六郷土手駅
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六郷土手駅 | |
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駅入口(2021年6月) | |
ろくごうどて Rokugōdote | |
◄KK18 雑色 (1.2 km) (1.2 km) 京急川崎 KK20► | |
所在地 | 東京都大田区仲六郷四丁目27-11 |
駅番号 | KK19 |
所属事業者 | 京浜急行電鉄(京急) |
所属路線 | ■本線 |
キロ程 | 10.6 km(品川起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[京急 1]14,787人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1906年(明治39年)10月1日[1] |
備考 | 六郷堤駅より改称[1] |
六郷土手駅(ろくごうどてえき)は、東京都大田区仲六郷四丁目にある、京浜急行電鉄(京急)本線の駅である。駅番号はKK19。大田区ならびに東京23区内の最南端の駅である[2]。
歴史
[編集]- 1901年(明治34年)2月1日 - (駅名不詳)駅、六郷駅、中町駅が開業。
- 1902年(明治35年)- 六郷駅が八幡塚駅に改称。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 専用軌道化に伴い、3駅を統合して六郷堤駅として開業[1] 。
- 時期不詳(戦前) - 六郷土手駅に改称。
- 1945年(昭和20年)4月15日 - 太平洋戦争の京浜空襲で全焼する。
- 時期不詳 - 旧堤通り蒲田側に、相対式ホーム2面2線で駅舎が再建され、駅事務所、出札口、改札口は下りホーム側にあり、上りホームは構内踏切を経由した。
- 1971年(昭和46年) - 1972年(昭和47年) - 六郷川鉄橋(現六郷川橋梁)の架け替えに伴い高架化して京浜川崎駅寄りへ移設する。
- 2003年(平成15年) - 改札内とホームを連絡するエレベーターを設置する。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する高架駅で、改札口は高架下にある[3]。1番線・2番線ホームへ向かうエレベーターが各1基設置されて駅入口から段差なしでホームへ上がる[3]。
京急川崎方のホームは一部が多摩川土手へ突出[4]して六郷川橋梁が迫る[4]。
改札内コンコース部に、トイレ・コインロッカー・自動体外式除細動器 (AED) が設置され[3]、改札外に京急ステーションストアがある[5]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 本線 | 下り | 横浜・三浦海岸方面 |
2 | 上り | 羽田空港方面 / 品川方面 |
-
改札口(2023年6月)
-
ホーム(2023年6月)
利用状況
[編集]2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は14,787人で[京急 1]、京急線全72駅中43位。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[7] |
1日平均 乗車人員[8] |
出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)8,088 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)8,254 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)8,353 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)8,329 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)8,359 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)8,213 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)8,112 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)7,827 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 7,345 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 6,795 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 6,795 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 6,704 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | 6,699 | [* 13] | |
2003年(平成15年) | 14,214 | 6,984 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 14,216 | 7,016 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 14,039 | 6,923 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 14,161 | 6,986 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 14,507 | 7,205 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 14,381 | 7,200 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 14,214 | 7,115 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 14,431 | 7,230 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 13,921 | 6,967 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 14,135 | 7,077 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 14,332 | 7,184 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 14,570 | 7,296 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 15,221 | 7,612 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 15,456 | 7,745 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 15,823 | 7,942 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 16,470 | 8,249 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 16,441 | 8,235 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[京急 2]12,877 | ||
2021年(令和 | 3年)[京急 3]13,681 | ||
2022年(令和 | 4年)[京急 1]14,787 |
駅周辺
[編集]公園・娯楽スポット
[編集]- 1994年のドラマ『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』では、当緑地もロケ地の一つとなった。
- 宮本台緑地
- 鉄橋間広場 - JR橋梁と京急橋梁の間にある広場で、形状から「バイオリン公園」と俗称される。
- ひょうたん池 - 多摩川緑地にある池で多摩川に通じる。
- 大田区多摩川緑地管理事務所
- 六郷ゴルフ倶楽部 - 京急橋梁と六郷橋の間にあるゴルフ練習場である。
- 大田区軟式野球連盟事務局
学校
[編集]- 大田区立六郷小学校 - 1876年、宝珠院で開校する。
- 大田区立高畑小学校 - 1953年、西六郷小学校から分離独立する。
- 大田区立南六郷小学校 - 1986年、六郷小学校より分離独立する。
- 大田区立南六郷中学校
公的施設
[編集]- 蒲田警察署東六郷交番
- 矢口消防署西六郷出張所
- 雑色ポンプ所
- 六郷図書館
- 区立くすのき園(知的障害者授産施設)
- 区立南六郷福祉園(知的障害者更生施設)
- グループホーム六郷(認知症高齢者グループホーム)
- グループホームかたくりの里六郷(認知症高齢者グループホーム)
史跡、神社・仏閣など
[編集]- 六郷神社(八幡宮)
- 六郷の渡し址
- 日蓮宗 日経山観乗寺 - 旗本高木伊勢守の陣屋跡、六郷神社の旧別当寺。
- 本山専修寺関東別院 - 1998年の大晦日から1999年の元旦にかけてNHK『ゆく年くる年』の撮影現場の一部となった。
- 高畑神社
- 北野神社(止め天神)
- 真言宗智山派 醫王山安養寺(古川薬師) - 多摩川四国札所の第69番札所
- 御幡山寶珠院 - 六郷神社の旧別当寺多摩川四国札所の第85番札所
- 智山派 慈雲山東陽院 - 多摩川四国札所の第86番札所
- 智山派 大綱山寶幢院 - 多摩川四国札所の第88番札所
企業
[編集]- 六郷土手郵便局
- 大田西六郷三郵便局
- 関西ペイント株式会社東京事業所
- ファイザー株式会社アポロ・ラーニングセンター
- 五十鈴株式会社本社
- 株式会社栗泉堂
- 中央電気株式会社
- アットホーム本社・コンピュータセンター
- 日本調理器株式会社本社
- 株式会社イワセ・エスタ東京本社
- 株式会社測範社本社・工場
バス路線
[編集]その他
[編集]- イベント
- 大田区平和都市宣言記念事業「花火の祭典」
- 大田区が主催し、毎年8月15日に多摩川河川敷において開催される花火大会で、楽器演奏などのアトラクションもある。
- 当駅はその最寄駅であり、花火大会終了後は多数の観客が押し寄せる。普通電車のみ停車する通常ダイヤでは乗客をさばききれないため、この日に限り当駅始発の羽田空港行きや、「イブニング・ウィング号」の回送(開催日が平日の場合)を営業扱いとした品川行きなどの臨時特急電車が数本運行される[9]。ただし当駅のホーム有効長が6両までの対応のため、8両編成の場合はホームから出る浦賀方2両がドアカットとなる。2024年8月15日開催時では、急行の六郷土手駅臨時停車が2本、六郷土手駅始発の臨時品川行きが3本運転され、雑色駅のみ通過する形で運転された。2本は「イブニング・ウィング号」送り込みのため1000形1890番台4両編成が、最後の1本は1500形6両編成を使用して運転された[10]。
- 七草こども流鏑馬祭 - 正月7日に、六郷神社で催される行事。流鏑馬(やぶさめ)といっても実際の馬ではなく木馬を用いる。
- とんび凧あげ大会 - 1月中の日曜日に、古川薬師(の傍の河川敷)にて六郷の郷土玩具「とんび凧」を用いて行われる。とんび凧は、とんび型の凧で、六郷の地にあった羽田屋という魚屋が、魚の干物を干す際に、その干物を狙うカラスなどを追い払うために作られたといわれている。
- 六郷神社例祭 - 6月3日(例祭日)に近い週末に行われる。2007年は950年大祭であった。
- 大田区平和都市宣言記念事業「花火の祭典」
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『京浜急行100年の步み 1898-1998』 京浜急行電鉄、1998年6月1日。
- ^ “東京の駅 最東/最南/最西/最北はどこ? 23区内の端は? 僅差の駅も”. 乗りものニュース (2021年1月28日). 2021年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月28日閲覧。
- ^ a b c “六郷土手駅 | 路線図・各駅情報 | 京浜急行電鉄(KEIKYU)”. web.archive.org (2019年11月2日). 2020年5月28日閲覧。
- ^ a b 「週間私鉄全駅・全車両基地No.10 京浜急行電鉄①」(朝日新聞出版)p.25
- ^ “京急屏風浦駅構内のコンビニでは駅係員さんがレジ打ちをしているって本当? - [はまれぽ.com 横浜 川崎 湘南 神奈川県の地域情報サイト]”. web.archive.org (2020年5月28日). 2020年5月28日閲覧。
- ^ 大田区政ファイル - 大田区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ 「京急電車の運転と車両探検」(JTBパブリッシング発行)p65
- ^ 臨時列車運転および一部急行臨時停車のお知らせ 2024年08月09日 京浜急行電鉄
- 京浜急行電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c https://www.keikyu.co.jp/ride/kakueki/pdf/train-info_kakueki_avr.pdf
- ^ “京急グループ会社要覧 2021 - 2022” (PDF). 京浜急行電鉄. p. 31. 2021年9月25日閲覧。
- ^ “京急グループ会社要覧 2022 - 2023” (PDF). 京浜急行電鉄. p. 28. 2023年6月25日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
参考文献
[編集]- 佐藤良介『京急電車の運転と車両探検 向上した羽田空港アクセスと車両の現況)』JTBパブリッシング、2014年、ISBN9784533097058。
- 中村正史「週間私鉄全駅・全車両基地No.10 京浜急行電鉄①」朝日新聞出版、2014年
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 六郷土手駅(各駅情報) - 京浜急行電鉄
- 六郷神社<六郷の総鎮守>
- 大田区立六郷小学校 - ウェイバックマシン(2002年6月2日アーカイブ分)
- 【探訪】今に残る『三丁目』の世界 東京都大田区産経新聞撮影 - 六郷土手周辺