に盛り込む予定です。--タクナワン(会話) 2023年12月28日 (木) 18:32 (UTC)
- ありがとうございます。私が言わんとしていたことは民謡史における立ち位置というよりは民謡研究における立ち位置ですね。つまり音楽記事における「評価」節であるとか、歴史記事における「研究史」節のようなものがあればよりベターかなと存じました。現行FAの「レゲエ」などでもこのへんの細かい記述があるわけではないので、無くても選考には影響しないとも思いますが、純粋に個人的な興味があります。--Nux-vomica 1007(会話) 2023年12月28日 (木) 07:58 (UTC)
- コメント、並びに賛成票ありがとうございます。鰊場作業唄の日本民謡に置ける立ち位置については、後日に鰊場作業唄の網起こし音頭—切り声の起源となった伊勢神宮式年遷宮の折に詠われる木遣りを独立記事として立項する予定です。--タクナワン(会話) 2023年12月24日 (日) 05:57 (UTC)
- コメント とても興味深い記事だと思いますが、作業唄を主題にしているのに、背景となるニシン漁史のの説明が詳細に過ぎる気がします。これは切り出して別項にするほどのものではないでしょうか。--Tam0031(会話) 2023年12月26日 (火) 14:46 (UTC)
- 返信 (Tam0031様宛) :ニシン漁史の記述が詳細に過ぎるという点ですが、鰊場作業唄とニシン漁の発展史は不可分です。そもそも北海道という日本文化においては僻遠の地、新興の地においてなぜ「鰊場作業唄」が生まれたか。
- 日本本土で商品作物の栽培が盛んになり、速効性の肥料が求められるにつれ蝦夷地産の鰊粕が北前船交易で移出された
- 人の移動に伴い伊勢神宮遷宮の木遣や東北地方の民謡が北海道に伝わり、それが鰊場作業唄の起源となった。
- 漁が大型化するなかで多数の出稼ぎ者が作業唄を創作し、漁を終えた後は故郷の東北地方で鰊場作業唄を広めた
それらを伝える必要があります。さらに「船漕ぎ」「網起こし」「沖揚げ」「子叩き」の四章からなる鰊場作業唄を解説するうえでは、漁具や漁法の詳細を説明することで、理解がより深まるものと思われます。とりわけ「ソーラン節」の起源となった「沖揚げ音頭」は「沖の定置網『角網』に追い込んだニシンを貯蔵用の『枠網』に溜めた上、タモ網で運搬用の船『汲み船』に移す作業の折の歌」ですが、「なぜ、網や魚を船に直接挙げないのか」「沖揚げとは、どのような作業なのか」、それらを説明することで「なぜ、唄を唄う必要があったのか」、理解しやすくなるものと思われます。
さて「記事の分割案」ですが、当鰊場作業唄はすでに「分割されているような状態」とも言えます。現状特別:リンク元/鰊場作業唄でわかるように、当記事は石狩国、宗谷郡など北海道内各地の地域の記事に内部リンクされています。ただし全体ではなく鰊場作業唄#北海道におけるニシン漁史として、北海道沿岸各地の和人の定着とニシン漁の拡大が各地域史の補足の形として紹介されています。今回の加筆で漁法改良史をさらに充実させたのも、ニシン漁史を求めて当記事を閲覧するかたの期待に応えての面もありました。ここで記事を分割してしまうと、多数の記事の内部リンクを修正する必要が生じてしまうのではないでしょうか。どうかご理解いただきたく存じます。--タクナワン(会話) 2023年12月27日 (水) 12:52 (UTC)
- コメント わたしもTam0031さんに同感で、北海道におけるニシン漁史節の記述が詳細すぎると思います。--あずきごはん(会話) 2023年12月28日 (木) 12:19 (UTC)
- Tam0031さんに対する回答同様、「ニシン漁の詳細を記すことで歌の背景がより理解できる」との見解です。念のため、「九一(報奨金)の金額にやきもきするヤン衆の心情を謡いこんだ唄」を加筆させていただきました。--タクナワン(会話) 2023年12月28日 (木) 18:36 (UTC)
- 返信 (タクナワンさん宛) ご返答ありがとうございます。それを読んだうえでのコメントである点もご留意ください。--あずきごはん(会話) 2023年12月28日 (木) 22:46 (UTC)
- 賛成 非常によく書けた記事だと思います。色々加筆すべきところがないか確認しましたが、今のままで問題ないと思います。--常陸のクマさん(会話) 2023年12月30日 (土) 02:06 (UTC)
賛成票のみ3票以上の状態が48時間継続したため、早期終了・通過となります。--Alicia jawiki(会話) 2024年1月1日 (月) 05:34 (UTC)