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ヤングキング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
YOUNG KINGから転送)
ヤングキング
ジャンル 青年漫画
読者対象 高校生以上
刊行頻度 月刊月2回刊(毎月第2・第4月曜日)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 少年画報社
編集長 村岡志保[1]
刊行期間 1987年8月 -
発行部数 推定11万部(全国出版協会調べ)
レーベル ヤングキングコミックス
姉妹誌 ヤングキングアワーズ
月刊ヤングキングアワーズGH
ウェブサイト 少年画報社 - 雑誌
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ヤングキング』は、少年画報社が発行する日本月2回刊青年漫画雑誌1982年休刊となった週刊漫画雑誌『少年キング』から誌名の「キング」を継承し、1987年8月に月刊誌として創刊[2]月2回刊漫画雑誌『少年KING』休刊後の1988年6月からは月2回刊となった[2]。毎月第2・第4月曜日発売。

概要

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『少年KING』の事実上の後継誌にあたるが、読者層を高校生以上としており、かつての『BADBOYS』『荒くれKNIGHT』『ギャングキング』といった不良少年を主人公としたヤンキー漫画暴走族漫画を掲載作の中心としていることが特徴である。[独自研究?]

1990年代以降『イケてる2人』シリーズを筆頭に、『愛DON'T恋』・『聖★高校生』・『ももいろさんご』など、お色気ソフトエッチを含んだラブコメディ作品が台頭し、ヤンキー漫画と二極化。バイク漫画スポーツ漫画などといった両極端に属さない作品(『キリン』『並木橋通りアオバ自転車店』『幸せレストラン』『ごてんばチアリーダーズ』『=イッパツ』など)も読切含め少なからず掲載され、掲載作のジャンルを多様化させていった。しかし2011年に、ヤンキー漫画・暴走族漫画以外のジャンルは『ヤングキングアワーズ』『月刊ヤングキング』および『ヤングコミック』へ移管され、本誌ではマフィアなど裏社会を舞台としたものやホラーものといった、『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)などと似通った作風の作品も扱うようになった。[独自研究?]

他の青年誌同様、グラビアページも掲載している。かつてはセンターカラー4ページだけになるなど、掲載作のジャンルが多様化していた2009年前後は掲載されない時期もあった[注 1]が、2017年現在は原則として毎号掲載されている。

派生誌として、1993年創刊の月刊誌『ヤングキングアワーズ』と、『月刊ヤングキングアワーズGH』(2006年に『月刊ヤングキング』として創刊、2013年に現行誌名に変更)、『ヤングキングBULL』(2018年8月 - )がある。また、増刊誌として『ヤングキングBLACK』(2018年3月 - )、『ヤングキング増刊エトランゼ』(1990年代に刊行)、『ヤングキング別冊キングダム』(1998年創刊、2004年休刊[3])や『THE 鉄道漫画』(2009年に本誌で『Rail Star Storys』(井上いちろう)をテスト掲載)がある。また、『WEBヤングキング』[4]と銘打って、漫画ウェブサイト『ソク読み[5]上でウェブオリジナル連載を行っている。2022年5月25日には、Web雑誌の『ヤングキングラムダ』を創刊[6]

ヤングキングコミックス

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ヤングキングコミックス(YKコミックス)は『ヤングキング』に掲載された作品を主に収録する漫画単行本レーベル。

本誌『ヤングキング』の他、『ヤングキングアワーズ』および『月刊ヤングキングアワーズGH』などの姉妹誌とも共用の総合レーベルである[注 2]。 また、少年画報社の成年漫画誌ヤングコミック』も2014年以降は同レーベルから刊行されている(2013年までは専用レーベル「ヤングコミック コミックス(YCコミックス)」より刊行[注 3])。

そのほかに、廉価版レーベルとして「ヤンクキングコミックスベスト(YKベスト)」があり、YKコミックス同様にヤングキング系各誌の掲載作品を再録して刊行される(少年キングの系列作品や他誌他社の作品が収録される場合もある[注 4])。

作品一覧

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連載中の作品

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2025年1号現在。

月1連載

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  • 形代ミサヲの花嫁修業っ!?(めたりかん)
  • バカ姉弟キング安達哲)※連載開始時タイトルは『キング姉弟』[10]
  • せふれ(甘詰留太
  • 隣人さんはおせっかいお姉さん(かぱたろー)

不定期掲載・シリーズ連載

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  • CRAZY BLOOD LINE NOW(東本昌平
  • トビウオと深海魚(靖史) ※シリーズ連載[11]
  • ふたりはキャバ嬢!(ゐなり)※シリーズ連載[12]

休載作品

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連載終了作品

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あ行

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か行

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さ行

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た行

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な行

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は行

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ま行

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や・ら・わ行

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映像化作品

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アニメ化

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テレビアニメ
作品 放送年 アニメーション制作 備考
イケてる2人 1999年 J.C.STAFF
パチスロ貴族 銀 2001年 A-Line
石田とあさくら 2013年 ダックスプロダクション
HOTLINE
他誌との並行連載
2分枠のショートアニメ
Webアニメ
作品 配信年 アニメーション制作 備考
マンガで分かる心療内科 2015年 For All 6分枠のショートアニメ
タイトルは「アニメで分かる心療内科」
OVA
作品 発売年 制作 備考
BADBOYS 1993年-1998年 J.C.STAFF
フラッグ! 1994年 マジックバス タイトルは「埼玉県暴走最前線 フラッグ! 死にものぐるいの青春」
SPRITE 1997年 J.C.STAFF R15指定。タイトルは「真奈美&ナミ スプライト」
荒くれKNIGHT 1997年-1998年 東映動画
トランスアーツ

実写化

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テレビドラマ
作品 放送年 制作 備考
鉄板少女アカネ!! 2006年 TBS
ドリマックス・テレビジョン
QP外伝 2011年 日テレアックスオン
OLM
タイトルは「QP」
BADBOYS 2013年 日テレアックスオン タイトルは「BAD BOYS J」
スモーキング 2018年 テレビ東京
ラインバック
ワンナイト・モーニング 2022年 WOWOW
ダブル・フィールド
トーキョーカモフラージュアワー 2025年予定 朝日放送テレビ
ホリプロ
Webドラマ
作品 配信年 制作 備考
善悪の屑 2024年予定 未公表
ドンケツ 2025年予定 未公表
実写映画
作品 公開年 配給 備考
荒くれKNIGHT 2007年(第1作・第2作) トルネード・フィルム PG12指定
イケてる2人 2009年 GPミュージアムソフト
BADBOYS 2011年(第1作) 全力エージェンシー
2013年(第2作) ショウゲート テレビドラマ版の続編
タイトルは「劇場版 BAD BOYS J -最後に守るもの-」
ゲバルト 2013年 オールインエンタテインメント
うわこい 2014年(第1作・第2作) エスピーオー
左様なら今晩は 2022年 パルコ
オリジナルビデオ(Vシネマ)
作品 発売年 制作 備考
荒くれKNIGHT 1998年-1999年 東映ビデオ タイトルは「新・湘南爆走族 荒くれKNIGHT」
特攻!アルテミス 2001年
  • コミックスの出版社を移籍後に実写映画化された作品だと『ゆめのかよいじ』がある。

発行部数

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  • 2011年(2010年10月1日 - 2011年9月30日) - 200,000部(公称部数)[20]
  • 2012年(2011年10月1日 - 2012年9月30日) - 200,000部(公称部数)[21]
  • 2013年(2012年10月1日 - 2013年9月30日) - 200,000部(公称部数)[22]
  • 2014年(2013年10月1日 - 2014年9月30日) - 200,000部(公称部数)[23]

以下の部数は全国出版協会発行の「出版指標 年報」掲載の推定値であり、公称値とは性質が異なる。

推定発行部数(全国出版協会)
部数 出典
1992年(平成4年) 17万部 1993年版 出版指標年報
1993年(平成5年) 22万部 1994年版 出版指標年報
1994年(平成6年) 25万部 1995年版 出版指標年報
1995年(平成7年) 26万部 1996年版 出版指標年報
1996年(平成8年) 31万部 1997年版 出版指標年報
1997年(平成9年) 31万部 1998年版 出版指標年報
1998年(平成10年) 31万部 1999年版 出版指標年報
1999年(平成11年) 33万部 2000年版 出版指標年報
2000年(平成12年) 33万部 2001年版 出版指標年報
2003年(平成15年) 30万部 2004年版 出版指標年報 ISBN 4-9901618-1-5
2005年(平成17年) 19万部 2006年版 出版指標年報 ISBN 4-9901618-3-1
2006年(平成18年) 16万部 2007年版 出版指標年報 ISBN 978-4-9901618-4-2
2007年(平成19年) 13万部 2008年版 出版指標年報 ISBN 978-4-9901618-5-9
2008年(平成20年) 12万部 2009年版 出版指標年報 ISBN 978-4-9901618-6-6
2009年(平成21年) 10万部 2010年版 出版指標年報 ISBN 978-4-9901618-7-3
2010年(平成22年) 9万部 2011年版 出版指標年報 ISBN 978-4-9901618-8-0
2011年(平成23年) 10万部 2012年版 出版指標年報 ISBN 978-4-9901618-9-7
2012年(平成24年) 13万部 2013年版 出版指標年報 ISBN 978-4-915084-00-3
2013年(平成25年) 15万部 2015年版 出版指標年報 ISBN 978-4-915084-02-7
2014年(平成26年) 12万部 2015年版 出版指標年報 ISBN 978-4-915084-02-7
2015年(平成27年) 11万部 2016年版 出版指標年報 ISBN 978-4-915084-03-4

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2013年前半頃までは雑誌表紙についても掲載作品のカラーイラストが採用されていた(2013年16号でカバーグラビアが再登場し、1号置いて同年18号よりカバーグラビアを再開)。2014年17号までの約一年間はカバーグラビアが継続されたが、同年18号より連載再開した『KIPPO』がカバーイラストを飾って以来、2015年3号までの約半年弱にわたってグラビア表紙は途絶えている[1][2]
  2. ^ 一部の『ヤングキングアワーズ』掲載作品(『蒼き鋼のアルペジオ』『­スピリットサークル』など)に関しては、「ヤングキングアワーズコミックス」の名称も奥付で見られる。他方、同時期のアワーズ掲載作品であっても、『それでも町は廻っている』などをはじめ通常のYKコミックス表記の奥付となっている作品も少なくない。なお、『月刊ヤングキングアワーズGH』掲載作品に関しては、旧称が「月刊ヤングキング」だった事もあり、アワーズコミックスの使用は無い模様。
  3. ^ 少年画報社 - comics - あまあま*パフュメ 全1巻[リンク切れ] - 同書籍が、“『ヤングコミック』掲載「ヤングキングコミックス」レーベル刊行”の初回作品(ただし2013年12月発売)。『ヤングコミック』掲載作品でも、『ヤングキング』より移籍の『パピィラバーズ』、『月刊ヤングキング』より移籍の『ハッピーネガティブマリッジ』などは、継続して「ヤングキングコミックス」より刊行されているため、この限りに非ず。
  4. ^ 『ヤングキング』本誌で『ドンケツ』を連載中のたーしの過去作品『アーサーGARAGE』(講談社週刊ヤングマガジン』掲載)などがYKベストとして刊行されている。

出典

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  1. ^ “イケオジ、元戦闘工作員、天狗、ねこと個性豊かな主人公が登場する28作品”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年1月31日). https://natalie.mu/comic/column/508995 2023年1月31日閲覧。 
  2. ^ a b 少年画報社 - history_search[リンク切れ]
  3. ^ マンガぽーる - 別冊ヤングキング キングダム (少年画報社)(2014年5月25日時点のアーカイブ
  4. ^ WEB ヤングキング Web限定漫画 無料配信中!
  5. ^ 無料・試し読みも【漫画・電子書籍のソク読み】
  6. ^ “ヤングキングからトガった異世界マンガ誌誕生、ハンバーガーちゃんの転生絵日記など”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年5月25日). https://natalie.mu/comic/news/478941 2022年5月25日閲覧。 
  7. ^ “パパ活女子meets巨乳人妻、あいそえるのシリーズ連載「あめとむち」がYKで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年10月7日). https://natalie.mu/comic/news/496735 2024年2月26日閲覧。 
  8. ^ ヤングキング 2023年22号”. 少年画報社. 2023年10月23日閲覧。
  9. ^ ヤングキング 2024年11号”. 少年画報社. 2024年5月14日閲覧。
  10. ^ 「バカ姉弟」がヤングキングにやってきた!安達哲のフルカラー新連載「キング姉弟」”. ナターシャ (2023年8月28日). 2024年11月30日閲覧。
  11. ^ 靖史「トビウオと深海魚」『ヤングキング』2024年7号、少年画報社、2024年3月11日、205頁。 
  12. ^ “人気キャバ嬢、営業終了後の素顔は…ゐなり「ふたりはキャバ嬢!」がシリーズ連載化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年1月6日). https://natalie.mu/comic/news/556111 2024年1月8日閲覧。 
  13. ^ “リーガルドラマ「さよならブラック企業」第2部開幕 仕事の真意を問う労働譚”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年6月26日). https://natalie.mu/comic/news/530347 2023年6月26日閲覧。 
  14. ^ ヤングキング 2022年14号”. 少年画報社. 2022年6月27日閲覧。
  15. ^ 『ヤングキング』2023年21号、少年画報社、2023年10月6日、78頁、ASIN B0CJMNCFK5 
  16. ^ 「外道の歌」カモとトラに粛清された外道たちの過去に迫るスピンオフ、BULLで開幕”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年8月19日). 2024年8月19日閲覧。
  17. ^ 少年画報社 - ヤングキング 2013年06号(2013年02月25日 発売) - データなし(2013年6月14日時点のアーカイブ)
  18. ^ 少年画報社 - ヤングコミック 2013年05月号(2013年04月10日 発売)[リンク切れ]
  19. ^ 『ヤングキング』2023年16号、少年画報社、2023年7月24日、ASIN B0CB6XHXRW 目次より。
  20. ^ 社団法人 日本雑誌協会 - JMPAマガジンデータ - 男性 コミック - 一般社団法人日本雑誌協会(2012年10月14日時点のアーカイブ)
  21. ^ 社団法人 日本雑誌協会 - JMPAマガジンデータ - 男性 コミック - 一般社団法人日本雑誌協会(2013年6月15日時点のアーカイブ)
  22. ^ 社団法人 日本雑誌協会 - JMPAマガジンデータ - 男性 コミック - 一般社団法人日本雑誌協会(2014年2月7日時点のアーカイブ)
  23. ^ 社団法人 日本雑誌協会 - JMPAマガジンデータ - 男性 コミック - 一般社団法人日本雑誌協会(2015年2月5日時点のアーカイブ)

外部リンク

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