スマイルジャック
スマイルジャック | |
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2008年4月20日 中山競馬場 | |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 黒鹿毛 |
生誕 | 2005年3月8日(19歳) |
登録日 | 2007年 |
抹消日 | (現役競走馬) |
父 | タニノギムレット |
母 | シーセモア |
母の父 | サンデーサイレンス |
生国 | 日本(北海道むかわ町) |
生産者 | 上水牧場 |
馬主 | 齊藤四方司 |
調教師 | 小檜山悟(美浦南) |
競走成績 | |
生涯成績 | 23戦4勝 |
獲得賞金 |
2億4020万2000円 (2009年8月9日現在) |
スマイルジャック(Smile Jack)は、日本の競走馬である。馬名には「笑顔(スマイル)を独占(ジャック)できるように」という意味が込められている。この馬名はスマイルスタジアムNSTという番組の一企画である「競走馬命名プロジェクトII」によって決められた名前である。
経歴
2歳
2007年9月1日、新潟競馬場の新馬戦がデビュー戦となり柴田善臣が騎乗して2番人気に支持され、競走では2着となったドリームガードナーに1馬身半差をつけ初勝利を挙げた。続く格上挑戦で挑んだ9月29日の芙蓉ステークスでは、騎乗予定だった柴田善臣が同日第1レースで落馬して負傷を負ったため急遽小林淳一に乗り替わったものの1番人気に支持されたが、競走ではフォーチュンワードにハナ差で敗れ2着だった。10月20日のいちょうステークスでは柴田善臣が療養中のため田中勝春に乗り替わりまたも1番人気に支持されたが、競走ではアロマキャンドルにクビ差で敗れまたも2着だった。重賞初挑戦となった東京スポーツ杯2歳ステークスでは柴田善臣が復帰して新馬戦以来の騎乗を果たし、レースでは5番人気で3着に入った。なお競走後は放牧に出された。
3歳
2008年1月初旬に美浦トレーニングセンターに帰厩し、1月26日に自己条件の若竹賞(500万下)で実戦復帰を果たし、競走では1番人気の支持されたが3着だった。続く2月17日のきさらぎ賞では小牧太が騎乗し5番人気で2着に入りオープン馬となった。そして3月23日のスプリングステークスでは6番人気だったが、レースではスタート直後にいったん先頭に立ったものの2番手でレースを進め、最後の直線で逃げていたショウナンアルバを交わしそのまま先頭でゴールして重賞初勝利を挙げ、皐月賞の優先出走権を獲得した。父タニノギムレットも2002年に同レースを制しており、父仔制覇を成し遂げた。そして4月20日の皐月賞に出走したが、4番人気に支持され、好位でレースを進めるも直線で伸びを欠いてキャプテントゥーレの9着に敗れた。 続くクラシック第2戦、父仔2代制覇、前年のウオッカに続くタニノギムレット産駒の連覇を目指した東京優駿では12番人気と皐月賞での敗戦などで大きく人気を落としていた。道中は逃げ馬を見ながら好位でレースを進め、直線では一旦完全に抜け出し後続を突き放しにかかったが、ラスト100mあたりで大外から一気に強襲したディープスカイにかわされ2着となった。小牧太の好騎乗もあり低評価を覆しての好走で、この結果3連単は20万馬券という高配当となった。秋は菊花賞トライアルの神戸新聞杯から始動。しかし、9着に敗れた。そして迎えた本番、菊花賞。レースでは先行集団に位置し、4コーナーでまくって先頭に立つがその後失速し、16着に敗れた。その後は菊花賞から大幅な距離短縮となった初の古馬との対戦マイルチャンピオンシップでは岩田康誠に乗り替わったが11着に敗れた。
4歳
4歳となった2009年は1月31日の東京新聞杯から始動、9番人気と低評価だったが、最後の直線で馬場の内側から追い込んで3着と好走した。
4月18日のマイラーズカップでも前走同様9番人気だったが、レースでは先行してゴール前でスーパーホーネットとカンパニーに交わされたものの3着に入った。
5月16日の京王杯スプリングカップでは1番人気に推されたが、第3コーナーで不利を受けたのが響いて7着に敗れた。
6月7日の安田記念では後方からレースを進めたが、最後の直線でつまずいて9着に終わった。
暫く間を空けて8月9日の関屋記念に出走。新潟の長い直線で足を溜め、一度は抜け出したキャプテントゥーレ(2008年皐月賞馬)を捉えると、武豊騎乗のヒカルオオゾラの追撃を抑えて1位入線。騎乗した三浦皇成に重賞2勝目をもたらした。)[1]
10月11日の毎日王冠では中団からレースを進めるも直線で伸び切れず7着に終わった。本番の天皇賞(秋)では終始後方のまま11着と大敗した。続くマイルチャンピオンシップでは6着に終わった。
5歳
明け5歳となった2010年は前年同様東京新聞杯から始動、中団からレースを進めるも伸びあぐねて7着に敗れた。続く3月21日の六甲ステークスでは道中中団追走から直線で外に持ち出すと、逃げるタマモナイスプレイをゴール手前で捕らえて勝利した。4月17日のマイラーズカップに1番人気で出走、好位中団からレースを進めるも伸び切れずリーチザクラウンの5着に終わった。
競走成績
年月日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | 騎手 | 斤 量 |
距離(馬場) | タイム (上り3F) |
時計 差 |
勝ち馬/(2着馬) | |||
2007 | 9. | 1 | 新潟 | 2歳新馬 | 13 | 6 | 8 | 2.9 | (2人) | 1着 | 柴田善臣 | 54 | 芝1600m(良) | 1:36.7(33.4) | -0.2 | (ドリームガードナー) | |
9. | 29 | 中山 | 芙蓉S | OP | 9 | 8 | 9 | 2.1 | (1人) | 2着 | 小林淳一 | 54 | 芝1600m(良) | 1:36.6(35.1) | 0.0 | フォーチュンワード | |
10. | 20 | 東京 | いちょうS | OP | 10 | 8 | 10 | 1.9 | (1人) | 2着 | 田中勝春 | 55 | 芝1600m(良) | 1:36.2(34.1) | 0.0 | アロマキャンドル | |
11. | 17 | 東京 | 東スポ杯2歳S | JpnIII | 15 | 5 | 9 | 9.7 | (5人) | 3着 | 柴田善臣 | 55 | 芝1800m(良) | 1:47.6(34.5) | 0.2 | フサイチアソート | |
2008 | 1. | 26 | 中山 | 若竹賞 | 14 | 5 | 8 | 1.8 | (1人) | 3着 | 柴田善臣 | 56 | 芝1800m(良) | 1:49.4(36.7) | 0.3 | ショウナンアルバ | |
2. | 17 | 京都 | きさらぎ賞 | JpnIII | 15 | 7 | 12 | 12.8 | (5人) | 2着 | 小牧太 | 56 | 芝1800m(良) | 1:48.9(35.0) | 0.1 | レインボーペガサス | |
3. | 23 | 中山 | スプリングS | JpnII | 16 | 2 | 3 | 14.1 | (6人) | 1着 | 小牧太 | 56 | 芝1800m(良) | 1:48.9(35.4) | 0.0 | (フローテーション) | |
4. | 20 | 中山 | 皐月賞 | JpnI | 18 | 1 | 2 | 11.4 | (4人) | 9着 | 小牧太 | 57 | 芝2000m(良) | 2:02.6(35.8) | 0.9 | キャプテントゥーレ | |
6. | 1 | 東京 | 東京優駿 | JpnI | 18 | 4 | 7 | 49.2 | (12人) | 2着 | 小牧太 | 57 | 芝2400m(良) | 2:26.9(35.5) | 0.2 | ディープスカイ | |
9. | 28 | 阪神 | 神戸新聞杯 | JpnII | 18 | 6 | 11 | 8.1 | (4人) | 9着 | 小牧太 | 56 | 芝2400m(良) | 2:26.1(36.4) | 0.8 | ディープスカイ | |
10. | 26 | 京都 | 菊花賞 | JpnI | 18 | 5 | 10 | 7.8 | (3人) | 16着 | 小牧太 | 57 | 芝3000m(良) | 3:08.9(38.4) | 3.2 | オウケンブルースリ | |
11. | 23 | 京都 | マイルCS | GI | 18 | 7 | 15 | 26.1 | (8人) | 11着 | 岩田康誠 | 56 | 芝1600m(良) | 1:33.2(34.9) | 0.6 | ブルーメンブラット | |
2009 | 1. | 31 | 東京 | 東京新聞杯 | GIII | 16 | 1 | 2 | 17.0 | (9人) | 3着 | 岩田康誠 | 56 | 芝1600m(不) | 1:37.4(37.2) | 0.5 | アブソリュート |
4. | 18 | 阪神 | マイラーズC | GII | 10 | 8 | 10 | 28.4 | (9人) | 3着 | 岩田康誠 | 57 | 芝1600m(良) | 1:33.9(33.4) | 0.0 | スーパーホーネット | |
5. | 16 | 東京 | 京王杯SC | GII | 18 | 4 | 8 | 4.7 | (1人) | 7着 | 田中勝春 | 57 | 芝1400m(良) | 1:20.9(33.7) | 0.3 | スズカコーズウェイ | |
6. | 7 | 東京 | 安田記念 | GI | 18 | 1 | 2 | 30.0 | (5人) | 9着 | 岩田康誠 | 58 | 芝1600m(良) | 1:34.7(36.4) | 1.2 | ウオッカ | |
8. | 9 | 新潟 | 関屋記念 | GIII | 18 | 7 | 13 | 4.7 | (2人) | 1着 | 三浦皇成 | 56 | 芝1600m(稍) | 1:32.7(32.5) | -0.2 | (ヒカルオオゾラ) | |
10. | 11 | 東京 | 毎日王冠 | GII | 11 | 6 | 7 | 11.5 | (3人) | 7着 | 三浦皇成 | 57 | 芝1800m(良) | 1:46.1(33.8) | 0.8 | カンパニー | |
11. | 1 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 18 | 6 | 11 | 69.7 | (13人) | 11着 | 三浦皇成 | 58 | 芝2000m(良) | 1:58.4(33.7) | 1.2 | カンパニー | |
11. | 22 | 京都 | マイルCS | GI | 18 | 3 | 5 | 10.3 | (4人) | 6着 | 三浦皇成 | 57 | 芝1600m(良) | 1:33.6(33.6) | 0.4 | カンパニー | |
2010 | 1. | 30 | 東京 | 東京新聞杯 | GIII | 16 | 3 | 5 | 6.6 | (4人) | 7着 | 三浦皇成 | 57 | 芝1600m(良) | 1:32.8(33.6) | 0.7 | レッドスパーダ |
※競走成績は2010年1月30日現在。
血統表
スマイルジャックの血統(ロベルト系/Hail to Reason 4×4=12.50%、Graustark 4×5=9.38%(父内)) | (血統表の出典) | |||
父 タニノギムレット 1999 鹿毛 |
父の父 * ブライアンズタイムBrian's Time 1985 黒鹿毛 |
Roberto | Hail to Reason | |
Bramalea | ||||
Kelley's Day | Graustark | |||
Golden Trail | ||||
父の母 タニノクリスタル1988 栗毛 |
* クリスタルパレス Crystal Palace |
Caro | ||
Hermieres | ||||
* タニノシーバード | Sea-Bird | |||
Flaxen | ||||
母 シーセモア 1998 鹿毛 |
* サンデーサイレンス Sunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
母の母 カイウンテンシ1987 鹿毛 |
マルゼンスキー | Nijinsky II | ||
*シル | ||||
ロマンギャル | *セントクレスピン | |||
サンオーアズサ F-No.15-a |