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この声とどけ!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『この声とどけ!』シリーズ(このこえとどけ!シリーズ)は、神戸遥真の児童向け小説2018年から2019年にかけて集英社みらい文庫から全5巻が刊行された。挿絵漫画家木乃ひのきが担当した。

このシリーズが神戸自身にとって集英社みらい文庫でのデビュー作となる。

解説

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坂月中学校に通う藍内陽菜は、自分に自信がなく、1年1組、出席番号1番ということで、入学式の新入生代表あいさつをやることになる。入学式当日、緊張の面持ちで練習していたら、イケメンの先輩・五十嵐流と出会う。それから数日後、陽菜は流に突然告白されることに…。中学校の放送部を舞台に巻き起こる部活ラブストーリー

登場人物

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藍内陽菜(あいうち ひな)
このシリーズの主人公。中学1年生。ドジキャラを捨てて、「何かをできる自分になりたい!」という目標を掲げ、一目惚れした流のいる放送部に入部する。
五十嵐流(いがらし ながれ)
中学2年生で放送部の部長。クールで感情表現が少ないが、面倒見のいい性格。陽菜を放送部にスカウトした。小学5年生の弟・ルイがいる。
奏野響(そうの ひびき)
中学1年生で放送部所属。流とは幼馴染。思ったことが顔と言葉に出るタイプで、ヘッドホンを首にかけている。
鶴谷浅黄(つるたに あさぎ)
中学2年生で放送部所属。明るく人懐っこい性格。幽霊部員だったが、のちに放送部に復帰する。月見坂商店街にある煎餅店『鶴谷堂』は祖父が経営している。
若葉沙夜(わかば さよ)
『恋がかぶった!?放送部』から登場。中学1年生で2学期から放送部に入部。部長である流に片思いしている[注釈 1]アニメが大好きで、将来の夢は声優になること。
宮下知花(みやした ちか)
陽菜のクラスメイトで、小学校時代からの親友。新聞部所属。おしゃべりが好きで情報通。
影山大輔(かげやま だいすけ)
陽菜のクラスの担任で、放送部の顧問。トレードマークは紫色のジャージ

ラインナップ

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  • この声とどけ! 恋がはじまる放送室☆(2018年4月27日)ISBN 978-4-08-321432-5
  • この声とどけ! 放送部にひびく不協和音!?(2018年9月21日)ISBN 978-4-08-321459-2
  • この声とどけ! 恋がもつれる夏まつり!?(2019年2月22日)ISBN 978-4-08-321488-2
  • この声とどけ! 恋がかぶった放送部!?(2019年6月28日)ISBN 978-4-08-321510-0
  • この声とどけ! 恋がかなった!?クリスマス☆(2019年11月22日)ISBN 978-4-08-321539-1

関連項目

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陽菜たちが所属している放送部がお昼の校内放送のオープニングで使用している。元はスコット・ジョプリン作曲のラグタイムで、後にマーヴィン・ハムリッシュのバージョンが映画『スティング[注釈 2]のテーマ曲に使用したことで知られる。

脚注

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注釈

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  1. ^ のちに『恋がかなった!?クリスマス☆』第6章「つきあってないよ」で流に告白するも、断られる(陽菜は沙夜に対して感情を爆発させるが、沙夜から真実を告げられ、自分の勘違いであることに気づき、謝罪した)。陽菜は月見坂商店街のクリスマスツリー点灯式前日に流に告白し、「返事はいらない」と言ってその場を去るが(『恋がかなった!?クリスマス☆』第9章「告白したい」)、翌日の点灯式終了後に流が陽菜に告白して恋人として付き合うことになった(『恋がかなった!?クリスマス☆』第11章「うれしかった」)。
  2. ^ 1973年公開。監督・ジョージ・ロイ・ヒル。主演・ポール・ニューマンロバート・レッドフォード第46回アカデミー賞作品賞をはじめとする主要7部門を受賞。

外部リンク

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