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超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!

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ケロロ軍曹 (アニメ) > 超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!
超劇場版ケロロ軍曹2
深海のプリンセスであります!
監督 山口晋
脚本 横谷昌宏
製作 テレビ東京NASサンライズ
製作総指揮 佐藤順一(総監督)
出演者 渡辺久美子
川上とも子
斎藤千和
小桜エツ子
中田譲治
子安武人
草尾毅
平松晶子
石田彰
池澤春菜
能登麻美子
広橋涼
桑島法子
辻希美
音楽 鈴木さえ子
主題歌 その手をつないで
編集 板部浩章
配給 角川映画
公開 2007年3月17日
上映時間 約78分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 4.8億円[1]
前作 超劇場版ケロロ軍曹
次作 超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ天空大決戦であります!
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超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』(ちょーげきじょうばんケロロぐんそうツー しんかいのプリンセスであります!)は、日本アニメーション映画2007年3月17日に公開された、劇場版『ケロロ軍曹』の第2弾作品。上映時間は約78分。同時上映は『ちびケロ ケロボールの秘密!?』。

なお、前売り券として「秋葉原エンタまつり」期間中(2006年10月21日-10月29日)に、秋葉原にて「クルルカレー」(甘口1種類レトルトの2袋入り)つき特別限定鑑賞券が販売された。

2007年9月28日にDVDが2枚組で通常版・豪華版の2バージョンを発売。2008年3月9日にテレビ東京系列で、同年3月20日BSジャパンで初めてテレビ公開された(エンディングのスタッフクレジットは主要声優のみ)。

ストーリー

ある夏の日、桃華はある海域で見つかった不思議な生物を持って冬樹たちの家に遊びに来ていた。そして桃華は、冬樹をその生物が見つかった海域に招待する。が、その話を盗み聞きしていたケロロが、「バカンスバカンス」と大騒ぎし、小隊のみんなや日向家にいた人々にばらしてしまう。「冬樹と二人きり」という思惑が外れ内心穏やかではない桃華だったが、作り笑顔を浮かべつつしぶしぶ皆を招待する。その海域では、巨大な生物が発見されるも何者かにより一瞬にして消滅するという事件が発生していた。桃華の持ってきた謎の生物と関係があるのだろうか?

登場人物

劇場版のみの登場人物

メール
声 - 桑島法子
マロン星の王子で、頭に大きなツノが生えている。無邪気で子どもっぽく、寂しがりやな性格である。自分がマロン人だと知らず、マロン人の侵略法であるプリンセスを迎えて、その星を水で沈める儀式を行なおうとする。
ケロロ達と戦う内にメアボールの力で暴走、巨大化してしまうが、ケロロ達の活躍によって正気に戻り、マロン人の残した宇宙船でマールと共にマロン星へと旅立った。
マール
声 - 辻希美
メールの従者。ノースリーブのワンピースのようなものを着ている。メールが言いたいことを先に説明したりして彼に怒られるとすぐに謝ってしまう。メールと同じく、当初は自分がマロン人だと知らなかった。
メールを救うために命を賭けて、メールからメアボールを離そうとするなど、メールのことをとても大切に思っている。最後に夏美からティアラを受け取り、メールのプリンセスとしてマロン星へ旅立った。
キルル(南太平洋)
声 - 藤田圭宣
南太平洋にて出現したキルル。1作目のキルルとは別個体で、メールとマールによって倒された(超劇場版3で夏美が2体目のキルルはメールとマールが倒したと言っていた)。
サメ型ナイトメア
声 - 相澤伸郎テレビ愛知アナウンサー
メールがメアボールで作ったナイトメアの主要格の一人。
シャチ型ナイトメア
声 - 大藤晋司テレビ北海道アナウンサー)
メールがメアボールで作ったナイトメアの主要格の一人。
メイド型ナイトメア
声 - 中島有香テレビせとうちアナウンサー)
メールがメアボールで作ったナイトメア。夏美の食後の皿を片づけていた。
探査用ナイトメア
メールがメアボールで作ったナイトメア。キルルに攻撃された船の人が見つけて夏美を発見した。
カニ型ナイトメア
メールがメアボールで作ったナイトメア。夏美をさらっていった。口から地面をえぐるほどの勢いの熱湯を出す。
イカ型ナイトメア
メールがメアボールで作ったナイトメア。長い腕を伸ばしてのようにして攻撃する。
ヤドカリ型ナイトメア
メールがメアボールで作ったナイトメア。針がミサイルになっている。
ヒトデ型ナイトメア
メールがメアボールで作ったナイトメア。目からビームを出す。ヒトデ型手裏剣を飛ばす事もできる。
オペレーター
声 - 松丸友紀テレビ東京アナウンサー)、藁谷麻美(当時テレビ大阪アナウンサー)、 立花麻理TVQ九州放送アナウンサー)
西澤グループ所有の空母の三人のオペレーター。演じている三人の名字となっている。
貨物船の船員
声 - 杉崎亮(船長) / 小伏伸之峰健一(船員)
南太平洋にてキルルによって襲われそうになる。
レイ、ユウカ、ハルカ
声 - 岡本玲(レイ)(新潮社ニコラ)、読者参加(ユウカ、ハルカ)
冒頭部分で一緒に歩いている三人組。

用語

マロンスター
ガマ星雲に存在する惑星の一つ。第58番惑星のケロンスターとはお隣さん。アニメ版155話Bパート冒頭にも、クロスワードのキーワードとして登場。
マロン人
マロンスターの原住民。ケロン人同様の「侵略型宇宙人」であるらしいが、だいぶ前(劇中表現)に侵略行為を停止している。クルル曰く、侵略活動を行っていた当時、小隊単位が何らかの事情により本体と別れ、地球の海底へと住みついたのではないかとの事。理由は不明。ケロン人の兵器であるケロボールに外見が酷似した、メアボールという兵器を持っている。メアボールは、何もない所から物を生み出したり(食べ物や服、ナイトメアと呼ばれる従者はおろか、夏美の過去の記憶を読んで町を丸ごと作る事すら可能)、キルルを1撃で倒すほどの威力の持つビームを発射する事ができるなど、ケロボールよりも高性能のようだ。
メール・マールが明確な物心がついた段階で他に誰もおらず、機材が破損していた為に過去に関する大部分のデータが呼び出せなかったので、自分たちがマロン人だとは知らなかった。マロン人の侵略行為が原住民からプリンセスを選ぶというプロセスを必要とする事から、メールは侵略兵器を兼ねた実働隊員、マールはその護衛というのが元々の役割であるのだろうが、多くのデータが破損紛失している為現在の関係となっている。

スタッフ

  • 原作:吉崎観音角川書店月刊少年エース」連載)
  • エグゼクティブプロデューサー:角川歴彦吉井孝幸
  • 企画:井上伸一郎宮河恭夫
  • 制作統括:安田猛尾崎雅之
  • 脚本:横谷昌宏
  • 絵コンテ・演出:山口晋
  • キャラクターデザイン・総作画監督:追崎史敏
  • メカデザイン:今石進(シングポート)
  • 作画監督:糸島雅彦中山初絵満仲勧小池智史竹知仁美浦上貴之
  • メカ作画監督:仲盛文
  • 動画チェック:丸山収 (Wish)
  • 動画チェック補佐:敷田エリ、鈴木泰子、石井康雄
  • 色彩設計:中里智恵
  • 色指定・検査:金月梨香 (Wish)
  • 動画・仕上管理:石川直樹、楢崎義隆、佐々木尚子 (Wish)
  • 美術監督:田尻健一
  • 美術ポート補佐:下元智子(スタジオWHO)、吉川洋史、田山修(旭プロダクション
  • 撮影監督:福士享
  • 特殊効果:垣田由紀子
  • モニターグラフィックス:金珍煕
  • 編集:板部浩章
  • 編集助手:高橋歩、平井健一
  • 編集スタジオ:JAY FILM
  • ラインテスト:R.I.C、MSJ武蔵野製作所、スタジオキャッツ、T2studio
  • HD編集:SONY PCL
  • 営業:瀬崎琢己
  • 技術:藤森康平、竹村知己、高木磨
  • 音響監督:鶴岡陽太
  • 音響効果:蔭山満(フィズサウンドクリエイション
  • 録音:椎原操志
  • 録音助手:五十嵐恵美、砂場舞、森本桂一郎、岩名路彦
  • 選曲:佐野恭野
  • 光学リーレコ:上田太士
  • 音響制作担当:杉山好美
  • 録音スタジオ:スタジオごんぐ、東京テレビセンター
  • 音響制作:楽音舎
  • ドルビーフィルム・コンサルタント:河東努、森幹生
  • デジタル光学録音:西尾昇
  • 音楽:鈴木さえ子
  • 音楽補:掛川陽介本澤尚之 (TOMISIRO)
  • 音楽プロデューサー:福田正夫(ビクターエンタテインメント)、吉田隆(ウェルコミューン)、木村唯人(ソニー・ミュージックエンタテインメント)、眞野昇(サンライズ音楽出版)
  • 音楽制作協力:ビクターエンタテインメント、ウェルコミューン、アミューズ、サンライズ音楽出版
  • 音楽協力:テレビ東京ミュージック、サンライズ音楽出版
  • フィルム:富士フイルム
  • デジタル&フィルムラボ:IMAGICA
  • IMAGICAレコーダー〜realtime〜タイミング:平林弘明、大場弥生
  • テクニカルコーディネート:山下哲司
  • HDリアルタイムレコーディング:稲垣知康、竹内望
  • ラボ・コーディネート:志村由布子
  • 宣伝プロデューサー:峰岸美加
  • 宣伝広告:永崎朋子
  • タイトルロゴ:岩瀬雅亮、柳家志有(コズフィッシュ)、海野大輔
  • 特報・予告:ガルエンタープライズ
  • プロモート:望月克己
  • 広報:篠原洋美、富田民幸
  • プロモーション協力:玉土晃、鷲山裕人、杉本潤子(角川メディアハウス)、田所茂、横沢隆(角川グループパブリッシング)
  • 「超劇場版ケロロ軍曹2」製作委員会
    • 山下直久、菊池剛(角川書店)
    • 江川信也、荻野知仁、菅野陽介、岡田信之(角川映画)
    • 内田健二富岡秀行、阿久津理恵(サンライズ)
    • 岩田圭介、白石誠、井口晴之、安井美紀子(テレビ東京)
    • 松下洋子、生田英隆、波多野淳一 (NAS)
    • 角川アニメファンド
  • TVリレーションシップス:山川典夫(テレビ東京)、実松照晃 (NAS)
  • 制作進行:木村大、榊原智康
  • 制作補佐:向井正浩、古田丈司、石塚真吾
  • 制作助手:香西千草
  • 設定制作:轟大河
  • 制作デスク:富川清晴
  • ラインプロデューサー:田村一彦
  • プロデューサー:渡辺啓之、大橋千恵雄
  • アニメーション制作:サンライズ
  • 製作:角川歴彦、吉井孝幸、井上泰一、橋荘一郎、永井秀之
  • 監督:山口晋
  • 総監督:佐藤順一

主題歌・挿入歌

草案 及び 漫画版

この映画は第1弾同様、原作者吉崎観音が半分原案を担当している。このことは原作者本人が自身のホームページで語っており、豪華版DVDの特典「深海のプリンセス 公式ガイドブック」でその一部を見ることが出来る。また、コミックス20巻にはこの原案を元とした『第百六拾四話 長編・深海の迷子たち』が全話収録されている[2]。原作(劇場版)との違いは以下の通り。

  • 冒頭でキルルが出現した海域に通称として「“Devil's Sea”(デビルズ・シー)」が表記されている。
  • メールらは己がマロン人という事を理解していた。
  • メールの性格や口調が、劇場版に比べると若干大人びたものになっている。
  • メールが変身するのが、サブローではなく幼い頃の冬樹[3]
  • 幼い頃にデパートで迷子になったのは夏美ではなく冬樹。その際に、同じく迷子になっていたメールと出会っていたという事が物語の終盤で判明する。
  • 夏美のプリンセスのドレスはメールが玩具のお礼としてメアボールで作り出したものだが、漫画版ではマールが仕立てた物になっている。
  • キルル(南太平洋)関連
    • 南太平洋に出現した理由が異なっている。また、漫画版ではこのキルルはメールらに倒されず、後に彼らに力を利用される。
    • 劇場版には登場しなかったキルルのOS・ミロロが登場。前後作に登場したキルルのOSであるミララやミルルに似たデザインとなっている。
  • メールたちの根拠地として、沈没後未だ発見されていない大日本帝国海軍の空母信濃が登場する。
  • 西澤ピーチグループの保有する空母に、「桃華」という艦名が与えられている[4]

補足

  • 映画公開に先駆けてノベライズ版が発売されている。
  • この映画の主題歌を担当している渡辺美里が2007年3月にフジテレビの『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに出演した際、タモリにケロロの玩具をお土産として渡していた。また、「いいとも侵略であります! ケロロ軍曹」と書かれたメッセージが花輪とともに置かれていた。
  • TXN各局のアナウンサーが1人ずつ特別出演しているが、そのうち当時テレビ大阪契約アナウンサーだった藁谷は元声優であり(引退後、テレビユー福島契約アナウンサー、テレビ大阪契約アナウンサーを経て、現在はフリー)、久しぶりのアニメ出演となった。

ちびケロ ケロボールの秘密!?

ちびケロ ケロボールの秘密!?』(ちびケロ ケロボールのひみつ!?)は、2007年3月17日に公開された、劇場版ケロロ軍曹の作品。フル3D-CGで制作されている。上映時間は約16分。『超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』と同時上映された。

ストーリー

ちびケロ達3人の秘密基地にちびプルルを誘って、ちびギロが持ってきた兄・ガルルのケロボールで奮闘するストーリー。「一生分のカレーがほしい」と言って願いが叶ったクルルは最後の最後で…!?

登場人物

シュペペ
声 - 読者参加
ちびクルルの年上の友達。薄い群青色の体色に青い帽子。青いヘッドフォンをつけている。
鼻に絆創膏を貼っており、額と腹部のマークも同じ。
アニメ第228話においてシペペという外見が同じキャラが出ているが、関連性は不明。アニメでのセリフはなし。
リノノ
声 - 読者参加
ちびクルルの年上の友達。薄いオレンジ色の体色にピンクの帽子。
赤いリボンをつけており、額と腹部のマークも同じ。
アニメ第197話にて遠足のバスでプルルの前の席に座っているリノノが描かれている為、ケロロ達の同級生である事が発覚。アニメでの台詞はなし。
教官パネル
声 - 中田譲治
ケロボール内「訓練シミュレーション」の制御装置。
ガルル・ギロロ兄弟の父に良く似たケロン人のパネル。
デスゥボール
声 - 小桜エツ子
ケロボールの制御装置の一種。嫉妬した様な声をするタママ二等兵に似たボールで、最後には強烈な集団になる。

スタッフ

  • 原作:吉崎観音
  • 監督・脚本・絵コンテ・演出:近藤信宏
  • 総監督:佐藤順一
  • キャラクターデザイン:追崎史敏
  • メカデザイン:今石進(シングポート)

主題歌

脚注

  1. ^ 「2007年 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報2008年平成20年)2月下旬号、キネマ旬報社、2008年、164頁。 
  2. ^ 「怪獣と楽園」・「空母と海螢」・「深海と王子」・「初夜と籠城」・「舞台と衣装」・「起動と鼓動」・「深海の迷子達」の全7話構成。
  3. ^ これによるものかは不明だが、メール役の桑島法子は、後に川上とも子の代役として日向冬樹役を演じている。
  4. ^ 作中の描写からニミッツ級航空母艦を上回る巨艦であることが確認できる。

関連項目