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この世の花

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この世の花』(このよのはな)は、北條誠の小説。また、それを原作とする映像化作品およびその同名主題歌

ラジオドラマ化をきっかけに人気を博し[1]、1955年(昭和30年)から松竹大船撮影所の製作で映画シリーズが順次公開された。この映画シリーズの同名主題歌は島倉千代子のデビュー作である[1]

小説

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雑誌「明星」に連載された。単行本は1955年から1956年にかけ東京文芸社より発行。1960年に東方社より復刊版が出され、1963年に春陽堂書店で文庫化された。

ラジオドラマ

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映画

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1955年から1956年にかけて以下のシリーズが製作された。

シリーズ一覧(映画)

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  1. この世の花 第一部「慕情」(1955年3月1日)
  2. この世の花 第二部「悲恋」・第三部「開花」(1955年3月8日)
  3. 続この世の花 第四部「おもいでの花」・第五部「浪花の雨」(1955年11月6日)
  4. 続この世の花 第六部「月の白樺」・第七部「別れの夜道」(1956年2月19日)
  5. 続この世の花 第八部「さすらいの浜辺」(1956年6月22日)
  6. この世の花完結篇 第九部「愛の裁き」・第十部「熱砂の抱擁」(1956年10月14日)

キャスト(映画)

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スタッフ(映画)

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外部リンク(映画)

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楽曲

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「この世の花」
島倉千代子シングル
A面 この世の花
B面 おもいで花
リリース
規格 シングル
ジャンル 歌謡曲
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 西條八十(作詞)
万城目正(作曲)
島倉千代子 シングル 年表
この世の花
(1955年)
りんどう峠
(1955年)
テンプレートを表示

この世の花」(このよのはな)は、1955年に発売された島倉千代子のシングルである。前年に「第5回コロムビア全国歌謡コンクール」で優勝[1]し、日本コロムビアと専属契約していた島倉のデビュー曲となった。

発売から半年で200万枚を売り上げ、デビュー曲にして自身最大の大ヒットとなった[2]。島倉は1965年には、テレビドラマ版『この世の花』の主演をつとめている(後述)。

NHK紅白歌合戦』では、「名曲紅白」として開催された1982年の「第33回NHK紅白歌合戦」で初めて歌唱された。

島倉の遺作となったシングル『からたちの小径』(2013年12月18日発売)のカップリング曲として、この曲がほぼ当時の音源のまま収録された。

オリジナルシングル盤収録曲

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  1. この世の花
    作詞:西條八十、作曲:万城目正、編曲:松尾健司
  2. おもいで花
    作詞:西條八十、作曲:万城目正、編曲:松尾健司

テレビドラマ

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1965年版

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キャスト(1965年テレビドラマ版)

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スタッフ(1965年テレビドラマ版)

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  • 原作:北条誠
  • 脚本:北条誠
  • 演出:織本信也(第1話)、宇治正敏(第2話 - 第10話)

1977年版

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キャスト(1977年テレビドラマ版)

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スタッフ(1977年テレビドラマ版)

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  • 原作:北条誠
  • 脚本:服部佳 (全話担当)
  • 演出:荻野慶人、階堂昌和

サブタイトル(1977年テレビドラマ版)

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1. 追跡 (1977年4月7日)
2. 春愁 (1977年4月14日)
3. 危機 (1977年4月21日)
4. 奇縁 (1977年4月28日)
5. 波浪 (1977年5月5日)
6. 激情 (1977年5月12日)
7. 怒涛 (1977年5月19日)
8. 岐路 (1977年5月26日)
9. 激流 (1977年6月2日)
10. 朝凪 (1977年6月9日)
11. 薫風 (1977年6月16日)
12. 忘却 (1977年6月23日)
13. 訣別 (1977年6月30日)
14. 家路 (1977年7月7日)
15. 迷彩 (1977年7月14日)
16. 乱雲 (1977年7月21日)
17. 家族 (1977年7月28日)
18. 宿敵 (1977年8月4日)
19. 暗雲 (1977年8月11日)
20. 思慕 (1977年8月18日)
21. 新涼 (1977年8月25日)
22. 残暑 (1977年9月8日)
23. 秋風 (1977年9月15日)
24. 引潮 (1977年9月22日)
25. 残菊 (1977年9月29日)
26. 曙光 (1977年10月6日)
TBS系列 テレビ劇場
前番組 番組名 次番組
この世の花
(TBS版)
(廃枠)
TBS系列 火曜22時台前半枠
連舞
この世の花
(TBS版)
読売テレビ制作・日本テレビ系列 木曜21時枠
この世の花
(読売テレビ版)

脚注

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  1. ^ a b c 世相風俗観察会(編)『現代風俗史年表 昭和20年(1945)→昭和60年(1985)』(河出書房新社 1986年)p.88
  2. ^ サンケイスポーツ』2013年11月9日付、大阪本社版12版、26面。