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ハゼドン

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ハゼドン
アニメ
監督 崎枕
キャラクターデザイン 岡田敏靖
音楽 筒井広志
アニメーション制作 サンライズスタジオ
和光プロダクション
製作 創映社フジテレビ
放送局 フジテレビ
放送期間 1972年10月5日 - 1973年3月29日
話数 全26回(総話数52話)
テンプレート - ノート

ハゼドン』は、1972年(昭和47年)10月5日から1973年(昭和48年)3月29日までフジテレビ系で全26回(総話数52話)が放送されたテレビアニメサンライズスタジオの第一号作品。または、同作の主人公であるハゼの男の子の名称。

ストーリー

決してカッコイイとはいえないハゼの子であるハゼドン(小学3年生の男の子という設定[1])は、母が死に際に言い残した「世界一強い魚になって、南の国へ行くんだよ」との約束を果たすため、人魚のシーランとフグのプーヤンと一緒に冒険の旅に出る。

形見の貝殻のペンダントは、ハゼドンが世界一強い魚になったときに開くことになっているが、中にどんな秘密が隠されているかは誰も知らない。

ハゼドンは擬人化されており、尾びれで歩く描写がある。その一方で他の魚が泳ぐ描写もある[1]。海の中が舞台ではあるが、川が流れている場面もみられる。

キャスト

スタッフ

  • 企画・原作:ビデオ・クリエイト
  • 原案:矢倉沢始
  • 原画:河島治之
  • コーディネーター:篠原通男
  • チーフ・ディレクター:崎枕(第1 - 10回) → 池野文雄(第11 - 最終回)
  • 設定担当:丸山正雄
  • 音楽:筒井広志
  • キャラクターデザイン:岡田敏靖
  • 作画監督:宇田川一彦
  • 美術監督:半藤克美
  • 撮影監督:高橋澄夫、北川嵩
  • 音響監督:佐藤敏夫
  • 制作担当:岸本吉功、広岡修
  • 原画:富永貞義金沢比呂司
  • 背景:スタジオユニ
  • 編集:鶴渕友彰
  • 演出助手:徳丸正夫
  • 制作協力:サンライズスタジオ、和光プロダクション
  • 制作:創映社フジテレビ

主題歌

「ぼくはハゼドン」
作詞 - ほしのたかし / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - 筒井広志 / 歌 - 水森亜土
「ハゼドン音頭」
作詞 - 矢倉沢始 / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - 筒井広志 / 歌 - 和泉常寛コロムビアゆりかご会
OP、EDの変更
OP、ED共に「ぼくはハゼドン」→OP「ぼくはハゼドン」、ED「ハゼドン音頭」→OP、ED共に「ハゼドン音頭」→OP「ハゼドン音頭」、ED「ぼくはハゼドン」

各話リスト

放送日 話数 サブタイトル 脚本 コンテ
1972年
10月5日
1 1 ハゼドンがやってきた 山崎晴哉 崎枕
2 強いぞ世界一 鈴木よしたけ 出崎哲
10月12日 2 3 夢見るシーラン まつしまとしあき 池野文雄
4 タミイちゃんの幸せ 鈴木よしたけ 森下圭介
10月19日 3 5 てんやわんやの美人コンテスト まつしまとしあき 奏泉寺博
6 カニの床屋は大騒ぎ 九十英夫 樋口雅一
10月26日 4 7 イワシのコソドロさん まつしまとしあき 井草勲
8 みんなのデッカイ贈り物 九十英夫 田無渉
11月2日 5 9 たたかえハゼドン! まつしまとしあき 池野丈雄
10 ムツゴローのプロポーズ 濠喜人 富野喜幸
11月9日 6 11 初恋バンザイ! 鈴木よしたけ 池野文雄
12 ああ、まぶたのおっかさん 九十英夫 前田あきら
11月16日 7 13 黒い花をさがせ! 池野文雄
14 シーランのファションショー 山崎晴哉 秦泉寺博
11月23日 8 15 ひびけかたみの横笛 池野文雄
16 怪盗サバランコ 九十英夫 前田あきら
11月30日 9 17 ああ! はるかなる西部 鈴木よしたけ 井草薫
18 でたらめ天才画家 山崎晴哉 秦泉寺博
12月7日 10 19 がらくたアンゴラコン 富野喜幸
20 ジンベイさんはアッカンベー 柴山達雄 相模勲
12月14日 11 21 いらっしゃいませオバケくん 濠喜人 井草勲
22 サーカス坊や今日は! まつしまとしあき
12月21日 12 23 クジラゴンはどっこいしょ 多地暎一 樋口雅一
24 もてもてペンダント 松元力 布川郁司
12月28日 13 25 ゆかいな大追跡 まつしまとしあき 秦泉寺博
26 進め! ビックリバス 秋山正 相模勲
1973年
1月4日
14 27 お年玉は初夢 山崎晴哉 富野喜幸
28 おやおやジャンボハゼドン 秋山正 前田あきら
1月11日 15 29 あっぱれハゼドン捕物帖 松元力 勝田累
30 ちゃっかり花嫁さん 鈴木よしたけ 富野喜幸
1月18日 16 31 ハゼドンは大スター 星山博之 前田あきら
32 謎の巡礼おばあさん 松元力 池野文雄
1月25日 17 33 男ハゼドンはつらいよ 勝田累
34 友情だよ! ハゼドン 馬嶋満 秦泉寺博
2月1日 18 35 あばれら坊追放大作戦 秋山正 沢村研二郎
36 アンコラゴンは大社長 鈴木よしたけ 相模勲
2月8日 19 37 燃えるハゼドン世界一 松元力 樋口雅一
38 キャプテントットの宝 山崎晴哉 勝田累
2月15日 20 39 ライバルはホウボウ二世 前田あきら
40 結婚はこわいな 秋山正 秦泉寺博
2月22日 21 41 ハゼドンは世界一のパパ 鈴木よしたけ 樋口雅一
42 スズキントキをやっつけろ! 山崎晴哉 勝田累
3月1日 22 43 さらば! ポカの町 田原伸二 沢村研二郎
44 ホタルイカの天使 鈴木よしたけ 富野喜幸
3月8日 23 45 命のペンダント 松元力 勝田累
46 ハゼドン空をとぶ 九十英夫 相模勲
3月15日 24 47 ハゼドンの横笛剣法 秦泉寺博
48 流れ星を追え! 松元力 三池次郎
3月22日 25 49 ハゼドンは名医さん 秋山正 沢村研二郎
50 ハゼドンは旅役者 田原伸二 樋口雅一
3月29日 26 51 - 52 レッツ・ゴー ハゼドン(前後編) 松元力 棚橋一徳
沢村研二郎

放送局

補足

本番組は、万創を始めとする複数社提供だったが、番組終了後のヒッチハイクは、牛乳石鹸共進社が担当した。牛乳石鹸共進社は、次番組『ロボット刑事』のヒッチハイクも担当している。

スタッフには、創映社と同じく虫プロダクションから独立したマッドハウス出崎統丸山正雄らが参加している[19]。しかし、出崎は作風が自身に合わないとして1クールで降板した[19]

漫画版

テレビマガジン』(講談社)にはアニメの放送前から板井れんたろう作画で[20]連載されていた。 『たのしい幼稚園』(講談社)1972年11月号から1973年4月号にかけて、同じく板井れんたろう作画で連載された。また『おともだち』(同)1972年11月号から1973年4月号にかけて記事が掲載されていた他、『○年の科学』(学習研究社)にはハゼドンたちの人形を用いたジオラマ写真による絵物語が掲載されていた。

ビデオソフト

1990年代VAPから「ファースト・ファイナルシリーズ」として第1回と最終回を収録したVHSソフトが発売された。

脚注

  1. ^ a b 読売新聞』1972年10月28日付朝刊、23頁。
  2. ^ 北海道新聞』(縮刷版) 1973年(昭和48年)3月、テレビ欄。
  3. ^ 河北新報』1973年4月3日 - 9月25日付朝刊、テレビ欄。
  4. ^ a b 『河北新報』1972年10月5日 - 1973年3月29日付朝刊、テレビ欄。
  5. ^ 『河北新報』1972年10月12日 - 1973年4月5日付朝刊、テレビ欄。
  6. ^ 福島民報』1982年4月3日 - 9月25日、1983年1月13日 - 2月11日付朝刊、テレビ欄。
  7. ^ 「全国放映リスト」『アニメージュ』1980年2月号、徳間書店、116頁。 
  8. ^ 信濃毎日新聞』1973年2月テレビ欄。
  9. ^ 静岡新聞』1973年2月テレビ欄。
  10. ^ a b c 『北國新聞』1972年10月5日付朝刊、テレビ欄。
  11. ^ 中日新聞』1973年2月テレビ欄。
  12. ^ 山陰中央新報』1973年2月テレビ欄。
  13. ^ a b 山陽新聞』1973年2月テレビ欄。
  14. ^ 中国新聞』1973年2月各日夕刊テレビ欄。
  15. ^ 愛媛新聞』1973年2月テレビ欄。
  16. ^ 高知新聞』1973年2月テレビ欄。
  17. ^ a b 熊本日日新聞』1973年2月テレビ欄。
  18. ^ 沖縄タイムス』1973年2月テレビ欄。
  19. ^ a b 吉田豪インタビュー 巨匠ハンター 9回戦 丸山正雄」『キャラクターランドSPECIAL ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』徳間書店〈HYPER MOOK〉、2017年2月5日、pp.93-97頁。ISBN 978-4-19-730144-7 
  20. ^ 1973 テレビマガジン2月号 連載漫画”. Zのいろいろ集めました. 2023年4月24日閲覧。
フジテレビ 木曜19時台前半枠
【当番組でアニメ一旦休止】
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ロボット刑事
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